明日は早朝から遅くまで出てしまい記事のアップができないので、速報も兼ねて今日載せてしまいます。
一昨日の金曜日にウォルマートが株主総会を開催しました。いつものことならがお祭り型だったようです。もともと田舎までなかなか来てくれない投資家に喜んでもらうために始めたものだったのですが、今は完全にフェスティバル状態です。
ほぼリアルタイムでホームページ上で閲覧することができるのですが、どうやらジェニファー・ロペスが今回は出たようで。イオンの株主総会に浜崎あゆみが出演するようなものかな(^^)
'出演'する幹部たちのテンションも相当高い。
社員のモチベーションを鼓舞しようとする意図が良く分かるのですが、僕はすばらしい手法であると思ってます。洋の東西を問わず、人間というものはこういう雰囲気の中でやる気が出てくるものだと思います。
さて表題の件です。
昨年10月に出店スピードの減速を投資家カンファレンスで発表した同社ですが、さらに減速するそうです。その時点で、07年に265縲鰀270のスーパーセンターを作るとしていたのですが、これを190縲鰀200とする。また来年から3年間の出店ペースを年間約170とする。
この結果、今年の設備投資額は予算の170億ドルから155億ドルに減じる。この余裕を株の買戻しや配当の増額に当てる。
またファッション強化に急ぎすぎたことを認めて、価格志向に軸足を戻す、とも言っています。
さてこの減速、ウォール街からのプレッシャーに負けたということもあるのだろうし、既存店のてこ入れに本格的にシフトしようと考え直したのかもしれない。ずっと強気で来たいただけに意外ではありますが、こうせざるをえなかったとも言えます。
リー・スコットはCEOへの就任以来、サプライヤーを巻き込んでのオペレーションの効率化という点において大変な功績のあった人だと僕は考えています。今回ロブ・ウォルトンがスコットをバックアップする発言を再びしているようなのですが、当然のことだと思います。
ただ株価だけ低迷していて、投資家からの受けが悪い。数値を見れば明白なのですが、ROIがずっと横ばいで、これが株価低迷の根本的な理由だと思ってます。株の買い戻しや余計な資産の整理など、オペレーションの効率化とはちょっと違うことをこれからしなければならないでしょう。
成長企業が成熟企業になる、その第一歩を踏み出し始めたような印象を僕は持っているのですが、皆さんはどう感じているのでしょうか。
最近のトラックバック
from トイザラス
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from デジタルな広告たち
from ファッション流通ブログde業界関心事
from ファッション流通ブログde業界関心事
from kitten using XOOPS
from 行け行け!LAビジネスウォッチャーズ
from kitten using XOOPS