2009年2月27日
[プロクター&ギャンブル] ウォルマートの販促ディスプレーからRFIDを撤去

RFIDは商品やパレットに付けて動きを追うだけではなく、いろいろな用途で使うことが可能です。ここ数年使われ始めたのが、販促ディスプレーにつけて企画通りに店頭で展開されているかどうかをモニターするプログラムです。

業界誌が数日前に報じたところによると、P&Gがウォルマートに対して実施していたディスプレー用RFIDを撤去してやめたそうです。

理由は、店頭で人が動かない点にしびれを切らしたから。当事者たちではなく、関係者のコメントとして掲載されてます。

つまり、ウォルマートの店員が期待通りに動かなかったということを意味しています。
販促企画品が店頭で意図したとおりにちゃんと置かれているかモニターし、そしておかしいなと気づいたとしても、店頭で問題を修正する人がいなければ効果が出ない。いずれにしても最終的には人間が介在しない限り、技術の粋を尽くしたRFIDも"猫に小判"に終わるということです。


販促ディスプレーのRFIDによるコントロールはかなり有望なシステムだと私は思っているのですが、人を動かすことも同時に平行して取り組んでいかないと成功しないというわけです。
こういう最大手企業の最先端の取り組みと、失敗例を知ることができるということは、我々にとっては幸いと言うことができます。

鈴木敏仁 (02:25)


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2009年2月26日
[ターゲット] 減収減益、今年は食品を強化

各社08年度の決算が出始めてますが、サックス、ノードストロム、ホームデポなど、減益ニュースが相次いでます。ディスカウントストアのターゲットも不調企業群の仲間入りです。
売上高は2%アップの628億8,000万ドル、最終利益高は22%ダウンの22億1,000万ドル、既存店成長率は一桁の真ん中ぐらいを予測しているというのでたぶん4縲鰀6%程度のマイナスとなるのでしょう。

さて表題の食品ですが、スーパーセンターではなくディスカウントストア(DS)フォーマットで強化する意図があるようです。従来のドライグロサリー、チルド、フローズンに加えて生鮮をアソートし実験している2店舗の結果が良いので、このエッセンスを新店や改装店舗に加えていくとCEOのグレッグ・ステインハフェルがコメントしてます。

たしか年内に新プロトタイプ(P2009?)を導入する予定のはずで、これに生鮮が加えられるということかもしれません。
ターゲットのDSフォーマットの食品アソートメントは、とりわけフローズンに関してはウォルマートのDSフォーマットよりも豊富です。意外と見過ごされてますが、ターゲットの食品は決して悪くない。
生鮮を加えることができる下地はあるように感じますね。

鈴木敏仁 (03:41)


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2009年2月25日
[アメリカ流通視察] ビューティ360の革新性

ビューティ360先週一週間、ドラッグストア企業の研修のコーディネートで一週間出張でしたが、今回訪問した店舗の中からひとつだけユニークなものをご紹介しておきましょう。

ビューティケア専門フォーマットを開業
ここでエントリーしたビューティ360、12月にオープンしたロサンゼルスの店舗です。

ショッパーズドラッグマートを知ってますからおおよそ想像できていたのですが、その通りの店でした。
また、たぶん有名なブランドはまだないだろうなと思ってたのですが、これも予想があたってました。


このフォーマットが持ち込もうとしているイノベーションとは、ドラッグストアによるプレスティージビューティの販売にあります。ショッパーズドラッグマートはすでに成功していますが、果たしてCVSが北米市場にその成功事例を持ち込むことができるのか。


PBM企業の買収とこのビューティ360の実験を見比べると、CVSという企業が持つ戦略のバラエティさやユニークさを感じ取ることができるように思います。


ビューティケア市場や流通環境についての詳細は、セミナーでお伝えしていきます。

また店内写真はR2リンクに掲載する予定です。

鈴木敏仁 (02:12)


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2009年2月24日
[フレッシュ&イージー] CEOが戦略の誤りに言及

フレッシュ&イージーCEOのティム・メイソンとマーケティング担当役員のサイモン・ユウィンズがイギリスのタイムズ紙によるインタビューで、政策の間違えに言及しました。

アメリカや日本のメディアでは通り一遍な受け答えしかしない彼らですが、イギリスのメディアに対しては踏み込んだコメントをします。やっぱり本体のありますから適当に流せないということがあるでしょうし、メディアとの人間関係もあるんでしょうね。


主要なところを抜粋要約します。

「価格という泥臭いところにまで踏み込まなくても、フレッシュ&イージーというブランド要素の一部が機能すると仮定していたかもしれない。これが間違いだったのかもしれない」。

