8月の業績発表と同時に、来年度の新店予定数を明らかにしました。550店舗、リロケーションを差し引くと475店舗だそうです。
ちなみにウォルグリーンの期末は8月末なので、この新店数は来年度の投資プランということになります。
550店舗ということは、一日に1.5店舗ずつ毎日オープンさせて行くことを意味してます。ダラーゼネラルやファミリーダラーといったバリューディスカウントストア並みの怒涛の年間出店プランと言って良いのでが、本質的にはウォルグリーンのほうが相当格が上のような気がします。
まず薬剤師というプロフェッショナルを雇用するという難しさがある。バリューDSのように誰でもポンと運営できるような仕組みとは根本的な部分で異なっています。
次に、この出店を内部留保でまかなってしまっていることです。ウォルグリーンのバランスシートには長期借入金という項目が今でも存在しません。
CVSのように新しい骨組みを作ってゆくための大胆なM&Aを続ける企業と、コツコツとクッキーカッターのように同じ店を増殖し続けるウォルグリーンと、この好対照の2つの企業が上位を占めてしのぎを削っているところに、米ドラッグストア業界のおもしろさがあります。
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