バイアウトの最近のブログ記事

2016年12月21日
[ウォルグリーン] フレッズに865店舗を売却

ウォルグリーンがライトエイドを買収するために店舗の売却先を探していたのですが、買収企業がフレッズに決まったと報じられました。
数週間前からクローガー等の複数の企業が取り沙汰されていて、フレッズも名前が確かに出ていたのですが。
伏兵現る、といったところでしょうか。

売却する店舗数は865店舗。
フレッズは16億5,000万ドルの資金を調達、これを9億5,000万ドルの買収費用とその後の運転資金にあてる、とのこと。

フレッズの年商は21億5,000万ドル、店舗数は659、アメリカの地図で言うと右下地域に集中して店舗を展開している企業です。
本社はテネシー州メンフィス。

フォーマットの特徴は、ドラッグストアというよりも小型のDS、どちらかというとダラーゼネラルに近い商品構成で、調剤もやっている小型DSという表現が正しいと思います。
一時期急速に伸びていたのですが、停滞し、この2年ぐらいは赤字を計上、そのため経営陣が変わりました。

現CEOはCVSとファミリーダラーでの役員クラスの経験があり、CFOはウォルグリーンで30年以上の財務経験のあるベテランです。
だから、やれるという自信があるのでしょうね。

ただ常識的に考えるとハードルはあまりにも高い。
はたから見る限りは賭けに近いような気がしますよね。

メディアによると相当安く買えるようなので、少なくとも資金供給している金融機関は損をしないディールなのだろうとは思いますが。

ウォルグリーンによる買収提案はこれで山を越えた感じです。
あとはFTCによる認可を待つだけとなりました。

鈴木敏仁 (02:20)


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2016年7月 5日
[ディックス・スポーティング・グッズ] スポーツオーソリティ名の使用権を獲得か

ディックス・スポーティンググッズがスポーツオーソリティ名を知的財産として競り落としたとメディアが報じました。
買収額は1,500万ドル。
また、31店舗のリースを800万ドルで買収したとも報じられています。

と言う事はつまり、イオンが使用している日本でのライセンスはこれからディックスに帰属することになるのかもしれませんね。

スポーツオーソリティの競売による資産の清算は7月末に終了する予定です。

鈴木敏仁 (05:09)


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2016年2月 5日
[ロウズ] カナダのロナの買収で合意

ロウズがカナダのホームセンターチェーン、ロナを買収することで合意したと発表しました。
買収総額は32億カナダドル(23億米ドル)、現行株価のおよそ2倍のプレミアムでロナ取締役会から承認を得ました。
店舗数はロナ500店舗、ロウズは40店舗、両社合わせるとおよそ56億カナダドル規模となるそうです。
ただし規制当局の承認をこれから取らなければならないので、最終決定ではありません。

ロウズは2012年にも買収を提案しているのですが、提案額が低いとして拒否された経緯があります。
2度目の今回は買収額を上げ、さらに買収に対して保守的な地元行政に対して十分な根回しをしたようです。

ターゲットは完全撤退、セイフウェイは売却して撤退と、カナダ市場で失敗するアメリカの企業が後を絶たないため、今回の買収プランに対して懐疑的な見方があります。
ただ根回しの中で、ロナ社員を解雇しないという約束事項があるようで、実質的にはロナがロウズを吸収することになるのではないかと思うので、リスクは低いように感じています。

鈴木敏仁 (01:46)


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2015年12月16日
[ウォルグリーン] 次のターゲットはエクスプレス・スクリプツか?

ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスがライトエイドに買収提案をし現在FTCによる認可待ち状態ですが、もしこれが破談となった場合、ウォルグリーンの次の狙いはエクスプレス・スクリプツだろうと予測する、と証券アナリストがコメントしました。
エクスプレス・スクリプツの株価がこれで高騰しています。

思いもしない予測に驚きの一言。
これを実現させると、CVS+ケアマークを軽々と上回ることになるでしょう。

ウォルグリーンはエクスプレス・スクリプツと取引上の軋轢を起こし、取引を中止したら売上が激減してあわてて取引を復活させたという過去があります。
噂ではウォルグリーンが譲歩したと言われているのですが、状況を鑑みると、そうだろうなと。

一度軍門に下らざるを得なかった取引相手を買収する、というよりも、買収したらどうかと金融機関が言っているわけですよね。

そういう話がウォルグリーンあたりから実際に出ていてコメントした可能性がありますし、または例えばステファノ・ペッシーナの頭にはそういうディールはなかったけどアナリストが気づかせた、という可能性もあります。

まあいずれにしても、私の頭の中にはまったくなかったシナリオで、なるほどなあとうなったのでした。

鈴木敏仁 (03:13)


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2015年12月 7日
[ステープルズ] オフィスデポ買収にFTCが反対表明

ステープルズによるオフィスデポ買収につき、FTCが反対の立場を表明し、訴訟を起こしました。
ステープルズは意義を申し立てる姿勢を示していて、結論は裁判所の裁決を待つこととなりました。

ステープルズによるオフィスデポ買収は1997年にFTCによって一度反古になっており、差し止め請求はこれで2度目となります。

ネットの影響をFTCがどうみるかが焦点だったのですが、FTCは重視していないということがこれで分かりましたね。
個人的には、オフィス用品はアマゾンで買ってしまっているので、両社が統合したところで差し支えはまったくないのですが。

