July 08, 2008
[フレッシュ&イージー] 新規出店を再開
4月から新規出店をいったんストップしていたフレッシュ&イージーが出店を再開しました。7月2日にロサンゼルスのマンハッタンビーチという地域に3ヶ月ぶりに新店をオープンさせました。
遅ればせながら行ってきました。
フレッシュ&イージーの出店戦略はおそらく物流効率を考えてのもではなく、いろんなシチュエーションに出店させて実験しているものと思っています。高所得層、中所得層、低所得層、居抜き、郊外、ドラッグストアとのNSC、フリースタンディング、etc.。
今回の店舗は、隣のショッピングセンターにトレーダジョーズが入っていて角付きあって競合、また隣がオフィスデポというディスカウントストアとのパートナリングで、なかなかユニークな立地です。また近隣に、ブリストルファームという、スペシャリティ型のスーパーマーケットも存在する。
たぶん、厳しい競合環境にある場合、どうなるのかを測っているのでしょうね。
ちなみにここはよく視察で来る場所なのですが、フレッシュ&イージーがあった場所にどういう店舗が入っていたのか記憶がありません。
さてこのバージョンアップ版、旧型との違いは、賑わいを作っている点にあります。
一番目立つのは、店の前で単品を山積みして訴求している点ですね。これはたぶん手がかかるからだと思うのですが、今までやってませんでした。
また店内の壁面にメッセージを大きな文字で書いてある。これはこの店からというわけではなく、すでに他店舗でも採用されてます。今までは無地のさらっとした壁面だけでした。
賞味切れが近いパンを、Today's Specialと称してワゴンで割り引いていたのも印象的でした。このフォーマット、廃棄ロスのコントロールはたぶん死命を制すると思ってます。
実はこのフォーマットの弱点は、さらりとしすぎて面白みにかける点にあると思っていました。作業効率を徹底的に追求した結果か、無機質で、食品を売るときに欠かせない賑わいがゼロに等しかった。これを今回から修正かけたということなのでしょう。
月曜日のランチタイムに行ったのですが、お客さん、けっこう入ってました。
入手した資料からの推測ですが、損益分岐点を越えている店もあるんじゃないかと思ってます。私の直感に過ぎませんが、フレッシュ&イージー、徐々にいい方向に向かいつつあるんじゃないでしょうか。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 10:15 AM )
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July 07, 2008
[セイフウェイ] P&G幹部がチーフ・マーケティング・オフィサーに就任
空席になっていたセイフウェイのチーフ・マーケティング・オフィサーの席に、P&Gでクレストブランドの再生に功績のあったダイアン・ディエツという女性が就任すると発表がありました。
セイフウェイのマーケティング担当トップが辞任
昨年の5月からですから、1年かかって後任が見つかったということになります。
このセイフウェイのCMOという職位ですが、大手メーカーからの人材が続いているというところに、この企業の戦略性を非常に感じています。この企業がやっているPB戦略はほぼメーカークラスのブランディングなので、メーカーから人が来ても違和感がない、またはメーカーからでないとやっていけない、ということなのでしょう。
そういえば、ウォルマートもCMOという職位があります。
日本の小売企業でマーケティングという部門が、商品部や店舗営業部と並ぶ時代って来るのでしょうかね。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 02:07 PM )
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July 03, 2008
[ブロックバスター] サーキットシティ買収プランを白紙に
家電ディスカウンターのサーキットシティに対して買収提案をしていたブロックバスターですが、デューデリジェンスの結果、買収を白紙撤回することを明らかにしました。
[ブロックバスター] サーキットシティに買収提案
ブロックバスターのCEOはステートメントで、ビデオレンタルフォーマットと小売フォーマットのカップリングに依然可能性はあると見ており、今後は既存店でこの可能性に挑戦したい、とコメントしてます。
この買収プランに対してはそもそも懐疑的な見方が多くて、反対する株主も多く、デューデリジェンスうんぬんの前に、ハードルの多いプランではありました。サーキットシティ側も抵抗してましたし。
サーキットシティの業績悪化がこれで良くなるわけではなく、今後もいろいろなニュースが巷をにぎわすことでしょう。またブロックバスターも、先行き不透明なビデオレンタルというフォーマットをどう変革して行くのか興味深いところです。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 04:01 AM )
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July 02, 2008
[スターバックス] 600店舗閉鎖へ
業績低迷で戦略の大転換を模索しているスターバックスが600店舗を閉鎖することを発表しました。創業者のシュルツが経営の場に戻っててこ入れを開始した時点で不採算な100店舗の撤退を発表していたので、500店舗を上乗せしたことになります。
この閉鎖で社員の7%が解雇されることになるそう。
スタバの低迷の原因は、おおよそ以下の3つでしょう。
1、景気の悪化でカプチーノといったプレミアム型商材への出費を消費者が抑え始めたこと。
2、マクドナルド、ダンキンドーナツなど、過去存在しなったタイプの競合が増えてきたこと。