「(オープニングに先立って)アメリカ人の家にまで行って食品や買い物について聞き取り調査をした。キッチンやパントリーまで足を踏み込んだ。しかし、ガレージや地下室までは行かなかった。そこには大きなフリーザーがあって値下げで買いためした肉が冷凍保存してあったかもしれない」。

「アメリカ人のロイヤルティはイギリスよりも低い。イギリス人は理解するまで何回か繰り返し聞かねばならないだろうが、アメリカ人はキッチンテーブルの上おいてあるチラシやクーポンの価格プロモーション(たぶんチラシ)をチェックしてからどの店に行くかを決める」。


文脈からは、EDLP政策がうまく機能していない、お客にメッセージがきっちり伝わっていない、というような反省内容が読み取れます。


このコメント、個人的に興味深いので流通eニュースで少し掘り下げてみようかなと思ってます。フレッシュ&イージー


参考までに、右の写真は最近はじめた青果の98セントパック、シーズナリティでアソートを変えてます。安さと宝探し的なおもしろさを訴えるプログラムですね。こういうのをこれから増やしていく必要があるというわけです。

鈴木敏仁 (03:04)


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2009年2月20日
[マイクロソフト] リテールフォーマットを開発、アップルに対抗

マイクロソフトが専門店フォーマットを開発する予定であることを発表しました。オープニング時期や場所などは明らかにされていません。

このために、ドリームワークスからデイビッド・ポーターを引き抜きました。もともとウォルマートの商品部でエンターテイメントカテゴリーの責任者だった人で、ドリームワークスでは商品流通のトップでした。

マイクロソフトではCOOのケビン・ターナーの下につくそうですが、ターナーはサムズの責任者だった人ですね。ウォルマートチームがマイクロソフトのリテールビジネスを開発するというわけです。


マイクロソフトの目的は売上と言うよりもマーケティング用途のようです。イメージアップを目論んでいる。アップルストアはいまや全米で単位面積あたり最も売っている"リテーラー"なのですが、とりあえずはこの道筋を追うわけではないようです。


自分の個人的な経験を元にすると、アップルストアが消費者に与えるイメージは小さなものではないと思ってます。
ブランドイメージとは、お客とブランドがふれあうタッチポイント全ての総和によってできあがってゆくものですが、メーカーにとっての店舗というフィジカルな環境はこの総和の中に占める比率がけっこう大きい。ここでうまくアピールできれば、非常に強いブランドイメージを形成できる。
だからメーカーが具体的なフィジカルな環境を所有してブランディングするの極めて効果的と言えます。

ただ、逆にイメージを悪化させるリスクもある。


スティーブ・ジョブスは建築素材にまでこだわって店舗を作りました。彼の商品に対するこだわりと同じこだわりが店舗に表現されている。

これをマイクロソフトが模倣できるのかどうか。
"完成品"を見るのが楽しみです。

鈴木敏仁 (10:20)


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2009年2月19日
[ウォルマート] 08年度の決算発表、増収増益で絶好調

ウォルマートが第4四半期と通期の決算を発表したのですが、予測通り非常によい数値でした。売上高は4,012億ドルで前年比7.2%増、最終利益高は134億ドルで5.5%増、国内既存店成長率は3.3%増(ガソリンを除くと3.5%増)で、各社数値が悪化している中できわめて好調な結果を残しました。

海外事業の売上高成長率は9.1%、もし為替による悪影響がなければ11.6%増だったそうで、とすると連結総売上高ももう少々高い数値だったわけです。

また特筆すべきは期末の在庫高で、なんとマイナス1.2%。売上高を7.2%伸ばしながら、トータル在庫を減らすというのは簡単なことではありません。確認するためにバランスシートを見てみましたが、確かに減ってました。
売りを伸ばし、在庫を減らせば、キャッシュフローが劇的に改善されます。


今日は社員研修のコーディネートでダラスへ移動だったのですが、幹部役員によるカンファレンスコールを音声と文書で入手し、移動の機内で聞き、読んでみました。
想像通りの非常にポジティブなトーンで、ウォルマートがいま絶好調であることをひしひしと感じました。

鈴木敏仁 (09:54)


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2009年2月17日
[ウォルマート] マスメディア広告支出が増加

昨年のウォルマートの広告支出が急増していたことが分かりました。総支出額は8億3500万ドルで、前年比で56%増、金額で3億ドルも増えたそうです。
この結果、前年に業界9位だった支出額が、今回はメイシーズに次いで2位となりました。

