明日より1月3日までこのブログは冬休みとします。
皆さん、良いお年を!
アイオワ州デモインに本拠を置くリージョナル・スーパーマーケット・チェーンのハイビーが、ネット販売の店舗ピックアップサービスを240全店舗に拡大しました。
プログラム名は"ハイヴィー・アイルズ・オンライン"4月に一部店舗で実験を開始、夏から店数を増やし始めて数ヶ月で全店舗への拡大を終えたということになります。
100ドル以上の買い物で宅配送料またはインストアピックアップの手数料は無料、100ドル未満の買い物で宅配送料は4.95ドル、店舗ピックアップ手数料は2.95ドルとなっています。
大手チェーンストアで店舗ピックアップを全店展開しているのは、おそらくクローガー傘下のハリスティーターについで2社目ではないかと思います。
店舗ピックアップは店頭在庫のリアルタイムな把握が必要なので、在庫マネジメント能力がカギとなり、簡単ではありませんね。
ECへの対応が遅かったスーパーマーケット業界もようやく本腰を入れはじめた印象です。
ちなみにハイヴィーはパブリックスト同じ社員持株会社、優良リージョナルチェーンの一つです。
プロクター&ギャンプルがカミソリ(ジレット)の特許を侵害しているとしてダラーシェーブクラブを提訴しました。
過去の損害に対する賠償と、今後の販売の差し止めを求めています。
ダラーシェーブクラブの推定年商は1億4,000万ドル、創業が2011年7月なのでわずか4年で1億ドルを超えてしまっている急成長企業です。
創業者自身が登場する奇抜なCMで注目を浴びて伸びたのですが、それ以上にひげそり替え刃のサブスクリプションモデルという極めてユニークなビジネスモデルが急伸の要因だと思っています。
P&Gが提訴するということは、ダラーシェーブクラブ に対して危機感を持ち始めたということを意味してますよね。
ダラーシェーブクラブがどう対応するのか注目です。
ロサンゼルス郡の11月の失業率が5.9%となって6%を割り込みました。
1年前が8%、2010年7月が13.2%だったので劇的な改善ですね。
いまアメリカの最低時給は総体として上昇傾向にあるのですが、背景の一つがこれです。
歳末の臨時雇用も集めづらかったようです。
地域によるバラツキはあるのですが、アメリカの景気は上向いているんじゃないでしょうか。
アマゾンがボーイング767を20機リースする交渉をしている模様だと地元紙が報じました。
目的はボトルネックとなっているサードパーティ委託を自社オペにして効率化を図ること、とされてます。
サードパーティとはもちろんUPSとFedExです。
先週エントリーしたようにアマゾンは数千台のトレーラーを購入して自社物流化をはじめています。
今回のニュースはこの航空機版といったところです。
自社物流といったら配送センターとトラックを思い浮かべるのが我々日本人ではないかと思うのですが、アマゾンの場合はこれに航空機が加わるというわけです。
自社宅配もやってますしね
アマゾンの規模はもはやそういう領域に入っているということです。
このサイトはコメントを完全に閉じているのですが、理由はスパムです。
増えてしまって対処しきれなくなり閉じました。
数ヶ月前からFacebookの私のタイムラインに記事を流しています。
もしご意見や質問等のコメントがある方がいらっしゃいましたら、そちらに書き込んで下さいませ。
友達申請に対してはプロフィールを拝見するとは思いますが、基本的にすべて承認します。
来るものは拒まず、去る者は追わず、です。
ぜひご利用下さい。
ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスがライトエイドに買収提案をし現在FTCによる認可待ち状態ですが、もしこれが破談となった場合、ウォルグリーンの次の狙いはエクスプレス・スクリプツだろうと予測する、と証券アナリストがコメントしました。
エクスプレス・スクリプツの株価がこれで高騰しています。
思いもしない予測に驚きの一言。
これを実現させると、CVS+ケアマークを軽々と上回ることになるでしょう。
ウォルグリーンはエクスプレス・スクリプツと取引上の軋轢を起こし、取引を中止したら売上が激減してあわてて取引を復活させたという過去があります。
噂ではウォルグリーンが譲歩したと言われているのですが、状況を鑑みると、そうだろうなと。
一度軍門に下らざるを得なかった取引相手を買収する、というよりも、買収したらどうかと金融機関が言っているわけですよね。
そういう話がウォルグリーンあたりから実際に出ていてコメントした可能性がありますし、または例えばステファノ・ペッシーナの頭にはそういうディールはなかったけどアナリストが気づかせた、という可能性もあります。
まあいずれにしても、私の頭の中にはまったくなかったシナリオで、なるほどなあとうなったのでした。
ターゲットがNYマンハッタンに歳末用のポップアップストアをオープンさせたのですが、オープニングまでの店内の様子を撮影したインターバル動画を公開しています。
バズらせる目的でこういう店内動画を公開するのは常道手段となってきました。
