2006年8月31日
トイザラスが負けている理由?

娘が友達のバースデーパーティで、おみやげとして子供用の小さなタコをもらってきました。タコというよりも、カイト、と言ったほうがいいでしょうね。
糸もそれほど長くなくて、カイト自身も小さくて、低学年用に作られたものでした。とても簡単にセットアップできて、久しぶりに上げてみたら結構楽しくて、上の子用にも大き目のを買って遊んでみようかなと思いたちました。

そこでトイザラスに行きました。時間がもったいないのでサービスブースで聞いたら、'シーズナル売場にある'と言うので、行ったらない。戻ったらその女性がいなくて、違う人に聞いたら'あそこにないなら、ない'とのこと。
欠品か、と、がっくりでした。
でもあきらめず、ターゲットに行ってみました。売場にいた女性は一言、'カイトは2月と3月にしか置かないよ'でした。
なるほど、アメリカにもタコを上げる時期があるのかと、はじめて知りました。

しかし、トイザラスではそういうことは教えてくれなかった。
年初のシーズナル商品ならば、現在のシーズナル売場にあるわけないじゃないですか。あそこにあるよ、なんて、なんて無責任な。

トイザラスが負け続けている理由がこれです。店員のモチベーションや知識レベルが低くて、腹の立つことが多い。こんなことやってるから、DSにお客を奪われていくんです。
ちなみにターゲットの玩具売場を必要に迫られて真剣に見たのですが、品揃えが結構いい。これもトイザラスが負けている理由の一つでしょう。

鈴木敏仁 (04:52)


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2006年8月30日
1周年記念!!

ふと気づいたのですが、昨年の今日、このブログを開設したのでした。月日の経つのはほんとうに早い。それだけみんな年を取っているということですが(笑)

おかげさまで読んでいただいている方が、右肩上がりで増えています。雑誌と違って肩から力を抜いてかなり脱力気味で書いてますし、雑誌では書けない、いわば言いたい放題系の内容なので、それでも読んでいただいている皆さんには、厚く御礼申し上げます。

この1年間の投稿記事数は250でした。このペースでしばらく継続して行こうと思っています。頑張りますので、今後ともご愛顧のほどお願い申し上げます(^^)/~~~

鈴木敏仁 (05:10)


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2006年8月30日
オーガニックNBアイスクリームの登場

ユニリーバが北米で持っているアイスクリームブランドのブレイヤーズが、9月にオーガニックアイスクリームを投入するそうです。味はバニラ、チョコレート、コーヒー、バニラファッジの4種類。価格は1クォート(0.946リットル)で$4.99縲鰀$5.99。

とうとうNBアイスクリームにもオーガニックが登場するというわけです。オーガニックミルクは完全に定番化していますから、乳製品関連ということで、ありえる話ではありますが、オーガニックがついにここまで来たかというのが私の感想です。

ちなみにSM各社がPBを作るなどオーガニックはトレンドで、その反動でそろそろ生産が追いつかなくなってきてるみたいですね。

鈴木敏仁 (04:48)


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2006年8月29日
オーストラリアのコールズ・マイヤーにバイアウトオッファー

オーストラリアのスーパーマーケット業界は、ウールワースとコールズ・マイヤーの2社独占市場だと聞いています。
このうちの2位企業コールズに、米国企業グループがバイアウトをかけてます。米ドルベースで総額110億ドルと巨額なオッファーです。

額が大きいだけに買収をかけている金融グループもそうそうたるメンツで、筆頭企業が有名なコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)、その他、テキサスパシフィックなど著名な企業が勢ぞろいしています。

40万人いるコールズ株主のほとんどが、すでに中止された商品ディスカウントプランを目的として株を購入していて、そのため彼らから株を買うにはかなりの紆余曲折がありそうで、このバイアウトオッファーが完結することには懐疑的な見方が多いようです。

このバイアウト案件をベースとして指摘しておきたいことは2つ。

まずKKRのスタンスが敵対的ではなくて友好的であること。近年アメリカでは敵対的買収はあまり見かけなくなりました。
今朝のNHKのニュースで記者が(ロスでも見れるんです)、王子製紙のケースについて、「欧米で主流の敵対的買収が日本で受け入れられるのか・・・」的な発言をしていたのですが、間違いです。主流は友好的買収で、敵対的買収が主流だったのは過去のことです。

次に、アメリカにおいてバイアウトという手法を確立したいわば老舗とも言えるKKRが、日本にも事務所をオープンしている(はず)ことです。今回のグローバルなケースが、アジアでも今後バイアウトを展開して行く嚆矢となるかもしれません。すでに米国バイアウト企業は日本でかなり活躍してますが、KKRが登場する日もそう遠くはなさそうです。

鈴木敏仁 (05:30)


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2006年8月28日
スプラウツ・ファーマーズ・マーケットが拡大基調に

