March 31, 2008
[フレッシュ&イージー] 3ヶ月間出店をストップ
フレッシュ&イージーの店舗数は現時点で59となりましたが、出店を3ヶ月間止めて、修正をかけることがわかりました。
「わずか4ヶ月間で店舗数はゼロから59となり、9ヶ月間でプロジェクトチームの人員数は200人から2,500人に急増、これからの9ヶ月間で5,000人となる」
なぜ出店を3ヶ月間休止するのか?
英語をそのまま載せると・・・
Quite simply, to allow the business we've created to settle down
まあ要するに、急速に膨張した組織を落ち着かせるため、ということになりますかね。
この3ヶ月間のモラトリアムが何を意味するのか論議を呼んでいるのですが、いま結論を出だすのは早すぎるでしょう。
どう修正をかけてくるのか、楽しみにしたいと思います。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:34 PM | | トラックバック (0)
「ウォルグリーン、点をつなげて新た勝機を見出す」Vol.12,No.14
アメリカ流通eニュース
ウォルグリーンが買収プランを発表した。
買収と言うものをほとんどせず自社成長をモットーとしてきた企業なのだが、昨年から方針を転換し、機会があれば買収するというスタンスになっている。昨年はワシントンDCドミナンスの中堅小売企業を買収しているのだが、しかしその後の一連の買収と、今回の発表から、ウォルグリーンが将来への絵として描いている全体図のようなものが見えてきた。
<これ以降の内容に興味のある方は、アメリカ流通eニュース(有料)をご購読下さい。>
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:43 PM | | トラックバック (0)
March 30, 2008
[ダラーゼネラル] 既存店強化に戦略転換
投資企業のKKRにバイアウトされたダラーゼネラルが政策を発表しました。成長を急ぎすぎていたことを認め、既存店の活性化に注力することが主戦略となっています。
▼新店オープンのペースを落とす
▼PBの開発
▼価格戦略とMD戦略のシェイプアップ
▼より強いブランドイメージの確立と一貫した買い物環境
この4つを長期的なプライオリティとする。
また08年年度は新店のオープニングを200に落とし、そのかわり400店舗を改装する。
ちなみに07年度は売上高95億ドルに対して、1280万ドルの赤字でした。
このバリューディスカウンターという業態は、本来儲かるフォーマットです。ファミリーダラー、アルディ、トレーダージョーズ等々、もれなく非常に高いROIを誇っている。ダラーゼネラルのつまづきはフォーマット問題ではなく、この企業が持つ固有の経営問題でして、ですから手綱さえしっかりすれば、容易に復活すると思ってます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 12:16 PM | | トラックバック (0)
March 29, 2008
[クローガー] アトランタでフレッシュフェアを開発
アトランタのバックヘッにフレッシュフェアを作るそう。地元紙が報じました。高所得層が住む商圏のバックヘッド、既存店の改装で開発するようです。
クローガー自身はコメントしてません。
このフレッシュフェア、もともとはロサンゼルスのラルフスが作った高所得層向けフォーマットです。ラルフスはフード4レスという低所得層向けバージョンも持っていて、三層戦略でうまくいっている。
この成功を親会社のクローガーがベンチマーキングし、オハイオやミシガンという他地域に投入し成功し、アトランタでもやってみよう、ということです。
この、上中下の3つのフォーマットを開発する戦略、簡単そうに見えて、簡単ではありません。きっちりとやっているのは全米にラルフスだけだと思います。とくに上へシフトするのは容易ではなく、HEBのセントラルマーケットぐらいでしょう、他でうまくいっているのは。
ちなみにクローガー、フード4レスも他地域で展開しようとしてます(少々うろ覚えなのですがひょっとしたら中西部でもう開発しているかもしれません)。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 04:34 PM | | トラックバック (0)
商業不動産の空室率急増の可能性
今年は小売企業の倒産が91年以来の高水準となるかもしれないそう。91年はアメリカで金融危機が起こったときで、今年はそのとき以上になる可能性があると、不動産関係者が警告しています。
商業不動産の空室率が過去6ヶ月間に5%から7〜8%へアップしているそう。
そしてこの数字が今年末までに10〜12.5%まで上昇するかもしれないとしています。
問題は、不動産の増床ペースがまだ止まっていなくて、昨年並みの小売スペースが今年増えるだろうと見積もられていることにあるんですね。建設プロジェクトは、プロセスが一定レベルまで進んだらなかなか止められませんから。景気が悪化したから、すべて白紙にしましょうとは簡単にいかないわけです。
倒産が増えて撤退する店舗が増える一方、不動産スペースの増床ペースが止まらない。
そのため、空室率が高騰してしまう。
そんなシナリオの可能性が高まっている。
業界メディアに悲観的な見解が増えてきたように感じます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:47 PM | | トラックバック (0)
March 25, 2008
消える生体認証決済システム?
