2011年12月30日
[ロウズ] ネット専業のリテーラーを買収

ロウズがネット専業のホームインプルーブメントリテーラーを買収します。企業名はAGTストアズ、買収総額などの詳細は公開していません。
目的はシンプルにネットの売上増、AGTはロウズの傘下企業となり独立運営を継続するそうなので、ロウズのサイトとの相乗効果を求めるとか、組織統合して効率化を図るといったことは今のところ考えていないようです。


このAGT、運営しているウェッブサイトは500以上、取引メーカーは3,300社、取り扱い品目数は350万で家具やライトからフィットネス器具やアパレルまで販売しているそう。

ホームページにざっと目を通してみましたが、つまりカテゴリーや品種別に大量にサイトを開設し、しかし裏側のシステムは一つという手法なんでしょうね。
こういうビジネスモデルが存在するということをはじめて知りました。


<追記>
12月31~1月2日に三日間のお休みをいただきます。1月3日には通常営業に戻ります。

この1年間、ご愛読ありがとうございました。
良いお年をお迎え下さい。

それと、年末年始のかき入れ時に忙しく働いていらっしゃる皆さん、最後のひと踏ん張りです、頑張って下さい!

鈴木敏仁 (02:59)


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2011年12月29日
[シアーズホールディングス] 歳末不振で100~120店舗を閉鎖

シアーズホールディングスが歳末の売上高不振で100~120店舗を閉鎖すると
発表しました。
シアーズとKマートの閉鎖店舗の比率はまだ分かりません。現在2,177店舗なので、全体の5%程度を閉める計算となります。


クリスマス日を最終日とする8週間の既存店売上高が、Kマート4.4%減、シアーズ6.0%減、全体で5.2%減だったそう。

すでに発表されている歳末期間の小売統計だと売上高は前年比でプラスとなっているので、同社のマイナスは目立ちます。2005年の統合以来マイナスを続けていますので、いつまで売上が落ち続けるのだろうというのが正直なところ。
ここまで落とし続けるというのは逆に難しいかも、とまで言いたくなる状況です。


シアーズとKマートを統合したのが現シアーズホールディングス会長のエドワード・ランパートですが、投資家としてのランパートは果たして正しい戦略を取っていると言えるのかどうか。
例えばダラーゼネラルはいま絶好調ですが、上場していた同社を買収し、立て直して再上場させたのは投資企業です。
両者を対比させるとその差が鮮明となりますよね。


このままだとおそらくさらに店舗を閉鎖せざるを得ないでしょう。
どんどん縮小均衡していくわけで、それに合わせて投資価値もどんどん減って行く。


シアーズホールディングスの迷走が続いています。

鈴木敏仁 (03:12)


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2011年12月23日
[ベストバイ] ネット販売、欠品で一部顧客の注文をキャンセル

ベストバイがネット販売で欠品を起こして一部の注文をキャンセルせざるを得なくなったことを明らかにしました。
注文は11月と12月に注文された商品だそうです。

何が欠品したのか、何人なのか、いつまでに届ける商品なのかについては説明が無いので詳細は分からないのですが、発表する以上かなりの顧客に影響が出るのでしょう。

クリスマスプレゼントの到着を待っていたかもしれないお客にとっては腹の立つミスですよね。もうすでに23日ですから、これから買おうとしても間に合わないかもしれない。
たぶん返金とエキストラの商品券などで対処するのでしょうが、それで解決する話ではない人が結構いそうが気がします。


ターゲットがアクセス数の急増に耐えきれずにフリーズしてしまったこと記憶に新しいですが、アメリカの大手リテーラーもけっこう試行錯誤しているんですね。

そう考えると、当たり前なことなので目立ちませんが、例えばアマゾンのようにつつがなく営業している企業は実はすごいノウハウを持っているのだということが分かるように思います。

鈴木敏仁 (05:24)


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2011年12月19日
[バイロー] ウィンディキシーを5億6,000万ドルで買収

バイロー中堅スーパーマーケットのバイローがウィンディキシーを買収します。
総額は5億6,000万ドル、非上場のバイローが、上場しているウィンディキシーの発行済み株式をすべて買い取り、ウィンディキシーがバイローの子会社化となるディールです。

