専門店の最近のブログ記事

2017年1月 9日
[リミテッド] 250店舗を閉鎖

アパレル専門店チェーンのリミテッドが先週末に全店舗の閉鎖をホームページ上で告知したのですが、どうやら予定レベルではなくて、ネットで見た限りにおいてはすでに閉鎖してしまったようです。
ただしネット販売は存続していて、現在も営業は継続されています。

昨年度末に運転資金がショートしていて年明け早々には破綻するのではないかという噂が流れたのですが、その通りになりました。

今後の興味は、ネット販売企業として生き残るのか、それともクリアランスしてネットも店じまいしてしまうのか、ですね。

リミテッドはレスリー・ワクスナーによる創業フォーマットで、彼はこれを土台としてたくさんのフォーマットを新たに開発、または買収して育て、結局そちらの方に乗り移り、一方リミテッドは劣化していって2010年に投資会社に売却したのでした。
当時ワクスナーは思い入れのあるリミテッドの売却を渋ったようで、周囲の説得で売却を決断したと言われています。

社会の変化に合わせて業態を変化させ、箱を乗り換えてゆく、という方法論において、リミテッドほど分かりやすい実例はないでしょう。

時代の変遷というものを感じるニュースでした。

鈴木敏仁 (01:53)


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2016年11月 1日
ウィリアムズ・ソノマがミールキット市場に参入

高級キッチン用品の専門店チェーン、ウィリアムズ・ソノマがミールキット市場に参入します。
オーガニック食品に特化したスタートアップのサンバスケット社と組み、ウィリアムズ・ソノマのオリジナルレシピを提供するそうです。
またキッチン用品をバンドルするようです。

なるほど、ウィリアムズ・ソノマがミールキットか、とけっこう感心しました。
相性は良さそうですよね。

レシピと素材を定期的に宅配するミールキットは市場が急速に伸びていて、最大手はブルーエプロン、最近ではホールフーズが参入したばかりです。

鈴木敏仁 (07:42)


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2014年4月30日
[ゲームストップ] スクラップと新フォーマットの拡大

ゲームストップが今年中に120~130店舗を閉鎖しつつ(総店舗数は6,457)、3つの新フォーマットを合わせて300~400店舗増やすことを発表しました。

スプリングモバイル:200~250店舗
クリケット:100~150店舗
シンプリー・マック:20~25店舗

スプリングモバイルは昨年AT&Tから買収したモバイル専門チェーン、クリケットもAT&Tの専門チェーンです。
シンプリー・マックは、アップルが店を出していない商圏用で、アップルストアの隙間フォーマットのようですね。

前者2つはAT&T、後者はアップルの金融支援を受けての店舗展開となります。
それぞれ売上高10億ドルを目指すそう。
この新戦略、ゲームストップはモバイルゲーミングを強化するものだ、としているのですが、この3つのフォーマットがどうゲームと関連してくるのか現時点では分かりづらいところがあります。

これ、サプライサイドの協力を得ているところが面白いです。
成否云々は別として、こういうトライは重要です。

リモデルのみに傾いているラジオシャックこそやるべき戦略じゃないでしょうかね。

鈴木敏仁 (01:29)


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2014年4月 4日
[ブルックストーン] 連邦破産法11条を申請して破綻

ブルックストーンが連邦破産法11条を申請して破綻しました。
2005年にバイアウトされ投資企業が所有してきましたが、それ以来CEOが7人、会長が4人と経営陣の入れ替えが激しく、長期戦略を立てることができなかったことが敗因と説明されています。

優秀な経営陣を確保できなかったのはひとえに投資企業の責任ですね。

ブルックストーンはちょっと変わったお役立ちアイテムを集荷するコンセプトで、カタログ販売からスタートし、モール内に出店するフォーマットで成長しました。

資料では触れられていないのですが、こういう商材はまさにネット向けでして、ネットにやられたというのが業績悪化の最大の要因でしょうね。入れ替わった経営陣がネットへのシフトを怠ったということです。

