2006年6月 2日
アルバートソンズの売却手続き完了

表記の件、今日手続きが完了しました。
売上ベースで、スーパーバリュはスーパーマーケット業界3位となり、CVSはドラッグストア業界1位(見込み)となります。

さていま業界で言われていることは、スーパーバリュが持つ既存の取引先が今後どうなるのかということです。売上高比率で20%、営業利益率で10%という小さな事業扱いになってしまうわけで、プライオリティも当然低くなる。今後の投資について、小売事業に対するコメントはあるけれど、卸事業に対するコメントはほとんど聞かれない。

売ってしまうこともあるかもしれないかなと、思っています。

一方のCVSはというと、まだまだ買収するとCEOが今日WSJ誌に対してコメントしてました。ドラッグストア業界は今後も寡占化が進むし、買収は我々のビジネスの大きな柱だ、と言ってます。

両社ともにかなりレバレッジを効かせてまして、今後は金利負担がのしかかってきます。しかし両社ともに楽観的でして、理由は、スーパーバリュは採算が取れる商圏のみ買ったこと、CVSはセブオンというこれも黒字事業を買ったことにつきるでしょう。

スーパーバリュが卸事業を売ってしまうこともありえるとする根拠は、この借入金の多さにもあります。
高く売れるなら、売って借金を減らしたほうがいいのかもしれない。投資家からプレッシャーがかかる可能性もあるでしょう、たぶん。

どのくらい統合プロセスに時間がかかるか、コストはどのくらいかかるかなど、今後の興味は尽きません。

鈴木敏仁 (04:06)
ペプシネックス



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