ウォルマート2011の最近のブログ記事

2011年11月29日
ブラックフライデーの混雑にウォルマートの底力を見る

先週の金曜日(ブラックフライデー)から昨日の月曜日にかけて研修のコーディネートで店舗を見て回っていたのですが、毎日の状況の変化を感じ取ることができてなかなかおもしろかったです。


まず数値から。

・ブラックフライデー(11月25日)の売上高は前年比で6.6%増、昨年は前年比0.3%だった。

・金曜日から日曜日までの4日間の売上高は16.4%増。

・金曜日の一人当たりの予測支出高は398.62ドルで前年比9.1%増

・金曜日のネット販売への支出額は26%増

・昨日(サイバーマンデー)の売上高は18%増。

(※それぞれの出所と調査手法はすべて異なっています)


ということでざっと眺めるに、滑り出しは好調と言えるでしょう。
あとはこの好調さがどのぐらい持続するのかです。


さて先週の金曜日の午後、ウォルマートスーパーセンターに行ったのですが、その混雑度に圧倒されました。あれほど混雑したウォルマートを見るのははじめて、まるで渋谷か新宿の駅ナカを歩いているようでした。

管理が追いついておらず売場は荒れ放題、あそこまで荒れたウォルマートというのもはじめてでした。

とくに衣料が大変そうでした。
衣料の陳列管理技術には何か革新的な発明が必要ですね。でないといつまでたっても多大な作業工数をかけ続けなければなりません。

販促スペースはリテール・レディー・パッケージ(Retail Ready Package、ウォルマート用語のPDQ)が占めていて、また驚くような斬新なアイディアのPDQもいくつか発見、作業効率を上げつつインパクトのあるディスプレーを作ろうとするウォルマートの真骨頂という感じでした。

そして翌日から売場は立ち直りはじめて、昨日の月曜日にはいまだ乱雑さが散見されるものの、売場はほぼ復旧していました。

ちなみに近隣で競合しているターゲットも訪問したのですが、もともと客数が少ないフォーマットではあるものの、売場の荒れ方からみてウォルマートの圧勝という感じでした。


なんだかんだ言われてますが、あれだけ集客できる以上ウォルマートの底力はやはり相当なもので、そうそう簡単にダメになるような企業ではないということを肌で思い知ったのでした。

鈴木敏仁 (02:46)


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2011年10月29日
[カナダ流通視察] カナダで売れてるジョージ

ウォルマートスーパーセンター@トロントいま研修コーディネートでトロントに来ています。

写真はウォルマートスーパーセンターのエコストアでの一コマ。
アメリカではジョージは売れてないのですが、カナダではかなり売れているようです。

これはひょっとするとイギリスの影響なんでしょうかね。


地続きでアメリカと何かと似通っているカナダですが、しかし何かと異なってもいまして、このあたりが実に面白い。
売れてるものも微妙に異なっています。

鈴木敏仁 (02:20)


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2011年10月27日
[ウォルマート] ニューヨークのファッション専用オフィスを閉鎖

ウォルマートが2009年にマンハッタンにオープンさせたファッション専用のオフィスを閉鎖します。期日は来年の2月1日、機能はベントンビルの本社に移して、本社にある衣料&ホームファニシング部門に統合するとのこと。

このオフィス、衣料をてこ入れするためにオープンさせたもので、調達、デザイン、商品開発といった機能を担っていたのですが、目的は衣料をよりトレンディーにしようというもので、当時の改革の一環でした。
マンハッタンというトレンドの中心地でマーチャンダイジングすれば変わるだろうと目論んだわけです。

ただ実際に変わったんだけど、売れなかった。
ウォルマートの客層がトレンドの最先端を望んでいなかったというわけですね。


同社は戦略を大転換して、今は以前の基本に立ち返ろうとしています。
衣料もベーシック中心とする、そのためマンハッタンのオフィスを閉鎖するというわけです。

つまり今回のこのオフィスの閉鎖は、戦略変更の象徴のようなものと言えるわけです。

鈴木敏仁 (03:00)


