2006年9月28日
P&GがSureブランドを売却

Sureはデオドラントのブランドです。特徴はユニセックスで無香料。
売却の理由は・・・
●売上高10億ドルを越える22のメガブランドを持つP&Gにとって、デオドラント市場の3%を占めるに過ぎないSureは、利益は出しているが、ポートフォリオ管理上マッチしなくなった。
●デオドラントには、女性用にSecretというナンバー1ブランド、男性用にOld Spiceと強いブランドがあるため、必要なくなった。

とまあ、こんなところです。

おもしろいのは、買った会社。Najafiという投資会社が買ったのですが、Pert Plusというフケ止めシャンプーリンスブランドをP&Gから買ったばかりなんです。

投資会社ですから、持ち続けるのではなくて、いつか売却して益を得ようとしている。

つまり、ブランドのオーバーホールを投資会社がやろうとしている。利益はそこそこ出てるんだけど、ポートフォリオ上合わなくなって手放したい、でも買収に手を上げるメーカーもいない、というようなブランドを投資会社がてこ入れするというわけです。

日本にはないですね、こういうの。いかにもアメリカらしい。
今回のSureが2つ目だそうなので、まだ端緒についたばかりでうまく行くのかどうかは分かりませんが、おもしろいトライアルです。

・・・・・・・・・・・・・・・ トラックバックメモ ・・・・・・・・・・・・・・・
▼タイトル:
P&Gマーケティングに見た環境変化への対応力
▼トラックバック先:
英語新聞ウォールストリートジャーナル(WSJ)から見た起業・ビジネスのヒント
▼内容:
10/15記事より。

P&G CEO Touts Brands' Durability

P&GのCEOであるラフリー氏は株主総会で、P...【続きを読む】

鈴木敏仁 (01:53)
ペプシネックス



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