メニューフードと言うカナダ本社のメーカーが製造したネコと犬のペットフードが、リコールになっていることはご存知の方もいることと思います。
この会社が作った商品を食べた猫が13匹、犬が1匹、腎不全で死亡したのだそう。ただし猫の9匹は、消費者からの苦情を受けて同社がテストした結果によるもので、FDAによると一般からの報告はこれからまだ増えることだろうとしています。
12月3日から3月6日までの間に製造された商品で、およそ6000万個、市場のおよそ1%くらいのボリュームになるそうです。
過去、およそ犬が100匹近く死亡したリコールもあり、事故の規模としてはそれほど大きなものではないのですが、今回のケースがユニークなのはブランド数の多さにあります。
トータルで95ブランド、その多くはリテーラーのPBなのですが、P&Gのアイムスやコルゲートのヒルズなど、NBメーカーによるプレミアムブランドも含まれていたのですね。
特にP&Gはアイムス43、ユーカヌバ25と、リコールSKU数が多かった。
露見したシークレットとは・・・こういったプレミアム商品が、リテーラーが作るPBと同じ工場で作られているのだと言うことです。同等にリコールされると言うことは、同じラインで作られたのかもしれないと消費者は思うでしょう。
プレミアムブランドとバリューブランドの製造者が同じというケースはまあ業界常識と言うか、よくあることなのですが、消費者は普通知りません。高いお金を支払うのですから、それなりの工場で作っているのだろうと思っているわけです。
今回のような多数のブランド名がリコールにからむというのはちょっとまれでして、そのおかげで意外な事実が出てきてしまったのでした。
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