支払いに指紋認証を使うシステムを提供していたプロバイダー、ペイバイタッチが昨年12月に倒産、システムの供給をやめることを先週発表しました。
すでに導入していた店舗数は600、クローガー、ジューエルオスコー、ピグリーウイグリーといったチェーンストアや、グリーンヒルズが採用していました。
倒産の理由は、資金繰りの悪化と現在の市場環境、ということになっているのですが・・・。
これ以上の原因については、説明されていないようです。
現実の話としては、システム上の未成熟によって認証のスピードが遅かった、ということがあるようです。だから、システムがもっと向上すれば解決する、生体認証の今後の可能性は否定しきれないという論調もあります。
何度も書いていることですが、個人的には生体データを提供するなんて絶対にしないと思っており、たぶん同じことを考えている人が結構いるんじゃないでしょうか。データが流出するという事件が現実に発生していて、100%完璧なセキュリティなどありえないという事実を鑑みると、そうそう簡単に普及するとは思えないわけです。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 11:54 AM | | トラックバック (0)
March 24, 2008
[コストコ] クロックスをグレー市場から仕入れて販売
先日コストコでサンダルのクロックスを発見、なかなかおしゃれなものをコストコ売ってるなと驚いたのですが、どうやら正規の取引ルートで仕入れているわけではないという情報を得ました。
クロックスの広報は、「コストコに販売したことはないし、コストコに卸して良いと認めたこともない」と言明してます。
またコストコも二次市場から仕入れていることを認めてます。さらにクロックスだけではなく、Janzen、Hurley、Lucky、OshKosh、など他にも、非正規ルートから仕入れている商品があると言明してます。
実はコストコは二次市場から仕入れるということをよくやっていて、訴訟にもなったりしているのですが、すべて勝訴してるんです。
コストコらしいエピソードじゃないかと思い、紹介しました。
この企業のコンセプトは、7割以上を占めるステープルアイテム(ニーズ)の激安価格でお客を誘い、3割弱の宝探し的商品(ウォンツ)で買い物の楽しさを作り買い上げ点数を増やす、というものなのですが、このウォンツがすごくおもしろく、私自身も思わず買ってしまうことがよくあります。
「またコストコの罠にはまったな・・・」と苦笑してしまうこと、しばしばです。
クロックすのような商材は、このウォンツにぴったりマッチするということになるわけです。
それと、これだけの大企業になってもブランドメーカーと仕入れで戦っているという点に、興味を惹かれました。コラボレーションだけじゃないということですね。
売れるものは、メーカーがなんと言っても、なんとしても仕入れてきて、訴訟もいとわず売ってしまうという姿勢には、異論もあると思いますが、少々しびれました。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 05:21 PM | | トラックバック (0)
「テスコ、目標見達の米国事業と、大量出店に踏み切る?日本事業」Vol.12,No.13
アメリカ流通eニュース
フレッシュ&イージーの店舗数が2月末の時点で50店舗を超えた。11月8日に4店舗をオープンさせ、以来およそ3ヶ月間で50店舗を超えたわけである。このスピードは既定路線で分かっていたことではあるのだが、実際に目にすると巨大資本のパワーと言うものを実感せざるを得ない。
サクラメント近郊に配送センター用の土地を手当てし、北カリフォルニアへの出店を開始することもすでに明らかとなっていて、350店舗構想へ向けて着々と手を打っている。シカゴへの進出も噂されていて、版図の拡大もはじまりそうだ。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:47 PM | | トラックバック (0)
「ターゲットが自社クレジットカード事業の売却を検討中」Vol.12,No.12
アメリカ流通eニュース
ターゲットの自社クレジットカードが、カード業界ランキングで全米10位になったという話を一昨年の6月に書いた。米国小売企業は自社クレジットを運営しないのがトレンドなので、この10位と言うランキングは突出していた。
それ以来、変わらず強化戦略を取って会員数が増え、収益も上がってきているのだが、当時からリスクを指摘する声が多く、しかし経営側がその戦略性とタイトな管理体制を訴えて正当化する、ということが繰り返されてきた。
しかしとうとうこの事業の売却を考え始めた。株主のプレッシャーに負けたようだ。
