ラスベガスの28店舗を閉鎖し撤退すると発表しました。アメリカでドラッグストアが撤退する場合、調剤の顧客データの売買が必ず付随するのですが、今回はウォルグリーンが買うそうです。
ちなみにこの売買されるデータを業界用語で、Prescription Fileと呼びます。
顧客データの売却先は決まりましたが、店舗についてはまだ決まっていないようで、売却するかサブリースするか、複数の企業と交渉中となってます。
ライトエイドは昨年6月にブルックス・エッカード(1,900店舗)を買収してますが、業績が良いとは言えず、大型買収に耐えられるのかどうか楽観論と悲観論が錯綜していました。負け組みが負け組みを買収するパターンで、私は厳しいだろうなあと思ってました。
ライトエイドがブルックス/エッカードを買収
07年度の第3四半期までで1億2681万ドルの赤字、営業キャッシュフローはさらに赤字、長期の借入れ金で息をついているという状態です。12月の既存店成長率は0.5%のマイナス、ウォルグリーンやCVSの高い数値と比較すると不振が目立ちます。
たぶん今回のラスベガスからの撤退は、ダウンサイジングの序章じゃないだろうかと思ってるんですが、どうでしょう。
ところで撤退店舗ですが、テスコあたりが手を上げるんじゃないでしょうか。こういうときのために、1万sqfというプロトタイプにしたんだろうと思ってます。
ただベガスのライトエイドはフリースタンディングとNSC出店でして、これにフィットするのかどうか。テスコの出店戦略を知るカギになるかもしれないですね。
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