2006年12月13日
カタログ配布量の増加が意味することは・・・

アメリカではカタログ販売は大きな市場の一つでした。シアーズが過去の代表格です。これは広大なアメリカで、交通手段が未成熟だった時代に、町まで買いに行かなくても済むというコンビニエンスを提供して定着したものです。

しかしネット販売が勃興し成長したことで、紙媒体はなくなるものと私は思っていました。
ところが、アメリカの郵送によるカタログの配布量は減るどころか年々増えているのだそうです。
05年は5.5%増の192億冊だったのですが、04年が5.3%増、03年が3.8%増で、年々増えている。(BW誌)

予想に反して増えている理由は、郵送で届けられた紙媒体を見て、ネットで買ってくれることを期待しているからなのだそうです。
これは確かにありえるかなと、自分の行動を振り返ってみて感じました。

この目的の変化は、誌面のデザインの変更にも現れているそうです。昔はアイテムをできるだけ掲載していたわけですが、今はネットに行けば商品をいくらでもチェックできるわけなので、いかに買う気を起こすかに重点が置かれている。いわば、ライフスタイルをイメージとして売るデザインとなっているわけです。
これも最近のカタログを見ると、確かにそうかなと思います。

最近やけにカタログが多くなったなと感じていたのですが、そういわけかと合点が行ったのでした。
またバーチャルがリアルを駆逐するわけではない、バーチャルとリアルはお互いに補完しあう関係なのだ、そんなことも思いました。

鈴木敏仁 (03:49)
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