2014年9月29日
[ウォルマート] 取締役にインスタグラム創業CEOを指名

ウォルマートがインスタグラムの創業者で現CEOのケビン・シストロムを外部取締役として迎えると発表しました。
シストロムは30才のエンジニアで、2010年にインスタグラムを創業、2012年に社員13人の時点でFacebookに10億ドルで企業を売却した人物です。
ウォルマートにとっては15人目の取締役で、テクノロジー・Eコマース担当委員会に加わるとのこと。

2012年に当時グーグルのバイスプレジデントだったマリッサ・マイヤーを外部取締役としてノミネートして驚かせましたが、当時マイヤーは36才、今回のシストロムは30才ですから、さらに若い。
しかもFacebookのザッカーバーグではなくて、買収された方のシストロムを選んだ点に、衝撃を受けました。

日本の大手企業の取締役はシニア集団になりがちですからねえ。
世界最大の小売企業が外部取締役として30才のエンジニアを選んだという点に我々は何事かを感じなければならないでしょう。

鈴木敏仁 (03:10)


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2014年9月21日
[ホームデポ] カード情報の漏洩、被害総額は6,200万ドル

クレジットカード情報がハックされたことが明らかになったホームデポですが、詳細が発表されました。
盗まれていた期間は5ヶ月間、枚数で5600万枚、捜査や訴訟など諸々の総コストがトータルで6,200万ドル、そのうち2,700万ドルが保険で相殺されるので、実質被害は3,500万ドルになるとのことです。

実際にカードが使われて、その被害がどのぐらいなのか、といった詳細は分かりません、

資料によると、ターゲットのハックが判明してからセキュリティ強化にすでに動いていたのですが、大企業のせいで動きが緩慢で、間に合わなかったというのが真相のようです。

日本円にすると被害総額は60億円以上、アメリカの小売企業は規模が大きいので、被害額も相対的に大きくなりますね。

鈴木敏仁 (04:34)


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2014年9月17日
ダラスにて

ダラスで視察研修のコーディネート中です。
現時点で正味2日ほどを経過しましたが、クローガー、HEBと、いつも定点観測している2店が改装していました。
偶然にも双方ともに横に拡大する改装。

クローガーはダラス強化戦略を打ち出していて改装はその一環、いっぽうのHEBはダラス市内に出ると噂されている中での郊外店舗の改装。

市場はダイナミックに動いています。

鈴木敏仁 (05:06)


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2014年9月15日
[アマゾン] 食品の宅配で米国郵便公社と実験開始

アマゾンが食品の宅配で米国郵便公社(USPS)を利用する実験を開始しました。
場所はサンフランシスコ、8月に開始し、期間は2ヶ月と書いてあるので今月末には終えるということになりますね。

アマゾンは食品分野では自社宅配をやっているんですが、これをどうするのか。
ひょっとすると人口が密集していない地域ではUSPSを利用するというように、自社と使い分けることを考えているのかもしれません。
とすると、今回もし成功するとカバーする地域が一気に拡大する可能性があるわけです。

資料によると、アマゾンの宅配業者使用比率は、USPS:35%、UPS:30%、FedEx:17%、ローカル業者:18%と見積もられていて、USPSはアマゾン最大のキャリアだそうです。

鈴木敏仁 (05:16)


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2014年9月12日
アップルペイとMCXの競合

アップルがNFCを使った決済システムを導入しました。
iBeaconsで覇権を狙っているものとばかり思っていたので、NFCへの転換はけっこう意外感が強いです。
なぜなのか、これからiBeaconsを決済に使うことはあるのかどうか、またまたいろいろ知りたいことが出てきました。

グーグルがグーグルウォレットでNFC決済をすでに導入していますが、まったく普及していません。
失敗と言ってよろしいかと。
一方アップルは、下馬評は行くんではないかと言われてますが、どうなんでしょうね。

ネットの記事である記者がこういうのは普及しないと言い切っていて、日本で非接触型の使い勝手の良さを知っている自分としては、知らないとこうなるんだなあと面白かったのですが、保守的な人たちにはまずは無理なんだろうなと思います。
若いミレニアルズ世代がガンガン使い始めて、それから一般に普及していくんでしょうね。

ところで、アメリカの小売業界は、独自のモバイル決済システムの開発に取り組んでいて、そろそろ稼働させるようです。
名称はMCX(Merchant Customer Exchange)、アプリでQRコードを表示し、POSレジ対応で決済するシステムです。
ポイントは一般的なクレジットカードを連動させない点で、銀行に取られる高い手数料を外してしまうことが裏の目的なんでしょうね。
ウォルマート、CVS、コールズ、ライトエイド、シアーズ、ベストバイ、ベッドバス&ビヨンド等々、相当数の小売企業が参加しています。

一方のアップルペイは、メイシーズ、ブルーミングデール、サブウェイ、ウォルグリーン、ホールフーズが参加を表明。

どうやらアメリカの次世代型モバイル決済システムは、アップルペイ 対 MCX 、という図式になってきたようです。

<追記>
来週より12月前半まで断続的に出張が続くのでエントリーが途切れがちになりますが、ご容赦くださいませ。

鈴木敏仁 (12:23)


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2014年9月10日
[ホームデポ] 過去最大のデータ漏洩か?

