ウォルマートのドイツ撤退情報第二弾です。
モルガンスタンレーの予測によると、ドイツ事業失敗の総コストは25億ドルに達するのだそうです。メトロへの売却額の予測は試算評価額よりもかなり低い2億5000万ドルで、まあ、焼け石に水のようなもののようです。
(これはあくまでも予測で、ウォルマートは詳しい数値を公表していません。)
25億ドルとは、1ドル120円換算で3000億円です(笑)
これには損失として計上予定の10億ドルの撤退コストが含まれているのですが、それでもウォルマートは06年の業績目標を達成するだろうとのこと。
やはり巨人、規模が違う。
確かにドイツは赤字を垂れ流してきましたが、ウォルマート自体はずっと大きな黒字を計上してきたわけです。85店舗の売却など、たいしたものではない、ということですね。
ちょっとだけ感じることは、Retail is detail的なマインドがどんどん薄れているんじゃないかということですね。つまりこれだけのサイズになると、100店舗規模のスクラップなんて確かにたいしたものじゃないわけだけど、結果として、1店舗ずつ考える、1アイテムにこだわる、という文化が失われていくんじゃないかなと。
マクネア理論が実証されるときが来るのだろうか、なんてことをふと思いました。
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