昨年7月にパーシング・スクェアという投資会社が同社の株式の9.6%を取得した。この企業のオーナー、ウィリアム・アックマンはアクティビスト型の投資家として知られ、過去ウェンディズやマクドナルドなどを買って、コスト削減や不採算事業の売却を迫り、企業を動かし、株価を上げ、利益を得る、ということを繰り返してきた人である。
アックマンはターゲット株を大量に買った直後から、クレジットカード事業の見直しを経営陣に要求し始めたようだ。企業側は今年度の第1四半期までに査定を終えると約束し、これがメディアをして売却するのではないかという憶測を流さしめることになっている。本社があるミネアポリスのローカル紙が7月に報じて、ターゲットが否定するということがあった。
先月末の決算発表時にはクレジットカードの好調さをアピールしていて、売却するというそぶりも見せていなかった。つまり今回の売却予定のニュースはかなりのサプライズなのである。いまから考えると噂が流れるということは、売却というオプションがもともと存在していたのだろうと想像することができる。
ただし正確には事業を丸ごと売却するのではなくて、売掛債権80億ドルの半分にあたる40億ドルの売却である。また現時点では最終決定ではなく交渉中の段階である。ちなみに買収企業としてJPモルガンの名前が浮上している。
さてこの売却プランをどう見るかだ。
結局クレジットカードと言う事業は、諸刃の剣なのである。
ターゲットの税引き前の営業利益に占めるカード事業の比率は昨年の第4四半期で26%に達している。一昨年が17%なので、急増と言う表現が正確である。儲かっているのだからいいだろうと簡単には言い切れない。急増させると言うことは、審査を甘くして会員を増やしている可能性があり、これを投資家は問題視している。とりわけこれから景気が悪化すると焦げ付きが増えるのではないかとう懸念が強まっているのである。
またビジネスモデルがまったく異なる事業にリソースを投入するのはどうかという意見もある。そのリソースを小売に投入すればもっと良い会社になるだろうという主張だ。
一方、利幅の低い小売ビジネスにおいて、こういう関連事業はおいしい。他社でも使えるクレジットカードなので、他社の販売動向がつかめるというメリットもある。また同社はカードをブランディング活動の一環とみなしており、つまりターゲットと言うイメージを作るツールの一つとみなしてもいるのである。
結局アメリカはデメリットに注目してやめるリテーラーが多く、日本はメリットに注目して各社乗り出しているというわけだ。他事業の利益に頼り始め本業が甘くなって失速したシアーズという好例がアメリカにはあり、これを教訓としているのかもしれないと考えている。
★投資家が経営陣を動かす★
今回の売却プランが吉と出るか凶と出るかは現時点では分からない。ただ投資家が売却を促したという点には注目したい。日本ではスチールパートナーズのおかげか、一般的にこういうアクティビスト型の投資家にアレルギー反応を起こす傾向があると思うのだが、経営陣が正しいと思っていても、外から客観的に眺めると間違っているということは少なからずある。
例えばホームデポによるプロフェッショナル事業の売却は投資家によるプッシュだったが、そのロジカルな見通しの説明に経営陣が納得してしまったと言う経緯があった。経営陣を説き伏せるロジックを投資家が持っているというわけで、アメリカの投資市場の成熟を感じさせる事実ではある。
ターゲットによる事業売却の是非はとりあえずおいて、投資家と企業の関係というものをいろいろ考えてしまったのであった。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:45 PM | | トラックバック (0)
March 23, 2008
[ベストバイ] HD-DVD購入客にギフトカードを提供
2月23日以前にHD-DVDを購入したお客に対して、50ドルのギフトカードを提供すると発表しました。リワードゾーンというロイヤルティカード、またはネットで買った人に対しては5月1日までにギフトカードを郵送、その他の購入者は領収書を持ってくればOKとなってます。
ギフトカードの総額は1000万ドル、およそ10億円に達するそう。
こういう話を聞くと、この予算を誰が負担するのか、考えてしまいます。
たぶん東芝でしょうね。
でも小売企業は、メーカーのファンドで処理します、ということは普通一切言いません。
しかし、1000万ドルというのは、お安くないコストですね。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:39 PM | | トラックバック (0)
March 20, 2008
7500万ドル分のギフトカードが無価値になる?
