2006年5月 1日
外人は西友を復活させられるか

ウォルマートの日本法人となった西友の社長は、カレジッスキーというウォルマートから来ている人物です。
彼が外国人として西友を復活させられるのか、私は非常に興味を持っています。

さて、前回の日本訪問時に某メーカーさんから伺った話によると、商品部長がASDAから来た人になったとのこと。カレジッスキーはキーマンを外人で埋め始めました。

いやはや、私が最も懸念していたことなんです、これ。
たぶんこれやりすぎると、外人部隊はどんどん浮いていってしまう。

日本で成功している多くの外資企業を見て欲しい。経営層にどれほどの外人が日本に来ているか。

カルロス・ゴーンが日産を任されたとき、本国から経営陣を連れてきたか。
バレンタインがロッテを任されたとき、コーチ陣を本国からつれてきたか。

外人経営者として必要なことは、いかにモチベーションをあげるかにつきます。
細かく細かく管理することを英語でマイクロマネジメントといいますが、現地に不慣れな人間がこれやるとだいたい失敗します。

ということで、西友の復活はまだ時間がかかりそうだなと感じてしまいました。

ちなみに、ゴーンはフェアレディZを日産復活のシンボルとした。
気持ちが負けていた社員が、これによって燃えた。

今後西友も、社員が一丸となれるシンボルが必要でしょう。
さてカレジッスキーはそれを見つけることができるでしょうか。
というよりも、そういうシンボルを見つけることが重要であることを、彼が気づいているかどうか・・・。

鈴木敏仁 (08:17)
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