2017年5月25日
お疲れ様でした!

昨日、視察ツアーの主行程が終了し、本日皆さん帰国の途につかれました。
はじめての募集ものでノウハウのないなか試行錯誤の連続でしたが...たぶん私が一番エンジョイしていたかもしれません。

ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

来年もやりますから、ぜひまた来てください!

鈴木敏仁 (07:22)


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2017年5月23日
Eコマース時代のリアル小売業

Eコマースがどんどん成長して行く中で、リアル小売企業が何をしなければならないのかが、だいぶ分かってきました。
もちろんそこから利益をあげるという最終的な解は見つかっていませんけどね。

我々が勉強してきたチェーンストア理論というものがあります。
これが2つに分岐して行く。

1つは、ウォルマート、コストコ、アルディ的なディスカウンティングを追求する道筋で、これは従来の日本的チェーンストア理論に近い。
絶対的な安さでECに勝つ。

もう一つは、「ウェッグマンズ/ロブロウ/ホールフーズ」→「マリアノズ」→「クローガー/ハイヴィー/ジャイアントイーグル等が開発し始めたアーバンフォーマット」的な道筋です。

モノを売るのではなく、人が集まる「場」を作らなければなりません。
これで、そういう「場」を持たないECに勝つことができます。

しかし、これがまた難しい。
小売というもののDNAは物販ですからね。

「コト消費」という表現をしてしまう点ですでに負けてます。
やっぱり消費してもらうという発想が背景にあり、どこまで行っても買ってもらおうとするわけで、そう考える時点で人が集まる「場」というものは創造できないでしょう。

これ、私にとっても難しいテーマで考え始めたばかりです。
材料が集まってきて、おぼろげに姿が見えてきたかなというところです。

鈴木敏仁 (05:21)


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2017年5月21日
メルマガが1000本超えました

メルマガの発行本数が1000本を超えました。1つあたりの文字数がだいたい1500文字、雑誌だと1ページの連載程度の分量を、20年にわたって毎週書き続けて来ました。
よくここまで来れたなと感慨深いものがあります。

20年以上前は、名前が売れておらず、文章力もなく、ネタを選別する目利きとしての能力もなく、当然私が書く文章を掲載してくれるメディアは多くなかった。
当初載せていただいていたのはチェーンストア・エイジ誌(今のダイヤモンド・チェーンストア)だったのですが、今のような連載ではなく単発でした。

そういう状況下で、流れて行ってしまう情報がたくさんあって、暇だったこともあり、これを文章化していこうと考えたのがメルマガを書き始めたきっかけでした。
有料にして、読む人がいなくても自分のためにと考えたのですが、同時に立ち上げたブログ(当時はそういう表現はなくてホームページでしたが)で宣伝したら購読していただけるという奇特な人が少しずつ増えて、有料購読者がいる限り書き続けようというルールを課して、今に至っています。

出張が続いたり、そもそも今は連載を3つ抱えてますからネタに苦労したりと、やめたいと思った時はたぶん100回以上ありますが、続けて来られたのはひとえにお金を支払ってお読みいただいている有料購読者の皆様のおかげです。
この場を借りて深く御礼申し上げます。

購読者は増やしたくないので今は宣伝してません。
やめられなくなってしまうので...笑


メルマガを書き続けることで得たものは2つ。

1つ目は、ネタについて思考することで整理できて、頭の中の引き出しが増えることです。スポットの記事やセミナーといったアウトプットするときにとても役立ちます。

2つ目は、文章力の向上です。こうなるとは考えていなかったのですが、今の私の立ち位置は、たぶんコンサルタントや研修コーディネーター以上に「モノ書き」なのだろうと思っています。書いている時間の方が圧倒的に多いですからね。

文章そのものについて考えてしまうことも多くなりました。
読みやすく分かりやすい文章とはどういうものなのだろう、といったことですね。

そのため、ハウツー本や経済本など文章力がない人が多い分野の本を読んでるとイライラしてくるので読まなくなってしまい、逆に美しい文章に出会うために小説を読むようになってしまいました。

美しい一文に出会うと鳥肌が立ったりします。
それだけのために読んでいるときもあります。

読みやすい分かりやすい文章は書けるのですが、修飾語を多用した美しい文章が書けません。
コンプレックスです。

一体いつまでメルマガを書き続けるのだろう...ということを考え始めているのですが、とりあえず当初決めたルールに従って有料購読者がいる限り書き続けようとは思っています。


ちなみに自宅のあるロサンゼルスからシカゴに向かう機内でこれを書いています。
鈴木の名前で集客させていただいた視察ツアーの参加者とこれから合流、明日からスタートです。

鈴木敏仁 (11:46)


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2017年5月15日
[マーシュ・スーパーマーケット] 連邦破産法11条の適用を申請し破綻

マーシュ・スーパーマーケットが連邦破産法11条適用を申請して破綻しました。
現在の店舗数は44、売却先を探していますが、見つからない場合は全店舗を閉鎖してから切り売りということになるでしょう。
状況としては企業が存続する可能性は薄く、清算となる可能性が高そうです。

インディアナ州に本拠を置くマーシュの創業は1931年と老舗の部類に入る企業で、全盛期の店舗数は279店舗でした。
2007年に創業一族が投資企業に売却、その後徐々に業績を落とし続けて今に至っています。

