11月の最終木曜日がサンクスギビングデー(感謝祭)で国民の祝日、翌日の金曜日は祝日ではないのですが休みとしてしまう組織が多く、土日を合わせて4連休。木曜日はゆっくり過ごして、翌金曜日から歳末用の買い物を始める人が多く、そのためこの日が歳末商戦の始まりと見なされ、黒字=儲けの象徴としてつけられた名称がブラックフライデーですね。
この日の業績は歳末のベンチマーク指標として使われるため、業界では注目されます。
NRF(全米小売業連盟)の調査によると、この週末の総来店客数+ネット購買者数は1億9,500万人で昨年の1億7,200万人よりも13.4%増でした。
一方、週末を通しての一人当たりの客単価は$343.31で昨年の$372.57から7.8%減でした。
買い物客数は増えているけど、購買額が減っている、というわけです。
トータルは412億ドルで前年比0.5%増でした。
もう一つ、ショッパートラックという調査会社によると、売上高は106億6,000万ドルで昨年から0.5%増でした。2008年が3%増、2007年が8.3%増なので、じりじり落ちています。
(調査対象店舗数は5万店舗)
この歳末最初の週末の数値が歳末全体の業績を反映するわけではありません。昨年はブラックフライデーの業績が前年比で上がったのにもかかわらず歳末全体の数値は落ちてます。
ただ景気が悪い中、買い物客数が上がっているというのは悪いことはないでしょう。
約1ヶ月間の長く熱い商戦の火蓋が切られました。
今後に注目です。
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