先週2回目のウェビナーを実施しましたが、1回目よりも多くのご参加をいただきました。
ありがとうございました。
次の開催日を決めましたので、ご案内します。
【グローバル流通最新トレンド】 ウェブキャスト:ライブアップデート #3
とりあえず6回は必ず実施することを目標として立てたので、いましばらく継続します。
たくさんのご参加をお待ち申し上げます!
ウォルマートが9/15に開始したメンバーシップ制のウォルマート+ですが、UBSのアナリストが来年末までに会員数が1,000万人に達するだろうと予想してます。
売上はおおよそ10億ドルと。
ウォルマート+はプライムに対抗して導入したサブスクリプションで、会費は98ドル/年、12.95ドル/月となっています。
特典は35ドル以上の買い物でデリバリーが無料、最速で同日宅配。
今のところこの宅配特典と、ガソリンの値引きの2つだけ。
プライムと比べるとかなり見劣りするのですが、特典はこれから徐々に導入すると言っています。
1,000万人超えにはこの特典が重要だろうと思うので、これから何を加えていくのかに注目ですね。
アマゾンが大型のフルフィルメントセンターではなくて、小型のハブを全米に1,000ヶ所ほど建設する計画を持っていると報じられました。
ユーザーのそばに商品を持ってくることでラストマイルを短くして宅配時間を短縮することが目的ですね。
サイズは通常のFCの4分の1程度だそうです。
おそらく店舗としてのアマゾンフレッシュとこのハブの二本立てで、消費者の近いところに在庫を位置させるということを考えているのでしょう。
ウォルマートやターゲトは店舗をフルフィルメントセンターとしても機能させ、既存店の店舗網を持たないアマゾンに対するアドバンテージとしてきたわけですが、これがアマゾンによる次の対抗手段といったところでしょう。
来週の金曜日午前中に実施予定のウェッブキャストですが、チケットが残り11枚となりました。
定員はZoomのキャパに合わせて100人としています。
参加を計画されている方はお早めにどうぞ。
お申し込みはこちらへ。
【グローバル流通最新トレンド】 ウェブキャスト:ライブアップデート #2
破綻して破産法の管轄下にあるJCペニーですが、再びモール運営企業が買収することになりそうです。
先週末にリリースされた情報によると、サイモンとブルックフィールドが共同で買収することで合意しました。
買収総額は17億5,000万ドル、店舗数は160店舗なので、1店舗当たりにすると約1,100万ドル。
破綻しただけにやはり破格ですね。
実はまだ確定したわけではなくて裁判所の承認は来月早々になるようですが、どうやらブルックスブラザーズの時にも登場したオーセンティック・ブランズ・グループもこれから噛んでくるかもしれないという情報もあります。
ということでJCペニーもいきなり消滅するという危機は去って、店舗名は残ることになりそうです。
ウェッブキャスト#2のご案内です。
【日時】2020年9月25日 10:00開演(11:00終了予定)
【会場】オンライン
【講演者】S.M.R.Inc代表 鈴木敏仁
経営コンサルタント 矢矧 晴彦
【受講料】3,000円
【主催】株式会社R2リンク
お申し込みはこちらへ。
【グローバル流通最新トレンド】 ウェブキャスト:ライブアップデート #2
ニーマンマーカスの再建計画に裁判官がサインして手続きが終了、破産法管理下から外れたことが報じられました。
50億ドルにのぼる債務のうち40億ドル分を株式として債権グループに割り当てることで財務を整理した模様。
店舗は閉鎖が決まっているもの以外はそのまま運営、ただしアウトレットのラストコールは全店撤退するそうです。
債権を持つ投資企業の中に再建計画に対して不満を持つ会社があって長引いていたが、そのオーナーが詐欺で逮捕されて、急転直下手続き終了が決まったという裏話が資料に書かれていました。
JCペニーも長引いていますが、赤字が続いていて、長引けば長引くほど状況が厳しくなっていくと言われていますね。
ニーマンマーカスのように切り抜けられるのかどうか、結果を待っている人は少なくないことでしょう。
ロックダウンによる強制休業のもっとも大きな影響を被ったのはモールです。
店を開けることができなくなって売上がゼロになり、そのため家賃も支払えなくなった。
モール運営業界最大手のサイモンは、4月と5月に家賃収入が51%まで落ちたとコメントしていました。
その後徐々に回復、調査会社によると8月は7月から2ポイント改善して79.7%になったそうです。
ちなみに通常は90%以上とのこと。
業態別のブレイクダウンもあります。
チェーンストアは83.5%、単独店舗は76%、衣料チェーンは63.3%、など。
このようにとりあえず改善しているのですが、コロナ以前の状況に回復するにはもう少し時間がかかるといったところですね。
未払い分の回収というハードルもあり、モール業界はしばらく厳しい環境が続くことでしょう。
前回はたくさんのご参加をいただきありがとうございました。
お伝えしているようにとりあえず6ヶ月間連続で実施してみようと計画しており、ということで2回目の日時を決めました。
従来のセミナーとは違うコンテンツの進め方としましたが手応えがあったので、今回も同じやり方でいきます。
Zoomの使い勝手もいろいろ分かってきました。
今回より録画のストリーミング視聴を終了後半月ほど可能にしますので、スケジュールが合わない方もご利用可能となります。
走りながら考えて修正を加えて良いものにしていきます。
ぜひご参加下さい。
お申し込みはこちらへ。
【グローバル流通最新トレンド】 ウェブキャスト:ライブアップデート #2
ウォルマートがマイクロソフトと組んでTikTokに買収提案しているとすでに報じられていますが、ウォルマートがブログで目的を説明しました。
「Eコマースと広告を統合することはクリエイターとユーザーに明白なベネフィットがある」
「オムニチャネル・カスタマーにリーチし、サードパーティ・マーケットプレイスと広告ビジネスを成長させるために重要な道を我が社にもたらすだろう」
SNSユーザーとの接点を得ることができる、マーケットプレイスと広告ビジネスにプラスとなる、といったところですね。
ウォルマートはすでにネット上の広告事業を自前化しているので、TikTok上の広告をメーカーに売るといったことが考えられます。
もともとはアルファベットとソフトバンクと組んでいたが、アルファベットが筆頭投資企業になると独禁法に抵触する可能性があり、そのためマイクロソフトと組んだという経緯がある模様。
また中国がAI技術の輸出に関する規制を新たに作ってこの買収を牽制。
政治も絡んでいるので買収が成立するには紆余曲折がありそうです。
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