ドラッグストアの最近のブログ記事

2019年4月 8日
CVSヘルス、調剤の当日宅配を6,000店舗に拡大

CVSが調剤の当日宅配を6,000店舗に拡大しました。
2017年にエリア限定で当日宅配を開始、これを今回は拡大と言うことになります。
[CVSヘルス] メールオーダー調剤の配達日数を短縮化

送料は7.99ドル、ターゲット傘下のシップトがオンデマンド宅配を請け負います。
CVSはターゲット店内の調剤売場をテナントとして運営しており、その関係でシップトを利用するのでしょう。
逆に言うとおそらくシップトの業容拡大に合わせて6,000店舗へ拡大ということなのかもしれません。

7.99ドルの送料は高く見えますが、でも急病でどうしても必要だというシチュエーションはありそうです。

調剤の短時間宅配が一般化しはじめたようです。

鈴木敏仁 (10:53)


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2018年12月17日
[ウォルグリーン] 余剰在庫や返品商品をBtoBオークションで販売

ウォルグリーンが余剰で余った在庫と返品商品をBtoBのオークション形式で売り始めます。
B-Stock社との提携とのことなので、おそらく同社のプラットフォームを使いウォルグリーン用にカスタマイズしてのことだと思います。

B-Stock社はウォルマート、ベストバイ、メイシーズ、アマゾン等の返品を取り扱っている企業です。
アメリカのリバースロジスティックス(静脈物流)はかなりシステマチックで相当な効率化と最適化がなされている分野です。
大手企業が存在するのですが、B-Stock社はおそらく新興でデジタルプラットフォームに強みを持っているようですね。

この手の分野、日本は今もグレーで、大規模に最適化するという発想はほとんどありません。
こういった企業や業界は俗称でリクイデーター(清算屋)と呼ばれたりするのですが、日本ではリクイデーターという表現は忌み嫌われます。
縁起でも無い、という理由です。
こういったところまで効率化を図るアメリカと、臭いものに蓋をする日本と、が生産性の差を生む理由の一つだったりします。

鈴木敏仁 (02:17)


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2018年12月11日
ウォルグリーン、FedExと提携して調剤の翌日配達を開始

ウォルグリーンがFedExと提携して調剤の翌日配達を開始しました。
全国で利用可能、配送料は4.99ドル、16時までの注文で翌日宅配が可能となるそう。
ダラス、シカゴ、NYC、マイアミ、ゲインズビル、タンパ、フォート・ローダーデールの7都市ですでに実施している当日宅配を来年中に拡大するのが次の計画だとしています。

調剤の宅配はメールオーダーと呼んでアメリカではごく一般的に普及しているのですが、ピルパックを買収したアマゾンによる通常の調剤への進出は不可避で、そうすると既存のドラッグストア企業が取り組むべきことは宅配時間の短縮化ということになるわけです。

ウォルグリーンはFedExによる宅配物のインストアピックアップや発送を全店舗で可能としており、関係を深めています。

鈴木敏仁 (11:47)


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2018年10月 8日
[ウォルグリーン] バーチボックスに投資、売り場展開を実験

ウォルグリーンがビューティサンプルのサブスクリプション、バーチボックスの専用売場を全米11店舗で実験するそうです。
投資して資本関係も持つようなので、実験結果によっては買収してしまう選択肢もあるかもしれません。

バーチボックスは成長の踊り場で悩んでいるようですね。
売却も含めた戦略的選択肢を検討している、というような情報を目にした記憶があります。

サブスクは供給量が確定しているので仕入れ予測が容易になる等のメリットが大きいけど、お客に飽きられやすいというハードルも大きい。
あたりまえですが簡単ではないです。

サブスク企業とリアル企業のマッチング的な話はこれから増えてくるような気がしています。

鈴木敏仁 (02:03)


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2018年10月 6日
クローガーとウォルグリーンが提携

クローガーとウォルグリーンが提携しました。
1つめはクローガーのネット通販で買ったものをウォルグリーン店舗で受け取れるサービスで、クローガー本社周辺の13店舗で実験するそうです。
2つめはクローガーのPBをウォルグリーンで売る実験です。

