2010年8月31日
[ステープルズ] キンドルの店頭販売を開始

オフィス専門ディスカウントストアのステープルズがこの秋からキンドルの販売を開始します。
店舗数は1550店舗強、取り扱いSKUは3つ。

これでアマゾンは、ターゲット1,743店舗と合わせて3,000以上のリアル店舗でキンドルを販売することになるわけです。


バーンズ&ノーブルのヌックは自店とベストバイですので、1,357+923=2,280店舗。
アマゾンに抜かれました。

ステープルズの強みはバーンズ&ノーブルやベストバイよりも小型で商圏が小さいところにありますね。ただオフィス用品というフォーマットで電子ブックリーダーが売れるのかどうか。

両社の販売チャネル競争が激しくなってきました。

鈴木敏仁 (02:07)


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2010年8月30日
ウェルネスの定義とは?

今日はちょっと視点を変えてみます。
ウェルネスとな何なのか、という質問に対するシンクタンクによる調査結果を広告業界誌掲載していました。

病気ではない:67%
ストレスとつきあえる:67%
肉体的に調子がよい:73%
自分自身について気分良く感じる:74%

ウェルネスは、辞書で調べると"健康(であること)"となっていまして、ヘルスの"健康"と変わりがない。
でも英語の語感としては、両者は微妙に違うんですね。

だから、両方を並べる"ヘルス&ウェルネス"という表現が存在する。

でもどう違うのか。
調査結果を見る限り、どうもアメリカ人もはっきりとは定義付けできていないような気がするんですが、たぶんウェルネスは精神面や見た目とか、総合的に健康な状態を意味するんじゃないかなと思ってます。
上記の調査を見ても、調子がよいとか、気分がいいとか、そんな表現が出てきますし。
一方のヘルスはもっと医療に偏った言葉ですね。


なぜここで取り上げたのかというと、このヘルス&ウェルネスはヘルスケアに変わる言葉としてこれから注視した方がよいと思っているからです。

何かと使用する米小売企業が増えてきているんですね。

ウォルマートはヘルスケアという部門名をやめてヘルス&ウェルネスにしてしまいました。

興味のある方は注目してみると良いと思います。

鈴木敏仁 (04:44)


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2010年8月27日
[ターゲット] 中古家電アイテムの買い取りサービスを開始

昨日に引き続き家電ネタです。
ターゲットが家電部門で新たなプログラムを3つ導入します。

◆家電専用のコールセンターの開設
無料のホットラインを開設して、買った家電商品、またはこれから買う商品についての質問を受け付けます。
ターゲットのお客だけに限るのか限らないのかは不明、電話だけじゃ分からないですから一般に開放してしまうような気がします。

◆ターゲットモバイル
ラジオシャックと共同で携帯電話専用カウンターを設置します。年内に850店舗、来年半ばまでに全店舗への水平展開が目標。

◆エテクロロニクス・トレードイン
中古のiPhone、iPad、携帯電話、ビデオゲーム、の買い取りサービスを開始します。支払いはターゲットで使えるクレジット(おそらくプリペイドのギフトカード形式)。ターゲットモバイルのカウンターで査定、上限は200ドル。北カリフォルニアの店舗でスタートし、年末までに850店舗が目標。


さてここで注目したいのはトレードイン、実験していたベストバイも600店舗に水平展開することを発表しています。ウォルマートも実験してますね。

これが受け入れられると、専門店チェーンのゲームストップが少なからぬ影響を受けるんじゃないでしょうか。
ウォルマートもターゲットも家電は強化分野です。

鈴木敏仁 (01:29)


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2010年8月26日
[ベストバイ] チーフ・デザイン・オフィサーというタイトル

ベストバイが、上級副社長兼チーフ・デザイン・オフィサーにオーラ・オスラパスという女性を任命したというリリースがありました。別にどうということもない人事かもしれませんが、ふとおもしろいなと思ったのは、この職位の機能です。

ベストバイの、デザインおよびブランド・アイデンティティと担当する部署を率いる、となっている。

これはおそらくマーケティング分野なのですが、この人の過去のキャリアが商品デザインなので、プライベートブランドのデザイン担当なのだろうと思います。
加えてサービスも含まれているようで、つまり自社が提供する商品やサービスなどを包括的にデザインしブランディングする機能ということになります。

