昨年の11月にCEOのジェフリー・レインが突然辞任し、その後取締役会が次のCEOを探していたウォルグリーンが、結局社内昇格を選択しました。現COOのグレゴリー・ワッソンがCEOとなることが発表されました。
ワッソンは1980年にファーマシーの研修生からウォルグリーンでのキャリアをスタートした生え抜きで、COOになる直前はウォルグリーン・ヘルス・サービスというスペシャリティ・ファーマシーやPBMを統括する部門の責任者でした。
資料によると、外部エージェンシーを雇って探している期間中50人近い候補者がいたそうです。
このヘッドハント企業に委託して経営者を探すという行為はウォルグリーンにとっては史上はじめてのことでした。人材のパイプが太いウォルグリーンにしては異例のことなのですが、どうも行間を読むに、景気が悪化しているこの時期には財務に強い人が必要だろうという投資家サイドからのプレッシャーがあったように感じてます。
今回の発表に対しても、不満を表明する証券アナリストがいました。
でも、長期的に見たら社風を継承している社内人材の昇格が一番なんですよね。
結局、手堅いウォルグリーンらしい結論を出したな、という印象です。
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