ウォルマート2018の最近のブログ記事

2018年6月 4日
[ウォルマート] ブラジル事業株式の過半を売却

ウォルマートがブラジル事業の株式80%を、投資企業のアドヴェント・インターナショナル社に売却すると発表しました。
ウォルマート・ブラジルの店舗数は438店舗、従業員数は55,000人、売上高は250億ブラジルレアル(約66億8,000万ドル)となっています。
金額は発表されていません。

ブラジルについては英アズダのディール時にすでに報道されていたので、既定路線といったところでしょう。
すべては海外ポートフォリオの組み替えで、端的にデジタルシフトを国単位の事業レベルでやっているという理解がいいと思います。

先般、PwCの矢矧さん、野村證券の青木さんとライブトークを収録しましたが、海外事業ポートフォリオをテーマを持って組み替えるという発想は凄いことだと青木さんがおっしゃってましたね。
ウォルマートという企業の底力を感じるニュースではないかなと思います。

鈴木敏仁 (12:26)


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2018年5月31日
[ウォルマート] 超富裕層対象のパーソナルショッピングサービスを開始

お客がSMSで欲しいものを送信すると、それを当日に届けてくれるというビジネスをウォルマートがはじめました。
名称はジェットブラック、メンバー制で月額50ドル(ただし初回だけで翌月からは上がるようですがいくらなのかは不明)、招待制、場所はマンハッタンのみ、取り扱い範囲は日用品からラグジュアリーまですべて、です。

欲しいものを一言だけ送信すると、会員情報をベースとしてAIが何を必要としているのかを判断し、これを判断基準としてコンシェルジェが商品を調達し、届ける、という仕組みだそう。
会員情報は、例えばシャンプーはこれ、といった好みをアンケート形式で収集するわけですが、家に行って聞き取り調査もするようです。

レント・ザ・ランウェイ共同創業者のジェニファー・フライスが会社をやめて、ウォルマートR&D部門のストアNo8と組んではじめた、という点がこのビジネスのキモでしょう。

資金はすべてウォルマートなのかそれともフライスもいくらか負担しているのか不明ですが、あのウォルマートがこういうことをバックアップするという点が面白いし、それを一度成功した起業家がやるという点がさらに面白い。

うまくいくのかどうかは不明ですが、こういうことを続けていると、ウォルマートのデジタル上のイメージがどんどんアップするでしょうし、なによりノウハウが蓄積しますよね。

この手の余裕を感じるのりしろのような取り組みは、とても重要だと思います。

鈴木敏仁 (02:16)


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2018年5月 4日
[ウォルマート] インドのフリップカートを150億ドルで買収

ウォルマートがインドのEコマース企業、フリップカートを買収することで両社が合意したと報じられました。
買収総額は150億ドル、フリップカート発行株式の75%を取得するとのこと。

単独買収ではなく、買収にアルファベットが参加するという情報もあります。
またソフトバンクが所有する20%の株式、200億ドル分を売却するとも報じられています。

インドでEC2位のアマゾンも競争入札していたらしいですが、規制当局の承認を得られないだろうということで、ウォルマートと合意したそうです。

ただしすべて関係者から漏れ出た情報で、両社ともにノーコメント、正式発表は10日以内で、その間にディールが変わる可能性もあります。

イギリスでアズダから手を引き、インドでフリップカートを買収する。
ポートフォリオの入れ替えですね。

鈴木敏仁 (08:06)


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2018年4月30日
[ウォルマート] アズダ売却で英セインズバリーと合意

数日前から噂が出ていたのですが、ウォルマートが傘下のアズダをセインズバリーに売却することで合意したと発表しました。
ただし完全売却ではなくて、ウォルマートはアズダ株を42%保有する大株主として残り、現アズダ幹部が取締役にスライドするとのことです。

セインズバリーとアズダを合わせるとシェア30%を超えて、テスコの28%を上回るようです。
相当な寡占となり、当然のことながら当局の認可が必要で、店舗売却といった紆余曲折があることでしょうし、不可になる可能性もあります。

ウォルマートがアズダを買収したのは1999年のことで、当時は海外のプライオリティが高かった時代でした。
高値買いしたとも言われていたのですが、業績はよく、オペレーションでウォルマートが学ぶことも多くて、海外事業ではトップクラスの位置づけでした。

ところが2年ぐらい前から売却の検討をし始めたようで、原因の一つはアルディやリドルといったハードディスカウンターのイギリスでの伸長にあると見られています。

ウォルマートの現在のトッププライオリティはEコマースで、これはインドでフリップカート買収で動いていることからも分かります。

時代の変遷を感じますね。

鈴木敏仁 (02:19)


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2018年4月25日
[ウォルマート] 買物代行のドアダッシュと契約

ウォルマートが買物代行サービスを提供するドアダッシュと契約しました。

これでウォルマートが利用している企業は、ウーバー、デリヴ、ポストメイツ、そしてドアダッシュと、4社となりました。
この4社で年末までに100都市をカバーするとのこと。

面白いのはウォルマートの短時間宅配戦略にインスタカートの名前がまったく出てこない点にあるのですが、自社アプリでコントロールしたいインスタカートと、買物代行としてのみ役割を果たして欲しいウォルマートと、戦略が合わないようですね。

買物代行ビジネスを主軸に大きくグループ分けすると、ウォルマート連合、ターゲット/シップト、アマゾンプライムナウ、インスタカート連合、という図式ができあがってきているような感じです。

