2006年2月27日
日米中間流通機能革新セミナー、ネットインタビュー

すでに先週アップしましたが、3月16日に財団法人流通経済研究所の主催で表記のセミナーが開催されます。
コーディネーターで、目白大学経営学部助教授の菊池宏之先生との、ネットインタビューです。

Q:今回のセミナーの目的は何でしょうか?

A:本セミナーは、メーカーや卸売業が小売業に評価されるようになるために、サプライチェーンの構築が求められていることが前提です。小売業に評価されるためには、小売店頭での需要創造提案とその実現化の両面を確実に推進することが求められます。
言い換えれば、中間流通機能の再構築を的確に確実に推進することが、評価を高める上で不可欠です。そこで、中間流通機能の先行企業の事例分析をすることで、メーカーと卸売業の付加価値向上戦略に貢献することを目的としております。

Q:なぜ我が国において店売りが不振なのでしょうか?

A:現在ほとんどの小売店舗の既存店売上が対前年比でマイナスです。理由は個別で多様ですが、ポイントは①消費者ニーズに合致した店頭需要創造を実現するための知恵が無い②もし知恵があっても、それらを店頭で確実に遂行できていないこと、のいずれかあるいは両方の理由につきると思います。

Q:なぜ店頭の活性化に中間流通業者の力が不可欠なのでしょうか?

A:店頭での販売促進を実現するには、①のためには、店舗クラスター毎に標的消費者に合致したカテゴリーマネジメントの提案があれば店頭活性化の必要条件が満たされます。②は、それら提案を確実に推進出来る体制があれば、店頭活性化の十分条件が満たされます。
それら両面を的確に推進できる企業を確保することが最も求められております。
そこで、メーカーを見ると、自社商品を主体にした提案になるのが一つの限界です。一方、小売業のバイヤーなどは業務が複雑多様化する中で、新商品の売行きを分析し販促対象商品を選択し、店頭カットする商品を決定し、結果を検証することを、数千の新製品が出る担当カテゴリーにおいて確実に対応できません。
その一方で、中間流通企業はそれら両面を実施するのがミッションですし、それら機能を専門的に対応するので、相対的に中間流通企業にそれら機能を担わせることが最も効果的・効率的です。

鈴木敏仁 (01:57)

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