外食の最近のブログ記事

2016年7月27日
外食と内食のバトル

マクドナルドが第2四半期に業績を発表したのですが、売上高4%減、最終利益高9%減、と減収減益でした。
業績が振るわない理由の一つとして挙げられているのが外食業界全体のスローダウンで、その原因として消費者の内食志向の高まりが指摘されています。
ランチは自分で作り、夕食は家で食べる、という人が増えているというわけです。

この結果について、ひょっとすると景気後退へのサインではないかという見方をしていて、そうかもしれないと思うのですが、私はもう一つ気づいたことがあります。

米国国勢調査局の発表では、今年1月の時点での消費者による外食支出は504億7,500万ドルで、小売での食品支出の504億6,600万ドルを史上初めて追い抜いた、となっています。
つまりアメリカ人の食は内食よりも外食へ傾いているんですね。

ならば、今回のニュースをどう理解するか、です。

景気後退のサインなどではなく単なる短期的なものに過ぎないのか。
ひょっとしたらスーパーマーケット業界が頑張ってお客を取り戻しはじめたのかもしれない。

さて、どうなんでしょう。
今後が気になるニュースです。

鈴木敏仁 (12:21)


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2016年6月27日
バーンズ&ノーブルがレストランを実験

バーンズ&ノーブルがレストランの実験を開始することを明らかにしました。
開始時期は2017年度中で、4店舗を予定しているそうです。

同社のフォーマットはもともとカフェを併設していますが、このカフェを拡大して飲食できるようにするわけですね。
メニューは朝食から夕食までの全日で、お酒も提供するようです。

衣料のアーバン・アウトフィッターズがレストラン併設型を増やしていますし、スーパーマーケット業界にも同じ流れがあります。

ミレニアルズの嗜好、Eコマースとの差別化、 内食から外食へのシフト、などなどいろいろ理由と目的が考えられます。

酒を飲みながら書店をぶらぶらできるなんて、けっこう楽しそうですよね。

鈴木敏仁 (03:13)


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2016年3月23日
[スターバックス] 売れ残りの食品を寄付

スターバックスが店舗で売れ残った食品を寄付する取り組みを開始すると発表しました。
食品寄付を専門に扱う組織と組み、この組織が店舗を巡回して売れ残りをピックアップして回るという仕組みです。
初年度で500万食、徐々に寄付する食品の種類を増やして5年後には100%すべて寄付し、その時点で5,000万食になるだろうと見積もっています。

廃棄ロス分を寄付に回すというというのは合理的なのですが、課題はサステナブルに回してゆく仕組みがあるかどうかです。
資料によると今回提携する組織はファストフード企業とすでに取り組んでいるようで、ここにスタバが入り込んでいくということのようです。

アメリカは寄付が税金控除対象となります。
国が寄付を推奨しているわけです。
個人だけではなく法人も対象となり、だからアメリカの企業は寄付に積極的なのです。

貧困層の救済、地球環境保護といった社会貢献を企業として果たす、も目的としてもちろんあるのですが、裏側には実利的なモチベーションもあるということは知っておいて損はないでしょう。

鈴木敏仁 (01:14)


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2015年11月18日
アーバンアウトフィッターズがレストランチェーンを買収

アパレル専門店チェーンのアーバンアウトフィッターズが外食チェーンを買収しました。
買収したのはフィラデルフィアのヴェトリファミリー、イタリアンやピザをテーマとしたレストランを11店舗展開している企業です。
買収金額等の詳細は未公開。

アーバンアウトフィッターズのCEOとヴェトリのオーナーがもともと懇意で、そこからはじまったパートナーシップということのようですが、買収後何をするのかについてのコメントはありません。

これからまったく別個に運営してゆくとは考えづらく、想定できるシナリオは2つだけです。単純にヴェトリの店舗進出のための資本調達先としてアーバンアウトフィッターズが機能する、または物販と外食を融合させた新しいコンセプトを開発する。

アーバンアウトフィッターズは雑貨やホームファッションを売ってますから、これと食をからめる新しいフォーマットの開発は、マリアノズやイータリーに見ることができるいまのアメリカのトレンドの芽を鑑みると、ありえることかなとも思っています。

鈴木敏仁 (08:55)