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2011年10月25日
[ウォルマート] 歳末商戦に向けてプライスマッチングを開始

ウォルマートが歳末商戦に向けて積極的な価格戦略を導入します。11月1日から12月25日までにウォルマートで購入した商品に関して、プロモーション価格も含めて他社で同じ商品が安く売られていた場合、差額をギフトカードで返金するというものです。

ただし例外があります。
ブラックフライデー用の販促価格、期間切れの販促価格、ネット販売の価格、在庫一掃セールの価格、等々。


先日のアナリストカンファレンスでウォルマートは、これから数年かけて荒利益率と販売管理費率を下げる、すべて生産性ループを回すことによる改善のよるもので、サプライヤー支援や経済の好転といった外部要因にはいっさい頼らない、と明言していました。

これによって価格を下げて行くというわけです。


プロジェクトインパクトの失敗から、価格に徹底的にこだわる取り組み姿勢に方向転換しているのですが、今回のプライスマッチングもその取り組みの一環ということになります。

鈴木敏仁 (01:38)


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2011年10月15日
ネイバーフッドマーケットからウォルマート・マーケットへ

ウォルマートマーケットウォルマート・マーケットに行ってきました。

ウォルマートは、ネイバーフッドマーケットをウォルマート・マーケットへとネーミングを変更すると言っていました。

ところが、リリースに出てくる名称はネイバーフッドマーケットと昔のままで、アナリスト・カンファレンスでも同じくオリジナルの名称を使っていたので、いったいどっちが正しいのだろうと思っていたんですね。

今日、オープンしたばかりの店舗を訪問して、ウォルマート・マーケットが正しいのだということを確認しました。


この店、面積は62,800sqf(約1,800坪)で今までのプロトタイプよりもかなり大きいのですが、店内の部門構成を見て、なるほどこういうことかと納得しました。

いくつかタイプを作って、出店に柔軟性を持たせるのでしょうねえ。

最近のスーパーセンターは白色のゴンドラを使っているのですが、この店は黒を使っていて、西友に迷い込んだような気分になりましたよ。

鈴木敏仁 (02:58)


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2011年10月14日
【ウォルマート】 プロモーションスペースの復活

サイドキック@ウォルマート現在、某小売企業の研修コーディネートでダラスにいます。

ウォルマートがプロジェクトインパクトに失敗して、現在は過去への回帰モードにあるということをご存じの方も多いことでしょう。

減らした販促スペースを戻そうとしているのですが、陳列什器を処理してしまい、すべてをすぐに過去と同じ状態には戻せないという悩みを抱えています。

写真はエンドの横につけるサイドキック(ウォルマート用語)なのですが、この什器も失ってしまったため、ほとんどの店舗では、何らかの販促はやってはいるのですが標準化されておらずみんなバラバラという状況です。

このダラスの店舗はおそらく偶然いくつか残っていたんでしょうね。


サイドキックはおそらく新たな標準タイプがこれから導入されることでしょう。
どんな形式になるのか楽しみいています。


ちなみにエンドの横のプロモーションスペースも標準化すべし、これが私の持論です。

鈴木敏仁 (05:29)


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2011年9月28日
[ウォルマート] グローバルEコマース担当の役員がメーカーに転出

昨日はカストロライトの辞任の話をエントリーしましたが、立て直しモードにあるウォルマートですからこれから大きな人事異動は増えるのでしょう。
昨日も異動がいくつかあったのですが、興味を引いたものを載せておきます。

エマージングマーケット・グローバルEコマース部門の執行副社長(ワン・リン・マーテロ)がネスレのCFOとして転出するそうです。


米流通業界のレイバーの流動性はとても高く、製配販の人材の行き来はもう当たり前ですね。
今回のように、ウォルマートの一つの事業部門の副社長(日本だと部長ポジション)が大手メーカーのCFOとして転出するケースは、決して頻繁というわけではありませんが珍しい例というわけでもありません。