こんな部署持っている日本の家電のチェーンストアを寡聞にして聞かない。
GMSあたりにもあっておかしくない部門でしょう。

価格競争という泥沼から抜け出すには、こういうことをやらないとダメなんですけどね。
少なくとも店頭でお客の値下げ交渉を個別に受けている限りは、無理でしょうけど。

ベストバイは日本の小売企業とは別の世界にいるような気がします。

鈴木敏仁 (02:40)


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2010年8月25日
[コストコ] モールの核店舗としての出店

コストコがショッピングモールの核店舗として出店するプランを持っていることを、今朝のWSJ紙が報じています。3ヶ所が決まっていて、そのうちの2つがデパートメントストアが抜けたあと、もう1ヶ所についての記載はありません。

会長のジェフ・ブロットマンへのインタビューで出てきたプランのようなのですが、「モールに出るということはあまりしたくないのだが、首都圏では出店できるスペースに限りがあって、これからもモール出店による進出は続けたい」とコメントしているので、これからもこういうパターンが増えそうです。

デパートメントストアの集客力が落ちて、そして昔のレベルにまで回復することが今の段階ではしばらくはありえないという状況で、モールを所有する側にとっては何か別の手を打たなければならない。

そうすると選択肢として、ウォルマートやターゲットといったディスカウントストアが候補として上がってくるわけです。

大量買いのコストコはモール向きじゃないんですが、それでも誘致したいモールがあるということですね。


デパートメントストアという業態がモールの核店舗として存在するというモデルそのものが、陳腐化しはじめちゃってるんでしょうね。
最初からターゲットやベストバイといったディスカウントストアが入っているモールが増えてきてますから。

鈴木敏仁 (02:05)


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2010年8月24日
[バーンズ&ノーブル] 第1四半期に6,252万ドルの赤字を計上

バーンズ&ノーブルが第1四半期に赤字を計上しました。売上高は21%増の13億9657万ドルだったものの、最終利益は6252万ドルの赤字、既存店成長率は0.9%減でした。

赤字決算そのものは想定通りだったようですね。
デジタルビジネスへの1億4000万ドルの投資をコミットしているからです。将来への布石を最優先している。

ただおもしろいのは、想定外の訴訟費用950万ドルが赤字幅を大きくしたと書いてある点です。
何回かエントリーしていますがこれはロン・バークルが起こした訴訟に対抗するためにかかった費用なんですね。赤字を膨らませるのも厭わず、抗戦するために異常なほどの訴訟費用を投じているわけで、リッジオの気分みたいなものを感じ取ることができるんじゃないでしょうか。


既存店はマイナス、デジタルビジネスへの投資が店舗にシナジー効果を与えるのはいつになるんでしょうね。

鈴木敏仁 (05:20)


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2010年8月23日
[フレッシュ&イージー] サンフランシスコへの配送は南カリフォルニアから

昨日のエントリーで、"配送センター稼働のメドがたったんでしょうね"と書いたのですが、考えてみたらわずか8店舗のために巨大な配送センターを動かすなんてことはありえないんですね。

どうやらロサンゼルス近郊の配送センターからサンフランシスコまで運ぶことをとりあえず考えているようです。

この場合、運転時間が8時間を超えるため一人のドライバーが最初から最後まで運ぶことができず、中継地点をどこかに設置することになります。


長距離輸送はアメリカの得意芸とも言えて、フレッシュ&イージー自身がラスベガスとフェニックスの店舗をロサンゼルスの配送センターがカバーしています。
フェニックスのグローサリーホールセラーが南カリフォルニアの店舗をカバーするなんてことも実際にあります。


ローカルのホールセラーに委託し、店舗数が一定規模を超えたら自社配送センターを稼働させるという手もあるのですが、PBが多いですから難しい。

課題はリードタイムが長くなることからくる欠品と、総菜の鮮度、でしょうね。

アメリカは長距離物流では世界で一番効率がいいという話を聞いたことがあります。一方日本は短距離物流で一番効率がいいそうですね。
分かるような気がします。

ただ長く走ることによる二酸化炭素排出量ってどうなんでしょうね。
アメリカの流通業界は大規模なハブを作って長距離を配送するというモデルをずっと作ってきたんですが、エコという観点から産地と消費地を近づけようという動きもあるんです。


