2014年2月28日
[アホールドUSA] ネット販売カバー地域を拡大、ニューヨークへ

アホールドUSAが決算を発表したのですが、ネット販売のピーポッドの拡大プランについてコメントしました。夏までにニュージャージーにセンターをオープンさせ、ニューヨークをカバーするとしています。
ピーポッドがNYに進出するという話はだいぶ前から出ていたのですが、公的な発表はこれが最初かもしれません。

ちなみにニュージャージーに新設するのはウェアハウスと表現しているのですが、おそらくフルフィルメントセンターでしょうね。

アメリカの大手スーパーマーケットチェーンでネット販売を公的に強化しているのはこのアホールドだけなのですが、理由はたぶん東海岸という人口密集地に商圏を持っていることと無縁ではないでしょう。

これでピーポッドはフレッシュダイレクトと競合することになります。

鈴木敏仁 (02:40)


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2014年2月26日
[ターゲット] 昨年度は減収減益、データ漏洩で客足減

ターゲットが昨年度の決算を発表しました。
売上高は1.0%減、最終利益高は34.3%減の減収減益、既存店成長率は0.4%減でした。
業績悪化の最大要因はカードデータの漏洩で、直接的な損失を計上したわけではなく、客足に影響が出たようですね。
第4四半期だけで、売上高5.3%減、最終利益高46%減でした。
それとカナダ事業がダメなようで、売上高13億ドルに対して、EBITDAベースで7億1,400万ドルの赤字でした。

ターゲットの売場は昔のようなわくわく感がなくなってしまいました。
データ漏洩がなくても業績は良くなかったと私は考えてます。

カナダは欠品が目立つようでエクセキューションレベルが低い模様。
急いで店舗を増やしすぎてしまい、カナダという新市場に向けてのオペレーションやマーチャンダイジングの修正が追いついていないみたいですね。

CEOが代わったことがオペレーションに影響しているのかもしれません。
優良企業だったターゲットが成長の踊り場にさしかかってしまった印象です。

鈴木敏仁 (02:43)


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2014年2月24日
[セイフウェイ] 資本の売却を検討中、候補の筆頭はサーベラス

先週セイフウェイが投資企業への資本の売却を検討していることを明らかにしているのですが、入札しているバイアウト候補企業の中でもっとも条件の良いディールを提案しているのがサーベラスであると経済誌が報じています。
話し合いの近くにいる人からの情報ということで正式ではなく、両社ともにノーコメント。

サーベラスの目論見はシナジー効果、具体的にはやはりコスト削減でしょう。
このコストには経費以外に、取引量の拡大による原価削減も含まれると思います。

セイフウェイはシカゴから撤退しましたから、これでサーベラス傘下のジューエルオスコとバッティグしなくなりました。
おそらくシカゴは両社がもっとも重なっていた大都市じゃないでしょうか。
重なっているとFTCから差し止められます。
つまりセイフウェイは結果的にサーベラスに売る準備をしてしまったような感じです。

セイフウェイが非上場になる理由はアクティビスト型の投資家の攻撃をかわすぐらいで、それ以外に大きな理由はさしあたって見当たりません。
ですからディールが成立しない可能性は高いでしょう。

かなりインパクトの強い案件ですが、どうなるのか注目ですね。

鈴木敏仁 (01:05)


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2014年2月21日
[ウォルマート] 2013年度の業績は増収減益

ウォルマートが2013年度の業績を発表しました。
詳しい数値は抜きにしてて、ざっと概略を。

[連結売上高]
$473,076m 対前年比1.6%増

[連結最終利益高]
$16,022m 対前年比5.7%減

[既存店成長率]
米国ウォルマート 0.6%減
サムズ 0.4%増
トータル- 0.4%減

減収なのですが、米国ウォルマートとサムズの営業利益高はプラスなので、原因の大半は海外事業です。

[海外事業}
売上高対前年比:1.3%増
営業利益高:対前年比17.6%減

為替だけで50億ドル近くマイナスが出ているそうです。取扱高の規模が大きいので為替の影響も半端ではないですね。
加えて、値下げ、高経費、Eコマースへの投資がネガティブな影響を与えたと説明しています。

