2008年1月 2日
[セントロプロパティーズ] デフォルトの危機で資本売却を検討

明けましておめでとうございます。
今年も皆様にとって、良き年になることを祈念しております。

さて本日のLAタイムズに、セントロプロパティーズというショッピングセンター専業の不動産会社が資本売却を検討しているという話が掲載されていました。オーストラリアで2番目の企業で、米国事業の規模は全米5位だそうです。サブプライム問題によるクレジットクランチ(貸し渋り)が原因だそうで、とすると流通業関連企業の最初の犠牲者となりそうな気配です。

米国事業の大部分は昨年40億ドルで買収したニュープランエクセルというリート(REIT)が占めているのですが、34億ドルに昇る借入れ金の借り換えが進まず、そのうちの一部が2/15にデッドラインを迎えるそう。デフォルトの危機に瀕しているというわけです。

ふと気づいて昨年の業界誌をめくってみたら、このセントロの幹部が特集記事の一面を飾ってました。40億ドルという巨大な買収で一気に大きくなった成長企業としてハイライトされてました

こういうニュースはこれから増えてくるじゃないでしょうか。まずは不動産会社に問題が発しましたが、流通企業にもじわじわ影響が出てくるかもしれません。バブルの波の最後尾でババを引いた会社がこれからデフォルトを起こすことになるわけですが、一方これをたたいて買ってうまく儲けてしまう勝ち組も出てくることと思います。

鈴木敏仁 (03:43)
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