裁判所の最終決定が楽しみです。

鈴木敏仁 (05:59)


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2015年11月25日
[ペットコ] 45億ドルで投資企業がバイアウト

ペットコが投資企業がから投資企業がへとバイアウトされました。
売ったのはTPGとレオナルドグリーン、買ったのはCVCキャピタルパートナーズとカナダの年金基金、上場と売却の2者択一で株式市場の景況感がよくないので売却を選択したとのこと。

TPGとレオナルドグリーンはペットコを2006年に17億ドルでバイアウトして非上場としています。

要は投資会社から投資会社へと資本の所有者が変わったわけなのですが、日本ではまずないディールではないかなと思います。

TPGサイドは10年という年限を区切っていたのかもしれませんね。
CVCサイドはの目論見は今後の上場か、またはペッツマートとの統合でしょう。
ペッツマートも投資企業によってバイアウトされて非上場となってますので、投資企業同士の話し合いぐらいはすでにもたれているのではないかと思います。

鈴木敏仁 (04:58)


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2015年11月12日
[クローガー] ラウンディズ買収で合意

クローガーがラウンディズを買収することで合意したと発表しました。
買収総額は8億ドル。

ラウンディズはウィンスコンシン州に本拠を置くスーパーマーケットチェーンですが、シカゴにマリアノズで進出して成功している企業です。
クローガーはこの買収でいままで店舗網がなかったエリアに進出できるわけですが、たぶんそれ以上にボブ・マリアノという人材を獲得することに価値を置いているんじゃないかと思っています。

鈴木敏仁 (06:45)


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2015年8月17日
[ヘイゲン] 27店舗の閉鎖を発表

ヘイゲンが27店舗の閉鎖を発表しました。今後60日間に売却するか閉鎖するとのこと。
一部の店舗で店員の労働時間の短縮をはじめたことをメディアが報道していたのですが、やっと店舗閉鎖に踏み込みはじめました。

これがこの企業のバックグラウンドですね。
[ヘイゲン] アルバートソンズ/セイフウェイから146店舗を買収

164店舗の企業ですが、たぶん半分ぐらいまで店舗の縮小は続くのではないかと見られています。
つまりこれからまだ閉鎖の発表が続くだろうというわけですね。

当初のエントリーに書いていませんでしたが、この買収は後ろにはコムヴェストという投資企業がいます。
そして問題は経験値のないこのコムヴェストが買収を決め、経営に口を出している点にある、というのがもっぱらの見方です。

もうすでにきっちり経営できてないようなのでCEOを代える必要があると思うのですが、はたしてこれからどうなるのやら。

鈴木敏仁 (11:38)


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2015年6月24日
ロイヤル・アホールドとデレーズが経営統合で合意

オランダのロイヤル・アホールドとベルギーのデレーズが合併で合意しました。
対等の合併で総額は米ドルベースで290億ドル、統合後の企業名はアホールド・デレーズです。

アホールドは年商328億ユーロで総店舗数は3,206、デレーズは214億ユーロで総店舗数3,402、合算すると売上高542億ユーロで店舗数は6,608店舗となります。

両社ともに売上高の半分以上がアメリカで、アメリカでの売上高はアホールドが295億ドル(推定)、デレーズが184億ドル(推定)、足すと479億ドルとなります。食品売上高ランクだと、ウォルマート、クローガー、コストコ、アルバートソンズ/セイフウェイに次いで5位ですね。パブリックスよりも規模が大きくなることになります。

統合のモチベーションはたぶんアメリカでしょう。
米デレーズはかなり不調、アホールドUSAもあまり良くなくて、アルバートソンズとセイフウェイの合併が背中を押したんじゃないでしょうか。

ただ統合の成果は限定的なんじゃないかという見方が少なくないですね。
対等である点も、「船頭多くして・・・」になりそうな気がします。

ちなみにデレーズは自社物流ですがアホールドUSAはC&Sを使ってまして、ロジスティックスを統合する場合どちらに合わせるのか、興味津々です。

鈴木敏仁 (12:59)


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2015年3月27日
[ラジオシャック] いまだ決着がついてない身の振り方

先月初頭に連邦破産法11条の適用を申請し、現在裁判所の管轄下にあるのがラジオシャックです。
当初の予定ではおよそ半分を撤退させて、残りをスプリントが買収するとありましたが、本当はちょっと違うようです。

残りを買うのはスタンダードゼネラルという投資会社で、これがスプリントと共同で何かをやるという話なんですね。
スプリントが資本的に関与するのかどうかについては、現時点での資料では不明です。
それと、ひょっとするとラジオシャックという名称は残すようなことも書かれています。

ところが、ラジオシャックの債権者としてのもう一つの投資企業が、全店閉鎖の方がベターと要求していて、スタンダードゼネラルと衝突しています。
昨日話し合いが持たれたのですが結果が出ず、ラジオシャックの本社があるデラウェアに裁判所を移し、そこで再討議するということになりました。

ラジオシャックは消えてなくなると思っていたのですが、そういうわけでもなさそうなのと、決着が実はまだついていないというわけですね。

鈴木敏仁 (03:16)


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