モールを運営するブルックフィールド・プロパティーズが、ブルックフィールド・アセットマネジメントに65億ドルでバイアウトされることで合意しました。
アセットマネジメントはブルックフィールドグループが所有する、不動産、インフラ、債権といった資産をマネジメントする上場企業です。
目的はREITでなくなること、"de-REIT"と表現されています。
REITは一定条件を満たすと配当利益の損金算入が認められるかわりに、キャピタルゲインを除く課税所得の95%を配当するという、特殊な金融スキームを持った事業体です。
非REIT化する理由はこのスキームだと改装費用といった目的に十分な資金を割り当てづらくなってきていることにあるそうで、要するに収益が悪化している環境で配当を優先すると将来への投資がしづらい、ということのようですね。
このトレンドは今にはじまったことではなく、ブルックフィールドが非REITになったことで、残りはサイモンのみになったと記されています。
モール業界が大きな曲がり角に来ているという分かりやすい事例ではないでしょうか。
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