ウォルマート2017の最近のブログ記事

2017年10月 9日
ウォルマートが返品プロセスをデジタル化

ウォルマートが返品プロセスのデジタル化による効率化を開始しました。

ネットで買ったもものをアプリで確認、返品したいものを選択し確定、店舗に行ってカスタマーデスクでQRコードをスキャンし、品物を渡して終了。

通常は、カスタマーデスクに商品を持ち込み、レシート上のコードをスキャンし、データを確認し、IDを提示し、中身を確認し、といった一連の処理プロセスがあるのですが、このうちのレシートスキャンからIDの提示までのプロセスを、アプリを使うことで事前に行いカウンターでは省略するということのようです。

今のところ可能なのはネットで買ったものだけですが、来年の早々には店頭で買ったものも対象とするとしています。
ウォルマートのレシートにはコードが印字されているので、おそらくアプリでこれをスキャンすることになるのでしょう。

返品プロセスの一部をデジタルまたはモバイルに置き換える取り組みは、ウォルマートが最初なのではないかと思います。

鈴木敏仁 (07:37)


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2017年10月 6日
[ウォルマート] グーグルのデバイス購入で25ドルのクーポンを提供

ウォルマートによるグーグルのスマートスピーカーを使用しての買物が今月からスタートしました。
これを販促するために、グーグルホームとグーグルホームミニをウォルマート・コムかグーグルエクスプレスで買うと、グーグルエクスプレスでのウォルマートの買物で使える25ドルクーポンの提供を開始しました。

おそらくグーグルも協賛しているのでしょうが、25ドルという金額はウォルマートとして大きめで、このプログラムに対する力の入れ方が分かるというものです。

グーグルエクスプレスには30社以上の小売企業が参加していますので、グーグルホームで音声対応する企業はこれから増えるのではないでしょうか。

鈴木敏仁 (12:57)


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2017年10月 3日
ウォルマートが宅配のスタートアップを買収

ウォルマートがニューヨークに本拠を置く宅配サービスの方アップ企業買収しました。
会社名はパーセル、創業は2013年、本拠地がニューヨークのブルックリンで、ニューヨークの短時間宅配をノウハウとした企業です。

ウォルマートの目的は人口が密集したニューヨーク中心街での同日宅配ですね。
ジェットはすでに一部の商品に限定して、無料の同日宅配をやっているそうなのですが、買収でコスト削減に繋げたいよう。
ウォルマートのほうはこれから取り組んでいくようです。

資料を読むに、データ的なところに買収の価値を見出したような印象を受けています。
ニューヨークのビルの情報を画像も含めてデータベース化し宅配時の効率化を図っているようなんですよね。
デリバリー時のお客とのコミニケーションについてもきっちりシステム化しているようです。

人を雇うだけなら買収する必要もなく自分でもできますから。

アマゾンのプライムナウと真っ向勝負です。

鈴木敏仁 (08:50)


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2017年9月22日
[ウォルマート] 留守宅に直接宅配する実験を開始

ウォルマートが、スマートロックを販売するオーガスト・ホームと組んで面白い実験をはじめました。
一回だけしか使えないパスコードを宅配人に渡し、宅配人がこのコードを使ってお客の家のスマートロックを解錠、ドアを開けて商品を家の中まで配達するという試みです。
"冷蔵庫までストレートに配達"とうたっていて、つまり宅配人は要冷蔵品商品は冷蔵庫まで持って行くというわけです。

シリコンバレー商圏でオーガストのスマートロックをすでに使っている顧客を対象にすでに実験しているそうです。

ジェット・コムがアパートのメインエントランスでスマートロックを使う実験をNYではじめていて、今回のプログラムはこれを一歩進めて一般住宅に広げたコンセプトと言うことができます。

当然セキュリティが心配になるわけですが、屋内の防犯カメラで宅配人の動きを監視することで解決というわけです。

メインエントランスの場合はドアを開けてもまだ公共な空間なわけで、私的な空間に入るのはやはり難しい。
このハードルを越えるために防犯カメラをカメラを使うと。
これは思いつきませんでした。

