ウォルマートの政権交代ニュースで隠れちゃいましたが、同じ日にトマトケチャップのハインツが第2四半期の業績を発表してました。売上高3.5%増、最終利益高22%増の増収増益で、好調の理由のほとんどが値上げなんですね。
この好業績はハインツだけじゃなくて、クラフトやゼネラルミルズといった食品メーカー全体に共通していますし、P&Gなどの非食品主体のメーカーにも共通してます。
これに対して、小売側からの反発が強まってきている。
投資家とのカンファレンスコールでハインツのCEOが、"スーパーマーケットや他の小売企業との商談が現在フレンドリーではない"とコメントしていて、軋轢が生じていることをほのめかしてます。
10月の消費者物価が第二次世界大戦以降最大の下げ幅となる1%ダウンを記録して、デフレ懸念が強まってきている。原料も石油を筆頭に下落傾向が出てきています。
こういう環境の中で、メーカーが今後価格を下げるのかどうかに注目してます。
数100アイテムを値下げしてEDLP化で書いたように、値下げプレッシャーをかける小売企業も出てきてます。
ただ、一度上げたものを下げるってのはすごく難しいことです。
消費者としては下げてもらわないと困るんですけどね・・・。
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追記:今週はサンクスギビングウィーク、明日から4連休です。企業のニュースもがっくりと減りますので、リテールウェッブもお休みをいただきます。次回のエントリーは12月1日からとなりますので、よろしくお願い申し上げます。
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