トゥイッターR2Link

鈴木敏仁 (01:54)


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2010年8月20日
[フレッシュ&イージー] サンフランシスコ周辺への出店は来年早々に

フレッシュ&イージーはかねてから北カリフォルニアに出店すると言っていて、ホームページを見てもすでに出店予定マークがけっこうあるのですが、出店時期が来年早々になることを公式に発表しました。ただし明確な出店日時はまだ明らかにしていません。。

サンフランシスコ、サンノゼ、ダンビル、パシフィカ、ヴァカビル、モデスト、ウォルナットクリーク、コンコルド、の8つの地域に一店舗ずつ、トータルで8店舗をまずオープンさせるそうです。

配送センターの稼働のメドもたったのでしょうね。

しかし、南カリフォルニアがまだ採算に乗っていないのに北へも進出してしまうと言うのは、強気と表現すればいいのでしょうが。。。。

鈴木敏仁 (02:55)


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2010年8月19日
[ダラーツリー] 店舗数の上限は7,000店舗

ダラーツリーが第2四半期の決算を発表、カンファレンスコールでCEOのボブ・サッサーが、現状の3,925店舗からさらに3,000店舗を追加して7,000店舗まで増やせるとコメントしています。
おおよおあと2倍のサイズまで行けるということですね。

業績は絶好調でした。
売上高は14億ドルで12.7%増、最終利益高は7,800万ドルで37.1%増、既存店成長率は6.7%増。
半期にすると、売上高12.7%増、最終利益高20.7%増、既存店成長率6.6%増。

今年度は230店舗を増やして、年度末には4,155店舗になるだろうとしています。


昨日ウォルマート・スーパーセンターの不調についてエントリーしましたが、ウォルマート顧客の多くがダラーゼネラルやダラーツリーといったバリューディスカウントストア流れていると巷間言われてます。
まあつまり端的に言うと、米国ウォルマートのマイナス分がバリューDSのプラス分になっているということなんですね。

アメリカでいま最も勢いのある業態なんじゃないでしょうか。

鈴木敏仁 (02:26)


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2010年8月18日
[ウォルマート] 既存店が上向かない米国ウォルマート

ウォルマートが第2四半期の業績を発表、売上高が2.8%増、最終利益高は3.4%増の増収増益でした。
ただこれを事業分解すると、米国ウォルマートが0.0%増のフラット、国際事業部門が11.0%増、サムズが2.2%増となって、実は海外が増収増益を牽引していることが分かります。

事業別の営業利益は、米国ウォルマートが0.2%減、国際事業部門が16.8%増、サムズが2.4%増で、利益でも海外が引っ張っている。

そして既存成長率は、米国ウォルマートが1.8%減、サムズが2.6%増で、米国内が足を引っ張っています。


決算報告に付随しているコメントには、プロジェクトインパクトが行きすぎた反省の内容があります。
店内から商品を削減しすぎた。
これをいま戻しているのだが、歳末までには立て直し、景気の回復が遅くて非常に慎重な姿勢は崩さずも、歳末から来年1月までには成長モードに入りたいとしています。


5四半期連続で既存店がマイナスなんですが、この見通しからは、あと少なくとも一回はマイナス成長となるのかもしれません。


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鈴木敏仁 (02:25)


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2010年8月17日
[ベストバイ] ロケーションベースサービスの実験を開始

ロケーションベースサービスとは、GPSなどから得られる位置情報を利用した携帯端末によるサービスのことです。
これを利用したソーシャルサービスで有名なのがfoursquare、iPhoneのアプリで使うことができます。
アンドロイドにもアプリあるのかな。

