アマゾンの最近のブログ記事

2018年4月16日
[アマゾン] 病院向け医療デバイス市場への参入を中止か

アマゾンビジネスのプラットフォームを使って大手病院に薬やメディカルデバイスを売ることを模索してきたアマゾンが、プロジェクトを中止したと報じられました。

理由は病院が従来の調達手段からアマゾンへ変更することに興味を示さなかったことと、低温で管理するコールドチェーンをアマゾンが持っておらず、新たに構築するには相当な投資が必要となってしまうためアマゾン自身が諦めたこと、の2つだそうです。

ただしアマゾンは新たなサプライチェーンを作る必要のない低リスクのメディカルデバイスはすでに売っていて、これを継続しながら新たな参入の道を再検討してゆくそうで、完全に諦めたわけではない模様。
それと消費者向けの調剤ビジネス参入も依然検討中だそうです。

ドラッグビジネスへの新規参入の障壁はアマゾンをもってしても壊すことができないということのようですね。

鈴木敏仁 (04:40)


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2018年2月14日
アマゾンプライムとホールフーズ

アマゾンプライム責任者のグレッグ・グリーリーがホールフーズで費やす時間を増やしているとメディアが報じています。
グリーリーによる本来の仕事のほとんどをワールドワイドマーケティング担当のニール・リンゼイと言う人が代わりにカバーしており、アマゾンの本腰度が分かるという内容です。

プライムナウがホールフーズの商品を運び始めました。
日本のメディアは買収当初から今に至るまで宅配ネタに偏ってますが、アマゾンによる買収の本当の果実はデータの統合からもたらされるので、このプライムに関するニュースの方が重要だと考えます。

私の予測としては、アマゾンゴー的なホールフーズ専用アプリをプライム会員用に開発するのではないかなと。
その上でプライム会員に値引きを提供するわけです。
ホールフーズに効果はすぐに出るでしょうが、アマゾンにとっても得るものは非常に大きいと思います。

POSデータはもう全部アマゾンに行ってることでしょう。
ホールフーズのすべてのデータをアマゾンが獲得し、そのデータを元にして彼らが何をするのかが、今回の買収のキモなんです。

鈴木敏仁 (01:51)


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2018年2月 9日
アマゾンゴーについて

アマゾンゴーについてメディアにいろんな記事が載ってますが、勘違いが多いなあと感じていて、大切なことをちょっとだけこっそり書いておきます。
2つあります。

1つめは、レジがないことに焦点を当てている記事ばかりなのですが、このフォーマーットの革新性はゼロレジじゃないということ。
ウォルマートやクローガーはもうやってますし、中国でももうかなり一般化しはじめてます。
スマホでスキャンしアプリで決済すれば良いので、新しい技術ではありますが、とんでもなく難しいことでもありません。

恐ろしいのは実はノースキャンです。
天井に張り巡らされたカメラとセンサーと、棚に取り付けられたセンサーと重量計で、人と商品の動きを正確に追跡する。
これはかなり難しい。
できているのはいまのところアマゾンだけです。

ノースキャン+ゼロレジがアマゾンゴーの革新性なんです。

2つめは、エラーはゼロにはできないということです。
商品を持って出たんだけどカウントされなかったという話をSNSやブログで面白がって書いている人がいます。
一般の人ならいいですが、少なくとも業界人は思考が浅薄だということがバレますからやめておきましょう。

不明ロスは必ず起きます。
ゼロにするのは不可能です。

例えば納品率は96~97%ぐらいが最も効率が良く、日本のコンビニのように100%を求めると、サプライヤーが在庫を積み増さざるを得なくなって廃棄ロスが増大してコストがアップし全体効率は悪化します。
この場合、サプライヤーは取引価格にコストを転嫁しますから、最終的にそのコストを支払っているのは消費者と言うことになりますね。

つまり100%を求めることは必ずしも高効率というわけではないということです。
工業経営的な考えではしごく当たり前のことかなと。

アマゾンはエラー率をモニターしているはずです、絶対に。
単に技術だけを見た場合、このフォーマットのKPIはエラー率ですから。
このエラー率が、業界平均の不明ロス率近くになったか、または何らかの基準値に達したから、店舗を公開したのだろうと私は考えています。
私が責任者ならそうします。

そしてこのエラー率をゼロにしようとは思っていないはず。
非効率だからです。
目標にはするでしょうけど。

万引きをしようとしてこの店に入っても、万引きはできません。
でも、悪意のお客にも、善意のお客にも、等しい比率でエラーが起きて、ただで商品を提供してしまうことがある。
善意のお客はそういう意図がありませんから、偶然女神が降臨してエラーが起きて、ただで商品を手にしてしまうと、こりゃ面白いとなってSNSやブログで書くので目立ってしまう。