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2014年8月27日
アメリカから逃亡するアメリカ企業

バーガーキングによるカナダのティム・ホートンズ買収の発表がありました。総額は110億ドル。
統合後の総売上高は230億ドル、店舗数は1万8000超、となります。
ただしフランチャイジングですから企業としての実質的な売上高は異なりますね。
英語ではSystem Salesと言います。日本語では・・・知りません。

さてこのバイアウト、論議を呼んでいるのは買収後の本社の場所です。
バーガーキングによる買収なのですが、本社はカナダに置かれる予定。
おそらく法人税軽減が目的なのだろうと憶測されています。

バーガーキングはこの憶測を否定しているのですが、バイアウト後も両社は異なる組織としてそのまま運営されるようなので、間違ってはいないんじゃないでしょうかね。

これと同じ事を検討したのがウォルグリーンで、ブーツが本社を置いているスイスへの本社移管を考えていたのですが、世論や政治家の反対にあって断念しています。
ちなみにブーツは書類上の本社はスイスで、実質的なオペレーション組織はイギリスに置く、ということをしているようです。

WSJ誌が各国の法人税の比率を概算してリストアップしているのですが、アメリカ1位、日本2位となっています。
なるほどなと。

グローバル化が進行すると、日本でも海外へ本社を動かしてしまう企業が増えてくるのかもしれません。

鈴木敏仁 (11:41)


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2014年8月21日
バーガーラウンジ

今日は外食のお話し。
先週末にサンディエゴ方面に行きまして、帰り道で偶然立ち寄ったファストフードのバーガーラウンジというお店。
けっこう繁盛していて、なんだろうという感じだったのですが。

テーマはヘルシー、牧草で育てられたビーフのみを使用というのが売りなのですが、味がなかなか良い。
価格はシグネチャーメニューのラウンジバーガーが7.95ドルで、マックやバーガーキングよりも高いのですが、ファイブガイズよりも安く、中所得層以上を狙うなら十分。

何より驚いたのはビールとワインを売っている点。
ファストフードでお酒というのは実に新鮮でした。

店内のインテリアやデザインも整理統一されていて、ブランディングもしっかりしています。
現在13店舗、これから伸びるんじゃないでしょうかね、このお店。



鈴木敏仁 (11:38)


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2014年8月11日
もう一つのデジャブ

日経BPオンラインがこういう記事を載せてます。
ゼンショー会見のデジャブ

これを読んで、私は別のデジャブを覚えたのでした。
およそ10年前のウォルマートです。

あのころウォルマートはメディアや世論の総攻撃を受けていました。
原因は労働環境、やり玉に挙げたのは食品労働組合で、極めて巧妙なプロパガンダのおかげでウォルマートはまさに今の日本が言うところのブラック企業とされていました。

これをウォルマートは乗り越えましたね。
いまでも店舗前でデモがあったり、アンチウォルマート運動はなくなってはいないのですが、当時のバッシングに比べれば小さなものです。

ワタミやゼンショーはこの10年間にウォルマートが何に取り組んできたを研究するべきでしょう。
そしてこれは両社のみならず、一定規模を越えた小売や外食企業すべてにとっても益のあることだと思います。

鈴木敏仁 (03:54)


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2014年7月23日
[スターバックス] モバイルオーダーの実験を開始

スターバックスが年内に一部の店舗でアプリを使ったモバイルオーダーの実験を開始します。
お客は店舗に行く前にオーダーできるので、待ち時間を短縮できるというシステムですね。
全店水平展開をすでに前提としているようで、失敗するかもしれないといういわゆる実験とは異なるようです。

外食ではピザハットがアプリを使った注文システムをすでに導入してますが、もともと電話をかけて事前に注文するビジネスモデルで、それをアプリに置き換えただけなので、革新性はないですよね。

店舗でセルフで注文してすぐに食べるという、ファストフード系でははじめてじゃないでしょうか。
例えばiBeaconsとからめて、店舗の入り口を通ると感知して、それから注文を作り始める。
お客はカウンターでちょっと待つだけ。
これならレジで注文せずに、温かい商品を受け取れます。

ファストフード業界で普及して仕組みがこなれると、例えばスーパーマーケットが総菜でアプリ注文を事前に受け付ける、というようなことが可能になってくるのかもしれません。
この実験は将来性を感じます。

ただし売る側としては弱点があるんですが、この話はまた別の機会に。

鈴木敏仁 (03:57)


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2013年11月18日
[アマゾン] USポスタルサービスと提携して日曜宅配を開始

