ウォルマート2018の最近のブログ記事

2018年4月 3日
[ウォルマート] ネット調剤のスタートアップ企業を買収交渉か

ウォルマートには健康保険会社のヒューマナ買収で協議中という話があるのですが、少し長くなるのでここではおいて、もう一つ、ネット調剤のスタートアップ企業の買収で協議中という報道がありました。

社名はPillPack、買収額はおそらく10億ドル弱、こちらもヒューマナ同様にもの別れに終わる可能性があるということなのですが、私が興味を持ったのはこういう新興企業が存在するのかと言うことと、これをウォルマートが買収しようとしている点にあります。

PillPackがやっていることを簡単にいうと、多数の薬を時間を決めて服用しなければならない患者向けに、複数の薬をワンパックにし、専用のディスペンサーを用意し、服用しやすい環境を作るというと言うことです。
それともちろんファーマシストとチャットできるようなデジタル環境も整えている。

こういう会社をウォルマートが着目するわけですね。
普通ならウォルグリーンかCVSかなと思うのですが、金額で負けたのかもしれないですね。

ちなみにアマゾンも買収交渉したことがあるようですよ。

鈴木敏仁 (05:03)


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2018年3月30日
[ウォルマート] 雑誌のコスモポリタンをレジ周りから撤去

ウォルマートが全店舗のレジ周りから雑誌のコスモポリタンを撤去すると報じられました。
昨今問題化しているセクハラ問題や#MeTooムーブメントの影響だろうとみられています。

ただし完全撤去ではなく売場の変更としていて、おそらく店の中央にある雑誌売場には置かれるのでしょう。
みんなが目にするレジ周りには置かないということのようです。

ウォルマート広報は、「そういう問題があることは知っているが、今回の決定は単純にビジネスからだ」と答えていて、セクハラ等々が理由ではないと説明しています。
デジタル化で紙の雑誌市場そのものが縮小していますし、そうすると店頭からまず落ちるのはこういうジャンルということなのでしょう。

ちなみに日本のコンビニにはエロ本が堂々と置かれてますが、あれはそろそろなんとかしたほうがいいですよ。

鈴木敏仁 (01:11)


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2018年3月21日
[ウォルマート] 店舗発の宅配を本格的に開始

ウォルマートが店舗発の宅配を本格的に開始すると発表しました。
店員が商品をピックアップし、宅配業者に渡して配達してもらう、というプロセスです。
宅配業者は買物代行企業や中小の宅配企業を利用、年末までに100都市、店舗数だと約800店舗での展開が目標。
これで全米人口の40%をカバーするとしています。
またNYでは同日宅配も開始するとしているのですが、買物代行企業を使うエリアでは2時間宅配も可能になるんじゃないでしょうか。

インストアピックアップ可能店舗が年内に2,100店舗になると昨年発表していました。
インストアピックアップを可能にするということはつまり店舗のフルフィルメントセンター化を意味します。
今回の発表の背景は、FC化店舗が過半数を超え、発送デポとして機能させる準備が整った、ということです。

2,100店舗とすると発表した昨年の時点でたぶん今年中に店舗発宅配を開始するだろうと予測し、セミナーや記事でそういうことを言ってきましたが、ヨミ通りとなりました。

マーク・ロリーは「アマゾンよりも我々の方が有利だ」と常々言い続けているのですが、その根拠がこれです。
ウォルマートは国内にすでに5,000を超える店舗をもっており、この店舗を発送デポとすると、新規投資してセンターを増やしていかねばならないアマゾンよりも低コストで宅配が可能になるというわけです。
とりわけ生鮮食品を含むコモディティにおいてウォルマートの方が有利になる可能性があると思っています。

鈴木敏仁 (01:04)


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2018年3月 9日
[ウォルマート] ミールキットの店頭販売を開始

ウォルマートは昨年末からネット上でミールキットを売り始めましたが、店舗での販売も開始すると発表しました。
250店舗からスタートし、年内に2,000店舗へと拡大する予定。

ネットで実験し、店頭へ拡大というわけです。
ネットは店頭展開に比較するとコストが安いですし、データが取れますから、小売だけでなくメーカーも実験場として利用していますね。

クローガーがすでに店頭販売を開始していますが、トレンドの最先端には乗らないディスカウントストアのウォルマートが参入したことで、この市場がけっこう大きくなってきていることを示唆しています。

ブルーエプロンやハローフレッシュといったネット企業がミールキット市場を顕在化したわけですが、店頭でも十分に売れる商材でしょうから、これからリアルがネットから奪っていくという図式となりそうです。

鈴木敏仁 (02:50)


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2018年2月28日
[ウォルマート] 高価格帯のデジタルブランドを投入

ウォルマートが寝装カテゴリーに高価格帯のデジタルブランドを投入しました。
名称はオールズウェル(Allswell)、独立サイトを作り今のところウォルマート・コムとは切り離して運営されています。

目的はもちろん市場の拡大なのですが、ネットからスタートするプライベートブランドである点がカギです。
こういうのを"デジタルネイティブ"と言いますね。
デジタルの世界に主軸を置くブランド(またはリテーラー)でないと、これからの時代は負ける、という考え方が背景にあります。

