2016年9月23日
[CVSヘルス] カーブサイドピックアップを4,000店舗に拡大

カーブサイドピックアップとは、ネットで注文したものを店舗外の駐車場の車で受け取れるシステムです。
店員が車まで商品を持ってきてくれて、トランクを開けて待てば良いので、車を降りる必要がありません。

4都市でのパイロットテストを踏まえて4,000店舗へ拡大するそうです。

自前ではなくて、カーブサイドという専門企業と組んでます。
この企業とはターゲットが一度実験してやめた経緯があるのですが、CVSは拡大するというわけですね。

ターゲットが実験を開始した当初、こういうサービスのみでサードパーティとしてビジネスが立ち上がっていることに驚いた記憶があります。
個人的にはCVSの戦略よりも、カーブサイドという企業のビジネスモデルがこれからさらに伸びていくのかどうかに興味があります。

鈴木敏仁 (01:37)


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2016年9月22日
[ウォルマート] 店員90万人に総額2億ドルのボーナスを支給

ウォルマートが時給社員90万人に総額2億ドルのボーナスを支給したと発表しました。
店舗のインセンティブプログラムの一環、一人当たりの平均額は222ドル強。

ダグ・マクミロンがCEOになってまず手を付けたのが店舗環境で、店舗環境をよくするためには人材が重要という観点から、時給アップ等の人材への投資をはじめたのはおそらくご存知の通り。
その結果が出始めて、次は価格へ、と切り替えたと私は思っていたのですが、労働環境の改善はまだ続いているんですね。

鈴木敏仁 (12:05)


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2016年9月19日
[シアーズホールディングス] Kマート64店舗の閉鎖を発表

Kマート64店舗の閉鎖が発表されました。
今週中に在庫一掃を開始して12月までに閉鎖を終えるそう。

またこの発表とは別個に、シアーズとKマートが入居している235ヶ所の不動産を所有しているREITが、そのうちのKマート17店舗がリース契約をしない予定という書類を当局に提出していることが報じられていて、とするとトータル81店舗が閉鎖されることになります。

Kマートは現在約870店舗で、2012年の1,300店舗から430店舗が消えて無くなっているのですが、業績は相変わらず悪いのでまだまだ店舗閉鎖は続くでしょう。
どこで縮小均衡するのか、です。

その前に、ここ数ヶ月、内部情報のリークで倒産が近いんじゃないかという噂も流れていて、均衡する前に破綻という可能性もあると思っています。

鈴木敏仁 (02:01)


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2016年9月16日
[アマゾン] サンディエゴに2店舗目をオープン

アマゾンがサンディエゴ郊外のモールで2店舗目をオープンしました。
9/7にはソフトオープンしていた模様。

面積は3,500sqf(約100坪)、隣はテスラストア、正面がアップルストアというロケーションだそうです。

今のところ分かっているのは次はポートランドとシカゴに開店予定で、これからさらに増えるのではないかとみられています。

それとポップアップストアを増やすとも言ってます。
モールの通路上に出店する臨時形式の店舗で、書籍ではなくデバイスを見せるショールーム的な役割の店です。
私の知っている限りではサンフランシスコにかなり前から1ヶ所あって、これをこれから100ヶ所近くまで増やすようです。

今まで目に見えない存在だったアマゾンが、リアルな世界に姿を現しはじめた、といったところですね。

鈴木敏仁 (01:11)


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2016年9月14日
[ウォルマート] 自動運転カートの技術でパテント取得

ウォルマートがカートを自動で動かす技術でパテントを取得したようです。

カートの下にルンバのような円形のデバイスを取り付けて動くようにする模様。
自動配送センターのキーヴァが使っているようなデバイスのイメージですね。

あちこちに散らばっているカートを自動で回収することが最初の目的ですが、どうやらデバイスを他に援用して商品を動かしたり、スキャンしたり、在庫を確認したり、といったことも想定しているそうです。

将来への布石としてアイディアを整理してパテントをどんどん取ってしまっているのがアマゾンですが、ウォルマートも頑張っているんですね。
日本の小売企業も頑張って欲しいところですが・・・

鈴木敏仁 (10:40)


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2016年9月 7日
"脱チェーンストア"でどこに向かっって行くのか?

