ウォルマートが国内外の組織の再編成を発表しました。細かい組織変更はちょくちょくやっているのですが、大きな部門の再編なので発表したのでしょう。
◇ウォルマート事業部門では店舗オペレーション、ロジスティクス、不動産をCOO直下におく。ロジスティックスと不動産はウォルマート事業とは離れた独立した部門だったのですが、これを一つにまとめることになります。
◇店舗オペレーションの地域分類を、ウェスト、サウス、ノースの3つとする。これはもともと5つでした。
◇独立事業体だったネット販売のウォルマート・コムをマーチャンダイジング部門に統合する。
主要なものだけ抜粋しましたが、これに加えてかなりの職位の役割の変更があったようです。また海外事業についても変更があって、西友の人事異動がちょうど発表されてましたがこの本体の動きに連動しているようです。
この企業はもともと人の異動や組織変更を頻繁に行うことで知られてますが、今回のものはここ数年取り組んでいる新イニシアチブと、景気の悪化による環境の変化の2つが背景となっているように思います。
また先日はサムズでも組織変更がありましたが、つまり全社ベースでガンガン変えているわけです。
これほど大きく揺り動かしている競合他社が見あたらないことを考えると、やはりウォルマートはいろいろな意味で突出しているなと感じます。
ちなみにこういうのを英語でリストラクチャリング、またはりアライン(Realign)と表現します。日本ではリストラ=レイオフとなってますが、本来は組織構造を再編すること意味している単語ですね。
本当はエントリーのタイトルをリストラとしたかったのですが、日本の皆さんに勘違いされてしまうことを避けるために再編成を使用しました。
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