また垂直方向だけではなく、横方向にも人がよく動きます。


これが、米流通業界の製配販の取引内容をフェアで透明なものとしている大きな理由です。
よくロビンソン・パットマン法の存在を引き合いに出す人多いのですが、形骸化している法規制よりも、実際に働いている人たちが取引相手の手の内をみんな分かっちゃっているということの方が大きいと私は考えてます。


とすると、日本の流通業界を改革するには、人の流れをもっと活発化しなくてはならないというわけですが、果たしてそういう日が来るんでしょうかね・・・。

鈴木敏仁 (01:17)


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2011年9月27日
[ウォルマート] エデュアルド・カストロライトが退任

エデュアルド・カストロライトが来年の7月1日に退任することが明らかになりました。

カストロライトの現職はグローバル・Eコマース&グローバル・ソーシング部門のCEOですが、元は米国ウォルマート事業のCEO、昨年半ばに異動したのですが、実質的にはプロジェクトインパクト失敗の責任を取って降格されたのでした。

バイス・チェアマンという肩書を今も持っているのですが、ウォルマートでは過去このポジションを持った人はみなCEOになってまして、カストロライトはレースの筆頭を走っていたんですね。
プロジェクトインパクトの失敗で世界最大の企業を率いるチャンスを失ってしまったわけです。


野次馬的ではありますが、心境はいかなるものかと忖度してしまいます。
年齢はまだ56歳ですからねえ。

ちなみにプロジェクトインパクトは大手のコンサルタント企業が作ったスキームなのですが、担当者はどうしてるのかななんてことも考えてしまいます。
この巨大企業のレールを曲げ、上を走っていた人のキャリアも壊したわけですから。降格ぐらいじゃ許されないでしょう。

まあしかし、採用者に最終的な責任があるわけで、関係の無い話かもしれませんけどね。

鈴木敏仁 (01:31)


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2011年9月20日
[流通視察] ウォルマートのはみ出し陳列

現在小売企業の米国研修の真っ最中でエントリーしている時間がありません。
大変申し訳ないのですが、しばらくお待ちください。

ただ何も書かないのも何なので、今日は写真を。

はみ出し陳列@ウォルマートウォルマートの通路です。

はみ出し陳列というものをいままでまったくしない企業だったのですが、最近店舗によってはこううい風景を目にします。

おそらく、既存店の売り上げを回復させるために、しばらく何でもやって良いというルールに変更されているんじゃないかなと推測しています。
ウォルマートの在庫管理の力からすると、バイヤーが買いすぎて押し込むということはないように思うので。それと陳列ディスプレーがこういう陳列を想定しているような感じなんですよね。

売り場から必死さが伝わってくるような気がしてます。

鈴木敏仁 (06:28)


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2011年9月12日
[ウォルマート] レイアウェイを復活

2006年にレイアウェイをやめたウォルマートが10月から復活させるそうです。

レイアウェイはクレジットカードがなかった昔、とくに景気の悪かった大恐慌の時に始まった商習慣ですね。

やめたときの記事がこれです。
消えるレイアウェイ


日本語だと"商品のお取り置き"とでもなるのでしょう。
その時点で丸ごと支払えない商品をお取り置きしてもらい、少しずつ支払って完済にしたら商品を受け取れるというシステムで、利子がかからない分お客に有利になっています。

やめた理由は運営する側のコスト要因や、クレジットカードの普及で使う人が減ったことにあります。

ただ必要としている人がそれでもいるんでしょうね。
とくにいまウォルマートは逃げてしまった低所得層の再獲得に必死ですから、低所得層向けのアピールは不可欠です。

ちなみに商品カテゴリーは玩具と家電、単品では15ドル以上、総額で50ドル以上、10%の頭金、5ドルのサービスフィー、12月16日までに引き取りが無かった場合10%のキャンセルフィーという条件をいくつか増やすことで、コスト増要因を軽減できたので復活させるとしています。

鈴木敏仁 (01:26)


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