2018年11月29日
インスタカートが宅配フィーを値下げ

インスタカートが宅配フィーを下げしました。

買い物35ドル以上で宅配料無料となる年間会費が149ドルから99ドルへ、非会員の宅配料が5.99ドルから3.99ドルへと下がり、また買い物額全体にかけていた5%の手数料を会員は無料としました。
非会員は依然手数料5%がかかります。

この結果、例えばホールフーズで買う場合、インスタカートの方がお得になったとメディアは書いてます。
年会費が50ドル安くなったことが根拠なのですが、ただしアマゾンの年会費には他の無料サービスも含まれているので単純比較はできないかなと。

ホールフーズはアマゾンによる買収後も、以前から組んでいたインスタカートの利用を継続しています。
プライムナウと競合するので、すぐにでやめるのではないかとみられていたんですけどね。

契約上のことなのか、戦略的な理由があるのかは、定かではありません。

インスタカートはすでに300社、店舗数にすると1万5,000店舗をカバーしているそうです。
この値下げは市場のいっそうの拡大を狙ったものでしょう。

鈴木敏仁 (02:21)


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2018年11月23日
今年の歳末商戦の行方は?

昨日の感謝祭が終わり、今日が金曜日でブラックフライデー、歳末商戦が本格的にスタートしました。

今年は8月末頃から出張を繰り返していて、10月は1ヶ月の出張日数が25日、9月も11月も20日を超えています。
つまりずっと店舗視察を継続しているのですが、気づいたのは、アメリカ人はハロウィーン以降から買い物を始めるのだなということです。
店頭にいるお客の数が、ハロウィン以前と以降とで、段違いで変わるのを目のあたりにしました。

これはおそらくアメリカのチェーンストアが、ハロウィンが終わってからクリスマスへと催事を切り替えることと連動しているのでしょう。

つまり公的にはブラックフライデーから歳末商戦がスタートすることになっているのですが、実質的には今月のはじめからもう戦いの火蓋は切られいているということです。
実際のところネット上の情報を見るに、ターゲットやベストバイの店頭は通常通りレベルの来店客数だというような記事がありました。

ただし例外なのはウォルマート、ブラックフライデー用の超目玉を店頭で用意したりしているので、店はけっこう混んだみたいです。

メディアによると、ブラックフライデーの予測売上高は596億ドルで2011年以来の高い成長率になるだろうとしています。
予測データはいくつかすでに出ているのですが、どれも高い成長率予測です。

経済の好調を背景として、今年の歳末は良い結果に終わりそうな感じですね。

鈴木敏仁 (11:22)


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2018年11月16日
リドル、買収でNY商圏に進出

米リドルがローカルチェーンのベストマーケットからニューヨークとニュージャージーの27店舗を買収すると発表しました。
バージニア州に本寄を置いているリドルは現在、ジョージア州を最南端として、北端はニュージャージーのユニオンと、東海岸沿いに南北に店舗網を伸ばしています。

今回の買収は北端部にあたるNYに初進出ということになるわけですが、人口密集地で新規出店が難しいエリアなので買収を選んだのでしょう。

リドルは新規出店にブレーキをかけて現在戦略戦術の見直しモードに入っているのですが、この買収でまた出店ペースを上げるのでしょうかね。
見た限りにおいては儲かっているとは思えず、リドルがこれからどうなるのかは依然不透明だと考えています。

鈴木敏仁 (11:53)


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2018年11月12日
女性にとってベストな職場環境100社

フォーチュン誌が「女性にとってベストな職場環境100社」(100 Best Workplaces for Women)を発表しました。
小売企業は以下の通り。

2位:ウェッグマンズ
16位:ビルダベア
29位:パブリックス
39位:バーリントンストアズ
54位:シーツ
74位:ナゲットマーケット

小売の現場は女性が多いですから、女性にとってベストな環境ということは、それだけ良い人材が集まりやすいことを意味しています。
常連ばかりなのですが、なぜこの6社が選出されているのか、研究する必要がありそうですね。

鈴木敏仁 (10:04)


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2018年11月 4日
ファイブビロウがNYマンハッタンに店舗をオープン

ファイブビロウがNYマンハッタンにはじめての店をオープン、初出店と言うことでメディアに注目されて記事になっているのですが、Amazon Proof、つまりアマゾンに負けない店舗という表現が使われています。
現在の店舗数は750店舗、年商は12億ドル。

元々のコンセプトはツィーン(Tween)と呼ばれる8~12歳ぐらいの年齢層をターゲットとし、食品も含めた雑貨をすべて5ドル以下で揃えるというものでしがが、今は小学校高学年から高校生ぐらいまでを広く狙っていてツィーンという言葉は使っていません。
ちなみにツィーンは、"teen" と "between"を掛け合わせたマーケティング用の造語です。