ベストバイはこれを利用してプロモーションプログラムを開始すると数ヶ月前に言っていたのですが、とうとう始めました。

今日の段階で187店舗、10月1日までに70店舗追加して257店舗に水平展開するそうです。

システムはというと、店頭でアプリを起動するとすぐに認識されてキックバックと呼ぶポイントが加算される。これを溜めて後日値引きか商品券に変えることができる。
また特定商品に対する値引や、商品のバーコードを端末でスキャンすると特典がつくといったプロモーションがあって、レジでは自分の電話番号を伝えることで値引き精算が完了する仕組みだそうです。


特徴はGPSを使っていないことでしょうね。
精度の問題のようです。
それとアプリを起動するとすぐに認識する点、foursquareは一度チェックインする必要があります。

各店舗にシグナルを発信するデバイスを設置しているようです。


まだ実験段階ですが、もし使えるということになったら、おそらくFSPにもつなげていくんでしょうね。

アプリはiPhoneではすでに公開済み、アンドロイドはまもなく公開するそうです。

鈴木敏仁 (02:20)


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2010年8月16日
[プライベートブランド] クロスオーバーして競合するアメリカ

今日はPBの話をちょっとだけ。

スーパーマーケット大手のクローガーがこの夏にかけて、コスメティックスやシャンプーといったビューティケア分野のPBを二倍に増やしているそうです。またこの秋、来年と、さらに増やす。昨年10月に投入したビューティラインのMirraは二桁の勢いで売上が伸びているとのこと。

一方ドラッグストア大手のウォルグリーンは、買収したNYのデュエイン・リードが持っていたスナックとビバレッジ分野のPB、DR Delishを全店舗に水平展開することを発表しています。


食品スーパーがビューティにPBを投入し、ドラッグストアがスナック&ビバレッジにPBを投入する。


この、食品と非食品がクロスオーバーして激しく競合している点がアメリカの特徴ではないでしょうか。
日本の場合、この二つは業態としておおよそ線引きされてしまっていて、PBがクロスオーバーすることはあまりないように思います。

鈴木敏仁 (04:20)


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2010年8月13日
[バーンズ&ノーブル] ユカイパとの和解案が不調に終わる

昨日バーンズ&ノーブルとロン・バークルが協議し和解で合意した模様という記事をWSJ紙が掲載したのですが、先走ってしまったようで、結局合意に至らなかったようです。
バーンズ&ノーブルが不調に終わったという短いリリースを出し、各メディアが一斉に報じています。

何回かエントリーしていますが、ロン・バークルは創業者レオナルド・リッジオに次ぐバーンズ&ノーブルの大株主で、株をさらに買いたい意向があるんですが、リッジオがポイズンピルを設置してこれを阻み、バークルが取締役会を糾弾して訴訟を起こした、というストーリーです。

和解案は、取締役の席を3つ増やしてバークルが選ぶ、その代わりに委任状争奪戦はせず、訴訟も取り下げる、現在の取締役を今年と来年の二年にわたって選任する、というものだったようです。


和解が不調に終わったことで、バークルはすでに委任状争奪戦の準備を始めたという情報もあるよう。

とすると、リッジオがバイアウトするという線も色濃くなってきます。


バーンズ&ノーブルは電子書籍をめぐる市場の争いだけではなく、資本をめぐる争いも徐々にヒートアップしてきました。

鈴木敏仁 (04:32)


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2010年8月12日
[アマゾン] バーンズ&ノーブルがバイアウトされるとしたら・・・

とある証券関連のサイトがアナリスト対象にアンケートを実施、バーンズ&ノーブルがバイアウトされるとしてどの企業が一番ふさわしいかという問いかけに、最も多い回答がアマゾンだったそうです。

電子書籍バトルに終止符を打ち、リアル店舗を手に入れることでネットとのシナジー効果を上げる可能性が広がる、というわけです。

実を言うと年商ベースでは、アマゾンはバーンズ&ノーブルの4倍近い売上でして、企業規模から言うとあり得るんですね。
まあ、バーンズ&ノーブル創業者のリッジオがそれを許容するとは少々思えないのと、アマゾンがリアルに進出するというのはリスクも多く、現実味はかなり低いんですが。

ただ証券アナリストの多くがそう考えているんだという話は興味深いところがあります。

鈴木敏仁 (01:35)


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2010年8月11日
[JCペニー] スペインのアパレルチェーン、マンゴのインショップ展開を開始