それと米国ウォルマートの既存店成長率0.6%減は厳しいですね。
第4四半期は0.4%減でした。

昨年末の売場を見てまわって恐ろしいくらいの売りにかける熱意を店頭で感じ、ところがその結果が0.4%のマイナスに終わったわけです。
天井を打った店でさらに伸ばすという大変な重荷をウォルマートは背負っていると思っています。

鈴木敏仁 (01:28)


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2014年2月19日
[アメリカ小売視察] ターゲットによる専門店の実験

もう一つ視察中のネタを紹介します。
サンフランシスコのダウンタウンでターゲットがアパレル専門店を実験的に営業しています。
名称はアクティブアパレル、コンセプトはスポーツウェアです。
シティターゲットが2階にあって、2階へ行くエスカレーターの下で営業しているのですが、"ひっそり"という表現がぴったりするような雰囲気でした。

あれじゃあ、だめでしょうねえ。
お客にアピールするものが今ひとつ感じられないので、何かもう少しフックを考えないと。
衣料の強い企業ですからやればできるはずなのですが、たぶん担当者に熱意がないのだろうと思います。

ところでセイフウェイが投資企業への売却を検討しているというニュースが流れてます。
アクティビスト型の投資企業が株を買い増していろいろ要求しており、これをかわすためとみられているのですが...

鈴木敏仁 (04:14)


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2014年2月18日
[アメリカ店舗視察] 進化が止まらないウォルマートのPDQ

10日ほど研修のコーディネートで出張していました。
これからいくつかおもしろい発見を紹介しようと思います。

一つ目はこれ、バレンタインデーの販促用に作られた花のPDQです。

昨年の6月に見つけたもののバージョンアップ版と言って良いかなと。
ウォルマートのPDQ

昨年のはサイズが小さかったのですが今回のはフルパレット、これが店内に10個ぐらいありました。
どんどん進化してますね。
一点にとどまらないのがウォルマートという企業です。

ちなみに昨年はコロンビアで調達していましたが、今回は米国内産でした。

鈴木敏仁 (11:27)


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2014年2月 7日
[JCペニー] 久しぶりの既存店プラス

JCペニーが第4四半期の既存店成長率でプラスを記録しました。
上げ幅は2%、2011年以来のプラスだそうです。

久しぶりのプラスなのですが冷ややかなウォール街の反応が興味を引きました。
暫定数値で正式な決算は今月末の発表なのですが、おそらく利益率が低いと想定しているんでしょうね。

売価をまず上げて、しばらくしたら大幅に下げて、その下げ幅を割引率としてプロモーションする。
そんなことをやっていたとクリスマス後にメディアが報じていたのですが、相当激しく価格販促を実施したようで、儲けがあまり出ていないだろうというのがアナリストの見方のようです。

CEOとして復活したマイク・アルマンは、更迭されたロン・ジョンソンの全否定から入ったらしく、すべてを以前に戻すと言うことをしているようです。
私の見解としては、ロン・ジョンソンがあのまま戦略を維持していたとしても、そろそろ底を打つ時期じゃないかと思うのですね。いずれにしても上向く時期だろうと。

真価はこれから、この既存店のプラスが続くかどうかでしょう。
それと高い経費率をどう下げるのか。下げないと、価格プロモーションの乱発に耐えられなくなります。

JCペニー再建の道はまだまだ長そうです。

<追記>
明日より10日間ほど研修コーディネートのためエントリーが減ります。
ご容赦ください。

鈴木敏仁 (01:23)


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2014年2月 6日
[CVSケアマーク] タバコの販売を中止

CVSケアマークがタバコを販売をやめると発表しました。
10月を期限として全7,500店舗から売場を撤去するとしています。

健康を売るドラッグストアがタバコを売るのは矛盾とし、長期戦略にタバコは必要ないというのが理由ですね。
ただしこれによって失う売上高は推定20億ドルだそうです。

タバコを売らない小売企業は、ターゲットやウェッグマンズなど他にもいます。
一方、ダラーゼネラルは昨年から売り始めて既存店の伸びにけっこう貢献しているそう。

こういう場合、これが本当に長く続くのかどうか見守る必要があります。
数年後にやっぱり戻してしまう、ということはよくあることなので。

ノンスモーカーの私としては賞賛したいところですが、売っている店は他にもたくさんあるので、スモーカーに対するインパクトはほとんどないでしょう。
またCVSがタバコの販売をやめたからと言って、CVSに健康志向の客が増えるということも無さそうです。
どうせなら追随する企業が増えると良いですね。