DSCF3948.jpgスプラウツというスーパーマーケットが存在します。本社はアリゾナ州で、カリフォルニアとテキサスに店舗を所有、サイトで見る限り店舗数は現在18店舗ですから、いわゆるローカルチェーンです。

フォーマットは店舗名の通り、ファーマーズマーケット(市場)のような雰囲気を再生した、生鮮青果をドンとメインに据えたものです。店舗面積は500坪くらいじゃないかなと思います。

最初にこの店舗を見たとき私は、トレーダージョーズの生鮮青果強化拡大バージョンと理解したのですが、どうやら'ホールフーズ・ライト'というニックネームがついているようで、なるほどホールフーズの小型版という見方もあるのかと、笑ってしまいました。
要するにニッチフォーマットなのですが、チェーンストアに対するアンチテーゼとしてこういうニーズというか、市場は必ずあるわけです。

さてこの企業が、テキサス州のダラス・フォートワース商圏に30店舗を建設することを発表しています。'テキサスに進出して一年だが既存店が絶好調なので・・・'という趣旨のコメントを幹部がしてるのですが、この商圏がウォルマートスーパーセンターの進出によって既存スーパーマーケットがやられっぱなしであることを考えると、実におもしろいです。

消費者のニーズを100%満たせる唯一のフォーマットなど存在しません。どんなにスーパーセンターが強くとも、その強さとは旧態依然とした既存のスーパーマーケットフォーマットに対してのもので、ちょっとフォーマットをひねれば、やられることなく逆に繁盛店が作れるという良い例じゃないでしょうか。

鈴木敏仁 (06:26)


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2006年8月28日
ハワイでのちょっとした出来事

雑談です。
休暇でハワイに行ってきました。西海岸からだと飛行機でおよそ5時間、時差は3時間、国内ですから行きやすく、西海岸の人にとってのハワイ行きとは、たとえてみれば東京から沖縄に行くような感じと思って下さい。娘のクラスメートにもハワイに行く家族が多くて、向こうで偶然出会って驚いたりしました。

ハワイって日本人ツーリストが多くて、日本人向けのサービスが多いのはいいのですが、あまりにも'日本'過ぎて、我々米国在住の日本人にとっては困ることも多いのが玉にきずです。例えばホテルで朝刊のデリバリーサービスがあったのですが、何も言わないと日本の新聞が来てしまう。ウォールストリートジャーナルが読みたいので替えてくれとリクエストしても、次の日にまた日本の新聞が来てしまう(笑)

さてハワイ島のレストランで経験した、この困るたぐいの話です。
Kenichi Pacificというレストランがホテルのそばにあり、創作料理(またはフュージョン)という触れ込みで、良さげなので、家族で行きました。ガイドブックによると、アメリカ本土で何件かレストランを展開しているケンイチという人がハワイ島に進出して作った店なのだそうで、まあ、そういうことならきっとおいしいのだろうと、期待して行きました。

店の雰囲気と料理は、まあまあ、といったところでしょうか。'こりゃ、凄い'というものではないのですが、悪くはなかったです。

食べ終わり、お茶を頼みました。3つ頼んだのですが、4つ出てきた。
飲んでみたら、色がついているだけって感じの出がらし。いちおう高級志向の店ですから、ちょっとがっかりですが、まあ、アメリカの日本食にはこういう店は多いですから、しょうがないかなと。

そろそろ出ようということになり、伝票を持ってきてもらい、請求内容をチェック。で、驚いたのは、お茶がチャージされているんですよね。しかも、1杯が4ドル(笑)
チップもしっかり乗っかってる(爆)

4ドルのお茶ってのは、凄いです。コーヒーでも経験がないなあ・・・。カプチーノといった手の込んだドリンクで、4ドルってのはありかなとは思いますが・・・出がらしですからねえ。

およそ20年前、こっちに来たばかりの頃、リトル東京のス●ヒ●という大衆レストランで、学生仲間とワイワイ食べて、最後に一人一人清算しようということになり、伝票を詳しく見たら、よく分からないチャージがあり、ウェイトレスに問い質したら、お茶とチップだった、という経験があります。
問題は、このレストランはいつもはお茶を請求していないことにありました。またチップが乗っていることを一言も客に伝えていないことも、問題含みでした。
日本人はチップの習慣がないですから、ツーリストの中にはチップを置かないで帰ってしまう人もいる。だから前もってチップを乗せてしまう。これ自体は自己防衛手段としてとりあえず認めてあげてもいいのですが、しかしやはり事前通告は必要でしょう。
(6人以上のグループの場合はチップを前もって乗せてもいいというような標準が外食業界にはありますが、お客に事前に知らせることが前提)
要するに、僕らを旅行客だと思い、分からないようにチャージしていたわけですね。旅行客はあまり伝票を詳しく見ませんから。これで何も知らないお客がチップをさらに払うと、ダブルでチップをもらえることになる。