スペンサーズという、同じようにちょっと変わったおもしろい商品を扱っているのですが狙う年齢層がブルックストーンより低いチェーンストアが買収を提案しているのですが、店舗のみスペンサーズが引き取って、ブルックストーンはネット専業になってしまうような気がしています。

鈴木敏仁 (12:55)


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2014年3月 4日
[ラジオシャック] 1,100店舗の閉鎖へ

ラジオシャックが第4四半期に赤字を計上、再建策の一環として大幅な店舗閉鎖を発表しました。
閉鎖するのは1,100店舗で、これは4,000店舗の27.5%にあたります。
逆に言うとこれだけの不採算店舗を抱えているということなんですね。

ラジオシャックに買いに行く理由が見つからない。
これがこの企業の問題でしょう。

小商圏型の家電ストアがどう生き残れるのか。
ハードルは高そうです。

鈴木敏仁 (09:26)


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2014年2月 5日
[ラジオシャック] 500店舗の閉鎖を計画か

ラジオシャックが500店舗の閉鎖を計画しているとメディアが明らかにしました。
関係者からの情報でラジオシャック自身が公的に発表したわけではありません。
どの店舗がいつ閉鎖されるのかも現時点では不明。

ただ業績が良くないので、信憑性は非常に高いでしょう。
ちなみに500店舗というと凄い数ですが、全部で4,300店舗を展開している企業なので全体の1割強に過ぎず、リストラの一環としてはありえる数字ではないかと思います。

4,000を超えるネットワークという強力なインフラをを持っているのですが、個々の店舗のレゾンデートルがなくなってしまった、というのがラジオシャックの現状ですね。
小型の近隣の家電ストアというニーズは、大型店舗(ベストバイやウォルマート)とネット販売によって急速にしぼんでしまいました。

ちなみにスーパーボウルでオンエアしたコマーシャルの評価が良くて、その直後に店舗閉鎖か、のようなコメントが目立ちました。
スーパーボウルの視聴率は非常に高く、コマーシャルに対する注目度もマーケティング業界では非常に高いんです。
当然広告費もバカにならず、リストラ中にこれを製作したラジオシャックの意図は古くさいイメージを一気に回復しようというものなんでしょうね。

参考までにこれが高評価のコマーシャル。


80年代のキャラクターが店にやってきて商品をすべて持って行ってしまい、その後に店内ががらりと変わる。
昔のイメージからの脱皮をアピールしています。

ついでながらもう一つ。
NYのマンハッタンにオープンさせた次世代型の新プロトタイプを、工事の段階から撮影したプロモーションビデオです。

最近、新店オープン時にこういうビデオをYouTubeで公開する小売企業が増えてきました。
これもまた時代ですね。
日本の店舗開発系の方には参考になる内容かも知れません。

鈴木敏仁 (02:48)


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2013年9月23日
底を打った中小書店市場の縮小

中小書籍店市場の総売上高は昨年8%伸びて、今年も同じレベルの伸びを予測する(American Booksellers Association、アメリカ書籍販売業協会)...という記事をフォーチュン誌が掲載しました。
ここ数年閉店する店が増えて縮小してきた業界が底を打ったかもしれないという内容ですね。
アマゾンにやられっぱなしというのが業界常識のようなものなので、特記して良いニュースだと思います。

理由はいろいろで簡単に説明できないとしているものの、まとめてみると以下の通り。

・ボーダーズの破綻とバーンズ&ノーブルの不調
・店員によるパーソナライズな推薦(アマゾンによる自動レコメンデーションに対抗)
・カフェの併設
・著者によるサイン会や講演、子供用イベント、文章の書き方教室等々のイベント開催

ネットではできないことを地道にやってお客の来店意欲を刺激する、ということになりますね。
まあ個人的な感覚としても、本屋に行ってぶらぶらして衝動買いしたい気分というのは確実にあるので、やり方を考えればネットにちゃんと競合できるということかと。
これは家電等のネットにやられている業界全般に言えることでしょう。