ただし売上高比率は0.5%で、メイシーズの4.5%、シアーズの4%、ターゲットの2%と比較すると依然広告依存度はかなり低い企業であります。


戦略的に増やしていることは明らかなのですが、各社減らしている時期に増加させている点にウォルマートらしいしたたかさを感じます。景気の悪化で低価格なウォルマートが支持されている中で、さらに目立ってだめ押しを押すようなイメージですね。

ちなみにここで言う広告とはMeasured Media(測定可能メディア)で、主にテレビ広告でチラシやインストアは除きます。


#####


<追記>
本日より企業研修のコーディネートのため出張となり、アップデートが不規則となる可能性がありますが、ご容赦下さい。

鈴木敏仁 (07:11)


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2009年2月13日
[デレーズ] ユニリーバの商品300アイテムを店頭から撤去、高まる軋轢

ヨーロッパのニュースなのですが、興味を引いたので。
ベルギーにデレーズという大手小売企業がいます。アメリカの傘下企業がフードライオンですね。
この企業が、価格が高すぎるという理由で店頭からユニリーバの商品300アイテムを引き上げたそうです。
ユニリーバが値上げによって第4四半期で好調決算を発表した直後だそう。
WSJ誌が報じました。

デレーズによると、ユニリーバが取引商品の拡大を求め、要求に応じない場合は平均で30%値上げするとし、これが今回の引きあげの根本原因だとしています。
一方のユニリーバは、デレーズに対する値上げは2.5%だし、値上げに応じていないのはデレーズだけだと応じてます。


ヨーロッパでは、テスコのテリー・リーヒーもメーカーの価格が下がらないことに不快感を表明してます。
アメリカではスーパーバリュのジェフ・ノッドルが、今年前半は取引価格をめぐってメーカとの戦場になるだろうとコメントしてます。


メーカーが値下げしない理由はいろいろあるんですが、そういう事情は関係ない消費者心理としてはおかしいじゃないかとなるわけで、そして小売企業がそれを代弁するのも無理はないところであります。

アメリカでは取引価格における軋轢がこれからますます高まるだろうと言われているのですが、さて、日本ではどうなんでしょうか。

鈴木敏仁 (02:46)


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2009年2月12日
[ダラーゼネラル] 来期の新規出店予定は450店舗

ダラーゼネラルが2008年度決算の速報を発表しました。売上高は104億6,000万ドルで前年比10.1%増、
既存店成長率は9.0%増でした。速報なので最終利益等の詳細は3月末の発表を待たねばなりませんが、たぶん増益でしょう。

また来期の新規出店予定数は450店舗、改装またはリロケーション予定数は400店舗で、かなり強気の投資計画を立ててます。

参考までに現在の店舗数は8,362店舗。


増収率二桁もさることながら、9%という既存店成長率は図抜けています。
不採算店舗を多く抱えるなど数年前に業績が落ちて投資企業にバイアウトされ非公開となった同社ですが、再建成ったように見受けます。ウォルマート以上に強い追い風が吹いているんじゃないでしょうか。
再上場が近いかも知れません。

ちなみに競合のファミリーダラーは8月末決算でして、2008年度は売上高2.2%増、最終利益高4.0%減、既存店成長率1.2%増、でしたので、ダラーツリーの好決算が目立ちます。

鈴木敏仁 (02:10)


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2009年2月11日
[ウォルマート] 本社スタッフ700縲怩W00人を削減

ウォルマートが本社スタッフ700縲鰀800人の削減を発表しました。本社人員1万4,000人の約6%弱に相当します。
削減される部門は不動産、衣料、ヘルス&ウェルネスで、不動産は来年度の新規出店数が減るから、衣料はニューヨークオフィスを拡充するから、ヘルス&ウェルネスは組織統合するからと、それぞれ削減する理由があります。

この人員削減、風当たりが強くない今だから、という感がすごくしますよね。
それと、業績が悪くないのにやるところにウォルマートのシビアさを感じます。2001年に本社スタッフ100人を削減したことがあるのですが、このときは景気悪化の兆候があるからが理由でした。

ウォルマートは本社が大きくならないように絶えず注意を払っている企業でして、今回のリストラは真骨頂という気がします。

鈴木敏仁 (02:59)


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2009年2月10日
[アルバートソンズ] テキサス商圏の20%をリモデル

このアルバートソンズは、スーパーバリュ傘下ではなく投資会社所有の方で、正式にはアルバートソンズLLCと表記されます。
テキサスを中心とした南部地域の88店舗中の25店舗を改装すると発表しました。全体の20%強に相当します。