このレベルの低いつまらない手口を、ハワイ島の高級日本食レストランで経験するとは・・・
私はサーバーの女性に、感情を抑えながら、こう言いました。「アメリカ本土においては、お茶をチャージする日本食レストランを私は知らない。驚いた。このお茶はまずいと、一言店主に伝えてくれ」と。
サーバーはいったん引っ込み、そして、「申し訳ない、間違えて請求しました」と、お茶代を差し引いた伝票を持ってきました。

・・・

オーナーはアメリカで手広くレストランを経営している人のようですが、同じアメリカでゼロからスタートして頑張っている人間として、とても残念で悲しい気分になりましたよ。

そういうことで、以降、ハワイの日本食レストランでは、念入りに伝票をチェックしたことは言うまでもありません(笑)
ちなみにお茶をチャージするレストランはそれ以降やはりありませんでした。しかし日本人だと見るとチップを事前に乗せるのはハワイの慣習のようで、ほとんどのツーリスト向けレストランではチップ込みとなってました。我々がロサンゼルスから来ているということを知ると、一度乗っかっていたチップが伝票から削除されていた、ということはありましたが(笑)

鈴木敏仁 (05:29)


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2006年8月28日
「ライトエイドがブルックス/エッカードを買収」Vol.10,No.35

アメリカ流通eニュース

 CVSによるセブオン/オスコーの買収、ウォルグリーンによるハッピーハリーの買収と、ドラッグストア業界にM&Aが多発しているのだが、再び大きなM&Aが発表された。ライトエイドがカナダのジャン・コトゥから北米傘下のブルックス/エッカードを買収するのだと言う。ライトエイドと言えば、無理な買収による経営悪化を隠すための粉飾会計で創業2代目が有罪となり、会社自体も倒産寸前まで行った企業である。
 業績はかなり戻ってきたとは言え、好調とは言えない状態で、この大きな買収だ。少なからず無理があるのだが、現在の米国のDgs業界はそれほど規模を求めなければならない環境にあるということなのだ。

<これ以降の内容に興味のある方は、アメリカ流通eニュース(有料)をご購読下さい。>

鈴木敏仁 (03:13)


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2006年8月25日
ライトエイドがブルックス/エッカードを買収

ライトエイドがカナダのジャン・コトゥから、傘下のブルックス/エッカードを買収することで合意しました。14億5000万ドルがキャッシュ、残りを株式2億5000万株(約11億ドル)で支払われるコンビネーション型ディールで、ライトエイドが引き受ける負債も合わせると、総額は約34億ドルとなります。
ブルックスは337店舗、エッカードは1,521店舗、ライトエイドと合わせると5,000店舗強となり、店舗数ではウォルグリーンを抜いて2位となる計算です。

このディールをどう読み解くかについては、流通eニュースにまとめようと思っています。

鈴木敏仁 (02:12)


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2006年8月21日
「ウォルマートによる環境問題への取り組みインパクト」Vol.10,No.34

アメリカ流通eニュース

 ウォルマートが昨年から大きな変革に取り組んでいることについてはここで何回か触れたと思うが、その一つが環境や社会貢献といった側面の強化である。リー・スコットの言葉を借りると'headline risk(メディアの見出しリスク)'、つまりアンチウォルマートグループによる批判的な記事によるリスクを回避するための取り組みの一つである。
 例えばアパレルPBのジョージにオーガニックコットンを使ったベビー服を投入したり、オーガニック食品のアソートメントを増やしたり、環境に取り組むパイロットストアを2つ建設したりと、目に見える変化は出てきている。しかしウォルマートの過去を見る限り、このあたりについては、持続性のない、ただのリップサービスのような気がして、あまり私は興味がなかったのである。
 しかしFortuneがカバーストーリーで取り上げたことで、実はかなり本気であることが分かってきた。巨大なウォルマートが動くと、わずかな変化でもアウトプットが大きなものになるのである。

<これ以降の内容に興味のある方は、アメリカ流通eニュース(有料)をご購読下さい。>

鈴木敏仁 (03:10)


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2006年8月19日
一週間お休みします

18日から24日まで休暇を取りますので、ホームページもアップデートをお休みします。
たったの一週間です。さすがにウォルマートのスコットのように一ヶ月も休みは取れません(笑)
きっちり充電して帰ってこようと思います。25日には復帰する予定ですので、よろしくお願い申し上げます。

鈴木敏仁 (11:00)


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2006年8月18日
ウォルマートが10年ぶりの減益

15日に発表された四半期決算によると、売上高は845億2000万ドルで前年比11.3%増、純利益高は20億8000万ドルで-25.7%で、、増収減益となったことが明らかとなりました。減益の理由はドイツ撤退コストを計上したからで、撤退がなければ予想通りの増収増益でした。

同社はこの減益にも関わらず、通年予測の下方修正はしておらず、つまり今回の損失を上回る利益を上げる見込みがあるのか、またはもともと撤退コストを織り込んで見込みを立てていたのか、どちらかということになります。