鈴木敏仁 (02:33)


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2014年2月 5日
[ラジオシャック] 500店舗の閉鎖を計画か

ラジオシャックが500店舗の閉鎖を計画しているとメディアが明らかにしました。
関係者からの情報でラジオシャック自身が公的に発表したわけではありません。
どの店舗がいつ閉鎖されるのかも現時点では不明。

ただ業績が良くないので、信憑性は非常に高いでしょう。
ちなみに500店舗というと凄い数ですが、全部で4,300店舗を展開している企業なので全体の1割強に過ぎず、リストラの一環としてはありえる数字ではないかと思います。

4,000を超えるネットワークという強力なインフラをを持っているのですが、個々の店舗のレゾンデートルがなくなってしまった、というのがラジオシャックの現状ですね。
小型の近隣の家電ストアというニーズは、大型店舗(ベストバイやウォルマート)とネット販売によって急速にしぼんでしまいました。

ちなみにスーパーボウルでオンエアしたコマーシャルの評価が良くて、その直後に店舗閉鎖か、のようなコメントが目立ちました。
スーパーボウルの視聴率は非常に高く、コマーシャルに対する注目度もマーケティング業界では非常に高いんです。
当然広告費もバカにならず、リストラ中にこれを製作したラジオシャックの意図は古くさいイメージを一気に回復しようというものなんでしょうね。

参考までにこれが高評価のコマーシャル。


80年代のキャラクターが店にやってきて商品をすべて持って行ってしまい、その後に店内ががらりと変わる。
昔のイメージからの脱皮をアピールしています。

ついでながらもう一つ。
NYのマンハッタンにオープンさせた次世代型の新プロトタイプを、工事の段階から撮影したプロモーションビデオです。

最近、新店オープン時にこういうビデオをYouTubeで公開する小売企業が増えてきました。
これもまた時代ですね。
日本の店舗開発系の方には参考になる内容かも知れません。

鈴木敏仁 (02:48)


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2014年2月 4日
[ウォルグリーン] リフィルシステムのパテントで競合企業を提訴

ウォルグリーンがモバイルデバイスのスキャナーを使用する調剤リフィルシステムのパテントを持っていて、ライセンスフィーを支払わずに使用しているとしてCVS、ライトエイド、ショップコを提訴しました。

資料によるとパテントを取得したのは先月とのことなので、取得してすぐに他社を提訴したような感じですね。

どういう仕組みがパテントになったのか詳しい説明がメディアの資料にはないのですが、これもまた時代ですね。
例えばアマゾンはワンクリックでパテントを持っているので、一発で注文できるやり方をライセンスフィーを支払わない限り他社は導入できません。

ちなみにリフィルとは繰り返し処方のことで、日本にはない調剤のルールです。

鈴木敏仁 (03:23)


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2014年2月 3日
ネット販売ユーザーの3分の1はモバイルデバイスしか使わない

ネット販売上位10社を利用するユーザーの3分の1は、サイトのアクセスにモバイルデバイスしか使用しないという分析結果を調査企業のcomScore社が明らかにしました。データは12月、月間ユニークビジターから数値を算出しています。
この3分の1の人たちがPCを持っているかどうかは関係なく、とにかくこの人たちはネットでの買い物にモバイルからしかアクセスしないという意味です。

この調査結果が何を意味するのかと言うと、PC向けに最適化されたサイトデザインではもはや相手にされなくなってくるということですね。
モバイルデバイスによるウェブアクセスがデスクトップを2014年に上回ると予測するアナリストもいまして、モバイルがメジャーなツールになるのは時間の問題であります。

これはアメリカだけではなく日本でも同じでしょう。
これからのネット販売はモバイルが確実に主流になってきます。

鈴木敏仁 (04:25)


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