ウィンディキシーの株主の承認がこれから必要となりますが、おそらく買収は成立することでしょう。


バイローの本拠地はサウスカロライナ州、ウィンディキシーの本拠地はフロリダ州で、双方の進出エリアに重複が無いため店舗売却などの調整が必要ないようです。

小が大を食うM&Aとなりますが、ウィンディキシーはいちど倒産していまして、経営内容は決して良くない。どこかと合併して非公開となる方が選択肢としては正しいのでしょうね。


ちなみにバイローの年商は22億ドルで207店舗(業界52位)、ウィンディキシーは68億ドルの484店舗(27位)、買収後は90億ドルとなってホールフーズクラスの企業規模となります。


<追記>
明日より12/28まで休暇モードに入ります。ただし22日と23日はエントリーする予定です。
東京出張中あまりアップデートできず、続いてしまい申し訳ありませんが、ご理解いただければ幸いです。

鈴木敏仁 (11:22)


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2011年12月12日
[アップル] NYのグランドセントラル駅に361店舗目を開店

先週アップルがマンハッタンのグランドセントラル駅に店舗をオープンしました。361店舗目、面積は2,300sqf(約650坪)で大型店舗になります。

オープニング日には行列ができて盛況だったみたいですね。アップルはオープニングのみに配る限定Tシャツを作っていて、最初の1,000人に今回も配ったそう。コレクターズアイテムになっていてこれ目当てに並ぶ人が多いと言うことを今回初めて知りました。
これはまた非常に巧妙な戦術ですよね。店舗のオープニング時に必ず行列が作るためのしかけというわけです。


さてこのアップルストア、6月にトップのロン・ジョンソンがやめて以来、次がいまだに決まっていません。
売上高141億ドルで前年比45%増、単位面積あたり最も売るいまも成長中のチェーンストアが、リーダー不在のままというわけです。

今まで非常にイノベーティブな店舗環境の開発で伸びてきたフォーマットで、次のリーダーにはこれをさらに進化させつつ次のビジョンを示すことが求められ、過去の成功が重いだけに、簡単には見つからないということなんでしょうね。

誰がこの大役を引き受けるのか、楽しみなところです

鈴木敏仁 (06:18)


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2011年12月 9日
[パシフィックサンウェア] 赤字の計上と200店舗の閉鎖

アパレル専門店チェーンのパシフィックサンウェアが第3四半期に赤字を計上しました。売上高は2億4,200万ドルで6.1%減、最終利益高が1,760万ドルの赤字、昨年同時期が700万ドルの赤字だったので、赤字額が増えたことになります。
既存店成長率は3%減。

この発表と同時に新たな負債の借り入れなど財務的なリストラプランが提示されているのですが、店舗閉鎖プランも含まれていて、これから14ヶ月で175~200店舗を撤退し、550~600店舗体制にするとしています。


このニュースを読んでふと感じたのはアパレル業界の浮沈の激しさ。業績を落としているということは知っていたのですが、数百店舗のスクラップに踏み切ると言うことは、かなりのところまで来ている感じですよね。
パシフィックサンウェアは一時期飛ぶ鳥を落とすような勢いで成長していた企業でして、そのときの印象が強く記憶に残っているんです。

ファッションビジネスのサイクルの早さというものを痛感します。


<追記>
来週一週間は東京出張です。アップデートが遅くなるかもしれませんが、ご容赦下さいませ。

鈴木敏仁 (08:21)


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2011年12月 8日
[JCペニー] マーサ・スチュワートに3,850万ドルを投資

JCペニーがマーサ・スチュワート・オムニメディア(MSO)の株式の16.6%を3,850万ドルで取得し、来年早々から店舗内店舗形式でホームファニッシング商品の取り扱いを開始することを発表しました。
10年契約、扱い商品はJCペニー専用の独占商品で、売場にはマーサ・スチュワートの"おもてなし"を学んだ店員を常駐させて対面での販売形式を取るそうです。

JCペニーは第3四半期に赤字を計上したばかりで、11月1日にCEOに就任したロン・ジョンソンによる初の公的な仕事が赤字決算の発表となってしまいました。
そして次がこれだったわけですが、今回のディールからジョンソンがこれからやろうとしていることの片鱗を見ることができるように思います。

つまり他社との差別化をはかるにこういった有名なブランドを利用するというわけです。

ちなみにMSOも業績が悪化していて、投資してくれるJCペニーと協働するのは願ったりと言ったところでしょう。

鈴木敏仁 (06:44)