小売の倒産によって、発行済みのギフトカードが無効になってしまうであろう総額が、年内に7500万ドルに達するだろうという予測数値をLAタイムズが一昨日掲載しました。およそ75億円、円高を勘案しても100億円ぐらいが無に帰す可能性があるというわけです。
記事によると、連邦破産法11条の管理下にある企業は、ギフトカードを借入れ金あつかいにするそう。つまり、お客にとっては倒産した会社のギフトカードはキャッシュではなくなり、貸付金となり、貸したお金は踏み倒される、ということなんですね。
昨年の歳末商戦では、6%増の263億ドルがギフトカードとして購入されたと業界団体が試算していて、この数値と今年の倒産予測を絡めて、失効する可能性のある金額を試算しているのでしょう。
アメリカでギフトカードをもらったら、すぐに使わなければ、ということです。
小売企業の倒産が日本ではアメリカよりも少ないですから、こういうリスクはあまりないかもしれないですね。
アメリカはこういう点が少々激しいです。
>>今週末より二週間、日本に滞在します。アップデートが不規則になること、ご容赦下さい。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 06:45 AM | | トラックバック (0)
March 19, 2008
[ハナフォード] 1800人のデータ漏洩
スーパーマーケットチェーンのハナフォードとスィートベイ(双方ともにベルギーのデレーズ資本)の、1800人分のカードデータが漏洩したことが公表されました。昨年の12/7から今年の3/10にいたる期間に、両店舗で使用されたクレジットカードとデビットカードの番号が漏れた模様。必要とされるスタンダードにのっとった運営方式をとっており、漏れた原因はいまのところ分からないとしてます。
レジでカードを読み取らせた後、認証するためにカード会社にデータが移動しますが、この数秒間になんらかの理由で漏れた。この期間には420万人がカードを使用しており、少なくとも1,800人のデータが漏洩したが、ポテンシャルとしては420万人分が漏れた可能性もある、ということだそうです。
この4560万人には遠く及びませんが、およそ一年後にまた発生しているという点に注目しなければなりません。
AP電の記事を孫引きしますが、「どんな家も100%安全ではないのと同じだ」とあるように、セキュリティが完璧なデータ運営方式は存在しないということを、この一連の事件は我々に教えてくれてます。
上記のエントリーで書いたことですが、指紋認証とロイヤルティカードをくっつけるシステム、近所のスーパーマーケットが導入したとしても絶対に使わないと断言しちゃいます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:42 PM | | トラックバック (0)
March 18, 2008
[ウォルグリーン] アパレルPBを開発
おととい、ショッパーズドラッグマートがPB食品を開発するとエントリーしましたが、今回はウォルグリーンによるPBアパレルです。
名称はカジュアル・ギア、4月1日をもって全6,000店舗での販売を開始するそうです。価格帯は$2.99-$15.00、スウェットパンツやソックスなどの実用衣料です。メンズもあるそう。
ドラッグストアがアパレルにPBです。
たぶん驚く方も多いのではないでしょうか。
実はアパレルの強化は昨年初頭から取り組み始めていたんですね。PB導入と言うのは知りませんでしたが、なるほどなあ、というのが私の印象です。
これ、ビューティケア強化の一環でもあります。店舗を女性にとって魅力のあるもっとアップグレードしたものにしたい。ビューティケア商材というものは、良い商品をおき、ビューティアドバイザーを常駐させてコンサルティング販売したから、売れる、というものでもないんですね。店舗(または企業)に対するイメージがけっこう大切です。
『美』を売るためには、店頭での包括的な『エクスペリアンス』が重要な要素となります。
一昨年の11月、ウォルグリーンはピュア・アルーア・ジュエリー・コレクションと言う、独占販売ラインを投入しています。これにはなんと、スワロフスキーが含まれているんですよ。価格帯は$5.99-14.99、ファッショントレンドに合わせて6〜8週間でラインを入れ替えるとしてますから、お飾り的なマーチャンダイジングでは決してない。
これも包括的な『エクスペリアンス』向上を目指しての導入です。
アパレルPB、失敗する可能性が高いと思ってます。
しかし、こうやって新しいことをどんどんトライし、試行錯誤を続けるところに、大企業としてのウォルグリーンの凄さがあるんだというのが、僕の見方です。
ちなみに、昨日同社は、大手企業内でのヘルスセンターとファーマシーを展開とする専門企業二社の買収を発表してます。買収によって展開施設数は500ヶ所となる。
トヨタやGMなど大手企業は社内にフィットネスセンターや医療相談施設を持っているのですが、これを展開している企業です。ウォルグリーンの意図は、会社内ではヘルスセンター、社外ではウォルグリーン内のインストアクリニックと、社員と社員家族とリタイア組みと、すべてを取り込むことにある模様。
ヘルスケア領域でも、将来を見据えてきっちりとイニシアチブを進めているというわけです。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:57 PM | | トラックバック (0)
March 17, 2008
[テスコ] 日米で人事異動
まずアメリカから。タイのテスコロータスのCEO、ジェフ・アダムスが米国事業のCOOとして異動する。CEOティム・メイソンは留任。アダムスはもとウォルマートの幹部だったそうです。
この異動に伴い、当初の目標に達していないと憶測されている米国事業ついての懸念が噴出するだろう、というのが報じているイギリスの新聞の論調のようです。
アメリカ人を経営陣にもってきたということは、やはりうまくいっていないんだろうなという予測は立ちますが、アメリカ生まれの元ウォルマート幹部がタイで責任者を務めていて、そういう人物を投入できるという点に、テスコの人材パイプの太さのようなものを私は感じたのでした。
懸念うんぬんは、時期尚早、なんじゃないでしょうかね。テスコ自身も、そう簡単に儲かるなんて、はなから考えていなかったはずですし。

