2016年10月31日
グーグルエクスプレスが全米の90%をカバー

買い物代行ビジネスのグーグルエクスプレスがここ数ヶ月カバーする範囲を広げていまして、とうとう全米の90%をカバーしたそうです。
このカバーが人口ベースなのか、面積ベースなのか、よく分かりませんが、おそらく人口ベースなのだろうと推測します。

競合しているインスタグラムがまだ30都市弱程度なので、水をあけてしまいました。
しばらく"アマゾン恐るべし"が続いていたのですが、"グーグルも恐るべし"ですね。

グーグルの場合つまるところ広告収入とデータ収集が目的ですから、買い物代行というレイバー集約的なビジネスで黒字を出す必要が無いわけです。
グーグルショッピングも伸びているようなので、この分野でのグーグルのプレゼンスがますます高まりそうです。

<追伸>
出張が続いていまして、12月初旬まではエントリーが減ります。FBには近況をアップすると思うので、よろしければあちらもどうぞ。

鈴木敏仁 (05:07)


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2016年10月26日
[アマゾン] ダッシュボタンを使った注文数が急増中

昨日に引き続きアマゾンネタ、ダッシュボタンの使用ボリュームとパートナーが急速に増加しているという話です。
ダッシュボタンを使用した注文数が過去1年間に5倍増え、参加するブランド数は60増えて200種類となったそうです。

このダッシュボタン、普及するのかどうか判断しかねるところがあるのですが、注文数も参加するメーカー数も増えていると言うことは、今のところ順調ということのようです。

どうやらアマゾンはボタンそのものの普及よりも、その商品の家庭内での使用サイクルを知りたいようですね。
ボタンを押した時点が、その商品がまもなくなくなる合図となるわけです。
つまり、それが発注点。
最終的には予測型の自動供給、お客から言えば自動発注、を目標にしている。

予測型自動発注システムの取り組みはリテールベースの話なわけですが、アマゾンはとうとう消費者ベースへと手を伸ばしはじめたというわけです。

日本の小売業界の皆さん、危機感を持ちましょうね・・・

鈴木敏仁 (01:31)


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2016年10月25日
[アマゾン] 来年中に米国衣料売上高でナンバーワンに

アマゾンが来年中にもアメリカ最大の衣料リテーラーになるという予測がリリースされました。
出所はCowen & Co、金融サービス企業ですね。

・来年中の予測成長率が30%で売上高280億ドルとなってメイシーズの220億ドルを抜く
・現在のアマゾンの衣料シェアは6.6%で、来年中には8.2%となり、5年以内に16.2%になる
・2021年には620億ドルを売上げ、2位TJマックスの260億ドル、3位メイシーズの230億ドルに大きく水をあける

ウォルマートの数値が入ってないのですが、たぶんTJマックスよりも売っているはずです。
それと私の記憶ではCowenによるアマゾンの予測数値にはマーケットプレイスも含まれているので、実質売上高ではなく流通総額ということになりますね。

まあいずれにしても、アマゾンがアパレルを相当売っているということにはかわりはありません。
アマゾンがまもなくトップに立つという予測をCowen & Coは昨年から出しているのでサプライズというわけではないのですが、アマゾンの全方向での強さを感じるニュースではないかと思います。

鈴木敏仁 (01:42)


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2016年10月24日
[ウォルマート] ポークの調達マネジメントでブロックチェーンを実験

ウォルマートが中国での豚肉のソーシングでブロックチェーン・テクノロジーの実験を開始するようです。
IBMと清華大学が共同で実験、4ヶ月後に結果を検証し、おそらく拡大することになるだろうとしています。

ブロックチェーンはビットコインの仕組みをサポートしている技術として知られていますが、これからはサプライチェーンで活用されることになるだろうと見られている・・・ということを、このニュースを読み調べてみてはじめて知りました。

どうやら様々なロジスティックス上での運用が可能で、効率化が期待されているようです。

小売業界でウォルマートが先駆ける、ということになりそうですねえ、これは。

鈴木敏仁 (01:42)


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2016年10月21日
[メイシーズ] 全商品にRFIDタグの貼り付けを義務化

メイシーズが来年末をめどにして、全商品のRFIDタグ付与をサプライヤーに義務付けすることを計画しているようです。
ニュースソースはこちら。
Macy's to RFID-Tag 100 Percent of Items

年内から来年初頭には全体の60%以上がRFID化し、携帯端末によってサイクルカウントされる、とありますね。

すでにインディテックスがRFID化に取り組んでいて、昨年末の時点で1,542店舗、今年の末までには2,000店舗で稼働するそうです。
専門店業態ではすでに動きが始まっているのですが、デパートメントストア最大手のメイシーズがやるとなると、インパクトは大きそうですね。

デパートメントストアの全商品となると衣料だけではなく、ジュエリー、ホームファッション、化粧品、といったカテゴリーも含まれますので、他カテゴリーへの影響もある。

ようやくその時代が来たか、という感じです。
タグのコストが下がってROIが一定基準を超え始めたと言うことですね。

これから他のカテゴリーにも波及してゆくと思うのですが、どこに広がってゆくのか興味深いところです。

鈴木敏仁 (01:03)


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2016年10月17日
[スーパーバリュ] 傘下のセブアロットを売却

