一度記事として掲載しましたが、ドラッグホールセール業界にカージナルヘルスという大手企業が存在します
この企業の創業者、ロバート・ウォルターズがCEOをやめることを17日に発表しました。
後任はP&Gでグローバル・ヘルス事業部門の責任者だったケリー・クラーク。ウォルターズは引継ぎのためしばらくチェアマンとして残ります。
カージナルヘルスは売上高750億ドルと言う巨大なドラッグホールセラーですが、実はウォルターズが一代で築き上げた企業なんです。
たぶん日本ではあまり知られていないのではないでしょうか。
彼はハーバードを卒業してすぐに小さな食品ホールセラーをバイアウトしました。その後50社以上の企業を買収してここまで成長させた。
たぶん頭脳明晰でありつつ、買収企業をどんどん取り込める懐の深さもあわせ持った人なのでしょう。
あまり表に出ない人で、米国においても知名度と言う点では低いのですが、こういうところにも傑出した経営者がいるということを知っておいて損は無いと思います。
ちなみにケリー・クラークを引っ張ってきた理由の一つは、彼の海外経験の豊富さもあるようです。
物流とはきわめてドメスティックなビジネスでしてグローバル化とはほぼ無縁なのですが、カージナルヘルスの利益の半分以上は物流以外から来てまして、この物流以外の事業においていっそうのグローバル化の必要性に迫られているわけです。
クラークは日本駐在の経験もあるようで、カージナルヘルスが日本にも今後関係してくる可能性は高いと思っています。
最近のトラックバック
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from 英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
from デジタルな広告たち
from ファッション流通ブログde業界関心事
from ファッション流通ブログde業界関心事
from kitten using XOOPS
from 行け行け!LAビジネスウォッチャーズ
from kitten using XOOPS