それでも見知らぬ人に家に入られるのは嫌だと言う人の方が多いと思うのですが、割り切ってしまう人も一定数いることでしょう。

配達先として車のトランクを使うという話が以前ありましたがまったく進んでおらず、車を飛び越してとうとう留守宅への配達の実験が始まりました。
成否が気になる実験ですね。

鈴木敏仁 (12:06)


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2017年8月23日
[ウォルマート] グーグル・エクスプレスに出店、グーグルアシスタントの利用を可能に

グーグルが展開しているマーケットプレイスのグーグル・エクスプレスにウォルマートが出店すると発表しました。
この結果、グーグルによる音声認識デバイスのグーグル・アシスタントを利用した買い物が可能となります。

マーク・ロリーのブログを読むに、グーグル・アシスタントが使えることを強調しているので、そのために出店するようです。
当然、アマゾンのエコーに対抗してのことでしょう。

グーグル・エクスプレスは一ヶ月10ドル、一年間で95ドルという会費制だったのですが、たったいま確認したところ無料に変更する、すでに会員となっている人には差額は返金する、と書いてあります。
ウォルマートを取り込むために無料としたのかもしれません。

またウォルマートは、お客の買物履歴をグーグルに渡すことで、音声による買物を容易にするとしています。

このパートナーシップ、考えるとなかなか含蓄が深いです。
グーグルエクスプレスにはコストコやターゲットも参加しているので、アマゾン対グーグル連合という図式が一つ形成されてゆくのかもしれません。

それと、ロリーがECのトップについてから打つ手が明らかに変わりましたね。
今回のパートナーシップはその変化が如実に現れていると思います。

鈴木敏仁 (12:51)


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2017年8月21日
[ウォルマート] 第2四半期の業績を発表、Eコマースが60%増

ウォルマートが第2四半期の業績を発表、既存店が依然プラスを記録して好調です。

・連結売上高は2.1%増(為替の影響を除くと2.9%増)、米国事業の売上高は3.3%増
・米国ウォルマートの既存店成長率は1.8%増、 来店客数は1.3%増、客単価は0.5%増で、この3つは2012年以来の高い数値
・米国ウォルマートの営業利益高は2.2%増
・ネイバーフッドマーケットの既存店成長率は5.6%増
・海外事業は、売上高1.0%減、営業利益高7.8%減、為替の影響を差し引くと売上高2.5%増、営業利益高2.0%減
・サムズは、売上高2.3%増、営業利益高14.4%減
・Eコマースは60%増

まず米国内店舗の既存店が依然プラスを維持しているのですが、ウォルマートは年数を経た繁盛店舗が多いのでゼロ成長でも御の字だと私は思っており、仮に1%台の成長率でも好調と考えて良いいわけです。何より客数が増えている点が好業績のバロメーターです。

次ぎに営業利益高がプラスである点、人材投資を増やして前年対比でマイナスが続いていたのですが、底を打った感があります。

そしてEコマースが60%伸びている点が注目できます。ジェットのマーク・ロリーが手堅くECを伸ばしはじめていることが分かります。
アナリストの中には、今までウォルマートはアマゾンを追うばかりだったがそろそろ逆にアマゾンが追う部分が出てきた、という人も出てきていて、論調にも変化の兆しが見られます。

ウォルマート、相変わらず調子がいいですね。

鈴木敏仁 (01:39)


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2017年7月 5日
[ウォルマート] 実験中のピックアップタワーを拡大

ウォルマートは本社前店舗の店内で、ネットで買った商品をセルフで受け取れる大型の自販機タイプのマシーン (ウォルマート用語でピックアップタワー)を昨年後半から実験してきました。
これを10店舗強へ拡大するそうです。

「パイロットフェーズが大成功だったので他のロケーションに拡大する」(担当上級副社長)

今年はベントンビルに行く用事がないので実物はまだ見ていないのですが、写真で確認することができます。
Walmart is building giant towers to solve the most annoying thing about online ordering

写真を見ると分かるように、上へ伸ばしているので天井を突き抜けているんですよね。
本社前店舗は旧型なので天井が低いのでこうなりますが、最近の新しい店舗は天井がもともと高いので、この写真にあるように天井を改修する必要がないかもしれません。

