ウォルマート2012の最近のブログ記事

2012年12月12日
[ウォルマート] トルコのミグロス買収で交渉中

ウォルマートがトルコの小売企業の買収で、所有している投資企業と話し合いを重ねていると英経済紙が報じました。

俎上に上がっているのはイスタンブールに本拠を置くミグロスで、スーパーマーケットやハイパーマーケットといった複数のフォーマットを888店舗展開している企業です。資産価値は負債込みで40億ドル以上とのこと。
株の80%を所有しているのがイギリスの投資会社で、ウォルマートだけではなくカルフールやテスコとも話し合いをもっている模様。
ただし正式な買収オファーが提案されたわけではなく、プロセスの初期段階のようですね。話が消えてなくなる可能性ももちろんあります。

前回の南アフリカ進出で私は正直驚いたのですが、トルコもなかなかインパクトがありますね。
ウォルマートはもはやまぎれもない正真正銘のグローバル企業です。

鈴木敏仁 (11:52)


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2012年11月23日
ブラックフライデーのウォルマート

研修チームと一緒にウォルマートを2店舗ほど見てきたのですが、昨年同様の混雑ぶりで、集客力は相変わらずでした。
各メディアともに昨晩から今朝にかけてのお客の動向を報じているのですが、目玉商品を探してごった返す店舗の様子が画像付きで報じられています。

歳末商戦の火ぶたが切って落とされました。
今年の売れ行きがどうなるか楽しみですね。

ブラックフライデーのウォルマート

鈴木敏仁 (06:10)


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2012年11月 8日
[ウォルマート] ブラックフライデーの販促チラシを公表

ウォルマートがブラックフライデー用の販促チラシを公開しました。ホームページで確認できます。
二週間前は業界ではかなり早い方なのですが、ウォルマートは昨年Facebookで二週間前に公開してまして、今年は昨年に引き続き同時期に掲載ということになります。

アメリカには小売各社の販促チラシを集めているサイトがいくつかありまして、ここにどこからか漏れたチラシがかなり前に掲載されたり、これに対して小売企業が警告を発したりと、ちょっとした攻防が発生しています。早くに漏れるとそれに競合企業が合わせてくる可能性がありますからね。ただ早めに出すことによる宣伝効果もあり一概にネガティブというわけでもありません。
ウォルマートは早めに出してしまう方を選択しているということになります。

歳末商戦の前哨戦が始まった、という印象ですね。

鈴木敏仁 (02:31)


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2012年11月 7日
[ウォルマート] カナダでバーチャル・ポップアップ・トイストアをオープン

玩具メーカーのマッテルの協力の下、カナダのトロントでバーチャルトイストアをオープンさせました。
百聞は一見にしかずということで、こんな感じです。
Digital toy store pops up, for a month, at Toronto's commuter hub

ストアといっても店舗ではなく、ショーウィンドウですね。
各アイテムにはQRコードが掲示してあり、スマホでスキャンするとウォルマートのサイトにリンクして買い物ができるという仕組みです。

場所は地下鉄の入り口で、一日の通行量が20万人というプライムロケーションのようです。
期間は一ヶ月なので、ポップアップという表現を使っています。


このバーチャルストア、"ストア"と呼ぶので勘違いしてしまうのですが、単なるショッピング目的と言うよりも広告要素がかなり強いのではないかと思ってます。
写真を見て分かる通り、かなり目を引きますからね。
メーカーもしっかり協賛しているはずです。

このバーチャルストア、通行量の多い場所に設置する小売やメーカーがこれから増えてきそうですね。

鈴木敏仁 (02:55)


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2012年10月26日
[ウォルマート] サステナビリティ・インデックスの拡大を発表