先週はまた研修のコーディネートでエントリーが減りました。
ダイジェストです。

[アマゾン] USポスタルサービスと提携して日曜宅配を開始
アマゾンがUSAポスタルサービス(アメリカ合衆国郵便公社)と組んで日曜宅配を開始します。
場所はシアトルとロサンゼルス、追加料金はなし、お客に特に知らせると言うことはなく通常のデリバリースケジュールの中に日曜日が組み込まれることになるようです。
USポスタルサービスは郵便物の減少とUPSやFedexとの競合で業績を悪化させてまして、今年は60億ドルという巨額の赤字を計上する予定の模様。
土曜日配達をやめたりオフィスの閉鎖などで一生懸命経費を削減しているところでして、これが日曜日宅配でアマゾンと組むというのはけっこう意外なニュースということができます。
即日に加えて日曜の宅配もこれから大手小売企業によるEコマースの取り組み課題になってきそうですね。


[スターバックス] クラフトに違約金27億ドルに支払い命令
スーパーマーケット向けのスタバのコーヒー豆はすべてクラフトが製造していました。開始は1998年。
ところがスタバが2010年に7億5,000万ドルを支払うから契約を破棄したいと申し出、しかしクラフトが拒否し、スタバは合意を得る前に取引を中止し、訴訟となっていたものです。
この背景にはシングルユースのポッド型コーヒーの普及がありました。
ちょっと長くなるので事情は割愛しますが、米スーパーマーケットのコーヒー豆の売場はこの数年で大きく様変わりして、ポッド型商品が圧倒的な陳列量となっています。
スタバはここへの参入を理由としてクラフトと袂を分かち、これでクラフトは大きく後退し、スタバの戦略がポッド型市場を決定づけたとも言えそうで、パッケージ商品でもスタバは大きな影響力を持っているということのようです。

[ウォルマート] 第3四半期の業績は売上増も既存店はマイナス
ウォルマートが第3四半期の決算を発表、連結売上高は1.6%増でしたが米国内事業の既存店成長率が0.3%減で、これで3四半期連続のマイナス、さらに第4四半期の見通しもネガティブ気味で、メディアがこぞって取り上げています。無保険者の縮小を目論むオバマケアが稼働し始めていて、これが低所得層の消費に与える影響を懸念するとしているのですが、最初は年初の減税プランの終了、11月のフードスタンプ(低所得層向けの食料費補助金)の減額、予算を巡る議会の紛糾、そして次が保険かと、既存店マイナスの言い訳がまた増えたとメディアはウォルマートを皮肉ってます。
これは私の見解でここで以前から書いてますが、ウォルマートの既存店は高止まりしていて、成長率は1~-1%程度の間を行き来するだろうと思っているので、そんなものでしょう。
前回書きましたが、店頭を見る限り歳末に向けてウォルマートはやる気満々です。

鈴木敏仁 (02:44)


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2013年8月 1日
[スターバックス] フリー無線LANのプロバイダーをAT&Tからグーグルへ

スターバックスはフリー無線LANのプロバイダーとしてAT&Tを長らく利用してきたのですが、グーグルに切り替えると発表しました。
具体的にはグーグルが直接サービスを提供するわけではなく、レベル3という業者が実際には設置から管理を請け負うようですね。
スターバックスはグーグルの役割について詳細を説明していないのですが、YouTubeやGoogle Play等をバンドルすることを条件として今よりも高速なLANサービスをグーグルがオファーしたと見られています。

店内のフリー無線LANは、小売業界ではウォルマート、ターゲット、ウォルグリーン、ホールフーズ等々、外食ではスタバ、パネラブレッド、マクドナルド等々、どんどん増えてます。
なぜフリーアクセスの提供企業が増えているのかというと、店頭でスマホを使ってもらうことがモバイル戦略のカギとなってくるからですね。

カギはどこまで簡単にアクセスできるかです。
スタバはよくある使用条件の同意のクリック必要なしでアクセスが始まる点で、他社より便利です。

日本のほとんど小売企業はほモバイル戦略にうとく、やっていても使用の際にIDとパスワードを要求するという、一時代前の段階にいますね。
おそらくアクセス内容を分析することを目的としていると思うのですが、もうそんなことをやってる時代じゃない。
日本でいつ誰がアメリカ並みのフリー無線LANを導入するか、Eコマースに対する取り組み意識がこれで分かると密かに思ってます。

鈴木敏仁 (02:31)


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