シアーズが歳末商戦に向けて、カタログ配布を復活させるそうです。名称は'ウィッシュブック'、188ページと往年の800ページという分厚いカタログの4分の1のサイズで、半分は玩具だそう。
シアーズがカタログをやめたのは93年のことでした。この企業はもともとカタログ販売が出自ですから、オリジナルのビジネスをこの時点で捨てたわけですね。売上減が理由でした。
こういうエントリーを昨年末に書きました。
カタログ配布量の増加が意味することは・・・
ネットによってカタログが減るかと思いきや、ネットとリアルの相乗効果を狙って逆にカタログの配布量が増えている。
シアーズはカタログをやめた時点で、そういう時代が来るということを予測できなかったのでしょうね。
JCペニーはカタログを捨てず維持してますが、いまやネット販売の売上高が10億ドルを超えています。
この復活、シアーズの支持層だったシニアには受けるんじゃないでしょうか。あの懐かしのカタログの復活、という感じです。孫に買う玩具が売れるかも。でも売上に対するインパクトは短期的には限定的だろうなあ・・・。
長期的にどうするのか、ネットとのシナジーを狙って行くのか、このあたりを知りたいところです。
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