ちょっと遅くなりましたが、歳末商戦最初の週末、つまりブラックフライデーから始まった3日間の速報が、翌週の月曜日11月28日に明らかになりました。
まずNRF(National Retail Federation)による調査は、対前年比で22%伸びて279億ドルを売り上げたとしています。平均支出は一人当たり302.81ドルでした。4209人に対する聞き取り調査、つまりパネルデータですので、100%正確というわけではありません。
NRFは歳末商戦全体に対しては、昨年の6.7%増を下回る対前年比で6%増という予測ですが、当初の予測5%を若干上方修正していて、この3日間が予想以上だったことを示唆しています。
一方ShopperTrack RCTという調査会社は、金曜日の売上高は0.9%減としています。こちらはモールやストリップセンターの小売店舗4万5000店舗をモニターした結果ですが、ウォルマートやベストバイなどのモール外チェーンストアが含まれていないため、こちらも100%正確ではありません。
ウォルマートの11月の既存店成長率は4.3%増で、当初の見込み3縲鰀5%を上回りました。
こちらは昨年の戦略失敗を糧にした結果で、これも全体のバロメーターとは言えません。
今年は買わねばならないという売れ筋玩具が無いようです。
従ってチェーンストアが売れ筋をガンガン値下げしてロスリーダーにしてお客を引くということができず、玩具専門チェーンで説明を聞きながら買うというお客が多いのだそうです。
ガソリンの高騰などで財布の紐がしまるのではないかとという懸念していたわりには悪くは無いが、しかしもろ手を上げて'今年は売れるぞ!'というわけでもない、というような感じでしょうか(笑)
歳末商戦は始まったばかりです。
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