7月29日にクレジットカードの米ビザが第3四半期の決算をリリースしたのですが、前年同時期比で、売上高2.2%増に対して最終利益高が72.7%増と、大幅な増益でした。経費削減に加えて、家計が苦しい消費者によるデビッドカードの使用が増えたことが増益に寄与したそうです。
各社収益を落としている中で、この増益率は目立ちますね。
これに対して、FMIが非常に短いステートメントをリリースしていて、おもしろいので抄訳します。
「ビザの増益は、スーパーマーケット企業が支払わなければならない常軌を逸した高い手数料を反映したものだ。この高い手数料は、ローカル経済を牽引し人々の雇用を促進する役割を担うビジネスにっとっての害となっているし、上がり続けている手数料はヘルスケアやエネルギーコストよりも負担が大きくなっている」。
クレジットカード市場は独占状態で、カードの使用手数料は銀行にとってはお宝なんですね。年々上がっているようです。これに対して小売サイドは業界をあげて対抗していて、今回の短いステートメントはその現れです。
ウォルマートが自分で銀行を持とうとしたけど潰されましたが、あれも銀行グループによる政治への強い影響力の行使によるものだと私は見ています。ウォルマートでさえ手に負えない。
短いだけにインパクトがあって、興味深いので掲載させていただきました。
オリジナルはこちらです。
FMI Statement on Visa's Earnings
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