Slackを使ってコミュニケーション用の場を作る実験をはじめました。
前々から考えていたことなのですが、上場してふと気になって、急に動き始めました。
セミナーにご参加頂いた方たちと議論を深めてゆくコミュニティ、といった位置づけです。
FacebookやTwitterはビジネス用途には向かずどうもしっくりこないなあとずっと感じていたのですが、Slackを触った最初の印象としては使えそうだなと。
まだまったく慣れていないので、まずは既知の方を招待することからスタートし、ゆっくり進みます。
ご興味のある方はメール下さい。
ウォルマートが無人で走るバンを使ってのデリバリーの実験を開始したのですが、「店舗やセンターからお客へ」ではなくて、「配送センターから店舗へ」というような自社内の小口物流での利用で、なるほどそういう使い方があるのかと思い共有です。
経路が安定している、届ける場所に人がいるので不在がない、運ぶのはモノなので低セキュリティ、などなど、BtoC利用よりもハードルが低そうです。
こういう使い方から無人自動車は普及していくのでしょう。
ここでアマゾンが実験しているという話は聞いたことがないのですが、店舗が少ないので自社内で小口を移動させるニーズがないのかもしれません。
ちなみにタイトルのミドルマイルは、ラストワンマイルがセンターから消費者宅までを意味し、ラスト50フィートが消費者宅周辺のみを指すのに対して、中間あたりに位置する物流だからミドルマイル、なんですね。
宅配がクローズアップされて、こういう新しい表現がどんどん生まれています。
クローガーが今春から30分宅配の実験をしているとメディアが報じました。
名称はクローガーラッシュ、場所は本社近隣の2店舗、店舗から3マイル圏内に住んでいる人たちが対象、温めて食べる総菜や青果などすぐに必要なカテゴリーに限定、宅配料は5.95ドル、配達するのは店員、だそう。
クローガーの短時間宅配はインスタカートが提供していて、今秋までに1,600店舗(総店舗数は2,764店舗)をカバーすると発表しています。
今回の実験はさらに短い時間での宅配が可能かどうかを試しているということになりますね。
この30分宅配、アマゾンのプライムナウはホールフーズを使えば可能かもしれません。
競合を意識してやるのか、それともスルーするのか、注目です。
ダラーゼネラルがFedExの宅配荷物のピックアップと発送を店頭で請け負うと発表しました。
夏までに1,500店舗以上、来年末までに8,000店舗で可能となるそうです。
FedExはすでにウォルグリーンと提携していますが、ダラーゼネラルを加えてこれでおよそ1万6,000ヶ所近くまで増えることになります。
ラストワンマイルへの負荷は年々高まっているわけですが、こういう手法による負荷の軽減はこれからも増えることでしょう。
すでに報じられているのでご存知の方も少なくないと思いますが、アマゾンが外食の短時間出前サービス、アマゾン・レストランを6月24日をもってクローズすると発表しました。
原因は出遅れ、グラブハブ、ウーバーイーツ、ドアダッシュの3社が80%のシェアを占めるに至っていて、追いつけないと判断した、とみられています。
でも、これで本当にやめたと判断するのは早計でしょうね。
現時点では自ら育てるのはリターンが低い、と考えただけでしょう。
買収するという選択肢がありますし。
イギリスでデリバルーに投資しましたしね。
カナダに本拠を置く大手デパートメントストアチェーンのハドソンズベイが、投資企業グループによるバイアウトで非上場となる計画を発表しました。
バイアウトを主導するのは会長のリチャード・ベイカー、彼が所有するNRDC社はハドソンズベイ社株の50%前後の株を所有していて、今回のバイアウトに参加する投資グループ全体だと57%となるそうなので、残りの43%をバイアウトするということのようです。
総額は13億1000万ドルと発表されています。
ベイカーはもともとアメリカのショッピングセンターへの投資で会社を成長させた人ですが、ロード&テイラーの買収でリテールへとシフトしました。
