9月末に買収を提案していたウォルマートですが、結局51%の株式を取得することで合意に達しました。
当初は全株取得による子会社化を提案していたのですが、過半数以下の取得への変更が伝えられ、最終的には51%となりました。
理由は、労働組合や機関投資家による反対意見が強かった模様。規制当局も子会社化には難色を示していたようです。
買収総額は23億ドルですから、日本円だと2000億程度の投資となります。
しかし以前も書いたけど、海外進出と言ったらアジアしかない日本の小売企業にとって、南アフリカ進出なんてまったくの想定外ですよね。
そう言えばファミマがアメリカへの投資を一端凍結して10店舗で止めるそう。たしか200店舗(または250)構想をぶちあげてたはずです。一号店からダメで、その後も改善があまり見受けられず、どうするんだろうなと思っていたところでした。
まあ進出時に社長が講演にいそしんでいて、売場に立ってないんですから、うまく行くわけないですよね。
ちなみにウォルマートCEOのマイケル・デュークは海外でも店舗回りして、自分の目で改善点を見つけ出して、現地企業に提案して採用されたりすると聞きました。
やっぱり現場型なんです。
日本の小売企業の欧米進出はまだまだ途上です。
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