ホールセラーの最近のブログ記事

2017年4月14日
[スーパーバリュ] 中堅ホールセラーのユナイテッドグローサーを買収

食品ホールセラー大手のスーパーバリュがユナイテッドグローサーを買収すると発表しました。買収総額は3億7,500万ドル。
両社合わせると売上高は160億ドル、配送センター数24、カバーする店舗数は3,000以上となります。

スーパーバリュの昨年の年商は160億ドル、セブアロットの売却によって失う売上高分をユナイテッドグローサーの売上高が補って、統合後の売上高が同じ160億ドルになるということのようですが、これはスーパーバリュの、リテールをやめてホールセールに集中するという戦略転換を象徴するようで面白いですね。

ちなみにスーパーバリュは、決算書上は債務超過です。
今回の買収はキャッシュディールのようなのですが、資金調達がどうなっているのか、買収後に財務状態がどうなるのか、まったく不明。
倒産しないようにがんばって欲しいものです。

鈴木敏仁 (04:33)


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2016年10月17日
[スーパーバリュ] 傘下のセブアロットを売却

スーパーバリュが傘下のセブアロットをカナダの投資企業オネックスに13億7,000万ドルで売却すると発表しました。
セブアロットはスーパーバリュが所有するディスカウント型小型フォーマットで、総店舗数は1,368、そのうちの896店舗はフランチャイジングです。

食品ホールセラー大手のスーパーバリュは小売事業としてカブフーズ等3,342店舗を所有していますが、セブアロットの売却を1年ほど前に明らかにしていました。
当初は上場によるスピンオフを検討していたのですが、投資企業からのオファーがあって、最終的にバイアウトされる方を選んだというわけです。

売却の理由はホールセールビジネスに集中するためと説明しています。
セブアロットは好調で売りやすかったから最初に選んだのでしょうね。

スーパーバリュへ興味は、残りの小売事業をこれからどうするのかに移りました。
その昔、アルバートソンズの買収で業界を驚かせたスーパーバリュですが、餅は餅屋だった、ということです。

鈴木敏仁 (07:41)


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2014年8月15日
[スーパーバリュ] 1,000店舗からデータ漏洩の可能性

スーパーバリュがデータ漏洩の可能性で捜査中であることを明らかにしました。
約1,000店舗のPOSレジとカードリーダーにマルウェアが仕込まれたそうです。
今のところハックされたところまでが分かっていて、何人分のどのデータが盗まれたのかはまだ分かっていません。
ハックされた期間は6/22~7/17の間、可能性がある店舗名はホームページ上で公開されています。

ターゲット、ニーマンマーカス、マイケルズ等々、たて続けにやられた後という点が考えものです。
アメリカの決済システム自体がそもそもハックされやすいという欠陥があるわけですが、その点を考慮しても、甘いな感が否めません。

ちなみにターゲットがデータ漏洩関連で計上したコストは、第1四半期に8,800万ドル、第2四半期に1億4,800万ドル、今のところ合わせて2億3,600万ドルだそう。
1ドル100円換算で236億円。

甘いな、じゃ済まされない額ですよね。

鈴木敏仁 (01:15)


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2013年10月25日
[マッケソン] ドイツの大手ホールセラーを買収

ドラッグホールセラー大手のマッケソンがドイツの同業セレシオを買収することで合意したと発表しました。
総額はドルベースで84億ドルという大型買収で、もし規制当局や株主の許可が出て買収が成立すると、双方合わせて20カ国にまたがる年商1,500億ドル(1ドル100円換算で15兆円)という巨大な企業が誕生することになります。

製薬メーカーのグローバル化が進行する中で、ホールセラーも軌を一にしてグローバル化を急ぎ始めました。
ウォルグリーン、アライアンス・ブーツ、アメリソース・バーゲンという連合結成も影響を及ぼしているのかもしれません。

資料によると市場としての狙いはアジア、特に中国のようなのですが、欧米企業の巨大化がどう影響するのか。
また日本への影響はあるのかどうか。
興味は尽きませんね。

鈴木敏仁 (04:16)


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2013年7月30日
[スパルタンストアズ] ナッシュフィンチを13億ドルで買収

グローサリーホールセラーのスパルタンストアズがナッシュフィンチを13億ドルで買収するというニュースが先週報じられました。
スパルタンストアズの年商は26億ドル、ナッシュフィンチの年商は48億ドル、業界のランキングでは前者が10位、後者が6位。

小が大を吸収するわけですね。
双方を単純に合算すると74億ドルとなり、ナッシュフィンチは順位を一つあげて5位となります。

両社ともにかなり以前から買収がささやかれてきたので驚くニュースではないのですが、クローガー、ロブロウとディールが連続していて、そういう時期なんだなということを感じますね。

おそらく次はA&Pかフレッシュ&イージーでしょう。

使い古された表現ですが、業界再編が本格化してきた、といったところです。

鈴木敏仁 (07:23)


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2013年4月27日
[アメリソースバーゲン] 決算発表時にウォルグリーン/ブーツとの提携に言及

ドラッグホールセラー大手のアメリソースバーゲンが第2四半期の業績を発表したのですが、ここでウォルグリーン/ブーツとのパートナーシップについて言及、アメリカの薬の調達システムや物流について知らないと分かりづらい内容ではあるのですが、なるほどそういうことなのかと私は合点がいきました。
提携の内容を簡単に言うと、ウォルグリーン/ブーツはアメリソースバーゲンの株を買って株主となり、その上でアメリソースバーゲンから薬を調達する。

