PB製造業者の業界団体、PLMAが開催しているカンファレンスでマッキンゼーが今後についての調査レポートを公開しました。レポートの名称は、New World of Brands: The Next Wave of Private Label。
今のトレンドが継続すると、金額ベースの平均シェアが今後10年間で現在の16%から24%へと増え、ナショナルブランドからプライベートブランドへと550億ドルがシフトする、と予測しているそうです。
ウェッグマンズ、セイフウェイ、HEバット、クローガーといったPB戦略で成功している企業は平均するとすでに22%近く、そして売上高成長率も高い。一方アルバートソンズやウィンディキシーといった調子を落としている企業のPB比率は平均値の16%を大きく下回っている。
PBとして可能性の高いカテゴリーは、ナチュラルチーズ、水、スナック/ナッツ、シリアル、ペーパータオル、乾電池、固形石鹸。
調子の良い企業と悪い企業を、PB比率ではかるという見方は新鮮でした。確かにPBで成功している企業の調子は良く、アルバートソンズやウィンディキシーはPB戦略で成功しているとは言えない
とりわけプレミアムポジションのPB戦略の成否がカギを握っているんじゃないでしょうか。
NBメーカーとの取引を有利にするために企業規模を拡大するだけではなく、その企業規模をPB拡大のてこ入れにも利用できた企業が調子が良い。そしてPBが強くなれば、NBメーカーとの取引を有利に進めることができるようになる。
やはりPBは小売業にとっては非常に重要な戦略です。
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