2018年6月19日
[ダラーゼネラル] アプリを使ったセルフスキャン&決済を実験

ダラーゼネラルが"スキャン&ゴー"を実験するそうです。
アプリを使ったセルフスキャンと決済で、実験店舗数は10店舗。

ダラーゼネラルという、こういうテクノロジーとは一見無縁のフォーマットが実験することに面白みを感じて共有しています。

モバイルスキャン&決済は、クローガーが年内に400店舗、メイシーズは全店舗、と普及の兆しがあるのですが、一方すっぱりやめてしまったウォルマートのように逆のベクトルも存在します。

ウォルマートはやめた理由として使う人が少なかったからと言ってますが、万引きが本当の理由かもしれませんね。

万引きを防止するためには決済の最後に店員に見せて確認するといった一手間が必要で、ウォルマートはこれをセルフレジエリアでやっていて、どうせセルフレジに行って一手間が必要ならばモバイルスキャンせずにセルフレジでスキャンしてもたいして変わらないじゃないか、と考える人もいるんじゃないかなと。

便利なようで便利じゃない、といったところでしょうか。

そう考えるとアマゾンによるゼロスキャン/ゼロレジのJWOテクノロジーは傑出していると言えるのです。

鈴木敏仁 (02:53)


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2018年6月12日
ホームデポ、ラストワンマイルに12億ドルを投資

ホームデポがこれから5年間で12億ドルをラストワンマイルに投資することをあきらかにしました。
人口の90%に当日か翌日までの宅配を可能とするために、大きな商品を集約する目的のハブを100ヶ所、フルフィルメントセンターを数十カ所作るとのこと。

私が考えるにホームデポはECで先頭を走っている企業の一社でして、ロードマップをきっちり作って一つ一つ課題をクリアしてきました。
おそらく店舗ベースでの取り組みがひと段落したので、次は外側の環境の改善へ、という事なのでしょう。

内側をやらずに、いきなり外側へ、ではない点を理解しておく必要があります。

鈴木敏仁 (04:55)


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2018年6月 9日
リアルで勝つ企業がオンラインでも勝つ

ウォールストリートジャーナル紙が面白い記事を載せています。

タイトルがこれ。
「Winners in Traditional Retailing Are Also Winning Online」
訳すと、旧来(つまりリアル)のリテーリングの勝者はオンラインの勝者でもある。

メイシーズ、コールズ、JCペニー、シアーズ、Kマートの5社の比較でこういうことを言っているのですが、その通りかなと。
リアル店舗はダメなんだけどネットは良い、なんて都合の良いことはありえない。

店の業績を悪化させるオペレーション能力で、ネットを運営できるわけがない。
お客が業績の悪い店のイメージを持って、ネットでたくさん買うわけがない。

これはたぶん普遍的な真理でしょうね。

鈴木敏仁 (08:37)


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2018年6月 6日
ロジスティックス業界、5月の雇用増は1万8,700人

ロジスティックスと輸送業界の先月の雇用増は1万8,700人だったとメディアが報じています。
年初からだと7万3,000人。

この大量雇用の理由は好景気とECによる需要増なのですが、アメリカは現在失業率が3.8%と非常に低く、日本のような人口減による人手不足ではなくて低失業率による人手不足が起きていて、需給のアンバランスによって賃金に上方プレッシャーがかかっており、サプライチェーンコストの上昇が流通各社の頭を悩ませ始めています。

もちろん小売だけなくて、メーカーも、卸もです。

人手が足りなくてモノが滞留してしまうという問題も起きているようで、アメリカの物流業界はけっこう深刻な状況に直面しているのです。

鈴木敏仁 (01:22)


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2018年6月 4日
[ウォルマート] ブラジル事業株式の過半を売却

ウォルマートがブラジル事業の株式80%を、投資企業のアドヴェント・インターナショナル社に売却すると発表しました。
ウォルマート・ブラジルの店舗数は438店舗、従業員数は55,000人、売上高は250億ブラジルレアル(約66億8,000万ドル)となっています。
金額は発表されていません。

ブラジルについては英アズダのディール時にすでに報道されていたので、既定路線といったところでしょう。
すべては海外ポートフォリオの組み替えで、端的にデジタルシフトを国単位の事業レベルでやっているという理解がいいと思います。

先般、PwCの矢矧さん、野村證券の青木さんとライブトークを収録しましたが、海外事業ポートフォリオをテーマを持って組み替えるという発想は凄いことだと青木さんがおっしゃってましたね。
ウォルマートという企業の底力を感じるニュースではないかなと思います。

鈴木敏仁 (12:26)


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2018年6月 1日
シアーズが60店舗を閉鎖

シアーズが60店舗の閉鎖を発表しました。
Kマートが15店舗、シアーズが48店舗。
不採算店舗100店舗中の60店舗と言っていて、100店舗閉店しない理由はおそらくリース条件でしょう。

現在の総店舗数は894店舗だそうです。
年間100ずつ閉めていくと、あと9年でゼロになります。
どこまで減らして、どこで均衡するか、といったところなのですが、長くてあと5年といったところでしょうか。