私がこの企業の面白さに気づいたのは2009年頃のことで、まだ上場していない100店舗ぐらいの時でした。
日経MJの連載にも記事を書いたことがあります。

真空マーケットなんです。
ブルーオーシャンという表現はあまり好きではないのですが、まあ、そういうことです。

こういう消費層を限定するコンセプトは、成功すると結果として対象が拡大することがあります。
ファイブビロウは大人も買い物をしているそうで、そういう典型例となっているように思います。

鈴木敏仁 (03:32)


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2018年10月29日
ウォルマート、デジタル実験店を来週オープン

サムズを使ってデジタル実験店を開発する計画があることを発表したのが6月のことでしたが、来週中にオープンさせるということでメディアに詳細を明らかにしました。

店舗名はサムズクラブナウ、面積は約900坪、レジなし、専用アプリを用意してお客にスキャンしてもらうスキャン&ゴー型です。
ただどうやらカメラとセンサーを多数配置しての、スキャンなしの実験も視野に入れているようなことが書いてあります。

アプリのエンジンにAIを使ったり、ビジュアルにARを使ったりと、店頭では見えない部分にも相当数の実験を盛り込むようです。

900坪だとネイバーフッドマーケットの方がはまるフォーマットですが、アイテム数が少なくオペレーションが容易なので、サムズでの実験を選んだのかもしれません。

鈴木敏仁 (06:15)


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2018年10月28日
ターゲット、年末商戦向けに宅配料無料のプロモーション

ターゲットが11月1日から12月22日の期間限定で、2日間配送の宅配料無料のプローモションを実施すると発表しました。

宅配料を無料とするには、ウォルマートは35ドル以上、アマゾンは会員はフリー、です。
おおよそアメリカは最低でも35ドルの買い物を求めるか、または会員になる必要があります。

ターゲット、たぶんこれやったら儲からないでしょう。
ターゲットのECに対する本腰度を感じます。

鈴木敏仁 (05:06)


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2018年10月20日
アマゾン、プライム会員数の伸びが鈍化か

アマゾンプライムの会員数の伸びが鈍化したかもしれません。
調査によると、アメリカのプライム会員数は9,700万人で、アマゾンを使っている全使用者の61%、昨年対比で8%の伸びで、調査を始めた2012年から最も低い伸び率でした。
(Consumer Intelligence Research Partners調査)

プライムデーによるプロモーションも効かなくなっていることが指摘されています。

新規会員数と、退会者数と、更新数と、3つがわからないと本当にところは分かりません。でもそういう数値が出てくるわけがないので、パネル調査を参考にして推測するしかありません。

会員費と、含まれている無料プログラムの、双方のバランスで消費者は価値を判断するわけですが、会員費の値上げでバランスが崩れているような気がしていて、この調査数値は私の感覚とシンクしているように思っています。

鈴木敏仁 (08:54)


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2018年10月19日
ウォルマート、自動食品配送センターをまもなくオープン

オートメーション化した食品配送センターをまもなくオープンするとウォルマートがブログで発表しました。
Hi, Tech: Walmart Announces New High-Tech Grocery Distribution Center

パレットの上にボックスを積んでいく作業をテトリスのようなものだ、と表現しているところが面白いですね。

こちらが宣材。


食品配送センターのオートメーション化は珍しい話ではなくて、かなり前からはじまっていて、たぶんリージョナルレベルのスーパーマーケットなら1ヶ所ぐらいは必ず持っていると思います。

課題は投資額、それとフレキシビリティ。
ただアメリカは好景気故の人手不足で、募集しても集まりづらい、賃金も上昇傾向にあります。
たぶんこれから増えていくことになるでしょう。

鈴木敏仁 (12:26)


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2018年10月18日
バーチャルリアリティ、メイシーズが使用店舗を拡大

メイシーズがVR技術を使った家具売り場を現状の70店舗から1月までに20増やして90店舗に拡大すると発表しました。
タブレット端末を使って3Dイメージでデザインし、VRゴーグルをつけてそれを体感する、という技術です。


これを最初に取り入れたのはロウズでした。
ひょっとしたらひそかに増やしているのかもしれませんが、すっかり聞かなくなってしまいました。
家の改装ではなく、自分の部屋にこれを置いたらこう見える、というようなホームファニシング用途でメイシーズが先を走り始めた、といったところでしょう。

ウォルマートは店員教育でVRゴーグルを使い始めました。
使用する小売企業は確実に増えていくんじゃないでしょうか

鈴木敏仁 (12:54)


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