スーパーバリュが傘下のセブアロットをカナダの投資企業オネックスに13億7,000万ドルで売却すると発表しました。
セブアロットはスーパーバリュが所有するディスカウント型小型フォーマットで、総店舗数は1,368、そのうちの896店舗はフランチャイジングです。

食品ホールセラー大手のスーパーバリュは小売事業としてカブフーズ等3,342店舗を所有していますが、セブアロットの売却を1年ほど前に明らかにしていました。
当初は上場によるスピンオフを検討していたのですが、投資企業からのオファーがあって、最終的にバイアウトされる方を選んだというわけです。

売却の理由はホールセールビジネスに集中するためと説明しています。
セブアロットは好調で売りやすかったから最初に選んだのでしょうね。

スーパーバリュへ興味は、残りの小売事業をこれからどうするのかに移りました。
その昔、アルバートソンズの買収で業界を驚かせたスーパーバリュですが、餅は餅屋だった、ということです。

鈴木敏仁 (07:41)


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2016年10月14日
オレンジジュースが朝食から消える?

こんな記事が報じられました。

Orange juice is being called a massive scam - and now the American breakfast staple is disappearing

直訳すると、「オレンジジュースは大々的なペテンと見られはじめている ー いまアメリカの朝食の定番が消えつつある」、となります。

オレンジジュースの栄養価が言われているほどでもなく、それが認知されはじめたことで売上が落ちているという記事です。
過去4年で13%売上が落ちているそう。

アメリカの朝食にオンレンジジュースはド定番中のド定番ですが、相当昔から続いてきた伝統みたいなものなんでしょうね。
私がアメリカにはじめてきたのは小学校低学年の時なのですが、そのときに朝食で飲んだオレンジジュースの味は強烈な印象となっていまも残ってます。

アメリカの朝食=オレンジジュース、というイメージを持っている日本人はかなりいるんじゃないでしょうか。

この伝統的な食習慣が変わりつつあるということは、やはり相当な変化が起きていると考えざるをえない。

先般の日本での講演でも話しましたが、アメリカの食市場は大きく変わりつつあります。

鈴木敏仁 (04:48)


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2016年10月10日
[アマゾン] アマゾンフレッシュの会員費を値下げ

アマゾンがフレッシュの会員費を年299ドルから月14.99ドルへと値下げましました。
40%の値下げですね。

アマゾンフレッシュの会員は、プライムと同じサービス内容を受けながら生鮮を含めた食品の買い物が可能。
ただし送料無料とする場合は40ドル以上の買い物をする必要があります。

値下げだけではなく、月ごとになったので、加入へのハードルが大きく下がりました。

もうしばらくすると、"フレッシュ"という別立ての会員スキームが無くなるのかもしれません。

鈴木敏仁 (07:41)


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2016年10月 7日
[クローガー] ホールフーズ買収の噂が流れる

クローガーがホールフーズ買収に興味を持っているという投機的な噂が流れて、ホールフーズ株が急上昇しました。
メディアの取材に対して両社ともにノーコメントで、現時点ではただの噂に過ぎません。

クローガーは業績が良く、買収に対して積極的な姿勢を示しています。
一方のホールフーズは業績が下降気味で、株価が落ちて時価総額が下がっている。

こういう周辺環境から買収があり得るんじゃないかという憶測が流れたのかもしれないし、ひょっとするとクローガーが実際に動いているのかもしれません。

アメリカの食品市場はデフレが起きていて、スーパーマーケット業界はけっこう大変みたいです。
クローガーはこの機に乗じて、さらに下げて売上を伸ばしてシェアを増やす戦略を採っているようで、まあつまり好調なわけです。

ホールフーズに限らず、どこかを買収するという話しは大いにあり得る企業ではあります。

鈴木敏仁 (01:20)


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2016年10月 6日
[ベッドバス&ビヨンド] メンバーシップ制の割引を実験

ベッドバス&ビヨンドが年間29ドルで、店舗でもネットでも常時20%オフ、加えて配送料がミニマムオーダーなしで無料、というメンバーシップ制の実験を始めました。
いまのところ招待制でして、人数を限定して採算を測っているようです。

ディスカウントストアチェーンによるサブスクリプションモデルとしてはウォルマートのシッピングパス(年間49ドルで2日間配送がミニマムオーダーなしでいつでも無料)がありますが、常時20%オフというのは他にないユニークなものです。

実はこの背景にはメールクーポンによる割引の乱発があります。
同社の価格政策は、店頭での値下げ販促は最小限にするEDLPモデルとしつつ、登録顧客へ定期的に「1品だけ20%引き」というクーポンを配布し集客要素とする、というもので、これを長く続けてきました。
ところがお客がこのクーポンが来るのを待ってしまっていることと、おそらく業績が芳しくなくなってクーポンの発行頻度を上げてしまった。

そしてこれが業績を圧迫しはじめてしまった。

私は自分のアドレスを登録しているのですが、感覚としても最近になってクーポンの届く頻度が上がっています。

この解決策としてサブスクリプションモデルを導入したというわけです。

常時20%オフですから、このモデルは値下げ販促の一類型で、ポイントシステムの親戚のような感じです。
こういうことをはじめたということは、この企業もそろそろ差別化が難しくなってきたことを意味していますね。

時代の変化を感じます。

鈴木敏仁 (03:08)


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