前々回のエントリーをもう少し別の表現で説明してみましょう。
Facebookで付けていただいたコメントに良いヒントがありました。
思考を整理するためのメモとします。

チェーンストア ⇄ インディビジュアルストア
セントラリゼーション ⇄ ローカライゼーション
供給側理論 ⇄ 需要側理論

以上の3つは反対語です。

こうみれば、「脱チェーンストア」がおかしいことが一目瞭然となります。
インディビジュアルストアを目指すのでしょうか?

日本の小売業界のえらい方たちは、チェーンストア=セントラリゼーション=供給側理論、となっていて、そのため斜め向こうに存在している単語を反語として使ってしまっているわけです。

この3つがイコールではないことはすでに説明した通り。

「チェーンストアとしてのローカライズ」
「需要側理論に転換したチェーンストア」

これが取り組むべき課題です。

私がこの仕事を始めたのは20年以上前ですが、その頃アルバートソンズがアニュアルレポートで、ローカルフレーバーという表現でローカライズに取り組んでいることを書いていたことをはっきりと覚えています。

アメリカのチェーンストアは相当前からローカライズに取り組んできたのです。
最近ではウォルグリーンがローカライズ用のシステムを導入しています。
つまり今も現在進行形な終わりのない取り組みなのです。

このことが認知されていないということに私は軽い衝撃を受けました。

チェーンストアを脱して、いったいどこに向かって行くのでしょう?
その前に、そもそも脱することができるのでしょうか?

鈴木敏仁 (04:45)


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2016年9月 6日
[クローガー] ケージフリーの卵を拡大

クローガーが秋までにケージフリーの卵をクローガーブランドに拡大すると発表しました。
ヘルシーカテゴリーのシンプルトゥルースとシンプルトゥルース・オーガニックではケージフリーをすでに導入していて、これをレギュラー価格帯のクローガーブランドにも導入するということですね。

ケージフリーは日本語では平飼いです。

[ウォルマート] 2025年までに卵をすべて平飼い(ケージフリー)に

ウォルマートは2025年までにすべて平飼い卵にすると宣言してまして、クローガーも2025年を目標にしているみたいですね。

さかのぼると、昨年の9月にマクドナルドが宣言していて、このインパクトが大きかったようです。
他には、ホテルのマリオット、食品卸のUSフーズ、シスコ、ソデクソ、外食のスターバックス、タコベル、アップルビーズ、メーカーのペプシコ、ネスレ、モンデリーズ、小売のパブリックス、等々が平飼い宣言をしています。

平飼いは単純にチキンの生活環境の改善に目的があり、それが卵の栄養価を上げるというわけでもないようです。

平飼い卵は単価が高いですから食品業界としては客単価が上がるので喜ばしいことなのですが、クローガーのようにレギュラー価格帯に導入するとなると話は別となります。
原価は確実に上がるので、やはり売価を上げるんでしょうかね。

このことはメーカーや外食など他の企業も同じです。
どういう価格帯になるのかに注目したいと思います。

鈴木敏仁 (01:31)


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2016年9月 5日
"脱チェーンストア"という標語の危うさについて

こういう記事が出ました。
鈴木敏文氏が語る、GMSの衰退に歯止めがかからない理由

このインタビュー内容には3つほど引っかかるところがあるのですが、そのうちの1つ。

『ダイエーも西友も、そしてヨーカ堂も、GMSは皆、アメリカの流通理論を金科玉条にしてきた。それは本部が強いバイイングパワーをもとに安く商品を仕入れ、それを店舗に流して大量に売る、という供給側主導の理論だ。このビジネスモデルは、流通チェーンにとってはきわめて理にかなった形だと言われた』

