インディアナ州とオハイオ州にSM119店舗、コンビニエンスストア160店舗を持つマーシュ・スーパーマットという企業があります。いわゆるリージョナルチェーンで、公開企業です。
この企業が11月29日の決算発表で、第3四半期に340万ドル赤字に転落することを明らかにしました。
既存店と新店の不振と、販売管理費の上昇を直接的な理由としているのですが、新旧店舗が不振で経費が上がったら、業績は悪化するに決まってますね(笑)
'株主価値の向上のために、企業売却も含めた戦略的オルタナティブを模索する'とし、そのためにメリルリンチをすでに雇った模様です。
米国のSMは、こちらの業界用語で言うところのバリュー型(つまり低格志向)かスペシャリティ/グルメ型は好調ですが、これも業界用語のメインストリーム型(つまり普通のSM)は、ウォルマートとの競合に苦しむという図式がここ数年のトレンド。
つまり真ん中はどんどん淘汰されて言っている現状で、ウィンディキシーの倒産(チャプター11申請)や、A&Pの苦戦もすべてその流れの中にあります。
マーシュの赤字も同じ文脈で説明できるわけで、ああここにも敗退しつつある企業がいたのか、というのが率直な感想です。
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