とくにポップアップストアは広告目的の店舗なので、こういう動画をカップリングさせるのは大切でしょう。
ただ気にかかるのは閲覧数の少なさですね・・・
ターゲットクラスの企業ならばもう一桁上げたいところです。
ネット販売のキャッチフレーズです。
ウォルマート: Anytime, Anywhere(いつでも、どこでも)
7&I: オムニ7
違いが一目瞭然かと。
キャッチフレーズやプログラム名は誰が見ても感覚的にすぐ分かるものにするべきです。
マイケル・フランシスはターゲット時代に上司だったロン・ジョンソンの下、建築デザイナーのマイケル・グレイブスを口説いてPBを立ち上げて成功させた人です。その後のプロプライエタリー・ブランドの拡大はご存知の通り。
またターゲットそのもののブランディング戦略に大きく寄与したことでも知られています。
この人物をウォルマートがコンサルタントとして雇うのではないかとWSJ紙が報じました。
ウォルマートもフランシスも取材に対してノーコメントで、決定事項ではありません。
マーケティング責任者のステファン・クィンが1月に退任するという情報があり、ひょっとすると後継として雇うのではないかという憶測もあります。
もし本当ならば、中~高所得層に対するイメージを変えるため、という推測が成立します。
数年前に導入したイニシアチブのプロジェクトインパクトではこの目的のためにマーチャンダイジングや販促まで変えてしまって失敗したのですが、マーケティングだけオーバホールするというのはありでしょう。
ダグ・マクミロンはCEO就任以来経営層の入れ替えに注力していて、直近ではCFOの退任が発表されたばかりです。
マーチャンダイジングも変わりましたし、主要な部門としてはマーケティングが最後ということになりますね。
ウォルマートがスマホを使った独自決済システムを来年中に導入すると発表しました。
名称はウォルマートペイ・・・アップルペイ、アンドロイドペイ、サムスンペイと、みんな安易な名称つけますね・・・
アプリを利用する決済です。
アプリにクレジットカードやギフトカードを登録、レジでアプリを起動し支払いを選択、するとカメラが起動し、レジのデバイスに表示されるQRコードをスキャンすると決済が終了するという仕組みです。
レシートもデジタル化されます。
こちらがプロモーションビデオ。
企業による独自の決済システムはスタバが先駆していますが、アプリに表示されるコードをレジでスキャンしてもらう仕組みで、ウォルマートのお客側がスキャンする方式は逆ということになります。
これによって、ウォルマートを中心とした小売企業が結成したコンソーシアム、Merchant Commerce Exchange(MCX)によって開発が進んでいるカレントCがどうなるか、微妙な感じとなりましたね。
ウォルマートはMCXから抜けないと言ってますが。
ウォルマートペイにしろカレントCにしろ、アプリを使った決済手法を採用することで、デバイス依存を避けているわけです。
それと自分でやることで手数料の削減を目論んでいる。
しかしながら、近づけるだけで決済がはじまるNFCと比較すると、アプリのカメラを立ち上げるまでの手数が多く、面倒です。
お客にとっては良いことがあまりないような。
まあ、セキュリティを考えると今後はウォルマートペイを選択するのが良策ということになるのですが、アップルペイの使いやすさを実感している自分にとってはフラストレーションがたまるなあとしか言えません・・・。
アマゾンが数千台のトレーラーを購入したと報じられています。
目的はフルフィルメントセンターからソーテーションセンターへの商品の移動だそう。
ただし買ったのはトレーラーで、トレーラーを引っ張るトラックではない。
トレーラーを引っ張るトラッキングはコスト高となるため現状では直営とすることを避けているとのこと。
要するに自社が所有しているトレーラーを使い、トレーラーの移動はサードパーティにまかせるというわけですね。
ここから、トレーラーを移動型ミニフルフィルメントセンターとして活用するのではないかという見方が出ています。
トレーラーに商品を乗せて都市部のどこかに戦略的に配置し、1時間配送に生かすのではというヨミです。
ECにおいてすべてに先駆けるアマゾンなのでありえる話だと思っています。
ステープルズによるオフィスデポ買収につき、FTCが反対の立場を表明し、訴訟を起こしました。
ステープルズは意義を申し立てる姿勢を示していて、結論は裁判所の裁決を待つこととなりました。
ステープルズによるオフィスデポ買収は1997年にFTCによって一度反古になっており、差し止め請求はこれで2度目となります。
ネットの影響をFTCがどうみるかが焦点だったのですが、FTCは重視していないということがこれで分かりましたね。
個人的には、オフィス用品はアマゾンで買ってしまっているので、両社が統合したところで差し支えはまったくないのですが。
裁判所の最終決定が楽しみです。
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