ということです。

店舗というものに不明ロスはつきもので、アマゾンゴーの認識技術にもエラーはついているのです。
ここで、「エラーが起きて商品がただで手に入った!」、と面白がっていてはしょうがないわけで、我々が興味を持つべきはエラー率がどのぐらいなのかということなのですが、最重要社外秘でしょうから残念ながらそう簡単に分かるはずがない。

どこからか情報が漏れ出てくるのを待つことにしましょう。

鈴木敏仁 (04:36)


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2018年2月 2日
[アマゾン] 増収増益、売上高は31%増

アマゾンが第4四半期と通期の決算を発表しました。
最近は日本でもアマゾンの注目度が上がっているので報道されることが多くなり、ご存知の方ばかりかと思いますが、とりあえずエントリーしておきます。
売上高は1779億ドルで前年比31%増、営業利益高は41億ドルで2%減、最終利益高は30億ドルで28%増。

増収増益ですね。
特にこの企業の規模になって依然増収率31%は凄まじい。
まもなく連結でCVSヘルスを抜いて単独2位となり、ウォルマートに肉薄する段階に入っていきます。

ところで、メディアがアマゾンもとうとう増収増益が続いて儲かる会社になった、なんて内容を中心にして書いてますが、実は違います。
営業利益は落ちてまして、増益の理由はたぶん税制改革でしょう。
納税充当金が半分ぐらいに減ってます。
これがなければたぶん減益。
このあたりは公的な決算報告書が提出されればはっきりわかるでしょう。

何度かあちこちで書いていることですが、ジェフ・ベゾスは損益上に利益を出すか出さないかは戦略で決めると言ってます。
いまは意図的に利益を出す時期にあるだけで、いつかまた出さない財務戦略に転換するかもしれない。
これをいつ転換するかは、社外秘だから投資家にも言わない、と言ってますから。

今回のリリースを見てあらためて思ったのは、ベゾスは相変わらずキャッシュフロー重視なんだなということです。
リリースのトップに出てくる文言が、「営業キャッシュフローは7%増の184億ドルで・・・フリーキャッシュフローは84億ドルに減り・・・」で、まずキャッシュフローです。
ジェフ・ベゾスはキャッシュフローが強ければ損益上赤字でも問題なしと考える人です。
上場企業でこういう考えを長く変えずに維持し続けているのはアマゾンだけなんじゃないでしょうかね。

つまり、ベゾスにとっては損益上の黒字か赤字かは、あまり問題ではないのです。

メディアの皆さんは損益ばかり記事にしてますが、当のアマゾンが重視しているのはキャッシュフローだという、意識の乖離が存在します。
メディアも結局損益でしか企業を見ていないということです。

ちなみにフリーキャッシュフローが減った理由は投資が増えたことで、端的におそらくホールフーズでしょう。

鈴木敏仁 (12:15)


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2018年1月31日
アマゾン、バークシャー、JPモルガンの三社がヘルスケア企業を設立

アマゾン、ウォーレン・バフェットが率いる投資企業のバークシャー・ハサウェイ、金融のJPモルガンチェースの三社が共同で、従業員のヘルスケアコスト削減を目的とした企業を設立すると発表しました。

分かっていることをまとめると以下の通りです。

1、シンプルで透明性のあるヘルスケアを提供する、テクノロジカルなソリューションにフォーカスを当てる。
2、三社の合計従業員数は海外も含めて100万人以上。
3、営利は目的としない。
4、投資金額はいくらなのか、他社も含める予定があるのかどうか、はコメントなし。

この発表後、ヘルスケア関連企業の株価が落ちました。

高い医療費と健康保険料を削減しようというわけですが、背景には高騰を続ける医療費と健康保険料問題があります。

とくに健康保険が問題なのですが、これを保険者としての一般企業が自ら取り組みのメスを入れるという点に、アメリカらしさと、問題の根深さがあります。
説明すると長くなるのと、このブログでの目的とは離れるので省略しますが、ごくごく簡単に言うと、アメリカでは健康保険業界の寡占が生じていて、競争原理が働きづらい環境となっているんですね。
CVSがエトナを買収して、垂直方向にも寡占しはじめてます。

トランプがいろいろ言ってますが、このあたりまで踏み込まないと解決は難しく、だったら我々が自らの手で何とかしてみよう、というのが今回のアライアンスの骨子ではないかなと思います。

鈴木敏仁 (01:19)


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2018年1月22日
[アマゾン] レジなしのアマゾンゴーをオープン