3、そして当然のことながら、過剰な出店。昨年のグローバルベースでの新規出店数は2,500店舗、これは一日に7店舗のペース。
もういまや“どこでもスタバ”状態です。
過剰になったら、ダウンサイジングするしかありませんから、しかたないですね。
スタバは戦略転換で、普通のコーヒーの味をマイルドにしてしまいました。ブレンド名はパイクプレース。
薄味コーヒーが主流だったアメリカで、濃い深煎りコーヒーを持ち込んで革新を起こしたのがスタバですから、この路線変更は実はかなり意味が大きい。
味をマイルドにすることでマスを取り込んで業績を回復させようという目論見なのですが、しかし従来のファンからかなりの反発を受けてます。この軋轢をどう解決するのか、または従来のファンが離れることが新たな成長に結びつくのか、私はけっこう興味深く見ています。
ちなみに私は深煎りファンでして、インパクトのないパイクプレースに魅力は感じず、スタバへの足は遠のくばかりです・・・。
>>先週、某大手メーカーさんの研修コーディネート時に見つけたスタバ商品のアウトレット。
スタバの物販
投稿者: 鈴木敏仁 ( 07:14 AM )
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July 01, 2008
[電子処方せん] 大手ドラッグストアとPBMがネットワークを統合
ウォルグリーン等の大手ドラッグストア企業と、メドコやエクスプレス・スクリプト等のPBM(調剤給付金管理)企業大手が、電子処方せんの普及を促進するためにネットワークをつなげると発表しました。トータルすると年間1億枚の処方せんが電子化するそうです。
全米の年間処方せん枚数は44億枚で、まだまだ小さな規模に過ぎませんが、将来に向けての大きな一歩ということになります。
現在アメリカのドクターで電子処方せんが書けるのは4%程度だそう。初期投資が大きいためみんなしり込みしているそうです。これに対してインセンティブをどうつけるか、政治を巻き込んだ議論がされていて、処方せんの電子化は大きな流れとしては規定路線です。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 02:20 PM )
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June 30, 2008
[ウォルマート] ロゴをリニューアル
ウォルマートがこの秋からロゴをリニューアルするようです。現在使っている、“Wal★Mart”、の★を取って一文字とし、白い文字色にオレンジ色のバックグランドで、最後に小さなスターバーストがくっついた意匠となるそう。
店頭ロゴについては全店舗を一気に変えるのではなく、新規店舗から徐々に変えて行きます。
目的はイメージチェンジですね。
昨年9月にブランドマントラを“Always Low Prices”から“Save Money. Live Better.”へ変更していますが、このイメージチェンジの一環として、ロゴも変えるわけです。
‘Always Low Prices’から‘Save Money. Live Better.’へ
もともとウォルマートのロゴは、“Wal-Mart”でした。このハイフンがサム・ウォルトン逝去後、★に変えられた。亡くなったサム・ウォルトンが★になってみんなを見守っているという思いが込められたと言われてます。
でも店頭に関して言うと全店一気に変えたわけじゃないので、いまでも古い店舗は一世代前の“Wal-Mart”となっていて、★型と2種類が混在してます。これに、新しいタイプが徐々に加わって行き、おそらく古い“Wal-Mart”が改装されるたびに新しいロゴに置き換わっていく、ということになるのでしょうね。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 08:56 AM )
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June 27, 2008
[セルフサービス・キオスク] 3年後のトランザクション予想額は1兆7000億ドル
セルフサービス・キオスクとは、お客と店舗の間に何らかの機械(または端末)が介在してサービスを提供するシステム、とでも定義しましょうか。セルフレジがこれにあたりますが、空港やホテルのセルフチェックインもこれに含まれます。
たとえば先日訪問したボンズのザ・マーケットでは、サンドウィッチなどのホットデリを端末を使って注文し、出来上がりを待つというシステムを見ました。またドロシー・レーンもこのシステムの実験を始めると公表したばかりです。
これも、セルフサービス・キオスクとなります。
シンクタンクの予測によると、今年のトランザクション総額は6070億ドル、2011年には3倍近い1兆7000億ドルに達する見込みだそうです。このシンクタンクは昨年、今年は5億2500万ドル、2011年には13億ドルと予測していたので、大幅な上方修正となります。
ザ・マーケットで感じたのは、注文するのを待つのと、注文をしてから待つのとでは、お客の心理が違うのかもなあということでした。いずれにしても、混んでいるときは待たねばならないわけですから。
店員とお客の間の人的コミュニケーションの機会がどんどん減ってゆくことになるのですが、これを今の消費者が求めはじめている。
ただ、すっかりすべてなくなるわけではないでしょう。お客にとっては“買い方の選択肢”が増えることに意義があるわけです。店員や担当者と話をしながらゆっくりと注文したい、買いたい、という気分のときも必ずあります。
提供する側としては、“売り方の選択肢”をどう戦略的に選ぶかが、これから問われてくるのだと思います。
投稿者: 鈴木敏仁 ( 07:19 AM )
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