次に日本。ビジネスデベロップメント担当ディレクターのマイケル・フレミングがテスコジャパンのCEOとして赴任する。紙面では、テスコエキスプレスの利益の出るフォーマットへの調整が終わり、これから150店舗を出店してゆく予定だ、としてます。またイギリスからの輸入PBを増やす模様。
日本は既存の採算の取れている企業を買収しての進出でしたから、言ってみれば別フォーマットの開発のようなもので、アメリカのようにゼロから作ってゆくのとは単純比較できません。うまくいって当たり前とも言えるし、しかしウォルマートと比較すると着々と地盤を気づいているように見える外資としてのテスコはやはりたいしたものかもしれないな、とも感じます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:32 PM | | トラックバック (0)
「ターゲットが自社クレジットカード事業の売却を検討中」Vol.12,No.12
アメリカ流通eニュース
ターゲットの自社クレジットカードが、カード業界ランキングで全米10位になったという話を一昨年の6月に書いた。米国小売企業は自社クレジットを運営しないのがトレンドなので、この10位と言うランキングは突出していた。
それ以来、変わらず強化戦略を取って会員数が増え、収益も上がってきているのだが、当時からリスクを指摘する声が多く、しかし経営側がその戦略性とタイトな管理体制を訴えて正当化する、ということが繰り返されてきた。
しかしとうとうこの事業の売却を考え始めた。株主のプレッシャーに負けたようだ。
昨年7月にパーシング・スクェアという投資会社が同社の株式の9.6%を取得した。この企業のオーナー、ウィリアム・アックマンはアクティビスト型の投資家として知られ、過去ウェンディズやマクドナルドなどを買って、コスト削減や不採算事業の売却を迫り、企業を動かし、株価を上げ、利益を得る、ということを繰り返してきた人である。
アックマンはターゲット株を大量に買った直後から、クレジットカード事業の見直しを経営陣に要求し始めたようだ。企業側は今年度の第1四半期までに査定を終えると約束し、これがメディアをして売却するのではないかという憶測を流さしめることになっている。本社があるミネアポリスのローカル紙が7月に報じて、ターゲットが否定するということがあった。
先月末の決算発表時にはクレジットカードの好調さをアピールしていて、売却するというそぶりも見せていなかった。つまり今回の売却予定のニュースはかなりのサプライズなのである。いまから考えると噂が流れるということは、売却というオプションがもともと存在していたのだろうと想像することができる。
ただし正確には事業を丸ごと売却するのではなくて、売掛債権80億ドルの半分にあたる40億ドルの売却である。また現時点では最終決定ではなく交渉中の段階である。ちなみに買収企業としてJPモルガンの名前が浮上している。
さてこの売却プランをどう見るかだ。
結局クレジットカードと言う事業は、諸刃の剣なのである。
ターゲットの税引き前の営業利益に占めるカード事業の比率は昨年の第4四半期で26%に達している。一昨年が17%なので、急増と言う表現が正確である。儲かっているのだからいいだろうと簡単には言い切れない。急増させると言うことは、審査を甘くして会員を増やしている可能性があり、これを投資家は問題視している。とりわけこれから景気が悪化すると焦げ付きが増えるのではないかとう懸念が強まっているのである。
またビジネスモデルがまったく異なる事業にリソースを投入するのはどうかという意見もある。そのリソースを小売に投入すればもっと良い会社になるだろうという主張だ。
一方、利幅の低い小売ビジネスにおいて、こういう関連事業はおいしい。他社でも使えるクレジットカードなので、他社の販売動向がつかめるというメリットもある。また同社はカードをブランディング活動の一環とみなしており、つまりターゲットと言うイメージを作るツールの一つとみなしてもいるのである。
結局アメリカはデメリットに注目してやめるリテーラーが多く、日本はメリットに注目して各社乗り出しているというわけだ。他事業の利益に頼り始め本業が甘くなって失速したシアーズという好例がアメリカにはあり、これを教訓としているのかもしれないと考えている。
★投資家が経営陣を動かす★
今回の売却プランが吉と出るか凶と出るかは現時点では分からない。ただ投資家が売却を促したという点には注目したい。日本ではスチールパートナーズのおかげか、一般的にこういうアクティビスト型の投資家にアレルギー反応を起こす傾向があると思うのだが、経営陣が正しいと思っていても、外から客観的に眺めると間違っているということは少なからずある。
例えばホームデポによるプロフェッショナル事業の売却は投資家によるプッシュだったが、そのロジカルな見通しの説明に経営陣が納得してしまったと言う経緯があった。経営陣を説き伏せるロジックを投資家が持っているというわけで、アメリカの投資市場の成熟を感じさせる事実ではある。
ターゲットによる事業売却の是非はとりあえずおいて、投資家と企業の関係というものをいろいろ考えてしまったのであった。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:40 PM | | トラックバック (0)
March 14, 2008
[ショッパーズ・ドラッグ・マート] オーガニック食品のPBを開発
カナダのドラッグストア大手、ショッパーズ・ドラッグ・マートが、食品にオーガニックPBを導入するそうです。名称はNative、アイテム数は170、この4月までに1,000店舗へ導入するとのこと。
ドラッグストアが食品にオーガニックPBというのは、ちょっと驚きました。ただ、ショッパーズ・ドラッグ・マートならありえるだろうと納得もしました。革新的なビューティケア売場を持つフォーマットを増やしつつある同社ですが、この新プロトタイプには非常に洗練された食品売り場がありまして、惣菜まで売っている。
あの美しい売場には、プレミアム型PBとなるだろうオーガニックはマッチするように思います。
健康を訴えるにもオーガニックはぴったりで、ヘルスケア部門にもいい影響を及ぼすかもしれない。
ショッパーズ・ドラッグ・マート、アメリカとは違った意味で非常におもしろい企業です。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:05 PM | | トラックバック (0)
March 13, 2008
[ターゲット] クレジットカード事業の売掛債権、半分の売却を検討
昨年の9月にこういう記事をエントリーしました。
ターゲットがクレジット事業の売却検討?