生死を決めるのはサプライヤーでして、もうすでにタームをCODとしている企業がいるそうなのですが、これが増えると延命不能となります。

鈴木敏仁 (12:38)


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2018年5月31日
[ウォルマート] 超富裕層対象のパーソナルショッピングサービスを開始

お客がSMSで欲しいものを送信すると、それを当日に届けてくれるというビジネスをウォルマートがはじめました。
名称はジェットブラック、メンバー制で月額50ドル(ただし初回だけで翌月からは上がるようですがいくらなのかは不明)、招待制、場所はマンハッタンのみ、取り扱い範囲は日用品からラグジュアリーまですべて、です。

欲しいものを一言だけ送信すると、会員情報をベースとしてAIが何を必要としているのかを判断し、これを判断基準としてコンシェルジェが商品を調達し、届ける、という仕組みだそう。
会員情報は、例えばシャンプーはこれ、といった好みをアンケート形式で収集するわけですが、家に行って聞き取り調査もするようです。

レント・ザ・ランウェイ共同創業者のジェニファー・フライスが会社をやめて、ウォルマートR&D部門のストアNo8と組んではじめた、という点がこのビジネスのキモでしょう。

資金はすべてウォルマートなのかそれともフライスもいくらか負担しているのか不明ですが、あのウォルマートがこういうことをバックアップするという点が面白いし、それを一度成功した起業家がやるという点がさらに面白い。

うまくいくのかどうかは不明ですが、こういうことを続けていると、ウォルマートのデジタル上のイメージがどんどんアップするでしょうし、なによりノウハウが蓄積しますよね。

この手の余裕を感じるのりしろのような取り組みは、とても重要だと思います。

鈴木敏仁 (02:16)


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2018年5月29日
不明ロス率は1.82%

グローバルレベルでの昨年の不明ロスの金額は約1,000億ドル、売上高対比で1.82%、という調査結果が出ました。
(Sensormatic Global Shrink Index)

アメリカ単独だと1.85%で、平均値より高い理由はアメリカが全体に占める割合が大きいからだそう。
またアメリカで不明ロスが起こるの最大の原因は万引きなどの外部要因で35.6%、次が店員による盗みなどの内部要因で24.5%でした。

カテゴリーによって異なるので一概には言えませんが、世界的な目安としてこんなものだ、ということを頭に入れておくと良いでしょう。

鈴木敏仁 (04:39)


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2018年5月25日
マーヴィン・エリソンがロウズのCEOに

マーヴィン・エリソンがJCペニーのCEOをやめて、ロウズのCEOに就任すると発表がありました。
想定外の話で、"おぉ、そう来たか"と驚いたのですが、いろいろ考えると面白いネタではあります。

エリソンはターゲットからスタートして、ホームデポで花が咲いた人です。
ダメだった店舗をどんどん再生していくような店舗運営に突出した能力を持った人だったようで、ホームデポでかなり若いときに役員となっています。

次のCEOとも言われていたのですが、前CEOのブランクの後任として選ばれたのが商品部畑のクレイグ・ミニアで、レースに負けたエリソンがどう動くのかなと思っていたら、なんとJCペニーのCEOにヘッドハントされた。
ペニーがガタガタだったときだったのですが、それなりに回復させて、さあ次に打つ手は?というときに、ホームデポと競合するロウズのCEOになったわけです。

JCペニーに限界を見いだした。
デパートの経営はこれ以上は無理だと判断した。
自分をCEOにしなかったホームデポに逆襲したい。

野次馬としてはこういう理由を考えることができて、だから面白いネタなのです。

ホームデポはいま絶好調なのですが、ロウズは後塵を拝していてなかなか追いつけません。
エリソンはホームデポ再建の立役者の一人なので、その成功事例がロウズに持ち込まれることになります。
ロウズがこれからどう変わるのかに注目ですね。

鈴木敏仁 (12:01)


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2018年5月24日
[クローガー] 英オカドとの提携とホームシェフの買収

クローガーが立て続けに2つ、新たなEC関連の投資案件を発表しました。

1つめはイギリスのネットスーパー、オカドへの投資とフルフィルメント技術のアメリカへの導入です。
オカドはフルフィルメントのAIオートメーションで知られていて、プラットフォーム化して他社へ技術を販売もしている企業です。

クローガーは株式6%を取得し、アメリカでの独占使用権を得る。
すでにセンター2ヶ所の建設を予定し、3年間で20ヶ所を計画しているそう。

AIオートメーション化にはそれ相当の投資がかかります。
ROIついては見解が分かれていて、正解はないというのが現状でしょう。

2つめはミールキットを売るネット通販企業ホームシェフの買収です。
買収額は7億ドル、ただし最初に2億ドルを投資し、一定のゴールを満たしたら残りの5億ドルを支払って傘下に収めるという条件付きとなっています。

クローガーはすでに店頭でミールキットを売っています。
包装形状からみるにアウトパック、たぶん自社PCではなく他社から仕入れているとみています。
これをホームシェフに入れ替えるのでしょう。
もちろんネットでの販売も開始する。

これからシステムを開発するよりも買ってしまった方が早いという、ECの世界ではよくある戦略をクローガーも取りはじめたようです。

鈴木敏仁 (01:36)


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