過去減益を記録したのは96年の第4四半期で、70年の上場以来減益はこの一回だけなので、今回は10年ぶり2度目の減益ということだそうです。
ウォルートは95年に成長がスローダウンし、96年の減益もそのためなのですが、このとき即座に業務改革に取り組み、すぐにV字回復しています。これを引っ張ったのが新フォーマットとしてのスーパーセンターであり、商品部トップとして在庫削減など商品政策で功績のあったリー・スコットでした。

今回の減益は、現在のウォルマートがそのときの状況に近いことを示唆してます。同じように、昨年から業務改革に取り組んでいますし。
人間の配置も非常に似ています。当時のデイビッド・グラスと同じ役目にあるのが現在のリー・スコットであり、そしてリー・スコットとほぼ同じポジションにいるのがジョン・メンザー、当時リー・スコットとともに次期CEOと言われたボブ・マーチン(海外事業)と同じところにいるのがマイケル・デューク、というわけです。

再来したこの成長の踊場を乗り越えられるのかどうか、再び取り組んでいる業革が果たして成功するのか、誰もが興味津々といったところじゃないでしょうか。

鈴木敏仁 (12:01)


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2006年8月17日
あげ足取りはしたくないのだが・・・

日本の業界誌でちょっと気になる記事を読みました。内容に間違いがある。
アメリカの情報を仕事として収集し、しかも長くこっちに住んでいる私が読むと、アメリカに関する記事には明らかに間違っているものがよくあります。ただ枝葉の場合が多くて、いつもは読み飛ばすことにしています。
ただ今回のはちょっと気になってしまいました。書くかどうか迷ったのですが・・・思い切って載せてしまいます。

雑誌名や執筆者は伏せます。
ウォルマートに関する話です。

記事によると・・・
「今年の株主総会の席で会長のロブ・ウォルトンが、CEOのリー・スコットに一ヶ月の休暇を勧めた。この発言は創業家によるクビを意味するのではないかとささやかれている」
「そして後任はジョン・メンザー氏、だという」

私の過去の記事を読んでいる方はご存知のとおり、スコットは4月の時点で1ヶ月の長期休暇を取ることを決めてます。そして彼は本当に5月に1ヶ月間休んで充電した。
そして株主総会は翌6月でした。

つまり、上記記事が本当だとすると、スコットは休暇をとった直後に再び1ヶ月の休暇をとれと、ロブ・ウォルトンに株主総会で言われたことになる(笑)
そんなこと、ありえないですよね。執筆者はおそらく、情報を完全に読み違えている。

そしてこれを延長するかたちで、「クビを意味するのではないかとささやかれている」、とまで書いている。いったい誰がささやいているのでしょう(笑)
情報ソースが不明。
創業一族がスコットをクビにしようとしているという話は、少なくとも私が持っている情報にはないです。

株主総会においてはこの記事の内容とはまったく逆のコメントをロブ・ウォルトンはしています。要約すると、'スコットは長い休暇を取るに値する、彼のおかげでウォルマートはさらに成長した、もし同じようにこれから27年間頑張ってくれたら、また長い休暇をあげようじゃないか'と冗談まじりに、もっと頑張ってくれと言っている。
これに対してスコットは、'27年後の休暇はエキサイティングですね、コミットしましょう'と、冗談で返しています。
これが事実です。

次に「後任がメンザーだという」としているんですが、これについても情報ソースが不明。

昨年国際事業の責任者のジョン・メンザーと、国内事業の責任者のマイケル・デュークが入れ替わりました。これはウォルマート流の典型的なやりかたで、2人を競わせようとしている。
古くはデイビッド・グラスとジャック・シューメーカー、最近ではリー・スコットとボブ・マーチン。
国内も海外も現時点はOKだけど、将来の安定的ないっそうの成長という観点では問題を抱えている。ポンと入れ替えて、頭をリフレッシュして、解決策を見つけ出すことを上が期待している。
そしてこういう難題を解決できたほうを、次のリーダーとして期待している。

たぶん結果は3縲鰀5年はかかります。このとき、スコットは60歳を超えている。おそらくその時点で、どちらかを選び、スコットは引退するのではないか、と私は現在考えています。

スコットの引退の可能性を報じるメディアはたしかに多いんです。長期休暇がその証拠だというわけですね。ただ本人も広報も、現時点では否定しきっています。
そしてメンザーが後継に決定しているなどどいう噂は、私は聞いたことがないんです。可能性は高まったし、この時点で国内事業の責任者になったことで頭一つ抜けた感はあるけれど、それはデュークとの一騎打ちが終わった後で、そのためには国内部門のてこ入れの成功が必要なわけです。

あげ足は取りたくないんですけど・・・気になってしまって・・・正確な情報をと思い書いてしまいました。悪意はまったくないので、もし万が一この文章で不快な思いをする方がいたら、謝っておきます<(_ _)>

鈴木敏仁 (12:13)


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2006年8月16日
ロン・バークルがスーパーバリュに投資、その思惑は?