これが店内にあると、相当なインパクトがありますね。
これ見て、ネットで買う人が増えるかもしれない。
つまり販促物としても機能しているような気がします。

人件費の削減と、販促としての効果で、ROIをクリアして実験を拡大、といったところでしょうか。
当初はジョークかと思ったのですが、物事は常識だけで判断してはいけないという好例かもしれません。

鈴木敏仁 (12:57)


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2017年6月 7日
[アマゾン] 低所得層向けのプライム会費プランをスタート

アマゾンが低所得層向けのプライムを開始することを発表しました。
対象は生活保護を受けている人達、具体的にはEBT(Electronic Benefits Transfer)カードを持っている人で、会費は5.99ドル/月です。
通常は、99ドル/年か、10.99ドル/月。

EBTカードは生活保護給付金の電子マネーで、大手スーパーマーケットのほとんどがEBTを受け付けています。

プライム会員はアッパーミドルからアッパー層に会員が多く、低所得層の開拓はアマゾンの取り組み課題でした。
今回の新たな会員費はこの手薄な層を狙ったものです。

一方のウォルマートは、ネット通販企業の買収によって今まで手薄だったアッパーミドル以上の層を狙いはじめている。

双方がぶつかり合いはじめたと言えるのですが、もう一つ、両者ともに狙っているのは縮小し続けている中間所得層ではない、ということも言えるわけです。

日本でも同じことが言えます。
ど真ん中を狙う総花的なフォーマットはもはや限界。

そう考えると、両社のやっていることからの示唆は小さくないでしょう。

鈴木敏仁 (11:37)


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2017年6月 5日
[ウォルマート] 好例のフェスティバル型の株主総会を開催

ウォルマートが先週後半に恒例となっているフェスティバル型の株主総会を開催しました。
株主に対して業績を説明し、一問一答するというよくある総会ではなく、社員に対してパフォーマンスする場となっているということについては皆さんご存知の通り。株主に対しては10月に別のカンファレンスを設けています。

マクミロンがキーノートスピーチをしましたが、内容はデジタル化についてがやはりメーンで、変革の真っ最中だ、未来のショッピングを作る、それを担うのは社員の皆さんだ、といったところです。

ところで先週初頭にロサンゼルスの店を見て回り、価格比較をしてみたのですが、ウォルマートがかなり安いことに気づきました。
同時に、祝日と言うこともあったのですが、客数が非常に多くレジがオーバーフローを起こしていることにも気づきました。
客数の予測を読み間違ったのでしょう。
ウォルマートは今年に入ってから価格を下げているのですが、お客がこれにちゃんと反応していると私は理解しました。

もちろん労働条件の改善や人材育成プログラムといった人への投資が店員のモチベーションを上げて、これが店頭環境を改善し、お客の買い物に好影響を与えていることは言うまでもないでしょう。

ウォルマート対スーパーマーケットという図式で見たときに、2009~2010年にかけてウォルマートが強く、2013~2016前半まではスーパーマーケットが強かったが、昨年の後半からウォルマートがスーパーマーケットを抑えはじめたということをアナリストが書いていて、店頭でこれを実感したのでした。

マクミロンによる経営は軌道に乗ったと見て良いようです。

鈴木敏仁 (01:34)


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2017年6月 2日
ウォルマートによる新たなラストワンマイルプログラム

ウォルマートが店員をデリバリー要員として利用するプログラムの実験をはじめました。
送り先がご近所の時、仕事帰りに寄って行ってください、というアイディアですね。
現時点では3店舗で実験中。

配達希望者にはバックグラウンドチェックなどの適正査定があり、宅配できるのは1日に10個まで、モバイルアプリでルートが指示されるそうです。
配達者にいくら支払うのかはノーコメント。

くわしい中身は不明ですが、専用のアプリがあり、例えば今日の配達がリストされ、先に手を挙げた人が取っていく、というような仕組みかもしれませんね。
店員をクラウドとして、宅配要員をソーシングするわけです。

リアル小売は店舗という既存資産をどう使うかがネットとの差別化要因なのですが、店舗という資産には店員も含まれるということが、ウォルマートによる取り組みから分かりますね。

なるほど、こういうアイディアがあるのか、と感心したのでした。

鈴木敏仁 (11:14)


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