スーパーマーケットの最近のブログ記事

2019年4月18日
ストップ&ショップのストライキ

ストップ&ショップとUFCW(United Food and Commercial Workers、食品業界の労働組合)の話し合いが不調に終わり、ニューイングランド地方のストップ&ショップの店員がストライキをしています。
10店舗以上が閉店状態、多数の店舗の前で店員が集団でピケを張っていてお客が入店しづらい状態におかれているようです。
メディアによるとしばらく話し合いは続きそうなので、ストライキも継続しそうです。

この1年ぐらい親会社のアホールド・デレーズUSAはデジタルシフトを強化していて、自走宅配ロボットを実験したり、傘下のジャイアント全店に店頭管理自走ロボットの導入を決めたりと、投資をデジタルへ傾けています。

実は業界では、その前にやることがあるだろう、と言われてましてね。
それが、こういうことです。
店のコンディションも正直言うとあまり良くない店が多い。
人口密度の高い地域に出店しているので競合が入りづらく、そういう環境で甘い商売をしているのかなというのが私の見立てです。

人への投資をきっちりやっているウォルマートやクローガーとの、これが本質的な違いということになります。

鈴木敏仁 (04:47)


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2019年4月11日
加メトロがウーバーイーツを使って総菜宅配を開始

カナダのスーパーマーケットチェーン、メトロがウーバーイーツと契約して総菜の宅配を本格的に開始しました。
3店舗での実験を経て23店舗へ拡大するとのこと。

私の知る限りアメリカではウーバーイーツが運んでいるのはレストランの料理だけです。
ひょっとするとカナダで成功事例を積んでからアメリカで始める意図なのかもしれません。

日本でもウーバーイーツはもう定着しつつありますが、スーパーマーケットの総菜も選択肢に入るということがこの事例で分かるわけです。
ついでにグローサリーも運ぶ・・・というのは自転車なので難しいかな。

鈴木敏仁 (12:38)


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2019年2月 6日
オーガニック青果の売上高成長率は8.6%

昨年1年間のオーガニック青果の売上高成長率は8.6%でした。
(オーガニック青果ネットワークとニールセンによる調査数値)

資料によるとグローサリーストアの売上高伸びは2%だったので、全体と比較すると4倍強伸びていることになりますね。
カテゴリー別に見ると、売上高トップはパックサラダの11億2000万ドルで、以下、リンゴ、にんじん、イチゴ、バナナ、と続いています。
伸びが一番大きかったのはブルーベリーの33.3%増でした。

オーガニック青果は青果市場の10%を占めるに至っているのですが、おそらくまだしばらくシェアは伸びていくことでしょう。
その背景には当然のことながら健康意識の高まりがあるのですが、もう一つは価格がどんどん下がっている点にあります。
通常の青果(英語のコンベンショナル型)との価格差は昨年は7.5%で、2014年の9%から1.5%縮まっています。

庶民でも手が届く商品になったことが高い成長率に寄与しているというわけで、これからもしばらくはシェアを増やし続けることになるでしょう。

鈴木敏仁 (01:14)


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2019年2月 4日
ハイヴィー、期限切れが近い商品をアプリで値下げ販売

スーパーマーケット大手のハイヴィーが、期限切れ商品の廃棄問題でデジタルな実験を開始しました。
アプリ名はFlashfood、お客はアプリ内で大幅値下げされた食品を買い、店頭で受け取るという仕組みです。
店頭には専用のケースが用意されて、アプリを通さないと買えないようになっているようです。

Flashfoodを開発しているのはトロントの企業で、ロブロウやロンゴスといったカナダ企業はすでに実験中、資料ではターゲットも3店舗で実験中と書いてあります。
ハイヴィーもターゲットも本社はアメリカの上の方でカナダに近いので、カナダの企業が実験しているのを横目で見て、自分のところもやってみようということになったのでしょうね。

アメリカも廃棄ロスは当然のことながら悩みの種ですが、日本の恵方巻きのように社会問題化するほどでもないのは、予測の上に"根性"という売上目標を載せる日本のような習慣がかなり前に姿を消したからだと私は思っています。
流通業界が供給型から需要型へと変革してしまったということです。

生鮮の鮮度管理には、これからの時代、センサーが中心的な役割を果たしていくことでしょう。
つまり、デジタル化。
今回のアプリでの取り組みもつまりデジタル化。

廃棄ロスのデジタル管理という考え方がこれから必要になっていくのです。

鈴木敏仁 (02:32)


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2019年1月21日
ストップ&ショップ、無人宅配車の実験を開始。

ストップ&ショップが無人宅配車による食品販売の実験を開始します。
提携するのはロボマート

ネット販売との違いは、車の中の商品からお客が買いたいものを選べる点にあります。
必要なときにアプリを使って呼び、到着したら外に出て行って、自分の目で確認して買いたいものを買う。
移動スーパーの無人版ということになります。

ネット販売だとスーパーマーケット側が商品を選ぶことになるわけですが、生鮮は自分の目で見て触ってから買いたいというというのが当然のニーズで、これがハードルとなってなかなかEC化しないというのが現状です。
このハードルを下げてしまうのがロボマートですね。