このころから売却の噂が流れてきたのですが、債権の半分を売却する予定であることが報じられました。トータル80億ドルの半分の40億ドルだそうです。買収を検討している企業はまだ明らかになっていません。
どうやらこの売却には、アクティビスト型の投資家で7月に約10%の株を買って大株主となったウィリアム・アックマンという人の影響が大きいようです。買ってからターゲットにプレッシャーがかかり、ポートフォリオの見直しをターゲット側が約束し、今年初頭にはレビューが終るとしていたもの。その結果、半分を売却しようということになったようです。
第4四半期における税引き前利益高に占めるクレジットカード事業からの利益は26%を占めていたそう。06年度が15%ですから、年々比率が高まってきている。
一方、クレジットカード業界は一般的な傾向としていまは拡大しない方向にあり、ターゲットの成長は甘い審査の結果ではないかと言う見方が多く、これから景気が悪化してゆくと焦げ付きが増加するのではないかとい懸念が強まっていました。
小売ビジネスとクレジットカードビジネスは、相関性はあるものの、ビジネスモデルは根本的に異なります。そのため、各事業の価値が株価に正確に反映されないことを嫌う投資家が少なくないようです。餅は餅屋で、それは金融機関にまかせなさいというスタンスですね。
日本では‘物言う投資家’とか言ってアレルギー反応を示す人が多いですが、企業に対して外部からアドバイする一つの機能としてみると、一概に悪いと切って捨てる事ができない面もあります。ターゲットは結局半分を売却することを選択したわけですが、アックマンがいなければ売らなかったかもしれない。
もちろん、この判断が今後裏目に出る可能性もありますが、今後の景気の行方を考えると、半分でも売却するのは現時点での判断としては間違ってはいないように思うのですが、どうでしょうか。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:54 PM | | トラックバック (0)
March 12, 2008
[クローガー] 取引価格の上昇が利益を圧迫
クローガーが第4四半期と通年の業績を発表しました。
Q4:売上高 2.2%、最終利益 -16.1%、既存店成長率 5.4%
通年:売上高 6.2%、最終利益高 5.9%、既存店成長率 na
第4四半期の最終利益ががくんと落ちてますが、原因は生鮮や加工食品の取引価格の上昇にあるとしてます。同社の試算ではインフレは3.8%だそうです。
これをどう読むのかは、難しい。取引価格の上昇を売価に転嫁しなかったのか。既存店の数値がいいですから、売価を上げているように感じるんですけどね。
全体として数値は悪いものではないです。
公開資料に偏りがあって通年の既存店成長率が出てないのですが、たぶんこの印象だと問題はないでしょう。
景気がどうなるのかすごく興味がありまして、各社の業績に注目してます。
業績悪化が目立つ決算数値
ウォルマートも悪くは無かった。
消耗必需品を市場とする企業の業績は悪化していないように感じます。景気は確かに鈍化傾向にあるが、消耗必需品を買い控えるレベルには至っていない、ということでしょうかね。いましばらく注視したいと思ってます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:48 PM | | トラックバック (0)
March 11, 2008
[ウォルグリーン] POSデータと在庫データをサプライヤーに公開
POSデータと在庫データを、ほぼリアルタイムで、各店舗の各アイテムレベルまで、サプライヤーに公開するプログラムを開始しました。昨年12月に導入し、主要サプライヤーのほとんどが参加し、今年半ばまでにさらに50社が参加する予定です。
ちなみにプラットフォームはアジェントリックス社によるデマンド・シグナル・マネジメント。
ほぼリアルタイムで在庫データを公開するということは、つまりほぼリアルタイムの在庫データが存在すると言うことで、だから自動発注が可能になっている、と言えます。
日本ではPOSデータの公開は進んでますが、在庫データまで公開できる企業は少ないんじゃないでしょうかね。
こういう話を聞くと、サプライヤーにどのくらい費用を請求しているのだろうかということがまず頭をよぎってしまいます。その上で、コラボレーションという名目でナレッジの提供をサプライヤーに求めるわけですから、サプライヤーサイドは大変です。
もう一つ、リアルタイムでデータが入ってくるおかげで、メーカーがショートタームなトレード戦略に偏ってしまい長期的なブランドマネジメントが弱くなるという問題が実は出てきている。
とまあ、余計なことを思ってしまったのですが・・・
アジェントリクスは電子商取引のWWREとGNXが合併してできた会社で、もともとは対ウォルマートで競合企業が連携して作られたものです。こういうプラットフォームがアウトソーサーの手で完成してゆくと、ウォルマートのリテールリンクも昔のようなアドバンテージが少しずつ無くなっていくということになります。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 02:10 PM | | トラックバック (0)