アマゾンがアマゾンゴーを一般公開しました。
もう日本でも報道されているので、皆さんご存知の通りかと思いますが。

これから情報がいろいろ出てくるので、それを集めて、メルマガにでも書こうかと思っていますが、一つだけ面白いなと思ったのは、顔認証技術をどうやら使っていないらしい点です。

顔認証がカギだと思ってたんですけどね。
考えられるのは、技術的にまだ難しいという理由か、またはプライバシー問題に気を使ったのか。
中国の無人店舗が顔認証らしいのでアマゾンと好対照で、このあたりの違いは研究課題です。

鈴木敏仁 (04:00)


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2018年1月 4日
[アマゾン] アメリカの全Eコマース売上高の44%に

アマゾンの売上高がアメリカの全Eコマース売上高の44%に達したと調査会社が発表しました。
年商2,0000億ドルが前提となっているようですが、マーケットプレイスも含まれているような数値ですね。
ちなみに全リテール市場の4%を占めているそうです。

市場のおよそ半分をアマゾンが占めている、と覚えておくと良いでしょう。

ちょっと話がそれますが。

ネット上で商品を探すときにまずアマゾンから始める人の比率はすでに50%を超えていて、その後にこの人たちが買う比率もかなり高いらしい。
自分の行動を思い出すと、確かにまずアマゾンから始めてしまい、そのまま買ってしまうことが多い。

調査会社のレポートは、そのため検索広告予算をグーグルやフェースブックからアマゾンへとシフトする企業が増えているとしています。

一方アマゾン自身は、グーグル上での検索広告にお金をかなり投じてます。

グルグル環流している感じですが、でもこの流れで最終的に得をするのはアマゾンというわけで、ここでも「アマゾン恐るべし」なわけです。

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新ネタをnoteにアップしました。

鈴木敏仁 (11:09)


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2017年12月20日
[アマゾン] ホールフーズのPB売上高が1,000万ドルに

アマゾンが買収成立直後から売り始めたホールフーズのPB、365が、売上高1,000万ドルを超えたそうです。
わずか4ヶ月ですから、調子はかなり良い。
年間に換算すると3,000万ドルですが、伸びているようなので、初年度で4,000~5,000万ぐらいはいってしまうのかもしれませんね。
アマゾンが売っているPB中のトップはアマゾンベーシックなのですが、それに次ぐ規模になるだろうと見られています。

ホールフーズを支えているのは高所得層なので、ネット通販と重なってます。
相当数の人がアマゾンで買うようになるだろうというのは簡単に想像が付きます。

ただ非常に高い確率でカニバリズムしているはずで、店舗の売り上げに影響しているだろう、と。
買った人の近隣の店舗に売上を付けるとか、するのかどうか。
これで店舗に行く理由が一つ減ることにもなります。

ぬか喜びできる話しではたぶんないだろうと思ってます。

鈴木敏仁 (04:37)


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2017年12月 1日
アマゾンが製薬メーカーと会合か

アマゾンがジェネリックの製薬メーカーと会合を持っているとメディアが報じています。
関係筋による情報としての報道で、オフィシャルなものではないです。
当然目的も不明。

トピックになっているのは、噂されている参入が、ホールセラーとしてなのか、それともリテールとしてなのかなのですが、私はメールオーダーによる調剤参入に100円賭けます。

去年から噂になっていることです。
検討期間が長すぎ。
そろそろハッキリして欲しいですね。


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新ネタをどうぞ。

鈴木敏仁 (10:55)


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2017年11月28日
ネット歳末商戦はアマゾンの一人勝ち

歳末商戦がスタートしました。
先週一週間研修のコーディネートで店舗視察をしていたのですが、ウォルマート店頭のブラックフライデーにかける意気込みと混雑を緩和するノウハウの進化が目を引きました。

さて、感謝祭から週末にかけての大手50社のオンラインのトランザクション数を調査した結果が出ています。
総数は3,980万で、トップはアマゾンの560万(感謝祭)と710万(ブラックフライデー)で、次がウォルマートの170万と110万でした、3位以下はベストバイ、ターゲット、コールズがタイとなっています。

ネット歳末商戦はこの5社が強いということなのですが、やはり飛び抜けているのがアマゾンです。
ブラックフライデーの全ネット半通販売上高の半分をアマゾンが占めて、24時間で10億ドルを売り上げたということを報ずる調査会社があります。
日本円で1,000億円以上を1日で売り上げたというのですから、驚きですね。

ネット歳末商戦はアマゾンの一人勝ちというのはもはや既定路線で、これにウォルマートがどこまで肉薄するのか、が現状となっています。

鈴木敏仁 (01:02)


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