鈴木敏仁 (07:15)


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2018年4月 3日
[ウォルマート] ネット調剤のスタートアップ企業を買収交渉か

ウォルマートには健康保険会社のヒューマナ買収で協議中という話があるのですが、少し長くなるのでここではおいて、もう一つ、ネット調剤のスタートアップ企業の買収で協議中という報道がありました。

社名はPillPack、買収額はおそらく10億ドル弱、こちらもヒューマナ同様にもの別れに終わる可能性があるということなのですが、私が興味を持ったのはこういう新興企業が存在するのかと言うことと、これをウォルマートが買収しようとしている点にあります。

PillPackがやっていることを簡単にいうと、多数の薬を時間を決めて服用しなければならない患者向けに、複数の薬をワンパックにし、専用のディスペンサーを用意し、服用しやすい環境を作るというと言うことです。
それともちろんファーマシストとチャットできるようなデジタル環境も整えている。

こういう会社をウォルマートが着目するわけですね。
普通ならウォルグリーンかCVSかなと思うのですが、金額で負けたのかもしれないですね。

ちなみにアマゾンも買収交渉したことがあるようですよ。

鈴木敏仁 (05:03)


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2018年3月30日
[ウォルマート] 雑誌のコスモポリタンをレジ周りから撤去

ウォルマートが全店舗のレジ周りから雑誌のコスモポリタンを撤去すると報じられました。
昨今問題化しているセクハラ問題や#MeTooムーブメントの影響だろうとみられています。

ただし完全撤去ではなく売場の変更としていて、おそらく店の中央にある雑誌売場には置かれるのでしょう。
みんなが目にするレジ周りには置かないということのようです。

ウォルマート広報は、「そういう問題があることは知っているが、今回の決定は単純にビジネスからだ」と答えていて、セクハラ等々が理由ではないと説明しています。
デジタル化で紙の雑誌市場そのものが縮小していますし、そうすると店頭からまず落ちるのはこういうジャンルということなのでしょう。

ちなみに日本のコンビニにはエロ本が堂々と置かれてますが、あれはそろそろなんとかしたほうがいいですよ。

鈴木敏仁 (01:11)


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2018年3月21日
[ウォルマート] 店舗発の宅配を本格的に開始

ウォルマートが店舗発の宅配を本格的に開始すると発表しました。
店員が商品をピックアップし、宅配業者に渡して配達してもらう、というプロセスです。
宅配業者は買物代行企業や中小の宅配企業を利用、年末までに100都市、店舗数だと約800店舗での展開が目標。
これで全米人口の40%をカバーするとしています。
またNYでは同日宅配も開始するとしているのですが、買物代行企業を使うエリアでは2時間宅配も可能になるんじゃないでしょうか。

インストアピックアップ可能店舗が年内に2,100店舗になると昨年発表していました。
インストアピックアップを可能にするということはつまり店舗のフルフィルメントセンター化を意味します。
今回の発表の背景は、FC化店舗が過半数を超え、発送デポとして機能させる準備が整った、ということです。

2,100店舗とすると発表した昨年の時点でたぶん今年中に店舗発宅配を開始するだろうと予測し、セミナーや記事でそういうことを言ってきましたが、ヨミ通りとなりました。

マーク・ロリーは「アマゾンよりも我々の方が有利だ」と常々言い続けているのですが、その根拠がこれです。
ウォルマートは国内にすでに5,000を超える店舗をもっており、この店舗を発送デポとすると、新規投資してセンターを増やしていかねばならないアマゾンよりも低コストで宅配が可能になるというわけです。
とりわけ生鮮食品を含むコモディティにおいてウォルマートの方が有利になる可能性があると思っています。

鈴木敏仁 (01:04)


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2018年3月 9日
[ウォルマート] ミールキットの店頭販売を開始

ウォルマートは昨年末からネット上でミールキットを売り始めましたが、店舗での販売も開始すると発表しました。
250店舗からスタートし、年内に2,000店舗へと拡大する予定。

ネットで実験し、店頭へ拡大というわけです。
ネットは店頭展開に比較するとコストが安いですし、データが取れますから、小売だけでなくメーカーも実験場として利用していますね。

クローガーがすでに店頭販売を開始していますが、トレンドの最先端には乗らないディスカウントストアのウォルマートが参入したことで、この市場がけっこう大きくなってきていることを示唆しています。

ブルーエプロンやハローフレッシュといったネット企業がミールキット市場を顕在化したわけですが、店頭でも十分に売れる商材でしょうから、これからリアルがネットから奪っていくという図式となりそうです。

鈴木敏仁 (02:50)


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2018年2月28日
[ウォルマート] 高価格帯のデジタルブランドを投入

ウォルマートが寝装カテゴリーに高価格帯のデジタルブランドを投入しました。
名称はオールズウェル(Allswell)、独立サイトを作り今のところウォルマート・コムとは切り離して運営されています。

目的はもちろん市場の拡大なのですが、ネットからスタートするプライベートブランドである点がカギです。
こういうのを"デジタルネイティブ"と言いますね。
デジタルの世界に主軸を置くブランド(またはリテーラー)でないと、これからの時代は負ける、という考え方が背景にあります。

デジタルネイティブで、しかも高価格帯という、ウォルマートにとっては非常に新しいところに挑戦しているわけで、これをどうマーケティングしていくのかが今後の見どころとなります。

鈴木敏仁 (01:20)


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