ロン・バークルとは有名な投資家です。南カリフォルニアのスーパーマーケット(代表企業はラルフス)のバイアウトからはじめて、フレッド・マイヤーを買収し、これをクローガーとくっつけることで、大きな資産を作りました。
もともとはステーターブラザーズという、ロサンゼルスのローカルスーパーマーケットで、確かアルバイトからはじめた人だったように記憶してます。

いま流行のバイアウトなわけですが、小売業界メインで財を成したという点でユニークです。一説によると政治献金によってクリントンと知り合い、クローガーのCEOをクリントンに紹介したりして、ディールを成就させた、なんて話があります。

またディールメーカーと呼ばれる反面、これだけのディールをまとめる人ですから人物的にも優れているようで、労働組合幹部をしてバークルとなら交渉しても良いとまで言わしめるような人のようです。

さて彼の会社はユカイパと言いますが、スーパーバリュの株を大量に取得していることが明らかとなりました。6億8000万ドルの投資で、全体の12%にまで達している模様。
この結果、様々な憶測が流れてます。単なる投資なのか、それとも再びディールか?

ユカイパは、小売業界ではパスマーク株を51%、ワイルドオーツ株を17.3%保有しています。
このあたりに関連してくるのか?
興味は尽きません。

ちなみにユカイパはアルバートソンズ売却劇で買収候補として上がっていて、スーパーバリュとはアルバートソンズ獲得で競り合った関係でもあります。

鈴木敏仁 (04:32)


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2006年8月15日
ウォルグリーンが中国に進出か

一般では報道されていないニュースですが、PlanetRetailによると、ウォルグリーンがジョイントベンチャー形式で中国進出することを検討していることを、中国の新聞が報じたようです。提携先はGome Electorical Appliance Holding、JVの名称はGome Pharmaceauticals、投資額まで報じられているようなので、かなり信憑性が高そうです。

ウォルグリーンは長いこと米国内の拡大で十分というスタンスでしたから、このニュースはかなりインパクトがあると思っています。つい最近ハッピーハリーを買収したばかりですし、従来の戦略から少しシフトしてきている印象を強く受けますね。他企業買収を否定しつつの国内オンリーの成長に、そろそろ限界が見えてきたということかもしれません。

ちなみにウォルグリーンはその昔、RXネットワークという名称で、システムによって日本に出ようとしたのですが、売れなくて失敗してます。

鈴木敏仁 (02:32)


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2006年8月14日
「セルフレジのメリットとデメリット」Vol.10,No.33

アメリカ流通eニュース

 アメリカではセルフレジを導入する企業が増えている。最初に導入に踏み切ったのはSM企業だったと記憶している。ウォルマートは数店舗での実験からはじめ、ネイバーフッドマーケットからはプロトタイプでの導入を開始し、現在ではスーパーセンターのプロトタイプもセルフレジつきである。
 ウォルマートとSM企業以外では、ホームデポが導入を進めている。最近ではあいている通常のレジよりもセルフレジの方が多い店もあるくらいだ。
 私は購入するアイテム数が少ない場合は迷わずセルフを使ってしまう。1アイテムのためにわざわざ人を煩わせるのが嫌だからで、結構重宝している。しかしながら、これから書き進めるように、まだまだ完成した技術とは言えないのである。

<これ以降の内容に興味のある方は、アメリカ流通eニュース(有料)をご購読下さい。>

鈴木敏仁 (03:08)


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2006年8月14日
MovableTypeとの格闘

実は下の「テスコ」の記事は先週金曜日に投稿しようと思っていたものなのですが、突然以下のようなメッセージが現れて、投稿できなくなってしまいました。
「SQLエラーが発生しました: Can't open file: 'mt_entry.MYI' (errno: 145)」
これがいった何を意味しているのか・・・

このブログは、MovableTypeというアプリで動いているんですが、これが結構まだ未成熟で、いろいろいじるところが多くて、しろうと向きじゃないんですね。しかし、私の場合独自ドメインですから、自分で構築しなければならない。
難しいところは、データベースと、HTMLが分離しているところですね。このあたりをまず基本として理解していなければならない。前者が私の場合はMySQL、後者はMovableTypeです。
MovableTypeのほうは立ち上げ時に随分いじくりまわしたので、けっこう分かったのですが、MySQLのほうはデータベースですから、ちょっと複雑すぎて、ほおってありました。

そして今回のクラッシュは、どうやらこのMySQLらしい、というところまではわかったわけです。
でもって、上記のエラーメッセージをGoogle検索したところ、やっぱり同じトラブルに見舞われた人がいた。
そしてほっと一息ついたのもつかの間、出ていた回復手法はやはりシステムを結構知っている人向きで、前提としての基本的なところが省いてあるため、しろうと向きじゃない。

あ~どうしようかなあ、というところで金曜日は終わりにして、サーバーのテクニカルサポートに連絡したのですが、時差があるため回答が1日遅れ、土曜日に答えが来たのですが・・・MySQLの再起動はしてくれたのですが、そこから先はどうやら無理なよう。
そこで、MySQLにアクセスしたのですが、操作が分からず、目に付いた「最適化」というボタンを押したら、データが消えてしまった(汗)
ここで、いままでバックアップを忘れていた私は、すべてを一度リセットして、過去の投稿データを一つ一つ手作業で入力しなおすことを覚悟しました(笑)