March 10, 2008
[CVS] ミニッツクリニックが500ヶ所突破
CVSが展開しているインストアクリニックのミニッツクリニックが500ヶ所を突破しました。一昨年の7月に買収した時点で83ヶ所でしたから、1年と8ヶ月で400ヵ所以上を新設したことになります。
さらに、今年は150〜250の新規出店を計画しています。
参考までに、過去のエントリーです。
CVSがインストアクリニックを買収
CVSのミニッツクリニック
実は既存の医療コミュニティ(またはドクター側)からインストアクリニックの医療の質に対する批判があったして、軋轢が若干あるようなのですが、CVSやウォルグリーンのスタンスを見る限り消費者は支持しているとみて間違いないように思います。
またインストアクリニックはナースプラクティショナーが医療行為を行いますが、例外的にドクターがインストアクリニックに常駐するケースもあります(ロングスやデュエインリードの一部の店舗で採用)。
まだまだ増えていきそうですね。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 03:26 PM | | トラックバック (0)
「インストアクリニックによる医療のメニュープライシング」Vol.12,No.11
アメリカ流通eニュース
ドラッグストアのCVSが、インストアクリニックを買収したのは一昨年の7月のことであった。物販企業が医療サービスを提供することになるわけだから、非常に画期的なエポックメーキング的な買収であった。その後CVSはPBMというもう一つのサービスプロバイダーと合併、常識的なDgsビジネスから異なる次元へと進み始めている。
このミニッツクリニック、買収した時点では83ヶ所だったのだが、今月初頭に500ヵ所を突破した。約1年8ヶ月で400ヵ所以上を増やしたわけで、大変な勢いと言うことができる。
さらに今年は150〜250ヵ所の新設を予定していて、まだまだ増えそうなのである。
<これ以降の内容に興味のある方は、アメリカ流通eニュース(有料)をご購読下さい。>
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:38 PM | | トラックバック (0)
March 07, 2008
[ウォルマート] RFIDをアイテムレベルへ
来年の10月31日までに、デソト(テキサス州)という地域にあるサムズの配送センターに入荷するすべてのアイテムに、RFIDを貼り付けることをメーカーに義務付けることが明らかになりました。
アイテムレベルの前に、今年の10月にまずケース単位での貼り付けを完了するそう。アイテムベルも業界初ですが、ケースレベルでも業界に先駆けることになる。
また2月1日に執行された新ルールでは、パレットレベルにRFIDが貼り付けられていない場合、ひとつあたり2ドルのペナルティが課される。今年の秋までには同様のルールが配送センター4つに拡大され、09年1月31日には全配送センターに適用され、ペナルティはひとつ当たり3ドルになるそうです。
MWCの場合、お客が商品を手にする瞬間まで商品がパレットに乗ってます。メーカー出荷段階の荷姿のまま、お客に商品が提供される。
そして、取り扱いアイテム数が少ない、商品サイズがMWC用で大きくパレット上に乗っているアイテム数が相対的に少ない。
こんなことを考えると、普通のフォーマットよりもRFID化が楽だと言うことができそうですね。だからウォルマートはサムズから手をつけているのでしょう。
調査によると、RFID市場が年内に10億ドルを超えて12億ドルになるだろうと言う予測があります。これを引っ張ってるのが国防省とウォルマートなのだそう。
それと、RFIDタグがまだ高くてなかなか普及しないというジレンマがあるわけですが、トッププライオリティがコスト問題からイノベーションに移りつつあるとしてます。つまり、コストとういハードルはそろそろ越えつつあるというわけですね。
ゆっくりだけど、確実に進んでる、これがRFIDの進化の現状ということになりますが、とりわけウォルマートはその進化の波の先端に乗っかって進んでいます。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 06:02 AM | | トラックバック (0)
March 05, 2008
[ターゲット] 生鮮を完全自社物流へ
ターゲットは昨年8月に生鮮の自社配送センターをオープンさせましたが、今後4〜5年かけて完全自社物流へと切り替えてゆくと明言しました。
昨年オープンのときのエントリーはこれです。
ターゲットが生鮮を自社物流へ
ターゲットの食品物流はスーパーバリュが請け負ってますが、完全自社化までの間は、スーパーバリュと自社のハイブリッド型として、少しずつ自社へと傾斜してゆく方針を立てています。
この少しずつ変えてゆくやり方が目を引きました。スーパーバリュが所有する配送センターをターゲットが買い取ってゆく、というプランなのです。今年末に1ヶ所、来年中に1ヵ所を自社物件としてしまう。また来年中にはオリジナルも建設するそうです。
