2008年2月 8日
1月の成長率は過去最低水準

昨日、大手リテーラーが1月の既存店成長率を発表したのですが、多くの企業が予測を下回るマイナス成長で、消費の冷え込みが鮮明となってきました。
プラスだったのはウォルマートの0.5%増などの一部で、ほとんどの企業がマイナスでした。とくにアパレル系企業の落ち込みが目立ちます。ノードストロム6.6%減、コールズ8.3%減、リミテッド8.0%減など。おそらく最も数値の悪かったのがチコスFASの22%減でした。

ちなみにコストコは7.0%増・・・ただ一社、気を吐いてます。

国際ショッピングセンター協議会(ICSC)による43社の調査では平均0.5%増、トムソンファイナンシャルによる調査だと0.3%増、となってます。ICSCによると、1月の0.5%増は1970年に調査を始めて以来最低の水準だそうです。

アナリストが注目しているは、ギフトカードの使い方でした。プレゼントとしてギフトカードを贈るのがアメリカでは主流になりつつという話はここで何度かしていますが、12月のクリスマスプレゼントでもらったカードを1月に使う人が多いわけです。
ウォルマートによると、このカードを食品などの消耗品の買い物に使う人が多く、エレクトロニクスなどのウォンツ系商品を買う人が減ったのだそうです。また使うのを先延ばししている傾向も見えているそう。


ということで、アメリカ市場の消費減退は明らかとなりました。
すでに店舗閉鎖やリストラプランが続々と出てきてますが、これかれさらにそういうニュースが増えるんじゃないでしょうか。

鈴木敏仁 (01:30)
ペプシネックス



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