アメリソースバーゲンはこの提携によってコーオプとして展開しているグッドネイバーファーマシー3,400店舗にも好影響を与えるとコメントしていて、ああ、なるほどと。

アメリカのホールセラーは小売の本社機能を提供しており、一方のリテーラーは配送センターからの物流を所有しており、起点が違いますが両者は並列です。
そしてウォルグリーン/ブーツがアメリソースバーゲンから薬を買うと、バイイングパワーが飛躍的に増える。
薬の調達窓口をアメリソースバーゲンに一本化するというわけです。
結果として恩恵はウォルグリーン/ブーツとグッドネイバーファーマシーが受けることになる。

いっさい言及はありませんが、このパートナーシップの動機はPBMとのパワーバランス、向こうに傾いてしまっているものをこちらに引き戻すことにあると思っています。

鈴木敏仁 (07:28)


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2013年1月11日
[スーパーバリュ] サーベラスによる買収を正式に発表

スーパーバリュによる資本の売却プランが正式に決まりました。買収するのはサーベラスを筆頭とする投資グループ(以降サーベラス)で総額は33億ドル、ただし全部ではなく、アルバートソンズ、ジューエル・オスコ、アクメ、ショーズ、スターマーケットの5チェーンとなります。
スーパーバリュに残るのは、卸事業と、セブアロットやカブフーズといったチェーンストアで、買収したアルバートソンズをほぼ丸ごと手放すような感じですね。
またサーベラスはスーパーバリュの発行済み株式の30%も買収するようで、これがどういう目的なのかはいまのところはっきり分かりません。スーパーバリュ本体の立て直しにもサーベラスがこれから関与するのかもしれません。

おそらくこの結果、サーベラス傘下のアルバートソンズ・マーケットと、今回買収するアルバートソンズが統合するはずなので、アルバートソンズは最終的に元に戻ることになるわけです。

また投資企業が買うと言うことは必ず出口があるわけですから、ジューエルやショーズといったリージョナルベースで強い地盤を持つチェーンの今後の行き先に注目ですね。

鈴木敏仁 (09:02)


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2012年10月 3日
[スーパーバリュ] 複数の投資企業が買収アプローチか

スーパーバリュに対して、ロン・バークルのユカイパ、KKR、TPG、サーベラスがアプローチしていると、経済誌がディールに近いソースからの情報として掲載しています。

いずれも全社まるごとではなく分割して一部を買うことに興味を持っている模様。
スーパーバリュはもともと丸ごと買ってくれる相手をさがしていたのですが、そういう買い手がいないため売却戦略をやはり変えたようですね。

またミシガンのスパルタンストアも一部の店舗の買収に興味を持っていると伝えてます。


目を引いたのはこのくだり。

まず最も価値が高いだろうと見られているセブアロットの資産価値が19億4000万ドルと見積もられているのに対して、卸は8億ドルと半分以下で、セブアロットの方がかなり高いんですね。
スーパーバリュの卸ビジネスももはやそのレベルなのか、と。

また長期借り入れ金が60億ドルもあって、これが売却のネックになっているようですね。
スーパーバリュの昨年度末の総資本は120億ドルなので約半分に達しているのですが、これはアルバートソンズの買収からずっと引っ張っている重荷です。


分割で売却されるというシナリオが現実味を帯びてきました。

鈴木敏仁 (02:29)


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2012年8月24日
[スーパーバリュ] 分割では無く一括売却を模索か

スーパーバリュが傘下のリテール事業をバラバラにするのではなく、まとめて一括で売却できる相手の探していると、周辺情報として経済誌が報じました。
しかしいまのところ部分部分に興味を持っている企業はいない模様、別のソースからの情報として、投資企業のサーベラスがアルバートソンズに、アホールドがショッパーズに興味を持っているとも伝えています。

結局のところ、異なる企業群をまとめてシナジーが出せず業績を落としてしまったわけで、これをまとめて買収しても同じ苦労を背負い込むことになりますからね。
ただスーパーバリュは資本をまとめて売りたいようで、売り手と買い手の思惑が一致していないようです。


スーパーバリュがアルバートソンズを買収したときに、黒字商圏の店舗をスーパーバリュが買い、不採算商圏を買ったのがサーベラスを筆頭とする投資企業でした。後者は現在アルバートソンズマーケットという名称となっているのですが、もしスーパーバリュからサーベラスがまたアルバートソンズを買収すると、アルバートソンズは元の姿に戻るということになるわけす。
何のために解体されてしまったのか分からないという事態となるわけで、野次馬としてはおもしろいのですが、働いている人たちにとってはやりきれないでしょうね。

鈴木敏仁 (02:08)


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2012年8月17日
[スーパーバリュ] アナリストが資産売却の必要性を示唆

銀行の投資アナリストによる以下のようなコメントが記事になっています。

スーパーバリュは再建プランに必要な資金確保のために資産を切り売りする必要があるだろう。セブアロットとジューエル・オスコがもっとも売りやすい資産だが、しかし希望する価格で売れない可能性がある。

売上が落ち込んで有利子負債が利益を圧迫してますから、再建するにも運転資金がきつくなっているということですね。


現在の株価は2ドルちょっと。
上場大企業としてはすでにレッドゾーンに入り込んでます。

現状のままの再建はもう無理なようなので、解体か、最悪のケースは連邦破産法11条の申請か、行き道は2つに一つとなってしまったように思います。

鈴木敏仁 (02:59)


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