そして今日、月曜日、朝から悪戦苦闘。MySQLの操作方法を読み、ネットで調べ、どうやらTelnetでアクセスしてコマンドラインで修復するしかないということが分かり、やってみたのですが、なかなかうまく行かない(笑)
結局これでおよそ半日以上かかりましたね。なにが難しかったかというと、コマンドの入力の仕方でした。
で、結局修復できて、投稿データもすべて元に戻りました・・・(涙 )

MovableTypeの弱点は、突然問題が発生したときに復旧するための、簡単な自動バックアップシステムがないところですねえ・・・。いちおう、手作業でバックアップはしたのですが、定期的に自分でやらなければならないというのが、ちょっと面倒です。

まあそういうことで、今日は仕事になりませんでした(笑)
MySQLの使い方にはかなり習熟しましたが、そんなもの、知ってどうするの?という感じです(爆)

鈴木敏仁 (02:56)


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2006年8月14日
テスコ、ラスベガスも視野に

テスコが来年カリフォルニアに進出しますが、ラスベガスも視野に入れていることが報じられました。
テスコの広報は、肯定も否定もしていません。

すでに記事にしましたが、4億8000万ドルの投資をすでにコミットしていて、南カリフォルニアだけでも100店舗を作る予定です。
そしてラスベガス!
成長著しい都市ですから、これもありかな、と。

ベガスはカリフォルニアと違ってウォルマートがどんどん増えている地域ですから、イギリスでの戦いがここにも飛び火してくるというわけです。

鈴木敏仁 (02:10)


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2006年8月10日
米国CEOの平均報酬は・・・

フルタイムの最低賃金労働者(時給5.15ドル)のなんと821倍なんだそうです。USAトゥデイが報じました。
過去5年間の推移は、01年-668倍、02年-416倍、03年-540倍、04年725倍、05年-821倍、となってます。02年に一度落っこちて、再び上昇軌道に乗ってます。

単純計算すると、時給4228.15ドル、です。
日本円にすると、一時間におおよそ50万円稼ぐことになる(笑)

ホームデポCEOのボブ・ナーデリが取りすぎじゃないかと批判されているんですが、ナーデリだけじゃなくて、アメリカ全体の傾向なんですね。

富の配分の不均衡がアメリカでは拡大してます。
ただOECDの試算によると、先進国の中で日本はアメリカに次いで所得格差が大きいそうで、二極化は外国の話ではなくなりつつあるんですよ。

鈴木敏仁 (03:37)


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2006年8月 9日
メディアによるウォルマートニュースの温度差

ウォルマートネタを続けます。
同社が最低時給を上げることを発表しました。対象となる1200店舗で平均すると6%のアップだそうです。ただし同時に昇給に上限値を設けるので、総体としてはプラスマイナスゼロの模様。

私はウォルマートの待遇問題についての興味を完全に失ってます(笑)
ウォルマートよりも待遇の悪い小売企業なんてごまんとあって、さらに小売に限らなければ、もう数え切れないくらいでして、ウォルマートだけがたたかれる必要は本来ないと私は思ってます。スケープゴートになってしまったとしか言いようがない。
またネガティブキャンペーンには組合や民主党といったバックアップがあり、出される情報にはバイアスがかかっている可能性が極めて高い。

それと、我々に必要なことは米国企業のベストプラクティスのベンチマーキングにあって、こういうことを根掘り葉掘り知る必要なんてないわけです。

今回このネタを俎上に上げたのは、新聞による同じニュースの扱い方の違いに興味を持ったからでした。
LAタイムズはビジネス面の1面で大々的に報じているのですが、WSJ紙はパーソナルジャーナルという言わば社会欄の2ページ目の下のほうにちょっとだけでした。

LAタイムズって、民主党寄りだったのかもしれませんねえ。民主党は労働組合をバックアップしていて、ウォルマートに対してきつくあたる傾向があります。そう言えば、スーパーマーケットのストライキのときも、LAタイムズは非常に細かく報じてました。
一方のWSJ紙は共和党寄りか、または私と同じような見方なのかもしれない。

ということで、ウォルマートの待遇問題はメディアによっても温度差があり、つまりそういうレベルのトピックに過ぎず、我々日本人がこと細かく気にする必要のない事案であることが分かると思います。

鈴木敏仁 (05:16)


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2006年8月 8日
アルディに負けた独ウォルマート

ウォルマートがドイツでうまく行かなかった理由として、ドイツ人は余計なサービスを必要としておらず、アメリカ的なスマイルを受け入れなかった、などと書くメディアがこちらには多い。