マンゴ(Mango MNG)はスペインのアパレルチェーンで、数百店舗を展開しているそうですね。アメリカでは12店舗を持っているそうなのですが、今日のニュースを読むまで知りませんでした。
アメリカではほとんど無名ですし、スペインだとやっぱりザラですから。

昨年の冬にペニーと契約し、半年を経て18日からJCペニー77店舗でインショップ展開を開始、来年の秋までに600店舗まで拡大するそうです。


WSJ誌が報じているのですが、情報をアトランダムに抜き出してみます。

・展開するのは約30坪のインショップ形式で、ブランド名はMNG by Mango、ペニー専用の商品が開発され、2週間ごとに商品は入れ替えられる。

・ペニーの顧客は35~53歳のバーゲンハンターで来店頻度は年に4回。一方マンゴのターゲットは定価で買う20歳台で来店頻度は12回。だから両者はミスマッチなのだが、ペニーとしてはイメージと来店頻度の向上につなげたい。

・マンゴはデザイン段階から店頭まで最短でリードタイムは4週間、一方のペニーは1年近くかかることも。

・ペニーが昨年投入したファストファッションブランドのシティ・ストリートが好調で、だからマンゴに期待できる。

・ペニーは過去2年以上月次の売上高が落ちていて、今年初頭に上向き始めたが、売上の19%を占めるホームファッションが足を引っ張っている。


記事にも記述があったのですが、ペニーはやはりイメージ転換でいまでも苦労しているようです。この10年間取り組んでいて、ずいぶん若返ったと私は感じているんですが、それでもまだなんですね。
いちどできあがった消費者イメージを変えるのは容易なことではないということが分かります。

でも変えないことには、対象消費者がどんどん高齢化していってしまいますからねえ。
日本の百貨店やGMSが抱えてる重荷と同じだと思っています。

鈴木敏仁 (10:54)


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2010年8月10日
[サムズクラブ] 無料の無線LANサービスを全店舗で提供

ウォルマート傘下のメンバーシップホールセールクラブ、サムズクラブが無料の無線LANを店内で提供するサービスを11月までに実施すると発表しました。
いわゆる、ホットスポットですね。

ただ、サムズ会員限定の可能性があります。手元の資料では、完全オープンにするのかどうかは不明です。

目的は、ネット接続可能なテレビなどインターネットにつなげるデバイスを売りやすくすること、お客が価格を含む商品情報を検索しやすい環境を作りサービス向上につなげるため、などです。

またスマートフォン用のアプリケーションを投入、ゆくゆくはPOSスキャン機能を追加して、消費者が買いたい商品をスキャンして買い物リストを作れるようにしたいとしています。


私の知っている限り店舗で無料のホットスポットを提供しているのは、アップル、ベストバイ、バーンズ&ノーブル、一部のスーパーマーケット、外食ではスターバックス、マクドナルド、パネラブレッド、などなどです。

3G回線でアクセスできますから絶対に必要なものではないですが、でもスピードが速いですから無線LAN環境があるにこしたことはないですよね。


これからは、商品の価格比較やレーティングを参照するために店頭でネットにアクセする人や、ウェッブコミュニティやロケーションシェアサービスを使う人がどんどん増えることでしょう。

他社と価格比較してもらっては困る、という時代じゃもうない。
ホットスポット化するリテーラーは増えていくと思います。


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鈴木敏仁 (02:15)


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2010年8月 9日
[レイリーズ] 既存店をディスカウントフォーマットを転換

サクラメントに本拠地を置くスーパーマーケット、レイリーズが既存店の一つをディスカウトフォーマットに転換する予定であることが明らかになりました。店舗名はフードソース、既存のレギュラーフォーマットをディスカウント型に転換するのは初めてのことだそうです。
フードソースの1号店は6年前にオープン、現在5店舗です。


レイリーズはサクラメント商圏に本拠地を持つ企業ですが、競合が徐々に激しくなってきていて、市場シェアがじりじり落ちています。

一昨年の段階でグローサリーシェアは23.4%、次いでセイフウェイ19.6%、セブマート17.3%、そしてウォルマートが10.2%。

このうちウォルマートがスーパーセンターを増やしているんですが、加えてこれからフレッシュ&イージーが進出しますし、ひょっとするとクローガーがフード4レスを増やすんじゃないかとも言われている。