スーパーマーケットの破綻はセントラルグローサーズに次いでこれで2社目。

アメリカ人の食生活は急速に変化していて、変化に追いつけないスーパーマーケットが業績を落とすのは自明の理と言えるでしょう。

衣料業界だけではなく食品業界にも破綻のニュースが続いています。

鈴木敏仁 (10:25)


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2017年5月 8日
[クローガー] ミールキット市場に参入

クローガーがミールキット市場に参入します。

アメリカでミールキットとは料理のレシピと素材をひとまとめにした商品のことで、料理が分からないが自分で作りたいと言うニーズで伸びている市場です
もっとも有名なのはネット専業のブルーエプロン、急成長しています。

クローガーはまず店頭で売りはじめ、ゆくゆくはネット販売を視野に入れているようです。

ミールキットは、料理がわからない人に教えることになるので、長期的に見るとスーパーマーケットにポジティブに作用しますが、短期的に見ると素材が売れなくなるのでマイナスです。
ブルーエプロンの成長はダイレクトに競合しますから、近いうちに必ず大手スーパーマーケットもこの市場に参入するだろうと考えていました。

ということでクローガーの参入は想定通りで、これから他のスーパーマーケットにも広がっていくだろうと考えています。

鈴木敏仁 (06:02)


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2017年5月 5日
[セントラルグローサーズ] 連邦破産法11条の適用を申請して破綻

年初から衣料系小売企業の破綻が続いていますが、今回はスーパーマーケットです。
コーペラティブ・チェーン中堅企業のセントラルグーサーズが破綻しました。
裁判所管轄下でのオークションの実施を検討しているようなので、負債の整理後売却ということになるようです。
2016年度の売上高は19億ドル、供給店舗数は約400。

具体的な要因についてはっきりとは資料に書いていないのですが、理由の一つはシカゴでの競合のようです。
ドミニックスとジューエルが痛んでいたときに直営店舗を増やしたのですが、マリアノズが急速に成長し、ジューエルは新アルバートソンズ傘下になってから息を吹き返し、と市場が急速に替わってしまいました。
またディスカウント型も開発して出していたのですが、本社があるだけにシカゴはアルディが強く、低価格帯でも負けてしまった。

ちなみにアメリカにはコーペラティブ・チェーンがなくなってしまったと思っている人が日本には多いのですが、さにあらず、最大企業はアソシエ-テッド・ホールセール・グローサー(AWG)で、年商規模は93億ドル、供給店舗数は3,500と大きな規模です。
定義上厳密に言うと発祥が卸主体なのでヴォランタリーチェーンですが、数も減って、いまは両者は区分けされず、コーペラティブ・チェーンと呼ばれています。
逆に言うとヴォランタリーチェーンという言葉が使われなくなってますね。

鈴木敏仁 (12:36)


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2017年5月 3日
増える宅配コストを誰が払うのか?

宅配大手のUPSが増える宅配コストを小売サイドに負担させようとしているとメディアが報じています。
ピークシーズンの物量を小売企業が予測し、これに基づいてUPSは人員配置をするわけですが、この予測が外れた場合に発生する余計なコストを小売企業に支払ってもらうという話です。

ピークがなくて予測が容易な法人相手のビジネスモデルを作ってきた宅配企業が、ピークが多い個人相手が急に増えてこれを既存のモデルに当てはめることができず、苦戦しはじめているというのがアメリカの状況です。

これに対して小売側からは、昔ながらの非効率な仕組みだからそうなるんだ、なんでこっちが負担しなければならないんだという声が上がっているようです。

小売が自社宅配をはじめたり買い物代行サービスを使うのは、宅配企業の対応が後手に回っているからですね。

ちなみに日本は二度配達のみがクローズアップされてますが、たぶん問題の本質部分は一緒でしょう。
物量に想定以上のハイローが発生し、ハイの部分を吸収しきれないでいる。

もう一つちなみに二度配達について、消費者になんとかさせようとする論調が日本には多いですが、100%間違ってます。
複数回の宅配を許容する仕組みを作ってしまった方が変える努力をするべきだと私は考えます。

鈴木敏仁 (10:15)


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2017年5月 1日
米スーパーマーケットの最新トレンド

本日のウォールストリートジャーナル紙がこういうタイトルの記事を載せています。
Big-Name Food Brands Lose Battle of the Grocery Aisle

有名ブランドがグローサリーストアの棚スペースのバトルに負けているという内容です。
生鮮や総菜といったフレッシュカテゴリーのスペースを拡大する企業が増えて、そのためグロサリーのスペースが減っているという内容で、つまり有名ブランドが負けているのはフレッシュ商品との競合という意味です。

これはアメリカのスーパーマーケットが店舗を改装するときのトレンドとなっているのですが、私がこのことにはっきりと気づいたのがシカゴのマリアノズを7年前に見てからで、WSJ紙もマリアノズを取材してインタビューを載せています。

メジャーな一般メディアがこれに気づいたということは、このトレンドもそろそろ本格的になってきたということを意味していますね。

自分が企画させていただいている研修ツアーではこの10年ぐらいシカゴにばかり行っています。
私が自分で企画した視察ツアーもシカゴです。
アメリカ小売業 シカゴ集中視察ツアー

昨年あたりからセミナーでの話もこのあたりが中心になっています。

はからずもWSJが私の意図を裏打ちしてくれました。

小さな萌芽を見つけて、大きくなると予測し、そしてそれが本当にそうなるは、私のような仕事をしている人間にとっては"冥利に尽きる"といったところです。

鈴木敏仁 (12:56)


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