欧州に詳しいコンサルタントの矢矧晴彦さんは、そんなことはないと、一蹴してました。
つまり、価格に見合った価値をドイツのお客も求めているわけで、いくら店員が笑ったところで、価格が納得するものでなければ、お客は来ないというわけです。
これは別にドイツだけではなくて、日本でもアメリカでも一緒でしょう。

結局のところ、独ウォルマートはアルディとの価格競争にに負けたということの一言につきると思ってます。

では、なぜ負けたのか。それを知るには、アルディという企業を知らなければならなりません。
業態としてはボックスストアなんて呼ばれていますが、フォーマット名はさておき、実は矢矧さんに教えていただいたアルディの'べからず集'を知り、つまりビジネス運営上やっていはいけないことのリストをアルディは作っているのですが、読んで分かったのはこれはもうウォルマートと同じじゃないかということなんですね。
簡単に言うならば、難しいことをせずに、すべてを徹底的にシンプルにする、ということを根本ポリシーとしている。それによって、低価格を実現するわけです。
ウォルマートとまったく一緒(笑)

拙著で記しましたが、アメリカにおいてウォルマートはダラーゼネラルを最大の競合企業とみなしています。その理由については拙著を読んでくださいね(^^)v
そしてダラーゼネラルとアルディって、同じ業態に属しているんです。
つまり、ウォルマートにとってアルディは、もともと正面からぶつかる相手であるわけです。

ウォルマートはドイツ企業を買収したわけですが、これをウォルマート型モデルに変えたかったのだが、なかなかうまくいかなかった。企業文化にまで立ち入らなければならない領域ですから、生半可なリーダーシップではうまく行きませんから。
そして仮にうまく行ったとしても、しかしそこにはすでにウォルマートと似た哲学で成功している既存企業が存在した。

独ウォルマートの失敗って、こういうことなんでしょうね、たぶん。

鈴木敏仁 (05:44)


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2006年8月 7日
ファミリーとの食事を重視するアメリカ人

ターゲットとハリス・インタラクティブという企業による食事に関する調査結果によると・・・

18歳以下の子供を持つ家族は、週に6回家族と食事を取り、週に5回は料理を作っている。84%は、週に一回は家族でグローサリーの買い物に行く。77%は、料理を作るときに子供を参加させている。

言いたいことは、親が子供を料理の現場に同席させて、一緒に食事を取ることが、スーパーマーケットの将来には必要である、そして調査の結果アメリカ人も捨てたもんじゃないことが分かった、ということでしょう。

さてこの結果、ちょっと誇張がありそうに思うのですが・・・ただアメリカ人は家族での食事を重視する傾向は確かに強くて、逆に日本では非常に弱いように私は感じてます。
アメリカは職住接近が基本なので、例えばディナーを食べに家に帰って、それからまた会社に戻って残業をする、なんてことをする人が少なくない。

家族での食事を重視する、としましたが、ここの人たちは家族を重視する、と言い換えてもいいかもしれませんね。家族単位で考え、動く、ことがとても多い。

日本では、どうでしょう。このブログを読んでいる親父たちって、毎日残業で子供と食事を取る機会なんて限られているんじゃないですか。だから、少子化に歯止めがかからない、んじゃないでしょうかね。子育てを母親に依存しすぎている。親父が家庭から離れてしまっていることが基本的な問題だと、アメリカにいて私は強く感じているんですが・・・。

鈴木敏仁 (04:31)


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2006年8月 7日
「ウォルマートがドイツで失敗した理由」Vol.10,No.32

アメリカ流通eニュース

 ウォルマートがドイツからの撤退を決めたことはご存知のことだろう。日本では韓国撤退直後に、次は日本か、と色めきたったようなのだが、私は撤退するならば次はドイツしかないとブログで書いた。その後ドイツの赤字店舗の閉鎖が発表されたので、退却まで踏み込まずリストラ程度で終わらせるのかなと思っていた矢先の撤退決定であった。
 No25で書いたが、おそらくデュークのプライオリティはポートフォリオの見直しによる海外事業の強化にあるものと思っている。回収の見込みの立たない赤字事業(この場合は国家)に見切りをつけ、見込みのある事業には投資を増やして収益を上げる、ということである。メンザー時代は、日本への進出や、イギリスやメキシコの成長で、海外事業全体を大きく成長させたが、どちらかというと地固めにプライオリティを置いていたような気がしている。デュークに期待されているのは、固まった体制を土台としての飛躍であろう。

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鈴木敏仁 (03:05)


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2006年8月 6日
メトロの成否は?