サックスフィフィスアベニュー、カナダのハドソンズベイと、買収対象を大きくしていって、最終的に売上高規模が最も大きいハドソンズべーを核ビジネスに据えたのですが、ご多分に漏れずデパートメントストアは業績が振るわず、ここ数年はリストラモードで、ロード&テイラーのNYのフラッグシップ店舗を売却して流動化したことは記憶に新しいところです。
ちなみに売却相手はウィワークス、時代を感じる事例かと思います。
今回のバイアウトは再建策の一つの選択肢ですね。
これからどう立て直してい行くのかに注目です。
ウォルマート傘下のジェット・コムがイギリスのスプーン・グル(Spoon Guru)と提携しました。
スプーン・グルは食品アイテムの検索時に栄養やアレルギーといった食事の嗜好や制限でフィルターをかける機能を提供している企業で、イギリスではテスコが2017年から利用しているそう。
名称はTAGS、AI、アルゴリズム、人間の専門知識、を使い、アイテムの成分や栄養分を解析し適切なタグを付与し・・・などなど説明が書いてあるのですが、長いので省きます。
例えば青果単品なら簡単ですが、加工食品や総菜の場合は製造メーカーの言うことに従うことになるわけですよね。
これを独自の技術で売る側が判断しお客に提供する、ということになるのかなと。
テスコはこの技術の導入でコンバージョンレートが大きく改善した、検索タームによっては420%も上がった、とスプーン・グル社が説明しています。
ウォルマートなら自分で開発できそうな気がしますが、簡単ではないのでしょうね。
こういう技術を、自社開発ではなく他社契約とする判断基準を知りたいところではあります。
ロレアル傘下のモディフェースがアマゾンのアプリ内でバーチャルメーキャップ機能を提供すると発表しました。
モディフェースはロレアルが昨年買収した企業ですね。
まずアメリカと日本で公開するそうなので、これを読んでいる皆さんも使えるようになることでしょう。
このバーチャルメークで先行しているのはセフォラで、すでにアプリ内で提供しているだけではなく、店頭端末でも試せるようになってます。
また競合するアルタはアプリ内でつい最近はじめました。
モディフェースの技術は業界内の評価が高く、ロレアルが買収したときはけっこう業界では話題となりました。
ロレアルはブランドを買収することは過去ありましたが、テクノロジー企業の買収はこれが初めてで、時代の変化の象徴として捉えられたものです。
バーチャルメークはAIの画像認識技術ですね。
ナイキの足のサイズを測るのも画像認識、店内を走り回るロボットも画像認識(自動運転技術は画像認識技術が土台)、顔認証も画像認識、アマゾンゴーも画像認識・・・と、AIによる画像を認識する技術はこれから小売業界が取り組むべきテクノロジーの中心にあるというのが私の考えです。
まあというか、小売業界だけではないんですけどね。
ちなみにグーグルレンズが公開されて、画像認識技術はすでに我々の手元に存在し、高度な技術の一片を日常で利用できる時代となっています。
アルタが四半期の業績を発表、売上高12.9%増、最終利益高16.9%増、既存店成長率7%増と相変わらず絶好調をキープしています。
この発表時にカナダへの進出に言及しました。
「アルタビューティをインターナショナルブランドとして成功させる、最初のステップはカナダだ」、とCEOが言っているので、カナダ以外も検討しているようです。
カナダのどこに、いつ、という詳細は明らかにしていません。
同社は年間80店舗を出店していて、現時点は1,196店舗、目標は1,500~1,700店舗としています。
ただ、年間の出店数を100から80に減らしていて、そろそろ天井を打ちそうな感じなんですね。
たぶん海外の検討を始めたのは、国内成長が止まったときのためにそろそろ実験を始めておこうといったところかなと思います。
ただカナダにはプレスティージビューティを売るショッパーズ・ドラッグ・マートという強敵がいるので一筋縄ではいかないことでしょう。
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