先週の金曜日(ブラックフライデー)から昨日の月曜日にかけて研修のコーディネートで店舗を見て回っていたのですが、毎日の状況の変化を感じ取ることができてなかなかおもしろかったです。
まず数値から。
・ブラックフライデー(11月25日)の売上高は前年比で6.6%増、昨年は前年比0.3%だった。
・金曜日から日曜日までの4日間の売上高は16.4%増。
・金曜日の一人当たりの予測支出高は398.62ドルで前年比9.1%増
・金曜日のネット販売への支出額は26%増
・昨日(サイバーマンデー)の売上高は18%増。
(※それぞれの出所と調査手法はすべて異なっています)
ということでざっと眺めるに、滑り出しは好調と言えるでしょう。
あとはこの好調さがどのぐらい持続するのかです。
さて先週の金曜日の午後、ウォルマートスーパーセンターに行ったのですが、その混雑度に圧倒されました。あれほど混雑したウォルマートを見るのははじめて、まるで渋谷か新宿の駅ナカを歩いているようでした。
管理が追いついておらず売場は荒れ放題、あそこまで荒れたウォルマートというのもはじめてでした。
とくに衣料が大変そうでした。
衣料の陳列管理技術には何か革新的な発明が必要ですね。でないといつまでたっても多大な作業工数をかけ続けなければなりません。
販促スペースはリテール・レディー・パッケージ(Retail Ready Package、ウォルマート用語のPDQ)が占めていて、また驚くような斬新なアイディアのPDQもいくつか発見、作業効率を上げつつインパクトのあるディスプレーを作ろうとするウォルマートの真骨頂という感じでした。
そして翌日から売場は立ち直りはじめて、昨日の月曜日にはいまだ乱雑さが散見されるものの、売場はほぼ復旧していました。
ちなみに近隣で競合しているターゲットも訪問したのですが、もともと客数が少ないフォーマットではあるものの、売場の荒れ方からみてウォルマートの圧勝という感じでした。
なんだかんだ言われてますが、あれだけ集客できる以上ウォルマートの底力はやはり相当なもので、そうそう簡単にダメになるような企業ではないということを肌で思い知ったのでした。
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