この投資プランからアルバートソンズLLCの調子が悪くないことを伺うことができるのですが、ダラス近辺の店舗の状況は実際に訪問して見た感じは決してよいものではなくて、けっこう意外な印象を持ってます。

アホールドUSAからスピンアウトされ同じように投資会社に買収されたブルーノズが最近倒産してます。景気悪化で各社シュリンクしている真っ最中でもありますから、この積極的な戦略は目立ちます。

テキサス商圏のアルバートソンズに復活の兆しが見えてきたということなのかもしれません。

鈴木敏仁 (09:59)


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2009年2月 9日
[ウォルグリーン] ケビン・ウォルグリーンが退職、創業一族が経営から姿を消す

創業一族の最後の一人として経営に携わっていたケビン・ウォルグリーンが退職しました。ポジションは店舗運営部の上級副社長、担当は南部リージョン。店舗運営部にはリージョン別に4人上級副社長がいたのですが、リストラでこの数が減り、ケビン・ウォルグリーンが辞任しました。

現在、チャールズ・ウォルグリーン三世が名誉会長として取締役会に形式的に名前が残っているのですが、経営サイドからこのケビン・ウォルグリーンがやめて、ウォルグリーン一族は実質的に経営から姿を消しました。
またウォルマートのように、一族が取締役会会長として残ってガバナンスしバランスを取るということもしていないので、実質的には完全にサラリーマン企業となってしまいました。

今回のトヨタのように、近い将来ケビン・ウォルグリーンに大政奉還があるのだろうと思ってたので、結構個人的に意外感が強く、エントリーさせてもらいました。


実を言うと,創業一族の力というものは軽視できないものがあるんですね。S&P500社中の3分の1の企業に何らかの形で創業一族が経営に関与していて、この創業一族関与型企業の方が平均すると業績がよいという調査結果があります。
ウォルグリーンはその代表的な企業でした。

時代の変遷を感じます。

鈴木敏仁 (01:54)


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2009年2月 6日
[米国小売業業績] 続くマイナス成長、見えない出口

大手企業が1月の業績を発表、相変わらず上向かない状況が続いていて、出口が見えません。

まず国際ショッピングセンター協議会(ICSC)によると、大手チェーンストア37社の平均既存店成長率はマイナス1.6%でした。これで4ヶ月連続のマイナス成長です。
次にトムソン・ロイターズの小売インデックスによると(大手35社)、売上高はマイナス1.8%でした。

マイナス数値の大きな企業はギャップの23%減とサックスの23.7%減など。ギャップはいつプラスを計上したのか思い出せないほどマイナスが続いていて、ひたすら縮小の方向へ向かっている印象です。

プラス圏には相変わらずウォルマートとコストコが入っています。前者は2.1%増、後者は4%増。コストコの数値は急激なデフレを起こしたガソリン売上高は含んでおらず、もし含めるとゼロ成長となります。ウォルマートはガソリンの影響はゼロでした。

またコストコは為替の影響で海外ユニットの成長率がマイナス9%となっていて、これにガソリンの影響を含んだ数値を加えるとマイナス2%となります。


飽きが来た言い方ですが、ウォルマートとコストコは相変わらず好調です。

ただし相変わらず先行きは不透明で、これを表すように、ウォルマートは毎月発表していた月別業績見通しの発表をやめて四半期ベースに変更しました。"消費の上下が予測し難いから"と理由を説明しています。


景気が上向くのは来年だと言われているようですね。
とするとまだしばらく同じような業績発表が続くのかもしれません。

鈴木敏仁 (02:04)


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2009年2月 5日
[インストアプロモーション] ニールセンがP.R.I.S.Mの開発を延期

先月半ばにウォルマートが脱退し、その行方に注目が集まっていたP.R.I.S.Mの開発が延期されました。母体となっているニールセンが発表したもので、各社の業績が芳しくない中、予算的に継続が難しくなったと説明しています。

包括的なデータを採集するために企業サイズによって年間10万ドルから100万ドルを出費しなければならず、これがいまの経済状況では大きな負担になってしまうというわけですね。

継続的に人が店頭で確認するという作業が必要で、これがコスト高の要因となっているようです。

もちろん、ウォルマートがいなくなっちゃったというのも、大きいのでしょうね。巨大なデータ提供元というだけではなく、大きな資金サポーターでもあったわけですから。

非常に期待値が高く、私も店頭販促に新しい何かがもたらされるのではないかと思っていたので、残念です。
経済が戻ったらまた復活して欲しいと思うのですが、こういうイニシアチブは一度空中分解すると元に戻すのはけっこう難しいのですね。