デジタルネイティブで、しかも高価格帯という、ウォルマートにとっては非常に新しいところに挑戦しているわけで、これをどうマーケティングしていくのかが今後の見どころとなります。

鈴木敏仁 (01:20)


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2018年2月12日
[ウォルマート] Eコマースでは10ドル以上の商品を強化

ウォルマートが大手消費財メーカーを集めての政策説明会で、EC向けには最低5ドル、できれば10ドル以上の商品を強化したいので協力して欲しいと要請したようです。
メディアが報じました。
単純に低価格の商品単体だと儲からないからですね。

細かいニュアンスが伝わってきていないのでどういう意図なのかははっきり分かりませんが、考え方としては2つあるでしょう。

1つめは高価格帯の商品を増やし、低価格帯の商品は絞る。ウォルマートのECは店舗と違って品揃えをロングテールまで拡大していく方針を採ってますから、高価格帯の商品を増やすことは戦略として当然です。

2つめはバンドル売り、例えば3ドルの商品は単体で売らず4つまとめて売る。この3ドルはユニットプライス比較でアマゾンよりも安ければ良いわけです。出荷段階でそういう商品形態にするようメーカーに要請したのかもしれません。

アマゾンによるシェア拡大を最優先した赤字戦略と一線を画す方向へ向かいはじめたように感じますね。

鈴木敏仁 (02:59)


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2018年2月 7日
[ウォルマート] バーチャルリアリティのスタートアップ企業を買収

ウォルマートがバーチャルリアリティのプラットフォームとコンテンツを開発している企業を買収しました。
企業名はスペイシアランド、実際に買ったのはウォルマート傘下のストアNo8、ストアNo8はマーク・ロリー肝いりでスタートした新技術をR&Dする組織です。

ロリーは、VRがかなり近い将来買物で使われるようになる、そうなると買物環境が大きく変わる、とかねてから発言してまして、それを自社に取り込んでしまって研究を続けようというわけです。

専用のゴーグルをつけて、店内をバーチャルに歩き、気になる商品を手に取る。
ボタンを一つクリックすると、それを実際に使えるシーンにワープする。
例えばそれがペンキだったとして、バーチャルな世界で壁にペンキを塗って色合いを確認できる。

といったことが、夢ではなくてもうすぐそこまで来ていて、ウォルマートは自身で種をまきはじめたというわけです。

鈴木敏仁 (02:01)


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2018年1月29日
日米中で関係がクロスオーバーするEコマース

ウォルマートが楽天と組んだことはご存知の通り。
日本では西友ECビジネスのてこ入れ、アメリカでは電子ブック、が目的ですね。

唐突感が強いですが、しかしウォルマートとしてはもともと持っている戦略の一環なのでしょう。

ウォルマートは2016年に中国で京東商城(JD.com)の株式を5%所得して提携しています。
生鮮のトレーサビリティのためのブロックチェーンの実証実験を京東商城と組んで中国でやったりしています。

この京東商城がアメリカに本腰を入れはじめます。
中国の商品をアメリカ市場向けに売るビジネスからスタートするようなのですが、ウォルマートが支援するのではないかと見られている。

こういった状況を理解すると、ウォルマートが日本で楽天と組むというのは、このアジア戦略の延長戦なんだろうなということがわかるわけです。
楽天としては海外が弱い現状を考えると乗らざるを得ないという事情もあるでしょう。
裏側はわかりませんが、ウォルマートが損をしないディールなんじゃないかという気がすごくします。

さて一方、クローガーがアリババと提携で話し合いを進めているといううわさが流れてます。
ただの噂なので真偽は不明ですが、火がないところに煙は立ちませんね。

対アマゾンでアメリカの大手企業が中国のEC大手と組むという流れができはじめているような感じで、日本のEC最大手としての楽天もうかうかしていられない、というようなものが今回の提携の背景にあるのかもしれません。

鈴木敏仁 (02:26)


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2018年1月12日
[ウォルマート] 最低時給を11ドルへアップ

ウォルマートが最低時給を11ドルへ上げると発表しました。また勤続年数に応じてボーナスも出すそう。
法人税率が下がったことで余剰が生まれるので、それを従業員に還元する、とのこと。

税制改革による余剰資金を使って社員の給料を上げると公言した企業は、小売業界ではウォルマートが最初でしょう。
こういうのは最初にやるのが一番インパクトが強く、あとは二番煎じになりますね。
このスピード感は世界最大規模の会社とは思えないものがあります。

もう一つ、同時にサムズ63店舗の閉鎖を発表しました。
とうとうサムズのスクラップに乗り出したというわけなのですが、ネガティブなニュースとポジティブなニュースを重ねて相殺させるという意図が透けて見えておもしろいですね。

またこの63店舗中の12店舗をフルフィルメントセンターに転換するそうです。
これもまた実に興味深い。
弱ったサムズをFCに転換してしまうというのは、考えてみれば極めてロジカルな考え方だなと。

おそらくかなり近いうちにスーパーセンターから宅配する取り組みをはじめると思っているのですが、サムズも使うのかと、目からウロコが落ちたのでした。
アマゾンナウに追いつく日も近いような気がしますね。

鈴木敏仁 (02:38)


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