日本でも移動スーパーを始める企業が出てきていますが、ロボマートはもう一つ先を走っている、といったところかなと思います。

鈴木敏仁 (03:49)


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2019年1月12日
ホールフーズ、365の出店を一時ストップか

CEOのジョン・マッキーが365の出店を止めると社員に通知したようです。
内部情報が漏れたものをメディアが報じているもので、公的な発表ではありません。

理由として挙げられているのが、通常店舗の価格を下げているため、365の価格差がなくなってきたから、だそう。

なかなか興味深い理由かなと。

通常店舗の方は、プライム会員向けの値下げをしたり、アマゾンカードで買い物すると5%ポイントバックしたりと、アマゾンに買収されて以来それまでやってこなかった販促戦略を取ってはいますが、しかし調査ではあまり安くなっていないという結果が出ています。

それと、365でも同じ販促戦略を取っているので、価格差が縮まっているというのはどうもしっくりきません。

365は想定通りには行っていないと開発してすぐの時点でマッキーが漏らしていたのですが、そのままで来てしまい繁盛させることがけっきょくできず、増やすのはやめようと決めた、でもフォーマット開発が失敗したというのは悔しいので、本体の方の価格を下げているからというもっともらしい理由をつけた、というのが本当のところではないかなと思っています。

ちなみに現状の12店舗はそのまま営業を続けるそうです。

鈴木敏仁 (02:34)


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2019年1月 7日
クローガー、自社開発システムの販売に本腰か

クローガーは数年前から自社開発したシステムを売ろうとしていたのですが、本腰を入れ始めたようです。
来週から開催されるNRFのコンベンションで、マイクロソフトのブースでスマートシェルフを展示し、CEOのマクミューレンが基調講演で宣伝する模様。

クローガーのスマートシェルフは名称EDGE、棚の下部に棚板一枚分の細長いデジタル端末をつけて、プライスカードの代わりに売価をデジタル表示し、ついでに販促メッセージも表示するという、あれです。
液晶ではなくてリアプロ方式なのでコストが安いのが売りで、自社で水平展開する前から他社に売りたいという意思があると漏れ聞いていました。

マイクソフトがバックアップしているのは、アジュールをベースとして動くからですね。
クローガーは、スキャン&ゴーや在庫マネジメントといった他の技術もこれから売り出すようです。
要するにソリューションベンダーになる、というわけです。

スーパーマーケット業界では無理でしょうが、他業界ならありでしょうかね。
儲かるレベルまで持って行けるかどうかは、五分五分といったところかな。

鈴木敏仁 (02:47)


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2018年12月20日
クローガー、完全無人自動車による宅配実験を開始

クローガーは昨年夏から無人自動車による宅配をアリゾナ州のスコッツデールで実験してきました。
この実験はトヨタのプリウスを使って運転席に人が座ってのものでしたが、クローガーが今回からはじめるのは運営しているNuroという企業が開発した専用車を使っての実験です。
もともと人が乗るスペースがない、何かを運ぶためだけに開発されたデリバリー専用の車です。

こちらに画像があるので興味のある方はどうぞ。
Meet Nuro

こちらは開発環境のデモビデオ。


100%無人というわけではなくて、この専用車の後ろを監視する人が車で追うようですけどね。

規制でなかなか進まないドローンより、こっちの方が実現性が高いような気がしています。

鈴木敏仁 (02:26)


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2018年10月19日
ウォルマート、自動食品配送センターをまもなくオープン

オートメーション化した食品配送センターをまもなくオープンするとウォルマートがブログで発表しました。
Hi, Tech: Walmart Announces New High-Tech Grocery Distribution Center

パレットの上にボックスを積んでいく作業をテトリスのようなものだ、と表現しているところが面白いですね。

こちらが宣材。


食品配送センターのオートメーション化は珍しい話ではなくて、かなり前からはじまっていて、たぶんリージョナルレベルのスーパーマーケットなら1ヶ所ぐらいは必ず持っていると思います。

課題は投資額、それとフレキシビリティ。
ただアメリカは好景気故の人手不足で、募集しても集まりづらい、賃金も上昇傾向にあります。
たぶんこれから増えていくことになるでしょう。

鈴木敏仁 (12:26)


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2018年10月 6日
クローガーとウォルグリーンが提携

クローガーとウォルグリーンが提携しました。
1つめはクローガーのネット通販で買ったものをウォルグリーン店舗で受け取れるサービスで、クローガー本社周辺の13店舗で実験するそうです。
2つめはクローガーのPBをウォルグリーンで売る実験です。

ウォルグリーンが売っているカテゴリーはまるごとクローガーが売っていますから、両社は100%競合します。

クローガーにとってのメリットはもちろんネット通販商品の受け取り場所が増えることにあります。
ウォルグリーンにとってのメリットは来店客数が増えることでしょう。

双方を比べるとクローガーにメリットが大きいように思うのですが、どうでしょうね。
かなりおもしろい組み合わせで、実験結果に注目です。

鈴木敏仁 (10:19)


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