ちょっと先を行きすぎていて余計なコストがかかりすぎていたような気もするので、少し修正して別の角度からまた実現を目指して欲しいのですが、どうでしょう。アメリカで止まっている間に、日本で進めてしまうという案もありそうですが、先導する企業がいそうにないので難しいかな・・・。


参考までに。
ウォルマートがP.R.I.S.Mから脱退
店頭のメディア化イニシアチブ

鈴木敏仁 (03:41)


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2009年2月 4日
[エレファントファーマシー] 資金繰りの悪化で廃業

東洋医学と西洋医学を混合させた新しいドラッグストアフォーマットの確立を目指していたエレファントファーマシーが廃業に追い込まれました。金融縮小による資金繰りが悪化が直接的な原因なのですが、売上が思うように上がっていなかったのでしょうね。

新たなドラッグストアフォーマットへの挑戦:Elephant Pharmacy

やろうとしていたことは本当におもしろかったのですが・・・ちょっと先に行きすぎていたことが敗因だと思います。

それと、立地を間違った。あれだけとんがったコンセプトですから、立地はかなり慎重に選ばなければならない。一号店はカリフォルニア大学バークレイ校の目の前で、周囲にこういうフォーマットを好みそうな人が多い絶好の場所だったのですが、2号店から普通の地域に作り始めてしまいました。
また400坪ぐらいとけっこう大きな面積だったのですが、おそらく100~200坪が限界だったように思います。エレファントファーマシー

・・・
鎮魂の意味を込めて、写真を掲載しておきますね。


CVSが投資するなど、周囲の期待値がけっこう高かっただけに、残念です。
これで、ドラッグストア業界でユニークなフォーマットの確立を目指しているのはファーマカだけとなりました。

鈴木敏仁 (05:24)


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2009年2月 3日
[メイシーズ] 7,000人をレイオフ、2億5,000万ドルの経費削減を目標

今回はデパートメントストアチェーン、メイシーズのレイオフのニュースです。総社員数の4%にあたる7,000人をレイオフするニュースがリリースされました。
今回のレイオフは単に減らすだけでなくて、今まで複数存在していたバイイング部署を統合するといったリストラの一環でこの結果、年内に2億5,000万ドル、来年は4億ドルの経費削減を目指しています。

メイシーズは昨年のこの時期に2,500人をレイオフしてますから、わずか2年弱で1万人を減らすことになるわけです。
[メイシーズ] 2500人以上をレイオフ


この人員削減、景気悪化だけにその理由を求めることは無理があるかもしれないですね。アメリカのデパートメントストア業界は官僚化して組織肥大してましたから。ようやく適正規模に向かい始めたという表現が正しいかもしれない。

ただ、減らすのはいいんだけど、もともと店員が少なくてサービスレベルが落ちているあの店舗からさらに人を減らしたらいったどうなるのかと、人ごとながら心配になります。


このリストラに加えて、マーチャンダイジングのローカライゼーション(名称はマイメイシーズ)を拡大します。20商圏で実施していたものを、結果が良いので49商圏へと増やすそうです。

鈴木敏仁 (06:04)


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2009年2月 2日
[ウォルマート] マイケル・デュークが正式にCEO就任

リー・スコットの引退とマイケル・デュークの昇格ははすでにご存じのことと思いますが、当初の予定通り日曜日の2/01をもって政権交代が実施されました。
まあ政権交代といっても、スコットは取締役として残りますし、もともとこの二人は非常に近い関係で経営にあたってきていますから、大きな変化が起きると言うことはないでしょう。

先週、サステナビリティに関する社内カンファレンスが開催されまして、ここでスコットが最後のお別れのスピーチをしています。

まずはスピーチです。

スコットの強い南部なまりがすごく印象的です。

次にこれは、デュークが最後のねぎらいの言葉をかけているシーンです。

メキシコユニットからのチームが出席していたようで、最後はメキシコ版のウォルマートチアで締めくくられました。


話はテーマから少々変わります。

実はこのビデオ、いくつかに分かれているんですが、一番最初の開始部分ではサムズクラブチアからはじまっていました。
この"エイエイオー"、店舗だけじゃなくて本部レベルでのカンファレンスでも実施してるんですが、こうやって実際にやっているシーンを見ると再認識しますね。

社員の一体感とか、やる気とか、そういう気分をモチベートしていくために、泥臭いけど、人間にとって非常に原初的なやり方なんんですよね、これ。世界最大の売上高を誇る企業が、こういうことを飽きずに毎日繰り返しているという点に、我々は何かを感じないといけないと思います。

鈴木敏仁 (02:49)


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