なるほど、こういうプロセスで自社物流化してゆく手もあるのかと。
ダイナミックですよねえ。
スーパーバリュの取引先は中小スーパーマーケットです。ターゲットと競合している企業も一杯ある。このプロセスはターゲットに利する行動になるわけですが、そういう細かいことは、どうでもいいのでしょうね。
売上の8割が小売事業で、スーパーバリュはもはや小売企業ですから、もともと競合しちゃってるわけだし、中小小売企業はこういうことを前提としてスーパーバリュと取引しているのでしょう。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 06:56 PM | | トラックバック (0)
March 04, 2008
[アップル] ミュージックリテーラー2位へ浮上
2/26のニュースですが、2007年のミュージック販売ボリュームで、アップルのiTunesがベストバイとターゲットを追い抜き、ウォルマートに次いで2位になったというニュースが報じられました。
ランキングはこうなってます。
1位:ウォルマート
2位:iTunes Store
3位:ベストバイ
4位:ターゲット
5位:Amazon.com
その他の統計数値はというと・・・
ミュージックダウンロードの販売額は市場の10%
市場の伸びは6%、しかし一人当たりの支出額は44ドルから40ドルへと低下
100万人の消費者がCDの購入をやめた
市場は伸びているけど、一人当たり支出額が減っていると言うことは、買う人が増えたということを意味しているようですね。
これは、僕に当てはまります(^.^)
面倒なのでCDを買うことがめっきり減っていたのですが、iPodを買ったとたん、iTunesからダウンロードを始めている自分を発見してビックリという経験をしてます。クリック一つで買えてしまうという便利さがカギです。
こういうおじさんが一杯いるに違いない。
ミュージックダウンロード、便利です。iTunesの躍進の理由は良く分かる。
アップルストアは単位面積あたりの売上高が、シャネルなどの高級店舗も含めて専門店で全米一番です。
ミュージック販売でも2位にたった。
凄いなあと関心しきりです。
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 05:57 AM | | トラックバック (0)
March 03, 2008
「ターゲットとウォルマートの決算比較で見えてくること」Vol.12,No.10
アメリカ流通eニュース
年初の2月から3月にかけての時期を決算期としている小売企業が多く、ここにきて第4四半期と通年の業績を発表する企業が相次いでいる。予想していたことではあるのだが悪化している企業が多く、景気の鈍化にともなう消費マインドの冷え込みを明示するような結果となっている。
とりわけウォルマートと比較した場合のターゲットの数値が気になった。
<これ以降の内容に興味のある方は、アメリカ流通eニュース(有料)をご購読下さい。>
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 01:36 PM | | トラックバック (0)
[ウォルマート] 現役バイヤーによるブログの開設
ウォルマートが昨年の8月に新しいブログを立ち上げていたことをNew York Timesが報じました。
Check Out
まったく知りませんでしたよ、これ。
宣伝せず、クチコミで広がることを期待しているようです。
内容は商品部の社員10人が、商品や、環境問題や、消費動向や、いろんなことについて自由に書くというものです。
何が画期的かというと、ライターに書かせるとか、エージェントに任せると言うことをせず、第一線の社員が生の声を載せている点にあります。どうやら会社が手をいれることもせず自由に書かせているらしい。
やらせではなく、商品部の現役バイヤーの手による本当のブログを、企業としてた立ち上げたという点に、私はけっこうびっくりしてます。
最近のエントリーを見てみると・・・ニューヨークで開催されたトイフェアの話、2GBのノートブックを500ドル以下で開発しているという話、などなど。
トイフェアネタでは気になった玩具を写真つきで紹介してますが、バイヤーの視点が垣間見れて実におもしろい。
ノートブックは、たぶん業界では既知のことだから書いているんだろうけど、現時点で商品開発しているものをここで紹介しちゃってるんだから、驚きます。
ネット戦略、ウォルマートはとにかく先へ先へと進んでいて、誰も追いついていない印象が強い。
このバイヤーブログ、いろいろ考えてしまいますねえ。
消費者が手にできる情報が、かつてなく広がり、深くなり、スピードアップしている。商品、店舗、サービス、といったものの評価を消費者があっというまに手にできる時代です。
何が起きるのか。
小売業だけではなく、卸も、メーカーも、よく考える必要がある。
そして、これ対応する体制を整えて行かねばならない。
どこかで執筆してみたいと思ってます。
>>先週予告したターゲットのファッションショー、ここにアップしました。
ターゲットのバーチカルファッションショー
投稿者: 鈴木敏仁 日時: 12:25 PM | | トラックバック (0)