ECRやSCMが、供給側から需要側へ、プッシュ型からプル型へ、の転換を目指した取り組みだったことはご存知の通りです。
この引き金を引いたのがウォルマートだったことは知る人ぞ知るですが、ウォルマートはかなり早い段階からプル型のシステムを持っていました。
というよりもプル型の萌芽のようなものを持っていて、これをP&Gとの取り組みで昇華させ、周囲の企業があせって変革を急いだ、というのが本当のところです。

つまり、アメリカのチェーンストアは供給側の理論だ、というのは間違いなのです。
「だった」、が正しいのかもしれないですね。

ここから分かることは、日本の大手チェーンストアはその昔にアメリカのチェーンストアから学んだときに時間が止まり、思考が固定してしまい、一方のアメリカのチェーンストアはどんどん進化し変革し、その結果、日米のチェーンストアは違うものになってしまった、ということです。


わかりやすい例を挙げましょう。
ホールフーズは431店舗を擁するチェーンストアですが、各店舗が持っている権限は非常に大きく、いわば個店の集合体なのです。
創業CEOのジョン・マッキーは、個店を集合させチェーンストアにするのはどうすれば良いのか、ということを徹底的に考えて知恵を絞ってきたと私は思っています。
だから他に例のない非常にユニークなシステムを持っているわけですね。

日本的チェーンストアの観点からはホールフーズはチェーンストアではありません。
でもアメリカではチェーンストアと呼ばれています。


チェーンストアの定義とは、11以上の店舗を運営する手法、であって、それ以上でも以下でもありません。
従って、脱チェーンストア、という標語はそもそもありえません。

鈴木敏文さんの言おうとしていることは、チェーンストアとして供給側主導のシステムへ変革しなければならない、です。
脱チェーンストア、ではありません。

同じことがイオンが言っていることにも当てはまります。
彼らが言っていることは、チェーンストアとしてのローカライゼーションまたはデセントラリゼーション、であって、脱チェーンストアではない。


結局のところ日本のチェーンストアの停滞を招いているのは、えらい方達のチェーンストアに対する古い固定概念なのだということが、このインタビュー記事でよくわかったのでした。

脱チェーンストアなどと本質を見誤ったことを言っている限り、変革はできないのではないかと私は危惧しています。

鈴木敏仁 (10:13)


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2016年8月31日
セミナーの御礼

本日はお忙しい中、そして暑い中、ご参集頂きまして誠にありがとうございました。

今回のテーマは私も矢矧さんも事前に打ち合わせすることなく自由に設定したのですが、はからずも根っこの部分が同じテーマを選んでおり、これは欧米の大きなトレンドなんだろうなと実感したのでした。

来年もやりたいと思ってますので、よろしくお願い申し上げます。

一昨日、昨日、今日と講演が続き、明日もう1つ講演して今回の東京出張は終わりです。
頑張ります!


2016 欧米トレンドアップデートセミナー - Spherical Image - RICOH THETA

鈴木敏仁 (04:56)


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2016年8月27日
[アマゾン] 車の情報比較サービスを開始

もう既に報道されてますが、アマゾンが車の情報を比較サービスを開始しました。
名称はアマゾン・ヴィークル。
購入用のボタンはないのでいまのところ買うことはできず、スペックの提供と、レビュー機能があるので口コミ情報の提供と、2つが現段階の主な機能です。

ただ近い将来売り始めるだろうというのがもっぱらの見方です。

ほとんど知られていませんが、アマゾンは車の試乗サービスを今月実験してます。

プログラム名は「Prime Now, Drive Now」、車はHyundai Elantras、場所はロサンゼルス、期日は8月の週末2回、プライムメンバーが対象で担当者が車を希望の場所まで持って行って、45~60分試乗を提供する、というものでした。

これを知ったときは、へ〜、面白いこと考えるなあ、ぐらいの感想だったのですが、これはおそらくアマゾン・ヴィークルと明らかに関連してますよね。
ディーラーに提供するサードパーティとしてのサービスかと思っていたのですが、おそらく自らが売ることを想定しての実験だったのでしょう。

非常に強固なディーラーネットワークにアマゾンがこれからどう切り込んでいくのか、展開が楽しみです。

鈴木敏仁 (06:27)


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