ウォルグリーンが売っているカテゴリーはまるごとクローガーが売っていますから、両社は100%競合します。

クローガーにとってのメリットはもちろんネット通販商品の受け取り場所が増えることにあります。
ウォルグリーンにとってのメリットは来店客数が増えることでしょう。

双方を比べるとクローガーにメリットが大きいように思うのですが、どうでしょうね。
かなりおもしろい組み合わせで、実験結果に注目です。

鈴木敏仁 (10:19)


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2018年3月12日
健康保険大手のシグナがエクスプス・スクリプツを買収

健康保険大手のシグナがエクスプレス・スクリプツを買収すると先週半ばに発表しました。
総額は670億ドルで、CVSヘルスによるエトナ買収提案690億ドルに肉薄しています。

これはもう明らかに、CVSによる買収ディールに対するカウンターパンチです。

その昔、ウォルグリーンがエクスプレス・スクリプツと取引条件で折り合わず取引停止したときに、エクスプレス・スクリプツのCEOが極めて強気で上から目線のコメントをしていて、パワーバランスがPBM側に傾いていることを感じたものなのですが、そのエクスプレス・スクリプツが買収される道を選んだわけで、CVSによるディールはそれぐらいインパクトがあるということになります。

ちなみにCVSヘルスによる買収ディールは、ドラッグストアのCVSが健康保険会社のエトナを買収するとみると分かりづらいですが、CVS傘下のPBM企業のケアマークがエトナを買収すると理解すると分かりやすいでしょう。

ケアマーク(PBM)→エトナ(健康保険)=PBM/健康保険
シグナ(健康保険)→エクスプレス・スクリプツ(PBM)=健康保険/PBM

右と左が入れ替わっているだけです。

CVSもシグナも買収目的はヘルスケアのコストダウンとしているのですが、競争減でたぶん逆方向に向かうだろうなと私は思っています。
アマゾンになんとかしてもらうしかないですね・・・(笑

鈴木敏仁 (12:30)


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2018年2月20日
アルバートソンズがライトエイドを買収

アルバートソンズがライトエイドを買収すると発表しました。
買収総額は明らかになっていません。
統合後の年収は830億ドルだそうです。

ライトエイドはウォルグリーンに店舗を売却し、負債が軽くなっていました。
元々丸ごと売ろうとしていた会社ですから、売りやすくなって、サーベラスが手を上げたということですね。

どうやらサーベラスにとってはこれが出口につながるみたいです。
金融スキームはよくわかりませんが、上場しているライトエイドを買うことが、アルバートソンズの上場をしやすくすると言うことのようです。

買収の理由をアマゾンとする論調を見ますが、競合というよりも、取引上のバランスゲームでしょう。
ライトエイドは会社が分解されて、取引上のパワーが弱くなってしまい、でもドラッグストア同士がくっついて大きくなるという選択肢は上位寡占が行き着くところまで行ってしまったアメリカではもはや難しい。
とすると、調剤を持っていて、同じようにスケールを求めているスーパーマーケットと統合するという選択肢が出てくるというわけです。

サーベラスがライトエイドを買収すると言う話は、アナリストが可能性としてだいぶ前から指摘してきたことなので、驚くようなことではないんです。
そもそもアメリカでは、オスコーやセブオンのように、ドラッグストアがスーパーマーケットに買収されるというディールは昔からあって、珍しいことでもありません。

アマゾンが理由とあえて言うならば、アマゾンに買われてしまう前に...、はあったのかもしれません。

鈴木敏仁 (05:53)


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2017年11月 6日
[CVSヘルス] メールオーダー調剤の配達日数を短縮化

CVSヘルスがメールオーダー調剤で全米をカバーの翌日配達と、エリア限定で当日配達を開始すると発表しました。
マンハッタンやマイアミなど6都市での実験を経ての全米水平展開となります。
翌日配達には調剤薬だけではなく一部OTCも含むそうです。

アメリカは広いので、例えば東海岸のセンターに在庫している商品を西海岸に翌日までに送るには、航空便を利用することになり、サプライチェーンに相当な負荷がかかることになります。
CVSはおそらく全米にセンターを所有していると思いますが、それでも、翌日配達を保証するには、フィジカル的にもシステム的にも試行錯誤とアップグレードが必要だったでしょう。