ウォルマートCEOのマイケル・デュークが中国でのイベントで講演、サステナビリティへの新たな取り組みについて言及しました。

*2013年からサステナビリティ・インデックスをPBに適用する。

*2017年の終わりまでに、アメリカで売られている全商品の70%をサステナビリティ・インデックスを使用している商品とする。

*サステナビリティがグローバルソーシングのバイヤーの日常業務の中でさらに重要なものとするために、グローバルソーシングの主要バイヤーの査定方法を変える。

*中国サステナビリティ・コンソーシアム設立のために、ウォルマート基金からサステナビリティ・コンソーシアムに200万ドルを寄付する。


サステナビリティ・インデックスについては極めて複雑な仕組みとなるため難しいのではないかと言われていたのですが、今回の発表でちゃんと研究が進んでいただけではなくて、とうとう実用段階に入ったことが分かって、少々驚きました。
某大手メーカーさんからのリクエストでウォルマートのエコに対する取り組みについてレポートを数年前に作成したことがあり、そのときにサステナビリティ・コンソーシアムの代表にお会いしたことがあります。その縁で、日本のメーカーさんを何社か紹介したこともあります。

このコンソーシアムには食品、日用品、家電等々、ウォルマートで売られているような日常使われる商品群を製造している欧米の多くの大手メーカーが参加しているんですが、日本のメーカーはパナソニックと東芝ぐらいで、あとはまったく無関心です。
ウォルマート主導で勝手に業界標準が作られちゃうかもしれない、その前に参加して意見を言っておいた方が良い、という私の見解を日本のメーカーさん数社には主張したことがあるのですが、ぜんぜん受けませんでした。

遠くの話なんでしょうね。
でも2017年までにウォルマートが全商品の70%に適用するとなると、関係する日本のメーカーはたくさん出てくるでしょう。
気がついたときには、欧米標準を押しつけられることになるかもしれないというわけで、まあ、昔からよくあることなのですが・・・

ちなみにウォルマート主導ではあるのですが、コンソーシアムにはクローガー、ベストバイ、テスコ、アホールド、マークス&スペンサーも参加しています。

鈴木敏仁 (01:20)


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2012年10月11日
[ウォルマート] Eコマースの目標はグローバルで2014年までに90億ドル

ウォルマートが金融業界向けのカンファレンスを開催しました。ウォルマートは年に何回か証券会社主催のカンファレンスで幹部がスピーチするのですが、10月のみウォルマート主催でベントンビルで毎年開催されます。

今回注目できるのははじめてEコマースの具体的な数値目標について公にしたことですね。タイトルにしたとおり、2014年までにグローバルで90億ドルとするそうです。
今までは何をしているのかについて説明することはあっても、数値について語ることはなかったので、本腰を入れたんだろうなということがこれで分かります。

参考までにウォルマートの連結売上高は4470億ドルに達してますので、90億ドルという数値はそれだけみると大きな額ですが、ウォルマート全体で見るとまだまだ微々たるものです。

また小型フォーマットへの注力が本格化してきました。
ネイバーフッドマーケットの来年度の新店数は95~115店舗で、2016年までに500店舗、年商100億ドル目指すそう。
この小型フォーマットは出店する場所が今までとは異なるので、影響を受けるスーパーマーケット企業が出てきそうですね。

米国事業の業績は、第2四半期の既存店成長率が2.4%増で、これでプラスは4四半期連続。
プロジェクトインパクトに次ぐ新たなイニシアチブ(生産性の輪)が成功して業績は完全に回復したと見ていいようです。
生産性の向上によって低価格化を続けるので仮に景気が悪化しても業績に影響はないとまで言い切ってまして、スタンスはかなり強気になっています。

鈴木敏仁 (02:53)


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2012年10月 9日
[ウォルマート] ネット販売で当日配送の実験を開始

ウォルマートネタが続きます。ネット販売で当日配送の実験を開始しました。

まず商圏限定、北バージニア州(ワシントンDCの上の方)とフィラデルフィアですでに開始、ミネアポリスで今日からスタート、最後にサンノゼとサンフランシスコで10月末から11月初旬にはじめるそう。

また商品も限定、品揃えはテレビや玩具といった歳末向けの非食品カテゴリーに限られているのと、発送作業は店舗で行うので商品は店頭にあるものとなります。配送料は注文数に限らず定額10ドル、昼までの注文で午後には配達、3つの配達時間帯(4時間フレーム)を用意して選ぶことが可能となっています。