この低価格フォーマットによる侵攻に備えるためにディスカウントフォーマットを6年前に開発して実験してきたわけですが、これから増やすかもしれないというわけです。

ちなみに23.4%というシェアは、アメリカのスタンダードでは低いんですね。本拠地商圏では最低でも50%は欲しいところですし、大手チェーンはみな少なくともその程度のシェアは本拠地で確保しています。


レイリーズは今年4月に役員クラスを含む本社人員150人を解雇、CEOが給料を半額に減額など、リストラに踏み切っています。上場していないので利益など詳細は分からないのですが、シェアを減らしているという事実が苦戦していることを物語っています。


たぶん、小型フォーマットも必要なんじゃないかと思ってるんですけどね。
自社競合させてでも既存商圏に小型店舗を埋めていって、競合が入れないようにしないと、これから環境はどんどん厳しくなって行くじゃないでしょうか。

鈴木敏仁 (02:29)


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2010年8月 6日
[CVSケアマーク] レッドボックスのDVDレンタル自販機を導入

ドラッグストアのCVSケアマークがDVDレンタル自販機を全米展開するコインスター社と契約、年末までに700店舗、来年中には数千店舗にレッドボックスを導入する予定であることを明らかにしました。

レッドボックスは現在およそ23,000ヶ所に自販機を設置済みで、今回のCVSとの契約で設置箇所が4桁単位でさらに増えることになります。


この自販機については何回かエントリーしています。
ビデオレンタルビジネスはどこへ行くのか?


この自販機による1枚1ドルという低価格によって、ブロックバスターに代表される店舗形式のレンタルビジネスが大きな打撃を受けました。これからさらに増えることで、いっそうの打撃を与えるというわけです。

ただフィジカルな映画DVDという存在は将来的には音楽のようにデジタルダウンロード(またはストリーミング)へと移行すると言われていて、この自販機もほんの短い期間で役割を終えるんじゃないかと思っています。


トゥイッターR2Link

鈴木敏仁 (11:49)


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2010年8月 5日
[プロクター&ギャンブル] 増収減益の理由

プロクター&ギャンブルが第4四半期の業績を発表、売上高は5%増、最終利益高は12%減でした。

この理由があまりにも分かりやすい。

P&Gは昨年、利益よりもシェアの拡大にプライオリティを置き、大幅な値下げを実施しています。その目的は当然消費の刺激にあるわけですが、いまは利益を確保する時期ではないと判断したわけですね。
ウォルマートが今年初頭にグローサリーの大々的なロールバック(値下げ販促)を実施しました。プロジェクト・インパクト失敗の修正プランだったのですが、いまは時期としてさらに価格を前面に押し出した方がいいだろうという同じ判断もあったのかもしれません。


P&Gはその結果として、売上は伸びたけど、利益は落ちた。
当然のことながら、値下げすれば、利益は圧迫されますよね。

P&Gのような巨大なメーカーでも、"いまは利益よりもシェアの拡大"とうたうと、それがそのまま財務諸表に表現されてしまうんだなという分かりやすさに、ふと興味をそそられたのでした。

鈴木敏仁 (03:36)


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2010年8月 4日
[バーンズ&ノーブル] 資本売却の可能性を示唆

バーンズ&ノーブルが資本売却の可能性に言及しました。現在取締役会が複数の選択肢について検討中で、その中の一つに、創業者のレオナルド・リッジオを含む金融グループへの売却が含まれているとしています。

同社の株価は業績の悪化に比例して6月以来落ちていて、資本売却の理由は株主への価値を上げるためということになるのですが、ここでいきなりというのは、理由として今ひとつです。

あくまでも表向きの理由で、本当の理由は創業者のリッジオが会社を支配下においておきたいということなんだろうと考えています。

バイアウト企業が急接近、その意図は?
ここでエントリーしましたが、ロン・バークルが18%の株を買って、30%を所有するリッジオに次ぐ大株主になったのが昨年のことで、その後バークルが取締役の席を要求、リッジオがポイゾンピルを導入し、両者がバトルモードに入っているんですね。
確かバークルは訴訟を起こしていると思います。