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2011年12月 7日
[アマゾン] 価格比較アプリが店頭をショールームに変える。

アマゾンが商品価格を比較できるプライスチェックというアプリを公開しました。iPhoneとアンドロイド用。

バーコードのスキャン、商品画像、商品名をタイプ、または音声入力、の4つの手法で入力すると、その商品を取り扱っているリアルとネット店舗と価格を表示するというアプリです。

この手のアプリは他にもすでに存在するのですが、何が興味を引くかというと、ユーザーが実際に売っている価格を報告できる機能も備えている点です。
これはつまり、一定量の情報が集まるとリアルタイムで店頭(とネット)の最低価格が手元の端末で分かるようになってしまうことを意味しています。


これがプレスリリースの文言。
「リアル店舗にいるときに携帯端末で価格をチェックできる機能が人々の買い物の仕方を変えている」。


ベストバイはもうだいぶ前から、"店頭がアマゾンのショールームになっている"と発言してます。
だから、店頭での激しい値下げ販促はもうやめてしまいました。店に行けば一目瞭然ですが、価格を前面に押し出す販促企画が姿を消しています。その代わりにFSPによって対象を絞ってメールで販促を直接お客に通知してます。

日用必需品への影響は少なそうですが、高価格帯のNB商品への影響はあるでしょうね。これからスマホがさらに普及するとなると、小売も売り方を変える必要が出てくると思います。


トゥイッターR2Link

鈴木敏仁 (03:56)


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2011年12月 6日
[ライトエイド] インフルエンザ予防接種を期間限定で値引き販促

ライトエイドがインフルエンザ予防接種を12月17日までの期間限定で値引きプロモーションしています。National Influenza Vaccination Week(全米インフルエンザ予防接種週間)に合わせたもので、価格は19.99ドル。
定価は25ドルだと思います。


インフルエンザ予防接種は実は非常に儲かるという話を最近聞きました。原価はここで書きませんが。
各社ともに25ドルで横並びでして、こういうものには規制があるのかなと思っていたのですが、ライトエイドが値引きしているということは、規制はないのかもしれませんね。

ということは、各社暗黙に価格を横並びに統一しているということになります。
儲かるからあえて値引かないということなんでしょうか。

気になるところです。

鈴木敏仁 (06:55)


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2011年12月 5日
低配送料サービスでグーグルが大手リテーラーと協議か

グーグルが大手リテーラーとネット販売の低配送料サービスで協議しているとWSJ誌が報じました。
同日、または翌日お届けサービスで低配送料を提供しようとする仕組みで、メイシーズ、ギャップ、オフィスデポと協議しているとしています。

以下、仕組みの説明の直訳です。

"お客は欲しい商品が近隣の店にあるかどうか、同日入手できるかどうかを調べることができて、参加しているリテーラーのサイトでそれを買ったらグーグルが低配送料をオファーする。"

ネット販売用の検索サイトを開設するんでしょうかね。


グーグルの目論見は、低配送料サービスによって検索数を増やし、広告売上高に貢献させることだそうです。


これ、アマゾンプライムと競合しますね。


グーグル・ウォレットも少しずつですが利用可能なレジが増えて来てます。
グーグルが小売業の領域にじわじわ手を伸ばしつつあるのをひしひしと感じますね。

鈴木敏仁 (06:25)


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2011年12月 2日
グーグルによるインドアマッピングの実験

グーグルがインドアマッピングのパイロットテストを開始、小売業界からはイケア、メイシーズ、そしてホームデポが協力しているそうです。

インドアマッピングとはグーグルマップの屋内版ですね。
つまり、小売で言うと店内レイアウトがグーグルマップで見られるようになるというわけです。

小売3社の他に、モールオブアメリカ(大型モール)と空港18ヶ所で実験を開始、今のところアンドロイド版のスマホのみに対応だそう。
今回は空港や小売企業からフロアプランを提供してもらっているのですが、今後はセルフでアップロードできる環境も開発して行くとのことです。


店内レイアウトは我々のような業界人にとっては貴重なデータなのですが、これからスマホで自由に見ることができるようになるのかもしれず、これはつまりツールを持つ人と持たない人の差がどんどん広がって行くことを意味しています。


しかしこのアイディアは斬新ですね。

鈴木敏仁 (03:46)


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