一方で、アマゾンを筆頭として配送期間の短縮化にみな取り組んでいる中で、私の頭の中で調剤だけ蚊帳の外だったことに今さらながら気づきました。
宅配の進化に聖域なし、といったところかなと。

ちなみに現在の配達日数と送料は、5~10日が無料、5~7日が9.95ドル、3~6日が16.95ドル、1~3日が25.95ドル、となっています。
ウォルグリーンが、1~3日が無料、2日が12.95ドル、翌日が19.95なので、CVSは完全に負けていました。

CVSによる今回の翌日と当日の送料が不明なのですが、ウォルグリーンにほぼ追いつき、当日配達の実現で追い抜く、ということになります。
おそらく近いうちにウォルグリーンも当日配達をはじめることでしょう。

鈴木敏仁 (02:32)


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2017年10月30日
[CVSヘルス] 健康保険大手のエトナ買収で協議中

ドラッグストアのCVSが健康保険業界3位のエトナと買収で協議中だと経済紙が報じました。
エトナの売上高は632億ドル、推定買収総額は660億ドル超、1ドル110円換算で7兆2,600億円という極めて大きな買収プランなのですが、金額もさることながら、ドラッグストア企業が健康保険会社を買うというのは想定外でサプライズなディールです。

CVSはたぶんリテールの売上成長にあまり期待していないんじゃないかと思っています。
ここ数年既存店売上高は落ち続けているのですが、店舗をどうこうしようとする動きはほぼない。

その代わり、売上高の半分以上を占めるPBMにすでに主軸を移しています。
儲けもPBMの方が高い。

取引関係をごくごく簡単に図式化すると、こうなります。

製薬メーカー ⇔ 健康保険会社/PBM ⇔ 小売/卸

この図式で、製薬メーカーと取引交渉するのはPBMなので、こういった関係性の中で見たときに真ん中で主導しているのはPBMということになります。
それとPBMが強くなりすぎてしまったので、健康保険会社が自らPBMをやってしまうという動きもあります。

だから、CVSが健康保険会社を買うという驚きの選択肢が生まれるわけです。

CVSとはこういうことを考えている企業なのかということがよく分かりますね。
成立したわけではないのでどうなるのかはまったくの不透明ですが、目が覚めるようなビッグニュースです。

鈴木敏仁 (12:57)


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2017年6月29日
[ウォルグリーン] ライトエイド買収プラン、二分割でFTCが認可

ウォルグルーンによるライトエイド買収案件、最終的にライトエイドを半分に割ることでFTCが許可しました。
買収案を公式に発表したのが2015年の10月なので、1年半かかってようやく決着です。
買収総額は51億7,500万ドル。

これが買収発表時。
[ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス] ライトエイドの買収で合意

FTCが難色を示した後の代替案がこれ。
[ウォルグリーン] フレッズに865店舗を売却
これでもFTCは許可せず、交渉が続いてきました。

ウォルグリーンが手に入れるのはライトエイド4,523店舗中の2,186店舗で、残りはライトエイドとして存続します。
簡単に言えば、ライトエイドが半分をウォルグリーンに売却するということですね。

ライトエイドが手放す店舗のほとんどは、北東部、ミッドアトランティック、南東部、だそうです。
なんとなく、東海岸の旧ライトエイド/エッカード/レブコを手放して、西海岸の旧スリフティ/ペイレスが残ってライトエイドとして存続する、というイメージかなと。

ライトエイドの自己資本比率はわずか5%で、長いこと債務負担に苦しんできました。
そのなるきっかけがスリフティ/ペイレスの買収でしたから、こちらで存続するというのは皮肉というか、なんというか。

ライトエイドはこれで債務を減らし、縮小して復活にかけることになりますね。

ウォルグリーンは米国内店舗数が1万を超えてCVSを抜き、旧ブーツの海外店舗を含めると1万5,000というチェーンストアの誕生と言うことになります。

追記)
エントリー後に東にも店舗が残るということが判明しています。間違っているので取り消し線で訂正させて頂きました。

鈴木敏仁 (12:37)


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