2020年12月23日
ウォルマート、FedExと提携して返品の宅配集荷を開始

ウォルマートがFedExと提携して新たな返品プログラムを導入しました。

あらかじめネットで日時を予約、シッピング用のラベルをプリントアウトして箱に貼って置いておくと、FedExがピックアップしてくれるというプログラムです。
プリンターを持っていない人は近所のFedExのオフィスへ持っていけば処理してくれということなので、返品ハブとしてFedExオフィスが加わったということになりますね。

返品は一定の比率で発生し、カテゴリーによって平均値が異なりますがおおよそ分かっているものです。今年はEC売上高が爆増しているので、ECによる返品ボリュームが急増することが予測されています。
ウォルマートはリアル店舗を持っているのでアマゾンに比べると消費者にとっては返品は容易ということができるのですが、ウォルマートはさらにストレスを減らそうというわけです。

ちなみにこのコストを、ウォルマートとFedExのどちらがどういう比率で負担するのかは不明です。
日本と異なりアメリカの宅配は集荷をしないのでバックホールが空になるという非効率があり、ひょっとするとこれをきっかけとして日本的な宅配集荷という商習慣がアメリカでもはじまるのかもしれませんね。

鈴木敏仁 (01:30)


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2020年12月17日
ウェビナーのご案内

今月のウェビナーのご案内です。
当初最低でも6回やると決めた目標の5回目となります。

【グローバル流通最新トレンド】 ウェブキャスト:ライブアップデート #5

今回もたくさんのご参加をお待ち申し上げます!

鈴木敏仁 (02:06)


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2020年12月14日
FedExがショップランナーを買収

宅配のFedExが定額制宅配のプラットフォームを小売企業に提供しているショップランナーを買収しました。

ショップランナーの年間会員費は79ドルで、2日間配送や返品の宅配料無料を提供している企業です。
契約しているEC企業は100社、アメリカン・イーグル・アウトフィッターズやサックスなど有名企業が含まれています。

旧来の宅配モデルは当然のことながらライトマイルオンリーだったわけですが、アマゾンがフルフィルメント全体の中に自前のラストマイルを組み込んで包括的なビジネスモデルとし、宅配企業と徐々に競合しはじめています。
これに対抗するために宅配企業がフルフィルメントサイドへと進出しはじめたということになります。

アマゾンはどうやらショッピファイ的なプラットフォームを開発して売り出すことを検討しているのではないかという噂が報じられています。
ショッピファイはUPSやFedExをプログラムに組み込むことが可能なのですが、アマゾンが開発するのかもしれないそのショッピファイ的プラットフォームにアマゾン自身の自前宅配を組み込むことも可能ですね。

アマゾンが宅配業界を大きく変えつつあります。

鈴木敏仁 (04:49)


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2020年12月 9日
ダラーゼネラル、来年度も4桁出店

ダラーゼネラルが来年度の店舗計画を発表しました。
新規出店数は1,050店舗、リモデルは1,750店舗、リロケーションは100店舗。
一日当たり2.9店舗の出店ペースと言うことになりますね。

一見すると驚異的な店舗増ですが、現在の店舗数が16,720店舗なので増加率は6%程度と、母数からすると妥当な数値です。

ご多分に漏れずダラーゼネラルも大幅な増収増益を続けていて、この企業の旺盛な出店攻勢はしばらく止まることはないでしょう。

鈴木敏仁 (02:29)


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2020年12月 7日
ウェビナーのご案内

今月のウェビナーのご案内です。
当初最低でも6回やると決めた目標の5回目となります。

【グローバル流通最新トレンド】 ウェブキャスト:ライブアップデート #5

今回もたくさんのご参加をお待ち申し上げます!

鈴木敏仁 (02:43)


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2020年12月 2日
ウォルマート、ウォルマート+に設定していた送料無料のミニマムオーダーを廃止

ウォルマートが導入した会員制のウォルマート+は一年を通して配送料無料がうたい文句でしたが、最低35ドルの買い物が条件となっていて、アマゾンプライムとの差別化になっていませんでした。
このミニマムオーダーを撤廃しました。

ただしフルフィルメントセンター発の商品のみで、店舗発となる生鮮やグローサリーには35ドルのミニマムを依然課しています。
アマゾンもアマゾンフレッシュは同じく35ドルの閾値を設定しているので、これで横並びとなったわけです。

ビデオやムービーといった特典がウォルマートにはまだないのですが、おそらくこれから徐々に加えられていくことでしょう。

ちなみに35ドルはもともとアマゾンが設定した数字なのですが、業界標準となってしまいました。
アマゾンがルールを決める、の典型事例ですね。

鈴木敏仁 (05:29)


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