現時点でのアメリカの標準的な配送システムでは今日の注文は最速でも明日の配送となります。
これに当日配送を加えようとしているのがアマゾンで、そのためにとくに大都市のそばに配送センターを増やしているという話を聞いたことがあります。
ウォルマートの実験はこれに対抗しようとしているわけですが、店舗を多く持つウォルマートにはウォルマートのやり方がある、つまり店舗でフルフィルメントをやってしまおうという試みというわけです。

うまくいくのかどうかは分かりませんが、やることが大事ですよね。
おもしろい実験だと思います。


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鈴木敏仁 (01:12)


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2012年9月24日
[ウォルマート] アマゾンキンドルの販売を中止

先週半ば、ウォルマートがアマゾンキンドルの販売を中止すると発表しました。
5月にターゲットが販売をやめてますのでこれで2社目ということになります。
ベストバイ、ステープルズ、ラジオシャックは販売を継続する模様。

アマゾンが無視できない規模となって、ウォルマートしてはもはや競合企業の商品を取り扱うわけにはいかなくなったのだろうというのが大方の見方ですね。
バーンズ&ノーブルのヌックやiPadは継続して販売するようなので、意図は明らかです。
ただしメディアの取材に対してウォルマートはその意図について否定も肯定もしていません。

昨年の年商でアマゾンは小売業界10位となりましたね。
成長途上のニッチな企業というレベルではもはやなくて、ウォルマートやターゲットとダイレクトに競合する企業規模となってしまった。

そんな事実を象徴するようなニュースだと思います。

鈴木敏仁 (03:36)


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2012年9月 5日
[ウォルマート] スマホを使って買い物中に商品スキャンし清算に利用できるシステムを実験中

スマホを使って商品をスキャンしレジで精算できるシステムを、本社近くの店舗で開始したそうです。

名称はスキャン&ゴー、買い物をしながら商品をスキャンすると買い物カゴに入って現在のバスケット価格を表示、セルフレジでスマホに表示されるコードをスキャンし、お金を支払う。決済システムとはまだ連動していないのでレジでお金を支払う必要があるのですが、これからおそらくつなげていく可能性は高いでしょう。

実験に参加しているのは社員だけだそうなので、特定の社員にアプリをインストールしてもらって試行錯誤するということをやっているようですね。


このシステム、スーパーマーケットのストップ&ショップがスキャンイット!モバイル、という名称ですでにやってますので最初というわけではないのですが、しかし他に試みている企業はいませんので、ウォルマートはここでも先頭集団にいることになります。


ウォルマートの場合スマホ用の自社アプリでスキャンシステムはすでに動いてますから、これにシステムを追加すればできてしまうということなのでしょう。
店頭の人時を増やすことにはならないので、実験している人たちのウケさえ良ければ稼働してしまうような気がしますね。

鈴木敏仁 (01:05)


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2012年8月28日
[ウォルマート] レシートと画像を使った価格比較のツールを実験中

ウォルマートがおもしろい実験をやってます。他社での買い物のレシートの写真を撮って送ると、ウォルマートで買った場合にいくら節約できたかを返信してくれるというツール。
Walmart Receipt Comparison Tool

条件は、メジャーな企業の店舗の一週間以内のレシートであること、NBであること(PBと計量が必要がアイテムは除く)、です。
8月半ばにアルバカーキー、シカゴ、アトランタで実験を開始、9/1までの期間に利用した最初の100人に対して毎日10ドルのギフトカードをプレゼントする販促を実施中です。

まったくの実験なので、拡大する云々はまったくまだ視野に入っていないようです。


個人的にはこのままだと機能しないように思うのですが、でもなかなか興味深い試みかと。
自社の低価格を訴求しつつ、居ながらして他社の価格を調査できてしまうというわけです。


こういうのをR&Dと言いますね。
この分野、ウォルマートはかなり後れを取っていると言われているのですが、アマゾンに対して後れを取っただけのことで、小売業界全体からみるとかなり先を走っているんじゃないかと、こういう実験を知ると思います。

鈴木敏仁 (09:48)


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