私はヨーロッパの事情に詳しくなくて、メトロがウォルマートのドイツ店舗を買収した理由とか、メトロの置かれたポジションなどをあまり理解していなかったのですが、この件につき興味深い記事がWSJ(8/01付)紙に掲載されています。

メトロは複数のフォーマットを持っていて、キャッシュ&キャリー事業は調子がいいが、ハイパーマーケット事業(RealとExtra)は業績が悪いのだそうです。だから、買収するのはウォルマート側だと周囲は考えていて、今回のディールは皆を驚かせた、というわけです。

メトロの意図は、規模を大きくすることによって、物流や取引を強化したい、ということなんですね。しかし、ドイツの専門家の意見はかなり懐疑的で、あまり効果はないんじゃないかという見方が多いようです。

私はウォルマートが失敗した直接的な理由はアルディだと書きました。要はメトロのハイパーも苦戦しているわけで、それだけアルディがドイツでは強いということです。
ウォルマートもメトロも苦戦している。ウォルマート撤退の理由は、ウォルマート固有の理由というよりも、アルディなんだ、と考えたほうがよさそうです。

例えばこのままメトロがハイパーをてこ入れできず、ハイパー事業をすべて売却、なんてことが今後あるかもしれない。そのときに、ウォルマートが手を上げたりする、なんてシナリオをふと思ったりしてしまいました。
アルディが強い限り、あり得ないかな(笑)

実は先週一週間、某大手メーカーさんの米国研修にコーディネーターとして参加したのですが、欧州に詳しいコンサルタントの矢矧さんが同行され、実に興味深い議論をさせてもらいました。
流通業はグローバルに理解していかないと、やはり片手落ちなのだということを実感しました。
欧州に片足を置いてみていろいろ考えたことを、少しずつアップしたいと思ってます。

鈴木敏仁 (07:45)


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2006年8月 3日
ショッピングセンター内フードコートの革新

きょう地元ロサンゼルスにあるセンチュリーシティのショッピングセンターに行く機会がありました。ウェストフィールドというオーストラリア資本のデベロッパーが数年前に買って、現在改装の真っ最中なのですが、フードコートのコンセプトに少々驚き、思わずアップしてしまいました。
私は仕事柄モールに行くチャンスは多いのですが、ここまで斬新なフードコートはまだ他に存在しないと思います。

  1. きわめてコンテンポラリーなデザイン、ここまで凝ったデザインコンセプトで作られたフードコートは珍しい。
  2. 食事を取るテーブルのおよそ半分はパティオ。雨が降ったら終わりだが、もともとオープンモールだし、割り切っているものと思うが、それでもその割り切りに驚いた。
  3. フラットパネルの多用。テナントの中には、メニュー表示にフラットパネルを使っているテナントも。これは今後の主流になってゆくものと思う。
  4. サーバーが注文を取るタイプのスシバーが、壁面ではなくて内側に存在。スシを売る店はいまや珍しくないが、壁面ではなくて内側に、しかもサーバーが注文をとる形式は実に斬新。

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★すべてフラットパネルで商品を紹介中。中央の写真のテナントではメニューボードにフラットパネルが使われ、商品が代わる代わる映し出されていた。 

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★黒く見えるのがスシカウンター。サーバーが注文をとりに来る。

DSCF4405.jpg

★席数のおそらく半分以上はパティオ。

周囲はビジネス街で、ちょうどランチタイムに行ったのですが、ビジネスパーソンでごった返していました。
私は思わず日本食を食べてしまいました。価格は8ドル台と、アメリカのランチとしては高めでしたが、味はまずまず。モール内の日本食はアメリカ人向けにアレンジしてあって、まずい場合が多いのですが、なかなかの品質でした。

理由はいろいろありますが、基本的にアングロサクソンは食にこだわらない文化を持っています。ロサンゼルスやニューヨークのアッパーエリアは例外であり、そういうエリアのモールですから特別ではあるのですが、こういうフードコートが登場してきたということは、特筆していいと私は思います。

アメリカ人の食文化も、少しずつではありますが、こだわり型へと変化しつつあるということなんでしょう。

鈴木敏仁 (05:04)


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2006年8月 1日
ウォルマートのドイツ事業失敗のお値段

ウォルマートのドイツ撤退情報第二弾です。

モルガンスタンレーの予測によると、ドイツ事業失敗の総コストは25億ドルに達するのだそうです。メトロへの売却額の予測は試算評価額よりもかなり低い2億5000万ドルで、まあ、焼け石に水のようなもののようです。
(これはあくまでも予測で、ウォルマートは詳しい数値を公表していません。)

25億ドルとは、1ドル120円換算で3000億円です(笑)
これには損失として計上予定の10億ドルの撤退コストが含まれているのですが、それでもウォルマートは06年の業績目標を達成するだろうとのこと。
やはり巨人、規模が違う。
確かにドイツは赤字を垂れ流してきましたが、ウォルマート自体はずっと大きな黒字を計上してきたわけです。85店舗の売却など、たいしたものではない、ということですね。

ちょっとだけ感じることは、Retail is detail的なマインドがどんどん薄れているんじゃないかということですね。つまりこれだけのサイズになると、100店舗規模のスクラップなんて確かにたいしたものじゃないわけだけど、結果として、1店舗ずつ考える、1アイテムにこだわる、という文化が失われていくんじゃないかなと。

マクネア理論が実証されるときが来るのだろうか、なんてことをふと思いました。

鈴木敏仁 (08:19)


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