鈴木敏仁 (02:08)


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2013年8月19日
[アバクロンビー&フィッチ] 連邦裁判所がホリスターのファザードに改装命令

連邦裁判所がホリスターに対して、入り口の段差をなくしてバリアフリーに改装するよう命令を下しました。
提訴していたのはコロラド州の民間団体。
ホリスターはアバクロが運営する別フォーマットで現在およそ480店舗程度を全米に展開しています。

ホリスターのファザードの写真が運悪く手元にないのですが、数年前に撤退したルールナンバー925の写真があったので下に載せておきました。
アバクロ系専門店フォーマットのファザードはすべて独特なのですが、ホリスターはこのデザインに近いです。
東海岸のステップ付きの住宅を模したものですね。

これでは、車いすが入れません。

こういう非常に初歩的なデザインミステークをアメリカもやるんだなという点と、480店舗になるまで放置していた点に、興味がわいたのでした。
なぜなんでしょうね?

Ruel No.925

鈴木敏仁 (02:06)


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2013年7月18日
[ラジオシャック] 大学の生協で商品展開を開始

先週、ラジオシャックがマンハッタンに新プロトタイプをオープンさせたという記事をエントリーしましたが、今度は大学です。
場所はテキサス大学オースチン校の生協店舗内、学生向けの家電商品をとりまとめて、店舗内店舗として展開を始めたそうです。
壁面で、12フィートとあるので4尺3本、という規模です。

National Association of College Stores(全米大学内店舗協会)の関連組織と5年契約を結んだ上での展開なので、これから全米の大学へ拡大してゆくことになりますね。

ラジオシャックが客層を下げようとしていることはすでに書いたとおり、今回の大学での展開もその一環となるのですが、なるほどと感心させられる試みです。
ほとんど死に体とも言えたラジオシャックが急速に動き始め、矢継ぎ早に新戦略がお目見えし、いまだ結果は出ていないとは言え、新CEOジョー・マグナッカの行動力に感心しているところです。

鈴木敏仁 (06:38)


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2013年7月 9日
[ラジオシャック] マンハッタンに実験店舗をオープン

[ラジオシャック] マンハッタンに実験店舗をオープン
ウォルグリーンからジョセフ・マグナッカが移ってはや5ヶ月が経過しました。
ウォルグリーンのジョセフ・マグナッカをCEOに

まず着手したのがイメチェンを目的としたマーケティングキャンペーンで、タイトルはレッツプレイ、就任3ヶ月後にこんなCMをリリースしてます。


年齢が高くなってしまったラジオシャックの顧客層を下げようとしているのが一目で分かると思います。

そして次が新たなプロトタイプの開発で、先週NYのマンハッタンにテストストアをオープンさせました。

レッツプレイには、遊ぼうよというような意味や、デバイスを動かそうというような意味など、複数のメッセージが含まれていますね。
資料を読むに店頭でいろいろいじれるようで、店頭でプレイする、というような意味も込められているようです。

テレビ広告も含めたマーケティングとプロトタイプのコンセプトを、一つのキーワードの傘の下でプランされているわけで、取り組みが包括的なものになっていることが分かります。

今後はこの実験店舗をベースとして異なる商圏でレイアウトを変えていくか実験し、いくつかのプロトタイプを開発するとしています。
4300店舗すべてを金太郎アメ的に一つのプロトにしないというわけで、これもまた非常にロジカルなアプローチだと思います。

◇参考までに、下記に挿入した記事に写真があるので興味のある方はどうぞ。

RadioShack opens first concept store at 2268 Broadway in Manhattan (via PR Newswire)

New format incorporates many of the features that will evolve into the new RadioShack electronics playground Download image Download image Download image Download image RadioShack's new concept store at 2268 Broadway in New York City has newly configured...

鈴木敏仁 (05:47)


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