ホームデポが月曜日にデータ漏洩を認めました。
先週に報じられた時点では可能性の段階だったのですが、捜査の結果ハッキングされたことが確認されたとのこと。
ターゲットと同じマルウェアが仕込まれていたようですね。

いまだ調査中なのと、ターゲットと同様に最終結果が出るまでは時間がかかることと思うのですが、事情に詳しいニュースソースからの情報として報じられているのは、盗まれたカード番号の数は6,000万枚に上る可能性があって、ターゲットの4,000万枚を超えるそう。
つまり過去最大級となるかもしれないということです。

アメリカの決済システムは過去の遺物レベルであり、セキュリティが脆弱なことは明かなのですが、前回書いたようにアメリカが狙われているということも背景にあるようですね。

アップルが新型iPhoneで決済システムを導入しましたが、今が時期だと読んだのでしょう。
ホールフーズ、ターゲット、ウォルグリーンなど、新たな決済デバイスをの導入をアップルの発表と同じ日に宣言する大手企業が少なくないのも、いまだからだろうと思います。
これが数年前だと、コスト高なデバイスをクレジットカード企業や小売が積極的に導入したかどうか。

NFCを使ったグーグル・ウォレットがなかなか普及しないでいますが、時宜を得たアップルが普及させてしまうような気がしています。

鈴木敏仁 (01:00)


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2014年9月 8日
[ファミリーダラー] ダラーゼネラルの提案をふたたび拒否

先週ダラーゼネラルがファミリーダラーに対して再度の買収提案をしましたが、金曜日にファミリーダラーが再び拒否の回答をしました。

けっきょく何が問題かというと、FTCが許可するのかどうか、許可するとしてどのぐらいの店舗売却が発生するか、の2点です。
ファミリーダラーの取締役会はダラーゼネラルの提案では不十分と判断しているわけです。

ダラーゼネラルは次のステップを検討中としています。
提案する相手を株主にするとも言っていて、最終的には敵対的な買収へと移ってゆく可能性もあります。
まあそれだけ、ファミリーダラとダラーツリーの統合はダラーゼネラルに影響を及ぼすということなんですね。
長期化するかもしれません。

ところでウォルマートがエクスプレスという名称をやめてネイバーフッドマーケットに統一するという話が出ています。
真偽を確認したいんですが、いまのところはっきり分からない。
いまチェーンストアエイジ誌に記事を書いている最中で、書いている最中のこういうニュースが一番困るんです・・・

鈴木敏仁 (11:05)


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2014年9月 5日
[CVSケアマーク] 社名をCVSヘルスに変更

CVSケアマークがCVSヘルスへと社名を変更することを発表しました。
10月までに販売を中止すると言っていたタバコも、全店からの撤去が前倒しして終了したことも合わせて発表しました。

意図的に合わせたんでしょうね。
ヘルシーなイメージをアピールしようというわけです。
CVSの意図は、なんでも売ってる便利なお店から、ヘルスケアプロバイダー的なイメージへと転換することにあります。

一方、CVSに追随してタバコ販売をやめる企業は現れていません。

ウォルグリーンは禁煙プログラムとロイヤルティプログラムを連動させるみたいですね。
タバコを撤去したところで別の場所で買われるだけだから、禁煙プログラムの導入の方が現実的だ、という主張です。

鈴木敏仁 (02:38)


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2014年9月 3日
[ホームデポ] データ漏洩の可能性で捜査中

ホームデポがデータ漏洩の可能性があり捜査中であることを明かにしました。
いまのところまだ盗まれたことが確定したわけではなく、はっきりしたら再発表するとしています。

ターゲット以来、小売企業に限らずハックされる企業が増えているのですが、ロシアを中心とした東ヨーロッパのハッカーが攻撃を仕掛けていて、アメリカに対する報復の一環なのではないかと言われてますね。

それと小売業界のセキュリティに対する投資額の低さを指摘する声もあります。IT予算の4%が業界の平均投資額なのに対して、金融業界5.5%、ヘルスケア業界5.6%と、他業界と比較すると数値が低いそう。
一般消費者が関係する取り扱いデータ量が多いことを考えると、甘いと言われても仕方ないでしょう。

まあしかし、"またか"感が否めませんね、これ。

鈴木敏仁 (12:58)


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2014年9月 2日
[ダラーゼネラル] ファミリーダラー買収提案額を引き上げ

ダラーゼネラルがファミリーダラーに提案していた買収額を引き上げました。
ひと株当たり80ドルで総額は91億ドル、当初は90億ドル(ひと株当たり78.50ドル)だったので1億ドルの値上げですね。
また独禁法に抵触しないよう売却する予定店舗数を700から1,500店舗に引き上げ、万が一買収が認められなかった場合は5億ドルの違約金を支払うという付帯条項もつけてます。
もし拒否された場合は敵対的な買収へと切り替える可能性もあるという警告付きなので、ダラーゼネラルはかなり本気ですね。

ファミリーダラーは、修正提案を検討するが、現段階ではダラーツリーからの買収提案を受けるという決定を変えていない、としています。

この件はさておき。

まったく別の資料なのですが、"ファミリーダラーの買収に動かないウォルマートに多くの投資家が驚いた"、という文言があって、ああおもしろいなあと。
買収しない理由の一つとして、ファミリーダラーの規模がウォルマートにとっては小さいからだ、というのがありました。
ファミリーダラーの年商は100億ドルを超えてますが、それでもウォルマートにとっては戦略的な魅力はないと。

そうすると、エクスプレスやコンビニタイプのトゥーゴーといった小型フォーマットをこれから強化すると言っているのですが、連結に寄与するような成長エンジンになり得るのかなと、ふと疑問に思ったのでした。
小型フォーマットやEコマースについてメディアを中心として騒いでいるわけですが、ウォルマートとしてはとりあえずみんなの興味を引きそうなエサをまいているだけで、今後の本質的な課題はやはりスーパーセンターにあるんだろうというのが私の見方です。

既存店のてこ入れって、やることは小さな積み重ねしかなくて地味な取り組みですから、メディアや投資家受けはしませんからね。

鈴木敏仁 (02:50)


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