バークルが何をしたいのかは分からない。
業界2位のボーダーズとくっつけることを考えているんじゃないかと思うんですが、この点についてバークルは当然のことながら語っていません。
ちなみにボーダーズの大株主はあのアックマンです。


ついでながら、日本のメディアは「バーンズ・アンド・ノーブルが身売り検討、電子書籍市場で苦戦」(ロイターズ)なんて言う書き方をしてるんですが、「身売り」ってのは変な表現ですよね。
上場して市場に出回っている株式を一つの機関が買いまとめるだけのことで、正確な表現は資本売却、でもほんとうは売却という表現もしっくり来ませんよね。資本という観点から見た場合、資本の所有者(つまり株主)が変わるだけですから。バイアウト、と英語表現するのが一番なんじゃないかな。

しかもこういう書き方をすると、売却を検討する理由が市場での苦戦のみと取られてしまう。英語のメディアの文章をよく読めば分かりますが、業績の悪化も書きつつ、リッジオとバークルの確執も書いて、バランスをちゃんと取ってる。

たぶん英語メディアが「up for sale」と表現しているのでそのまま身売りとしてるんでしょうけど、確かに業績は悪化してますが「身売り」と表現するほど悪いわけではありませんよね。
浅はかな記事だなと思います。

鈴木敏仁 (01:37)


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2010年8月 3日
司法当局が電子書籍のプライシングモデルを調査

アマゾンとアップルによる電子書籍のプライシングモデルに対して、独占禁止法違反の疑いがあるとしてコネチカット州の司法当局が予備調査を開始していることをメディアが報じています。

出版社とアマゾンおよびアップルが、最も安い価格で取引を行うことで合意しているという内容です。つまり例えばバーンズ&ノーブルに対して安い価格を提供したら、アマゾンとアップルはそれ以下の価格で取引しなければならないという契約ですね。
また両社と出版社5社が、出版社が小売価格を決定するエージェンシープライシングと呼ばれる価格契約を結んでいることも問題視しているとしています。

テキサス州の司法当局、および公正取引委員会(FTC)も同様の調査を別個に開始しているそうです。


電子書籍はいままさに成長を開始した市場ですが、安定価格を維持して市場を確実に育てたい、でも低価格で消費者にアピールする必要もある、一方紙書籍市場はどうするの?、といういろいろな思惑があって、こういう契約につながっているんでしょうね。


とにかく、連日のよう電子書籍関連のニュースがメディアを賑わしていて、それに釣られて私もエントリーしているのですが、これもまた市場が突然成長をし始めた表れなのでしょう。
しばらくはこのネタが頻出するのではないかと思います。

鈴木敏仁 (02:18)


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2010年8月 2日
[バーンズ&ノーブル] 店内でヌックを拡販

バーンズ&ノーブルが電子書籍リーダーのヌックを店内で拡販します。すでに入り口近辺に売場を作っていたのですが、コーヒーショップのそばに移し、売場面積も30坪程度に拡大し、コーヒーを飲みながら試してみる、という環境を作ってプロモーションする戦略を開始するそうです。

アマゾンはターゲットでキンドルを販売しているのですが、バーンズ&ノーブルはベストバイで販売しており、加えて自店での販売を強化し、市場シェア拡大を目指すというわけです。

前回、キンドルの廉価版(139ドル)についてエントリーしましたが、ヌックも149ドルを出してまして、両社角突き合って競合しているんですね。

資料によると、キンドルは200万台強を売っているのに対して、ヌックは60万台強で、大きく水をあけられています。理由の一つは参入が遅かったこと、キンドルが2007年10月発売だったのに対してヌックは昨年の10月でした。

バーンズ&ノーブルとしてはこの差をどうしても埋めたい。
そのために、リアルな店舗網というアマゾンにはないアドバンテージを活用する必要があるというわけで、これが今回の拡販戦略につながった。

店舗をいかに生かすか、これがバーンズ&ノーブルの電子ブックリーダー戦略のカギというわけです。

鈴木敏仁 (02:51)


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